おさらい会
経堂駅から湯島駅に移動。
8月に第1回目の会があった、【喜多八と一琴のおさらい会】
本日は…記念すべき第2回です。
会場は、前回同様の、落語協会2階の黒門亭です。
墓参り後、経堂駅前のラーメン屋で、水餃子とザーサイをアテに…ちょっと一杯。墓参り中にも、故人がアルコールを嫌いじゃなかったので…缶ビールを1本飲んでいるので…正確には、2杯目でしたが…
共通の話題で高校の頃の話や、現在の自分達の生活話、もちろん故人の話をして…
『pm4:00頃落語会に行くから』と、友人2人と別れました。
当方あまりアルコールに強い方ではないので…
赤い顔して…落語を聴くのは…?
あまり好ましくないと思っていましたが…
移動中に顔の赤みは抜けてくれたので…やれやれでした。
が…
千代田線座っていたために…寝落ちしてしまいました。
危うく【湯島駅】を通り過ぎ、取手方面に…連れ去られるところでした。
[湯島駅の2つ手前の大手町駅で…覚醒]
pm5:00開場の10分前には、協会前に並んでいるお客様の列に仲間入り出来ました。
開場して、黒門亭内に入り、先ずは…会費\1500円をお支払い。
後で…一琴師匠が笑いにしていましたが…『本日、一番最初に来られたらお客様が、アソコのテーブルで、会計係をしてくださいました。次回12月の会で、会計係をおやりになりたい方は、ちょっと早めに、一番最初に並んでくださいね!』ですって…
さてさて落語会。
喜多八師匠と一琴師匠と2席ずつ。
たっぷり聴かせてくれました。
トップバッターは…
喜多八師匠
【おそのどん】?
ちょっと涼しくなってきたので、時期がズレますが、怪談話をと…語り始めました。
ある御店の旦那さん、商売も上手くいっており、外に、お妾さんまでこさえちゃっていました。
御店の奥さんが、これまた…出来た人で…
旦那さんが作ったお妾さんの『おその』を、御店に呼び寄せて、実の妹のように、可愛いがり。おそのさんも、おかみさんに、とても尽くしたそうです。
実に良い関係で御店もより繁盛していましたが…
幸せな日々は…長続きしないもので…
ある時、ちょっとした風邪をきっかけに、おかみさんが床に伏してしまった。あちこちの医師に看てもらったり、加持祈祷もしたが…一向に良くならず、枕も上がらない状態になる。
そして、忌まわの際、おかみさんは…あれこれと世話を焼いてくれるおそのさんの手を取り『おそのどん、旦那さんを頼みますよ』と一言残し亡くなってしまう。
バタバタと野辺の送りを済ませ、初七日が過ぎて、遺族も御店の奉公人も落ち着きをやっと取り戻した、そんなある晩。
おそのさんが…夜中にトイレへ、用を済ませ、手水場で手を洗おうとしたその時…
どこからかバサバサバサバサという音が…
次に、『おそのどん〜』という恨めしい声が…
慌てておそのさん、旦那さんの部屋に駆け込み、『旦那さん、おかみさんの声が…やはり、私恨まれているんだわ』
『何をバカな事を言って、あんなにお前は、おかみさんに尽くしたじゃないか』
と相手にしませんでした。
次の晩、今度は、旦那さんがトイレへ、すると、また、バサバサバサバサと音が…『おそのどん〜』とおかみさんの声。
その後、御店の奉公人の何人もが…同じおかみさんの声を聞き、怖がり始めてしまいます。
御店のほうも、夕方早くに店を閉め、夕食をサッサと済ませ、御店の奉公人みんなが…一番奥の部屋に集まり、ガタガタ震えながら、朝を待つようになってしまいました。
そんな状態になると、世間では、御店の悪いウワサが流れ、御店の商売も上手くいかなくなる。
ある晩旦那さんが番頭さんを呼び、『お前に今日は1つ頼みがある、決してイヤとは言わないでおくれよ』
『ハイ!旦那さんのためなら、たとえ火のなか水のなかです』
『じゃ〜あの毎晩出る幽霊を暴いてくれ』
『お暇を頂きとう存じます』
そんな会話の後、御店が持っている、長屋住人の浪人中のお侍さんに、この事を頼もうとなり。
番頭さんから長屋のお侍さんに幽霊の正体をと…依頼しました。
この長屋のお侍さんも、何ヶ月も家賃を貯めており、イヤとは言えず、引き受けました。
すぐにその晩早速お侍さんが御店に、皆が寝静まった夜中、例のトイレへ…
すると…バサバサバサバサと音が…
『おそのどん〜』の声も、さすがにお侍さんすかさず庭に出て『おそのどん〜』と声のする方に向かい。
『何奴だ、出てまいれ!』と腰に束さんでいた、刀をギラリと抜き構えます。刀を構えたお侍さんにビックリして、その前に一人の男が…
『何奴だ!』
『ただの商人でごさいます』
『お主だなぁ〜何故に、この御店に嫌がらせをする?恨みでも有るのか?』
『…』
『そこへ直れ、成敗してくれる』
斬られちゃたまらないもんだから…商人も…
『ただの商人です。商売をしているだけです』と斬られないように懇願します。
『商売とは何だ!』
『へぇ、そば・うどんを商いしております』
『そば・うどん?』
『おそば〜うどん〜と売り声で…』
『おそば〜うどん〜?おそのどん〜』
『幽霊の正体が【おそば〜うどん〜】であったか』
しばらくお侍さん考えた後に…
『証拠の品として、そちの首を持ち帰る!』
『えっ!それは、困ります!変わりに、息子を差し出させて頂きます』
『息子を…』
『ハイ!』
おもむろに、商人は、懐から袋に入ったものを取り出し、お侍さんに渡そうとします。
『なんじゃ?それは?』
『へぇ!そば粉にございます』
初めて聴く噺で…タイトルも不確かですが…
次に一琴師匠
【寝床】
休憩を挟み
喜多八師匠
【首提灯】
先週、[のれん噺]の会で聞きましたが…
この噺視覚的要素が多く、狭い黒門亭で見るとまた、格別なものでした。
とりに
一琴師匠、pm8:00に完全撤収のために…
短めの噺
次の第3回『喜多八・一琴のおさらい会』の予告もあり、次回を楽しみに…帰宅の徒につきました。
byHB
8月に第1回目の会があった、【喜多八と一琴のおさらい会】
本日は…記念すべき第2回です。
会場は、前回同様の、落語協会2階の黒門亭です。
墓参り後、経堂駅前のラーメン屋で、水餃子とザーサイをアテに…ちょっと一杯。墓参り中にも、故人がアルコールを嫌いじゃなかったので…缶ビールを1本飲んでいるので…正確には、2杯目でしたが…
共通の話題で高校の頃の話や、現在の自分達の生活話、もちろん故人の話をして…
『pm4:00頃落語会に行くから』と、友人2人と別れました。
当方あまりアルコールに強い方ではないので…
赤い顔して…落語を聴くのは…?
あまり好ましくないと思っていましたが…
移動中に顔の赤みは抜けてくれたので…やれやれでした。
が…
千代田線座っていたために…寝落ちしてしまいました。
危うく【湯島駅】を通り過ぎ、取手方面に…連れ去られるところでした。
[湯島駅の2つ手前の大手町駅で…覚醒]
pm5:00開場の10分前には、協会前に並んでいるお客様の列に仲間入り出来ました。
開場して、黒門亭内に入り、先ずは…会費\1500円をお支払い。
後で…一琴師匠が笑いにしていましたが…『本日、一番最初に来られたらお客様が、アソコのテーブルで、会計係をしてくださいました。次回12月の会で、会計係をおやりになりたい方は、ちょっと早めに、一番最初に並んでくださいね!』ですって…
さてさて落語会。
喜多八師匠と一琴師匠と2席ずつ。
たっぷり聴かせてくれました。
トップバッターは…
喜多八師匠
【おそのどん】?
ちょっと涼しくなってきたので、時期がズレますが、怪談話をと…語り始めました。
ある御店の旦那さん、商売も上手くいっており、外に、お妾さんまでこさえちゃっていました。
御店の奥さんが、これまた…出来た人で…
旦那さんが作ったお妾さんの『おその』を、御店に呼び寄せて、実の妹のように、可愛いがり。おそのさんも、おかみさんに、とても尽くしたそうです。
実に良い関係で御店もより繁盛していましたが…
幸せな日々は…長続きしないもので…
ある時、ちょっとした風邪をきっかけに、おかみさんが床に伏してしまった。あちこちの医師に看てもらったり、加持祈祷もしたが…一向に良くならず、枕も上がらない状態になる。
そして、忌まわの際、おかみさんは…あれこれと世話を焼いてくれるおそのさんの手を取り『おそのどん、旦那さんを頼みますよ』と一言残し亡くなってしまう。
バタバタと野辺の送りを済ませ、初七日が過ぎて、遺族も御店の奉公人も落ち着きをやっと取り戻した、そんなある晩。
おそのさんが…夜中にトイレへ、用を済ませ、手水場で手を洗おうとしたその時…
どこからかバサバサバサバサという音が…
次に、『おそのどん〜』という恨めしい声が…
慌てておそのさん、旦那さんの部屋に駆け込み、『旦那さん、おかみさんの声が…やはり、私恨まれているんだわ』
『何をバカな事を言って、あんなにお前は、おかみさんに尽くしたじゃないか』
と相手にしませんでした。
次の晩、今度は、旦那さんがトイレへ、すると、また、バサバサバサバサと音が…『おそのどん〜』とおかみさんの声。
その後、御店の奉公人の何人もが…同じおかみさんの声を聞き、怖がり始めてしまいます。
御店のほうも、夕方早くに店を閉め、夕食をサッサと済ませ、御店の奉公人みんなが…一番奥の部屋に集まり、ガタガタ震えながら、朝を待つようになってしまいました。
そんな状態になると、世間では、御店の悪いウワサが流れ、御店の商売も上手くいかなくなる。
ある晩旦那さんが番頭さんを呼び、『お前に今日は1つ頼みがある、決してイヤとは言わないでおくれよ』
『ハイ!旦那さんのためなら、たとえ火のなか水のなかです』
『じゃ〜あの毎晩出る幽霊を暴いてくれ』
『お暇を頂きとう存じます』
そんな会話の後、御店が持っている、長屋住人の浪人中のお侍さんに、この事を頼もうとなり。
番頭さんから長屋のお侍さんに幽霊の正体をと…依頼しました。
この長屋のお侍さんも、何ヶ月も家賃を貯めており、イヤとは言えず、引き受けました。
すぐにその晩早速お侍さんが御店に、皆が寝静まった夜中、例のトイレへ…
すると…バサバサバサバサと音が…
『おそのどん〜』の声も、さすがにお侍さんすかさず庭に出て『おそのどん〜』と声のする方に向かい。
『何奴だ、出てまいれ!』と腰に束さんでいた、刀をギラリと抜き構えます。刀を構えたお侍さんにビックリして、その前に一人の男が…
『何奴だ!』
『ただの商人でごさいます』
『お主だなぁ〜何故に、この御店に嫌がらせをする?恨みでも有るのか?』
『…』
『そこへ直れ、成敗してくれる』
斬られちゃたまらないもんだから…商人も…
『ただの商人です。商売をしているだけです』と斬られないように懇願します。
『商売とは何だ!』
『へぇ、そば・うどんを商いしております』
『そば・うどん?』
『おそば〜うどん〜と売り声で…』
『おそば〜うどん〜?おそのどん〜』
『幽霊の正体が【おそば〜うどん〜】であったか』
しばらくお侍さん考えた後に…
『証拠の品として、そちの首を持ち帰る!』
『えっ!それは、困ります!変わりに、息子を差し出させて頂きます』
『息子を…』
『ハイ!』
おもむろに、商人は、懐から袋に入ったものを取り出し、お侍さんに渡そうとします。
『なんじゃ?それは?』
『へぇ!そば粉にございます』
初めて聴く噺で…タイトルも不確かですが…
次に一琴師匠
【寝床】
休憩を挟み
喜多八師匠
【首提灯】
先週、[のれん噺]の会で聞きましたが…
この噺視覚的要素が多く、狭い黒門亭で見るとまた、格別なものでした。
とりに
一琴師匠、pm8:00に完全撤収のために…
短めの噺
次の第3回『喜多八・一琴のおさらい会』の予告もあり、次回を楽しみに…帰宅の徒につきました。
byHB
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