タクシー2
そんなこんなで…
雨のなか、タクシーを捕まえ、乗り込みました。
タクシー運転手『いゃ〜な雨ですねぇ〜』
当方『そうだね。でも雨じゃぁないと、タクシーには乗らなかったよ』
タ『じゃぁ〜私には、恵みの雨ですね』
当『そうだね』
タ『こんな雨降りや、寒さだと…体調維持が大変ですよ』
当『どこか悪いの?』
タ『年齢的に、目がしばしばするくらいでかねぇ〜』
当『ほかは?』
タ『全く問題無しですよ。タクシー運転手を始めて、3年ですが…それ以前から身体だけは、丈夫でしたから』
当『じゃ〜景気の悪い、サラリーマンからの転身組?』
タ『以前も20年近くドライバーをしていましたよ』
当『トラックに乗っていたんだぁ〜』
タ『えぇ〜』
当『以前に比べると荷物減っているものね』
タ『稼げなくなってきたので』
当『うちの会社に出入りしているヤマト運輸の人も、物流量が少ないってよく言うよ、ところで、トラックドライバーって、長距離だったの?』
タ『今話に出たヤマト運輸ではないですが…』
当『えっ!佐川?』
タ『えぇそうです』
当『20年近く佐川で仕事していたら、お金貯まったでしよう?』
タ『それが全然無いから、タクシー運転手をやっているんですよ』
当『佐川のドライバーって、毎日家に、寝に帰るだけで、お金を使う暇がないから、稼いだ分が、どんどん貯まるって聴いたんだけど…』
タ『確かに、家に寝に帰るだけでしたけどね』
当『じゃぁ〜貯まっているじゃない?』
タ『それがね…元嫁がね…みんな使っちゃって』
当『元嫁?離婚して、慰謝料ぶんどられたんだぁ…』
タ『慰謝料なんか、払えませんよ!』
当『???』
タ『あのね…私が仕事で出ますよね、家には寝に帰るだけです。給料を元嫁に管理してもらっていたら…私が仕事に出ている間に、バンバン使っちゃって…預金なんか全然していなくて…』
当『え・え・え?』
タ『だから…離婚になるし、慰謝料なんか払いませんよ』
当『・・・』
タ『結構な金額…何に使ったのかなぁ〜?だから…3年前から、心機一転タクシー運転手を始めたんですよ』
当『大変だったんだね』
タ『えぇ〜まぁ〜』
当『景気良くないけど、お互い頑張ろうね』
タ『ハイ!』
雨のため
たまたま乗り込んだタクシーで、それも、一番近い駅までの走行中の(支払いは、初乗りの710円でした)短時間で、人の人生のすべてでは無いけど、垣間見た気がします。
byHB
雨のなか、タクシーを捕まえ、乗り込みました。
タクシー運転手『いゃ〜な雨ですねぇ〜』
当方『そうだね。でも雨じゃぁないと、タクシーには乗らなかったよ』
タ『じゃぁ〜私には、恵みの雨ですね』
当『そうだね』
タ『こんな雨降りや、寒さだと…体調維持が大変ですよ』
当『どこか悪いの?』
タ『年齢的に、目がしばしばするくらいでかねぇ〜』
当『ほかは?』
タ『全く問題無しですよ。タクシー運転手を始めて、3年ですが…それ以前から身体だけは、丈夫でしたから』
当『じゃ〜景気の悪い、サラリーマンからの転身組?』
タ『以前も20年近くドライバーをしていましたよ』
当『トラックに乗っていたんだぁ〜』
タ『えぇ〜』
当『以前に比べると荷物減っているものね』
タ『稼げなくなってきたので』
当『うちの会社に出入りしているヤマト運輸の人も、物流量が少ないってよく言うよ、ところで、トラックドライバーって、長距離だったの?』
タ『今話に出たヤマト運輸ではないですが…』
当『えっ!佐川?』
タ『えぇそうです』
当『20年近く佐川で仕事していたら、お金貯まったでしよう?』
タ『それが全然無いから、タクシー運転手をやっているんですよ』
当『佐川のドライバーって、毎日家に、寝に帰るだけで、お金を使う暇がないから、稼いだ分が、どんどん貯まるって聴いたんだけど…』
タ『確かに、家に寝に帰るだけでしたけどね』
当『じゃぁ〜貯まっているじゃない?』
タ『それがね…元嫁がね…みんな使っちゃって』
当『元嫁?離婚して、慰謝料ぶんどられたんだぁ…』
タ『慰謝料なんか、払えませんよ!』
当『???』
タ『あのね…私が仕事で出ますよね、家には寝に帰るだけです。給料を元嫁に管理してもらっていたら…私が仕事に出ている間に、バンバン使っちゃって…預金なんか全然していなくて…』
当『え・え・え?』
タ『だから…離婚になるし、慰謝料なんか払いませんよ』
当『・・・』
タ『結構な金額…何に使ったのかなぁ〜?だから…3年前から、心機一転タクシー運転手を始めたんですよ』
当『大変だったんだね』
タ『えぇ〜まぁ〜』
当『景気良くないけど、お互い頑張ろうね』
タ『ハイ!』
雨のため
たまたま乗り込んだタクシーで、それも、一番近い駅までの走行中の(支払いは、初乗りの710円でした)短時間で、人の人生のすべてでは無いけど、垣間見た気がします。
byHB
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