10月24日(木曜日)
以前から一度行ってみたかった亭席【池之端しのぶ亭】に参加してみました。
この亭席は、三遊亭好楽(笑点メンバーのピンク)が建てた寄席で、当日の出演者は、三遊亭王楽。
好楽の息子。
言うなれば…〈自宅で落語会〉なのですが…
なかなかどうして、良い三席聞かせてもらいました。
【やかん】
『矢が飛んで来てカーン、矢が飛んで来てカーン』の噺です。
が…
噺の中に、武田信玄と上杉謙信の川中島の合戦の描写を、講釈調に、【息をも付かず】の調子で一気に語る。
なかなか圧巻でした。
【三味線栗毛】
本人blog談によると…柳家喜多八から教わった噺。
ラストの落ちの部分をアレンジしているとの事。
『金魚やぁ〜金魚』
『検校やぁ〜検校』
夏の江戸の街中の情景をしっかり映し出しでくれた一席です。
【庖丁】
滑稽噺です。
新しく若い彼女が出来たので女房と離縁するために、友達に間男をさせる。その現場に庖丁を持って亭主が現れて、離縁を成立させる。という筋書きが、女房にバレて…逆に女房と友達が結託。
状況が変わったのも知らず、飛び込んできた亭主は、女房と友達に家を追い出される。
一旦家を追い出さた元亭主が再び家に戻って来て…
置き忘れた『庖丁を返せ』『いったい庖丁で何しようってんだい?あたしらを刺そうっていうのかい?』『庖丁は…借りてきた魚屋に返す』
なかなか間抜けな落ちで笑えました。
終演後、王楽さん出口で見送り。
このスタイル姿勢には…感心させられます。
byHB
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