落語会
4月18日(金曜日)
月に一度のお楽しみ
人形町噺し問屋その四十七
【三遊亭兼好】の会
仕事を定時まで頑張り
ダッシュで人形町へ・・・
開演までの時間に余裕を持って会場入り。
\(^o^)/
なんと受付で、頂いたチケットの席番・・・
【A -12】一番前の列。
o(^o^)o
よ〜く見えましたよン♪
さて、落語会
開幕すると、三遊亭兼好師匠ぴんで登場
【あいさつ】
小保方さんのSTAP細胞記者会見。
三遊亭一派の雪解けの会。
開口一番で登場する柳亭 市助の師匠柳亭市馬師匠が落語協会の会長に6月に就任する話。
などなど 。
開口一番
柳亭 市助
【弥次郎】
ウソつき弥次郎が・・・
次から次へとウソにウソを重ねていきます!
三遊亭 兼好師匠
【錦の袈裟】
大好きな、与太郎噺ですが・・・
余り?な噺。
与太郎の存在感がいまいち希薄。
?のはずです。
3月9日に、この噺は、柳家小三治師匠のを聞いていたため、無意識に比べていたのかも?
噺の前半で・・・
与太郎が、自分のおかみさんに、『皆と吉原に行っていい?』
このあたりは・・・好きなのですけどね♪
仲入り
ふくろこうじ師匠
【クラウン】
パントマイムと曲芸とピエロを合わせたような芸。
一言も、【言葉】は有りません!
実は・・・
ふくろこうじ師匠のクラウン芸に参加したんですよ♪
ふくろこうじ師匠の演じているクラウン芸で、空の紙袋に、目に見えないボールが入る芸がありました。
目に見えないボールを、客席に投げて、投げ返してもらった、見えないボールを紙袋でキャッチする芸なんですが・・・
一人目のお客さんが投げ返した、目に見えないボールを見事に紙袋でキャッチ。
二人目のお客さんが、オイラだったのですが・・・
オイラが投げ返した、目に見えないボールは、遥か彼方まで飛んで行きクラウンのふくろこうじ師匠は、見えないボールの行方を客席に背を向け見送っていました。
客席が・・・多少湧いたので・・・
良しとしましょうね。
愉快な芸でした?
三遊亭 兼好師匠
【佐々木政談】
以前に、三遊亭王楽師匠から、この噺聞いた事があります。
南町奉行の佐々木信濃守が、配下の同心を連れ、江戸市中を視察していると、十二・三歳の子供たちの列が、前を通り過ぎる。
先頭を歩く子供は、竹の棒を左右に振りながら『寄れ〜ぃ・寄れ〜ぃ』と言っている。
その後ろには、二人の子供が、荒縄で後ろ手に縛られている。
どうやら奉行ごっこ?をしている様子。
奉行の佐々木信濃守は、興味を覚え、子供たちの列の後に続いて様子を見る。
広い空き地に出ると、子供たちは・・・
荒縄に縛られた二人を、敷いたムシロの上に座らせ、その前の左右に同心役の子供が座っている。
どうやら、お白州ごっこに場面が展開した様子。
そこへ、同心役の真ん中に一人の子供が・・・
南町奉行佐々木信濃守さまご出山〜の声のもと、現れる。
『これ、両名のもの、苦しゅうない、面を上げ〜い』
『は・はぁ〜』
『これ、両名のもの、調べによると、往来で喧嘩口論との事、何故に喧嘩になった?一人づつ訳を有り体に申せ』
『勝っちゃんが、あたいに一から十までに【つ】が付くか?って聞いてきて、答られないでいると、(ポカ)っと殴ってきたので、あたいは、(ポカ)っと殴りかえしました』
『勝っちゃんとやらは、どうじゃ?』
『ハイ、お奉行さま、あたいがこの子に一から十までに【つ】が付くか?と聞いて、答られないので、(ポカ)っと殴りました、するとこの子が、(ポカ)って殴り返してきたので、あたいは、この子を(ポカ・ポカ)と殴り返してやりました』
『何をくだらない事で喧嘩して、お上の手を煩わせおって・・・本日は、お上のご意向をもって赦すが、以後このような事で、喧嘩・口論したら、重き咎めにする!重々心得よ。両名のもの立ち回せ〜!』
お白州を出る時、勝っちゃんが・・・
『ところで、お奉行さま、一から十までに【つ】が付きますか?』
『全てに、【つ】は付くぞ』
『???、十には【つ】は付きませんよ♪』
『いや、付くぞ、奉行の申す事に偽りはない。【つ】を盗んだものがおる。一から十までかぞえてみろ!』
『ひとぉつ・ふたぁつ・みぃつ・よぉつ・いつつ』
『ほら!いつつには、【つ】が二つも付いておる。いつつの【つ】を十に回せば・・・全てに【つ】が付いておる』
なかなかの機知に佐々木信濃守はビックリ。
同行の同心に、『後日、あの奉行役の子供とその親、長屋の大家に、町役を奉行所に出頭させるよに・・・』
『はっ!』
後日、奉行所に出頭した四人。
当人の四郎吉以外の大人三人は、四郎吉がお奉行さまごっこをしていた為、おしかりを受けると思い込んでいる!
佐々木信濃守がお白州に現れる。
『これ、一同のもの、苦しゅうない、面を上げぇ〜』
『は・はぁ〜』
『これ、四郎吉、余が問う事に答えられるか?』
『ハイ!何でも答えられますが、お奉行さまは、そのような高い所で、あたいは、下のお白州の上、これじゃ位負けしてしまいます。お奉行さまと同じ所でしたら、何でも答えられますよ』
『あはははぁ〜これは道理じゃな。ここへ参れ。』
『ハイ!』
『では、四郎吉、天に有る星がいくつある?』
『お奉行さまに申し上げます。このお白州の砂利はいくつ有りますか?手に取れる砂利の数を数えられないのに、手の届かない星の数は、数えられません』
『そうじゃの〜では、天に昇り星を数えてまいれ』
『お奉行さまに申し上げます。あたいはまだ子供ですので、大人を一人同行させて下さい。そして江戸を離れる訳だから、道中手形を出して下さい。』
『ほれ、ここに饅頭がある。食せよ。』
『ハイ!ありがとうございます。』
『ところで、その饅頭が乗った三方、四角なのに何故に三方と申す?』
『お奉行さまに申し上げます。こちらにいる与力、一人でも【よりき】と申します。』
『そちは、父親と母親どちが好きか?』
『お奉行さまに申し上げます。今頂いている饅頭、二つに割ります。右と左どちらが美味しいですか?』
『では、あそこにある屏風に描かれておる仙人、何か申しておる、何と申しておるか聞いて参れ』
『お奉行さまに申し上げます。あの仙人は、お奉行さまをバカだと申しております。なぜなら、屏風に描かれた仙人がものを申す訳がないと・・・』
四郎吉の父親に、佐々木信濃守は・・・
『そちは、良いせがれを持ったのぉ〜四郎吉はいくつになる?』
『ハイ!十三になります。
』
『それでは、四郎吉を十五歳までそちに預ける。十五になったら、この奉行が近習として召し抱える。』
四郎吉の出世の噺。
佐々木政談の一席でございます。
By HB
月に一度のお楽しみ
人形町噺し問屋その四十七
【三遊亭兼好】の会
仕事を定時まで頑張り
ダッシュで人形町へ・・・
開演までの時間に余裕を持って会場入り。
\(^o^)/
なんと受付で、頂いたチケットの席番・・・
【A -12】一番前の列。
o(^o^)o
よ〜く見えましたよン♪
さて、落語会
開幕すると、三遊亭兼好師匠ぴんで登場
【あいさつ】
小保方さんのSTAP細胞記者会見。
三遊亭一派の雪解けの会。
開口一番で登場する柳亭 市助の師匠柳亭市馬師匠が落語協会の会長に6月に就任する話。
などなど 。
開口一番
柳亭 市助
【弥次郎】
ウソつき弥次郎が・・・
次から次へとウソにウソを重ねていきます!
三遊亭 兼好師匠
【錦の袈裟】
大好きな、与太郎噺ですが・・・
余り?な噺。
与太郎の存在感がいまいち希薄。
?のはずです。
3月9日に、この噺は、柳家小三治師匠のを聞いていたため、無意識に比べていたのかも?
噺の前半で・・・
与太郎が、自分のおかみさんに、『皆と吉原に行っていい?』
このあたりは・・・好きなのですけどね♪
仲入り
ふくろこうじ師匠
【クラウン】
パントマイムと曲芸とピエロを合わせたような芸。
一言も、【言葉】は有りません!
実は・・・
ふくろこうじ師匠のクラウン芸に参加したんですよ♪
ふくろこうじ師匠の演じているクラウン芸で、空の紙袋に、目に見えないボールが入る芸がありました。
目に見えないボールを、客席に投げて、投げ返してもらった、見えないボールを紙袋でキャッチする芸なんですが・・・
一人目のお客さんが投げ返した、目に見えないボールを見事に紙袋でキャッチ。
二人目のお客さんが、オイラだったのですが・・・
オイラが投げ返した、目に見えないボールは、遥か彼方まで飛んで行きクラウンのふくろこうじ師匠は、見えないボールの行方を客席に背を向け見送っていました。
客席が・・・多少湧いたので・・・
良しとしましょうね。
愉快な芸でした?
三遊亭 兼好師匠
【佐々木政談】
以前に、三遊亭王楽師匠から、この噺聞いた事があります。
南町奉行の佐々木信濃守が、配下の同心を連れ、江戸市中を視察していると、十二・三歳の子供たちの列が、前を通り過ぎる。
先頭を歩く子供は、竹の棒を左右に振りながら『寄れ〜ぃ・寄れ〜ぃ』と言っている。
その後ろには、二人の子供が、荒縄で後ろ手に縛られている。
どうやら奉行ごっこ?をしている様子。
奉行の佐々木信濃守は、興味を覚え、子供たちの列の後に続いて様子を見る。
広い空き地に出ると、子供たちは・・・
荒縄に縛られた二人を、敷いたムシロの上に座らせ、その前の左右に同心役の子供が座っている。
どうやら、お白州ごっこに場面が展開した様子。
そこへ、同心役の真ん中に一人の子供が・・・
南町奉行佐々木信濃守さまご出山〜の声のもと、現れる。
『これ、両名のもの、苦しゅうない、面を上げ〜い』
『は・はぁ〜』
『これ、両名のもの、調べによると、往来で喧嘩口論との事、何故に喧嘩になった?一人づつ訳を有り体に申せ』
『勝っちゃんが、あたいに一から十までに【つ】が付くか?って聞いてきて、答られないでいると、(ポカ)っと殴ってきたので、あたいは、(ポカ)っと殴りかえしました』
『勝っちゃんとやらは、どうじゃ?』
『ハイ、お奉行さま、あたいがこの子に一から十までに【つ】が付くか?と聞いて、答られないので、(ポカ)っと殴りました、するとこの子が、(ポカ)って殴り返してきたので、あたいは、この子を(ポカ・ポカ)と殴り返してやりました』
『何をくだらない事で喧嘩して、お上の手を煩わせおって・・・本日は、お上のご意向をもって赦すが、以後このような事で、喧嘩・口論したら、重き咎めにする!重々心得よ。両名のもの立ち回せ〜!』
お白州を出る時、勝っちゃんが・・・
『ところで、お奉行さま、一から十までに【つ】が付きますか?』
『全てに、【つ】は付くぞ』
『???、十には【つ】は付きませんよ♪』
『いや、付くぞ、奉行の申す事に偽りはない。【つ】を盗んだものがおる。一から十までかぞえてみろ!』
『ひとぉつ・ふたぁつ・みぃつ・よぉつ・いつつ』
『ほら!いつつには、【つ】が二つも付いておる。いつつの【つ】を十に回せば・・・全てに【つ】が付いておる』
なかなかの機知に佐々木信濃守はビックリ。
同行の同心に、『後日、あの奉行役の子供とその親、長屋の大家に、町役を奉行所に出頭させるよに・・・』
『はっ!』
後日、奉行所に出頭した四人。
当人の四郎吉以外の大人三人は、四郎吉がお奉行さまごっこをしていた為、おしかりを受けると思い込んでいる!
佐々木信濃守がお白州に現れる。
『これ、一同のもの、苦しゅうない、面を上げぇ〜』
『は・はぁ〜』
『これ、四郎吉、余が問う事に答えられるか?』
『ハイ!何でも答えられますが、お奉行さまは、そのような高い所で、あたいは、下のお白州の上、これじゃ位負けしてしまいます。お奉行さまと同じ所でしたら、何でも答えられますよ』
『あはははぁ〜これは道理じゃな。ここへ参れ。』
『ハイ!』
『では、四郎吉、天に有る星がいくつある?』
『お奉行さまに申し上げます。このお白州の砂利はいくつ有りますか?手に取れる砂利の数を数えられないのに、手の届かない星の数は、数えられません』
『そうじゃの〜では、天に昇り星を数えてまいれ』
『お奉行さまに申し上げます。あたいはまだ子供ですので、大人を一人同行させて下さい。そして江戸を離れる訳だから、道中手形を出して下さい。』
『ほれ、ここに饅頭がある。食せよ。』
『ハイ!ありがとうございます。』
『ところで、その饅頭が乗った三方、四角なのに何故に三方と申す?』
『お奉行さまに申し上げます。こちらにいる与力、一人でも【よりき】と申します。』
『そちは、父親と母親どちが好きか?』
『お奉行さまに申し上げます。今頂いている饅頭、二つに割ります。右と左どちらが美味しいですか?』
『では、あそこにある屏風に描かれておる仙人、何か申しておる、何と申しておるか聞いて参れ』
『お奉行さまに申し上げます。あの仙人は、お奉行さまをバカだと申しております。なぜなら、屏風に描かれた仙人がものを申す訳がないと・・・』
四郎吉の父親に、佐々木信濃守は・・・
『そちは、良いせがれを持ったのぉ〜四郎吉はいくつになる?』
『ハイ!十三になります。
』
『それでは、四郎吉を十五歳までそちに預ける。十五になったら、この奉行が近習として召し抱える。』
四郎吉の出世の噺。
佐々木政談の一席でございます。
By HB
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