1月11日落語会2
三遊亭 兼好師匠
【鈴ヶ森】
兼好師匠から二回目?三回目?に聞いていますが・・・
大好きな噺なんです
\(^o^)/
マクラでは・・・
兼:『最近、アッチコッチに防犯カメラがあり、はじめは、防犯カメラに写り込むのがイヤだったが・・・
最近では、防犯カメラに向いVサインをするようになった・・・
警察内で、防犯カメラをチェックする担当の係りの人に向けて、普段も着物姿の私がVサイン!
警察ではきっと・・・『何者だぁ・・・?』って、話題になるはず・・・
ある時、防犯カメラをチェックする係員が寄席に来て・・・私を見ると・・・
『あっ!あいつだ!』になる・・・』
兼:『そろそろ、受験シーズンになりますが・・・
試験問題用紙を刑務所内で印刷されているらしい・・・
試験問題が外部に漏れることは・・・無いでしょうからねぇ〜
イタリアで成功した例が有るのですが、刑務所内でお酒を造った・・・
人件費がかかりませんからね・・・
日本の刑務所でも、醸造を試してみれば・・・
『エビスビール』に対し『小菅ビール』やら、お酒の『鬼ごろし』に対して『人ごろし』なんてネーミングは・・・?』
兼:『落語では、よくあるドロボウの噺。
人(お客様)を取り込むという事で、おめでたいとされています』
警察や刑務所の話は、ドロボウ噺の振りだった訳ですねぇ〜
兼好師匠の【鈴ヶ森】では、ドロボウの親分とチョッと間抜けな新米の手下ドロボウとの家業に対するかけ離れた温度差が楽しいんですよね・・・
この間抜けな新米ドロボウ、業界(ドロボウ業界)用語を全く理解していない!
親方に言われた通りに、【抜き足・差し足・忍び足】を実行するが・・・それは、空き巣に入る時に、物音を立てないようにする為なのだが・・・自分の家を出て直ぐに、【抜き足・差し足・忍び足】を始めるもんだから・・・空き巣に入る頃には、すっかり夜が開けてしまう♪それに、ドロボウに入る隣町に着くまでに、二回も足がつったりして、空き巣に入った家では、家族揃って朝ごはん中だし・・・
以下のように、噺の冒頭からトンチンカンが炸裂します。
親:『見込みが無いからカタギになるか・・・?』
手下:『マタギ?ウサギ位ならOK ですけど・・・クマみたいに大きいのは・・・?』
こんな聞き違いから・・・
親:『おむすびを持って行くぞ!』
手下:『・・・?』
親:『舅にくれてやるんだよ!』
手下:『舅って・・・女房の親ですよね・・・?』
親:『舅は、犬の符丁だよ♪吠えると舅みたいにうるさいだろ〜♪』
やら・・・
親:『顔を作れ!』
手下:『・・・?』
親:『ひげを描くんだよ♪』
やら・・・
親:『ドスを呑んどけ!』
手下:『・・・?』
親:『ドスを呑んどけ!って言っているんだ!』
手下: 短刀を自分の口から呑もうと試みる♪ 『無理です!』
親:『ドスを懐に入れとけ!っう事だ!』
など・・・
そして、親方子分連れだって、鈴ヶ森まで、追いはぎをしに出張る。
道々現地に到着するまでに、追いはぎの口上を教えられる♪
『お〜ぃ旅人!お〜ぃ旅人!知って通ったか?知らずに通ったか?明けの元朝から暮れの晦日まで、おらぁ〜の頭の縄張りだ!知って通れば命は無い!知らずに通れば命だけは助けてやる!その代わり身ぐるみ脱いで置いていけ!イヤとぬかせば最後の助、2尺8寸段開物をうぬが腹にお見舞ぇ申す!』
この口上が好きで、仕事中、車を運転しながら・・・『お〜ぃ旅人!お〜ぃ旅人!』って、やっていたりするんですわ・・・
\(^o^)/
全文暗記は無理ですけどね♪
『身ぐるみ脱いで置いていけ!』がキーワードになって、オチに繋がるんですよねぇ〜♪
仲入り
YMO アンサンブル
【アカペラ】歌
兼好師匠とは、好二郎(二つ目)時代、豪華客船のパシフィックビーナス号で、大阪→韓国二ヵ所→大阪の航海でのエンターテイメント芸人として一緒になった。
そんなご縁で、本日ゲストに呼んでもらったそうです。
披露してくれた歌は・・・
花・赤トンボ・雪・冬景色・上を向いて歩こう
以上の5曲を歌い終わると、客席から・・・
『今日は兼好師匠の誕生日だから、【ハッピバースデー兼好】をお願いします!』のリクエストが・・・
依頼主を見ると、人形町の兼好師匠の独演会の常連さんでした。
三遊亭 兼好師匠
【徂徠豆腐】
マクラでは・・・
兼:『正月ですが・・・凧上げ・独楽回しなどの光景を見かけなくなった、凧上げや独楽回しをする場所が無くなったからか・・・?
子供の声がうるさいっていう方がいますが、私は大丈夫。ただし、子供独特のしつこさに腹が立つ!同じ言葉の繰り返しですから・・・
自宅で、噺の稽古をするんですが、同じ噺を繰り返し繰り返し・・・すると、マンションの隣の住人が怒鳴り混んできた!『すみません♪』って謝ったら・・・『噺を変えて!』ですって、同じ噺の繰り返しでしたから・・・』
【徂徠豆腐】では、腹ペコの武家の荻生徂徠が豆腐屋を呼び寄せる時、ヘナヘナと、手を降りながら『と〜ふやさ〜ん』の仕草や・・・
豆腐を二丁デロデロと食べて『お銭を取る豆腐屋さんなの?』や翌日には、『昨日のお銭を覚えている豆腐屋さんなの?』になり、いつも細かい金が無いと言われ、お釣りを準備して行くと『お釣りを持っている豆腐屋さんなの?』と、荻生徂徠のキャラクター設定が兼好師匠流アレンジなんですかねぇ〜♪
その荻生徂徠、自称『豆腐っ食い』と称し、その理由に、【皮を剥くこともない】や【骨が刺さることもない】と・・・
豆腐を食べるのに、発生しない心配事を敢えて上げたり・・・
冬の時期的に、火事が起こり、貰い火で豆腐屋の店を失う豆腐屋さんの吉兵衛さん、豆腐家業の親方の家に身を寄せていると・・・
大工の頭が送り主の名前を告げず、10両の大金を置いていく♪
送り主が分からないために、【置いてけドロボウ】の嫌疑までかけたりして・・・
置いていった10両を使った頃に
再び現れ、10両を返してくれ・・・返せない金の変わりに、おかみさんを方に連れていかれる・・・?
まんざら、その気になっている勘違いのおかみさんのニコニコも楽しい表現です。
By HB
【鈴ヶ森】
兼好師匠から二回目?三回目?に聞いていますが・・・
大好きな噺なんです
\(^o^)/
マクラでは・・・
兼:『最近、アッチコッチに防犯カメラがあり、はじめは、防犯カメラに写り込むのがイヤだったが・・・
最近では、防犯カメラに向いVサインをするようになった・・・
警察内で、防犯カメラをチェックする担当の係りの人に向けて、普段も着物姿の私がVサイン!
警察ではきっと・・・『何者だぁ・・・?』って、話題になるはず・・・
ある時、防犯カメラをチェックする係員が寄席に来て・・・私を見ると・・・
『あっ!あいつだ!』になる・・・』
兼:『そろそろ、受験シーズンになりますが・・・
試験問題用紙を刑務所内で印刷されているらしい・・・
試験問題が外部に漏れることは・・・無いでしょうからねぇ〜
イタリアで成功した例が有るのですが、刑務所内でお酒を造った・・・
人件費がかかりませんからね・・・
日本の刑務所でも、醸造を試してみれば・・・
『エビスビール』に対し『小菅ビール』やら、お酒の『鬼ごろし』に対して『人ごろし』なんてネーミングは・・・?』
兼:『落語では、よくあるドロボウの噺。
人(お客様)を取り込むという事で、おめでたいとされています』
警察や刑務所の話は、ドロボウ噺の振りだった訳ですねぇ〜
兼好師匠の【鈴ヶ森】では、ドロボウの親分とチョッと間抜けな新米の手下ドロボウとの家業に対するかけ離れた温度差が楽しいんですよね・・・
この間抜けな新米ドロボウ、業界(ドロボウ業界)用語を全く理解していない!
親方に言われた通りに、【抜き足・差し足・忍び足】を実行するが・・・それは、空き巣に入る時に、物音を立てないようにする為なのだが・・・自分の家を出て直ぐに、【抜き足・差し足・忍び足】を始めるもんだから・・・空き巣に入る頃には、すっかり夜が開けてしまう♪それに、ドロボウに入る隣町に着くまでに、二回も足がつったりして、空き巣に入った家では、家族揃って朝ごはん中だし・・・
以下のように、噺の冒頭からトンチンカンが炸裂します。
親:『見込みが無いからカタギになるか・・・?』
手下:『マタギ?ウサギ位ならOK ですけど・・・クマみたいに大きいのは・・・?』
こんな聞き違いから・・・
親:『おむすびを持って行くぞ!』
手下:『・・・?』
親:『舅にくれてやるんだよ!』
手下:『舅って・・・女房の親ですよね・・・?』
親:『舅は、犬の符丁だよ♪吠えると舅みたいにうるさいだろ〜♪』
やら・・・
親:『顔を作れ!』
手下:『・・・?』
親:『ひげを描くんだよ♪』
やら・・・
親:『ドスを呑んどけ!』
手下:『・・・?』
親:『ドスを呑んどけ!って言っているんだ!』
手下: 短刀を自分の口から呑もうと試みる♪ 『無理です!』
親:『ドスを懐に入れとけ!っう事だ!』
など・・・
そして、親方子分連れだって、鈴ヶ森まで、追いはぎをしに出張る。
道々現地に到着するまでに、追いはぎの口上を教えられる♪
『お〜ぃ旅人!お〜ぃ旅人!知って通ったか?知らずに通ったか?明けの元朝から暮れの晦日まで、おらぁ〜の頭の縄張りだ!知って通れば命は無い!知らずに通れば命だけは助けてやる!その代わり身ぐるみ脱いで置いていけ!イヤとぬかせば最後の助、2尺8寸段開物をうぬが腹にお見舞ぇ申す!』
この口上が好きで、仕事中、車を運転しながら・・・『お〜ぃ旅人!お〜ぃ旅人!』って、やっていたりするんですわ・・・
\(^o^)/
全文暗記は無理ですけどね♪
『身ぐるみ脱いで置いていけ!』がキーワードになって、オチに繋がるんですよねぇ〜♪
仲入り
YMO アンサンブル
【アカペラ】歌
兼好師匠とは、好二郎(二つ目)時代、豪華客船のパシフィックビーナス号で、大阪→韓国二ヵ所→大阪の航海でのエンターテイメント芸人として一緒になった。
そんなご縁で、本日ゲストに呼んでもらったそうです。
披露してくれた歌は・・・
花・赤トンボ・雪・冬景色・上を向いて歩こう
以上の5曲を歌い終わると、客席から・・・
『今日は兼好師匠の誕生日だから、【ハッピバースデー兼好】をお願いします!』のリクエストが・・・
依頼主を見ると、人形町の兼好師匠の独演会の常連さんでした。
三遊亭 兼好師匠
【徂徠豆腐】
マクラでは・・・
兼:『正月ですが・・・凧上げ・独楽回しなどの光景を見かけなくなった、凧上げや独楽回しをする場所が無くなったからか・・・?
子供の声がうるさいっていう方がいますが、私は大丈夫。ただし、子供独特のしつこさに腹が立つ!同じ言葉の繰り返しですから・・・
自宅で、噺の稽古をするんですが、同じ噺を繰り返し繰り返し・・・すると、マンションの隣の住人が怒鳴り混んできた!『すみません♪』って謝ったら・・・『噺を変えて!』ですって、同じ噺の繰り返しでしたから・・・』
【徂徠豆腐】では、腹ペコの武家の荻生徂徠が豆腐屋を呼び寄せる時、ヘナヘナと、手を降りながら『と〜ふやさ〜ん』の仕草や・・・
豆腐を二丁デロデロと食べて『お銭を取る豆腐屋さんなの?』や翌日には、『昨日のお銭を覚えている豆腐屋さんなの?』になり、いつも細かい金が無いと言われ、お釣りを準備して行くと『お釣りを持っている豆腐屋さんなの?』と、荻生徂徠のキャラクター設定が兼好師匠流アレンジなんですかねぇ〜♪
その荻生徂徠、自称『豆腐っ食い』と称し、その理由に、【皮を剥くこともない】や【骨が刺さることもない】と・・・
豆腐を食べるのに、発生しない心配事を敢えて上げたり・・・
冬の時期的に、火事が起こり、貰い火で豆腐屋の店を失う豆腐屋さんの吉兵衛さん、豆腐家業の親方の家に身を寄せていると・・・
大工の頭が送り主の名前を告げず、10両の大金を置いていく♪
送り主が分からないために、【置いてけドロボウ】の嫌疑までかけたりして・・・
置いていった10両を使った頃に
再び現れ、10両を返してくれ・・・返せない金の変わりに、おかみさんを方に連れていかれる・・・?
まんざら、その気になっている勘違いのおかみさんのニコニコも楽しい表現です。
By HB
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