2月11日落語会2
三遊亭 兼好師匠 【孝行糖】
マクラでは・・・
兼:『この時期は、受験シーズンです。たとえ、結果が悪くても気に病む事はないです・・・
東大・京大・早稲田などを卒業して、噺家になる方もいらっしゃいますから・・・』
兼好師匠自身も大学卒で、サラリーマンを経験してからの噺家への転身でしたからね♪
\(^o^)/
兼:『スキージャンプのサラちゃん、体育大学の大学生なんですね、【飛び級】で大学に入っているんですが・・・スキージャンプの選手だから、【飛び級】で良いですけど、野球の選手なら・・・一浪(イチロー)ですものね・・・♪』
大学受験の合否は、このオチに持っていきたかった振りだったのか!
兼:『新聞に、国公立の問題を起こした学校の先生の処分が掲載されるんですが・・・
授業中、椅子をガタガタする生徒が居たので、注意したが、ガタガタを止めない、次に怒ったが、怒ってもダメ、最後に、立たせたまま、授業を受けさせた!
これが要因で、この先生は、減俸になった・・・これは、先生が可哀想ですよね!
別の39才の女性の先生は、フォアグラを万引きして、解雇された、行く行くは、校長候補だった先生だが・・・校長がガチョウを・・・ねぇ〜♪
ワイセツ行為をして、解雇された先生が、情熱が有るから、職場復帰をしたいと願い出ている!その理由が・・・女学生が好きだから♪これは、ダメですよね!
逆にこのワイセツ先生を職場復帰させれば・・・『やっべぇ〜!ワイセツが見ている!ボタンを留めなきゃ!ワイセツされちゃう!』って、女子高生の服装の乱れを改善出来るかも・・・?』
噺は、先月、1月末に三遊亭萬橘師匠から聞いた♪【孝行糖】
与太郎噺だと、当方の食いつき方が違います!
\(^o^)/
大家さんをはじめ、長屋の店子達が、知恵を出し合って、与太郎に出来る仕事を皆で考え、衣装(ユニフォーム?)から鳴り物の道具まで、皆で手分けして、揃えてあげたりして・・・
この噺の中の与太郎・・・皆に愛されている様子が良く分かります!
\(^o^)/
お客が与太郎から(孝行糖)を買うとき・・・
客:『年は幾つだ?』
与:『お向かいの金チャンと同い年!』
客:『金チャンは、幾つなんだい?』
与:『他の人は・・・知らない!』
こんな調子で飴を売り歩く与太郎ですが、母親孝行で、お奉行様に評され、あおざし五貫文を頂戴した孝行息子の飴屋さんと言うことで、よく飴が売れた♪
飴がよく売れると、与太郎自身に仕事の張り合いが出て、風だろうと、雨だろうと、暑かろうと、寒かろうと・・・サボる事なく一生懸命仕事に励む♪
このような仕事への姿勢は、与太郎に学ぶべきものが有りますね♪
落語会会場は、笑いに包まれていましたが、客席で、当方この健気で、前向きな与太郎噺を聞きながら、一人涙しておりました♪
仲入り
ホンキートンク 【漫才】
ホンキートンクの名前の由来が、【安酒場】という意味だそうです。(アメリカ南部地方のスラング)
日本語に訳すと・・・【さくら水産】ですって♪
芸歴も長く、兼好師匠が二つ目の好二郎時代からの付き合いですって・・・
楽しい漫才で、ホッと息抜きさせて貰いました♪
三遊亭 兼好師匠 【明烏】
マクラでは・・・
兼:『皇室の佳子様が、手話の狂言を御覧になられ・・・
インタビューで『ご感想は?』の質問に
佳:『笑いました♪』
性格的に、笑い上戸なのではないでしょうか?
手話の狂言で、お笑いになるようでしたら・・・是非に【落語】も・・・
何事も、初めてが肝心です。
【落語】は、上手←→下手の振り幅が大きいですから・・・下手な落語は・・・軽い拷問ですから・・・♪』
次に、初めての話繋がりで・・・
兼:『食べ物でも、初めてとなると、その後の好き嫌いに繋がる事があります。
給食で【酢豚】が出た時、豚肉だと思って口に入れたカタマりが、パイナップルだった、パイナップルは、見て、パイナップルなんだなぁ〜♪と思いながら食べると、パイナップルを味わえますが、豚肉だと思って食べたのがパイナップルなら・・・どうですか?』
肉の味わいを想定しながら、パイナップルの甘味が口に広がると・・・チョッとした、パニックに陥るかも知れませんね♪
兼:『大学に入学して、東京に出てきて、大学で、友達が出来ました♪東京の人は、どこか冷たい印象が有りまして、田舎みたいに、ベタベタしなくて良かったのですが・・・実は、その友達は、東京の人だど思っていましたが・・・東京の人ではなく、山口県出身でした・・・【長州か!?】』
兼好師匠の出身地は、会津で・・・長州とは、敵同士の間柄ですから・・・
こんなマクラから噺に入っていきました♪
町の札付き、源平・太助からすると、日本橋田所町の大店日向屋の若旦那の時次郎は、(石橋で転ぼうものなら、石橋の方が『痛い』)ってなもんだと思われている。
時次郎の『堅さ』を心配した、日向屋の親旦那、時次郎には、『大人の遊び・酒や博奕をやってみな!もし、誘われたなら、チョッとはやってみる、付き合ってみる事が肝心だよ』と大人の付き合いを勉強するようにと、諭す♪
そして、親旦那は、源平・太助に跡取り息子の時次郎を吉原に連れていってくれと依頼。
そんな依頼を受けた町の札付き二人は、時次郎を(お稲荷さん詣でに行こう)と誘う♪
時次郎は、何も知らされずに、吉原に到着し、楼に・・・
源平が、楼の女将に時次郎を連れてきた事を話す時・・・
源:『今日はな、女将、オモシロイのを連れてきた♪』
女:『ぞうさん?』
この切り返しが兼好師匠の落語の真骨頂なのでしょうか?
スンゴイ!クセ玉を噺に放り込みますから・・・♪
楼に上がり、飲食をしているうちに、流石の堅物時次郎も、ここが何処か分かってしまい、揚げ句の果てに『帰りたい!』と泣き出す始末。
そこで、太助が止めるにも関わらず、花魁や皆の前で、時次郎に話をするように仕向ける源平・・・すると・・・
時:『ここが何処か分かっていますよ!以前読んだ書物によると、上州におさよと言う娘がいて、父親が亡くなり、母親は病気に・・・その病気の母親に人参を飲ませるために、身売りをしたのが、ここ吉原でしょ〜!近寄らないで下さい、病気がうつる〜!』と大騒ぎ。
帰りたい!と騒ぐ時次郎に、大門から入って来るときに、大門に居た役人に【何人連れか、人相風体】を記録されているので、一人で帰ろうものなら、大門の役人に怪しまれ、縛られてしまう!明日の朝に一緒に帰りましょう♪と諭される。
不承不承でいる時次郎を相方の花魁が上手に誘い、それぞれ各自の部屋にお引けとなる。
カラス『カァ〜』で夜が明けて・・・
このセリフがタイトル【明烏】に結び付くのですか・・・?
源平・太助それぞれの部屋から出てきて、若旦那時次郎の部屋に行く♪
太:『昨晩は、どうだった?』
源:『どうもこうも有るかい!一晩中お小言だぜ!吉原に来て、楼に上がり、一晩中布団の上でお小言だぜ!チョッとでも、手を出そうものなら・・・『病気が移るんでしょ!』ってこうだもん!』
太:『若旦那は、どうなった?』
源:『なんでも、店の若衆によるとな、昨晩は、若旦那の部屋から三回悲鳴が上がったそぅだぁ〜♪
一回目が【助けて〜!】
二回目が【いゃ〜!】
三回目が【おかぁ〜さん〜!】だってよ』
こんな話をしながら、源平・太助が若旦那時次郎の部屋に行くと・・・
すっかり花魁と仲良しなった、時次郎が花魁と一緒の布団の中から・・・
時:『おはようございまちゅ〜♪』やら
時:『夜がもっと長ければ・・・吉原って良い所ですね』などと・・・
一晩でこの変わり様・・・
この後にオチなりますが・・・
兼好師匠の【明烏】聞くのは二回目になりますが・・・
益々兼好師匠流の噺として、また聞いてみたいなぁ〜♪
By HB
マクラでは・・・
兼:『この時期は、受験シーズンです。たとえ、結果が悪くても気に病む事はないです・・・
東大・京大・早稲田などを卒業して、噺家になる方もいらっしゃいますから・・・』
兼好師匠自身も大学卒で、サラリーマンを経験してからの噺家への転身でしたからね♪
\(^o^)/
兼:『スキージャンプのサラちゃん、体育大学の大学生なんですね、【飛び級】で大学に入っているんですが・・・スキージャンプの選手だから、【飛び級】で良いですけど、野球の選手なら・・・一浪(イチロー)ですものね・・・♪』
大学受験の合否は、このオチに持っていきたかった振りだったのか!
兼:『新聞に、国公立の問題を起こした学校の先生の処分が掲載されるんですが・・・
授業中、椅子をガタガタする生徒が居たので、注意したが、ガタガタを止めない、次に怒ったが、怒ってもダメ、最後に、立たせたまま、授業を受けさせた!
これが要因で、この先生は、減俸になった・・・これは、先生が可哀想ですよね!
別の39才の女性の先生は、フォアグラを万引きして、解雇された、行く行くは、校長候補だった先生だが・・・校長がガチョウを・・・ねぇ〜♪
ワイセツ行為をして、解雇された先生が、情熱が有るから、職場復帰をしたいと願い出ている!その理由が・・・女学生が好きだから♪これは、ダメですよね!
逆にこのワイセツ先生を職場復帰させれば・・・『やっべぇ〜!ワイセツが見ている!ボタンを留めなきゃ!ワイセツされちゃう!』って、女子高生の服装の乱れを改善出来るかも・・・?』
噺は、先月、1月末に三遊亭萬橘師匠から聞いた♪【孝行糖】
与太郎噺だと、当方の食いつき方が違います!
\(^o^)/
大家さんをはじめ、長屋の店子達が、知恵を出し合って、与太郎に出来る仕事を皆で考え、衣装(ユニフォーム?)から鳴り物の道具まで、皆で手分けして、揃えてあげたりして・・・
この噺の中の与太郎・・・皆に愛されている様子が良く分かります!
\(^o^)/
お客が与太郎から(孝行糖)を買うとき・・・
客:『年は幾つだ?』
与:『お向かいの金チャンと同い年!』
客:『金チャンは、幾つなんだい?』
与:『他の人は・・・知らない!』
こんな調子で飴を売り歩く与太郎ですが、母親孝行で、お奉行様に評され、あおざし五貫文を頂戴した孝行息子の飴屋さんと言うことで、よく飴が売れた♪
飴がよく売れると、与太郎自身に仕事の張り合いが出て、風だろうと、雨だろうと、暑かろうと、寒かろうと・・・サボる事なく一生懸命仕事に励む♪
このような仕事への姿勢は、与太郎に学ぶべきものが有りますね♪
落語会会場は、笑いに包まれていましたが、客席で、当方この健気で、前向きな与太郎噺を聞きながら、一人涙しておりました♪
仲入り
ホンキートンク 【漫才】
ホンキートンクの名前の由来が、【安酒場】という意味だそうです。(アメリカ南部地方のスラング)
日本語に訳すと・・・【さくら水産】ですって♪
芸歴も長く、兼好師匠が二つ目の好二郎時代からの付き合いですって・・・
楽しい漫才で、ホッと息抜きさせて貰いました♪
三遊亭 兼好師匠 【明烏】
マクラでは・・・
兼:『皇室の佳子様が、手話の狂言を御覧になられ・・・
インタビューで『ご感想は?』の質問に
佳:『笑いました♪』
性格的に、笑い上戸なのではないでしょうか?
手話の狂言で、お笑いになるようでしたら・・・是非に【落語】も・・・
何事も、初めてが肝心です。
【落語】は、上手←→下手の振り幅が大きいですから・・・下手な落語は・・・軽い拷問ですから・・・♪』
次に、初めての話繋がりで・・・
兼:『食べ物でも、初めてとなると、その後の好き嫌いに繋がる事があります。
給食で【酢豚】が出た時、豚肉だと思って口に入れたカタマりが、パイナップルだった、パイナップルは、見て、パイナップルなんだなぁ〜♪と思いながら食べると、パイナップルを味わえますが、豚肉だと思って食べたのがパイナップルなら・・・どうですか?』
肉の味わいを想定しながら、パイナップルの甘味が口に広がると・・・チョッとした、パニックに陥るかも知れませんね♪
兼:『大学に入学して、東京に出てきて、大学で、友達が出来ました♪東京の人は、どこか冷たい印象が有りまして、田舎みたいに、ベタベタしなくて良かったのですが・・・実は、その友達は、東京の人だど思っていましたが・・・東京の人ではなく、山口県出身でした・・・【長州か!?】』
兼好師匠の出身地は、会津で・・・長州とは、敵同士の間柄ですから・・・
こんなマクラから噺に入っていきました♪
町の札付き、源平・太助からすると、日本橋田所町の大店日向屋の若旦那の時次郎は、(石橋で転ぼうものなら、石橋の方が『痛い』)ってなもんだと思われている。
時次郎の『堅さ』を心配した、日向屋の親旦那、時次郎には、『大人の遊び・酒や博奕をやってみな!もし、誘われたなら、チョッとはやってみる、付き合ってみる事が肝心だよ』と大人の付き合いを勉強するようにと、諭す♪
そして、親旦那は、源平・太助に跡取り息子の時次郎を吉原に連れていってくれと依頼。
そんな依頼を受けた町の札付き二人は、時次郎を(お稲荷さん詣でに行こう)と誘う♪
時次郎は、何も知らされずに、吉原に到着し、楼に・・・
源平が、楼の女将に時次郎を連れてきた事を話す時・・・
源:『今日はな、女将、オモシロイのを連れてきた♪』
女:『ぞうさん?』
この切り返しが兼好師匠の落語の真骨頂なのでしょうか?
スンゴイ!クセ玉を噺に放り込みますから・・・♪
楼に上がり、飲食をしているうちに、流石の堅物時次郎も、ここが何処か分かってしまい、揚げ句の果てに『帰りたい!』と泣き出す始末。
そこで、太助が止めるにも関わらず、花魁や皆の前で、時次郎に話をするように仕向ける源平・・・すると・・・
時:『ここが何処か分かっていますよ!以前読んだ書物によると、上州におさよと言う娘がいて、父親が亡くなり、母親は病気に・・・その病気の母親に人参を飲ませるために、身売りをしたのが、ここ吉原でしょ〜!近寄らないで下さい、病気がうつる〜!』と大騒ぎ。
帰りたい!と騒ぐ時次郎に、大門から入って来るときに、大門に居た役人に【何人連れか、人相風体】を記録されているので、一人で帰ろうものなら、大門の役人に怪しまれ、縛られてしまう!明日の朝に一緒に帰りましょう♪と諭される。
不承不承でいる時次郎を相方の花魁が上手に誘い、それぞれ各自の部屋にお引けとなる。
カラス『カァ〜』で夜が明けて・・・
このセリフがタイトル【明烏】に結び付くのですか・・・?
源平・太助それぞれの部屋から出てきて、若旦那時次郎の部屋に行く♪
太:『昨晩は、どうだった?』
源:『どうもこうも有るかい!一晩中お小言だぜ!吉原に来て、楼に上がり、一晩中布団の上でお小言だぜ!チョッとでも、手を出そうものなら・・・『病気が移るんでしょ!』ってこうだもん!』
太:『若旦那は、どうなった?』
源:『なんでも、店の若衆によるとな、昨晩は、若旦那の部屋から三回悲鳴が上がったそぅだぁ〜♪
一回目が【助けて〜!】
二回目が【いゃ〜!】
三回目が【おかぁ〜さん〜!】だってよ』
こんな話をしながら、源平・太助が若旦那時次郎の部屋に行くと・・・
すっかり花魁と仲良しなった、時次郎が花魁と一緒の布団の中から・・・
時:『おはようございまちゅ〜♪』やら
時:『夜がもっと長ければ・・・吉原って良い所ですね』などと・・・
一晩でこの変わり様・・・
この後にオチなりますが・・・
兼好師匠の【明烏】聞くのは二回目になりますが・・・
益々兼好師匠流の噺として、また聞いてみたいなぁ〜♪
By HB
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