6月22日落語会4
写真は、次郎兵衛さんが、佃島からの終い舟に乗ろうとした、佃島の渡し舟の跡地の碑です。
1964年(昭和39年)に佃大橋が完成するまで、対岸の湊地区とここ佃を行き交う渡し舟が、多い時期に、日に70往復もしていたそうです。
まさに、江戸〜近代にかけて、佃の渡し舟は、この地域の人達の交通・・・生活の一部だったんですね。
話が、大きく脱線しましたが・・・
兼好師匠の噺【佃祭】に戻ります♪
【情けは人のためならず】って、次郎兵衛さんが、船頭金五郎宅でしみじみしている頃、自宅のお玉が池の小間物屋では、佃島からの終い舟がひっくり返り、次郎兵衛さんが、その舟に乗り合わせていたと・・・大騒ぎ、女将さんは、ただただ、泣き崩れてしまう・・・
ご近所の町内の人が弔問にやってきて・・・
1人は、『今朝方、お湯屋で次郎兵衛さんと一緒になったんですよ、そのとき次郎兵衛さんに今日、佃祭を一緒に見に行こうって・・・誘われたんですよ・・・あっしも行きたかったんですが・・・なんせこれが無い(お金が無い仕草)、だから断ったんですがね・・・断って良かった♪もし断らずに次郎兵衛さんと一緒に佃祭を見に行っていたら、同じ終い舟で今頃は・・・???だっもんねぇ〜』
別の1人は、『今話す事ではないんだけど・・・家の女房なんだけど、一緒になったのは・・・次郎兵衛さんの紹介なんですよ・・・』ここから延々と女房自慢が始まる
さらに、弔問に来た与太郎は・・・早桶を担いでくる用意の良さ・・・
そこへ、死んでしまったと思われている次郎兵衛さんが、金五郎の渡し舟で隅田川を渡り、神田お玉が池の小間物屋の自宅に帰宅する・・・
最初は幽霊扱いされるが、祭りの後の、終い舟に、女性に引き止められて、乗らなかった事から、何故に女性が次郎兵衛さんを引き止めたか・・・【情けは人のためならず】って事の話を聞かされ、皆・・・ビックリから・・・大喜びに・・・
挙句に、無用になった与太郎が持ち込んだ早桶を邪魔にし・・・
1人が『おぉ〜い、糊屋のばぁ〜さん、そろそろこの早桶どう?』町内の人と一緒に弔問に来ていた糊屋のばあさんに、早桶を勧める始末。
次郎兵衛さんの事の顛末を聞いていた与太郎、早速自分もと・・・
僅かながらも、銭を持って吾妻橋へ・・・
すると、橋の真ん中あたりに人影が・・・
てっきり身投げと勘違いした与太郎は、その人(女性)を橋の袂から離すべく抱きつく・・・
女:『なにをするんですか・・・?』
与:『やめなさいよ、身投げなんて・・・』
女:『身投げなんてしやしませんよ!』
与:『身投げだろ?その証拠にあんたの着物の袖には重しが入っているじゃないか・・・!』
女:『これは、戸隠様へのお供えの梨だよ、私は歯が痛いんだから・・・』
By HB
1964年(昭和39年)に佃大橋が完成するまで、対岸の湊地区とここ佃を行き交う渡し舟が、多い時期に、日に70往復もしていたそうです。
まさに、江戸〜近代にかけて、佃の渡し舟は、この地域の人達の交通・・・生活の一部だったんですね。
話が、大きく脱線しましたが・・・
兼好師匠の噺【佃祭】に戻ります♪
【情けは人のためならず】って、次郎兵衛さんが、船頭金五郎宅でしみじみしている頃、自宅のお玉が池の小間物屋では、佃島からの終い舟がひっくり返り、次郎兵衛さんが、その舟に乗り合わせていたと・・・大騒ぎ、女将さんは、ただただ、泣き崩れてしまう・・・
ご近所の町内の人が弔問にやってきて・・・
1人は、『今朝方、お湯屋で次郎兵衛さんと一緒になったんですよ、そのとき次郎兵衛さんに今日、佃祭を一緒に見に行こうって・・・誘われたんですよ・・・あっしも行きたかったんですが・・・なんせこれが無い(お金が無い仕草)、だから断ったんですがね・・・断って良かった♪もし断らずに次郎兵衛さんと一緒に佃祭を見に行っていたら、同じ終い舟で今頃は・・・???だっもんねぇ〜』
別の1人は、『今話す事ではないんだけど・・・家の女房なんだけど、一緒になったのは・・・次郎兵衛さんの紹介なんですよ・・・』ここから延々と女房自慢が始まる
さらに、弔問に来た与太郎は・・・早桶を担いでくる用意の良さ・・・
そこへ、死んでしまったと思われている次郎兵衛さんが、金五郎の渡し舟で隅田川を渡り、神田お玉が池の小間物屋の自宅に帰宅する・・・
最初は幽霊扱いされるが、祭りの後の、終い舟に、女性に引き止められて、乗らなかった事から、何故に女性が次郎兵衛さんを引き止めたか・・・【情けは人のためならず】って事の話を聞かされ、皆・・・ビックリから・・・大喜びに・・・
挙句に、無用になった与太郎が持ち込んだ早桶を邪魔にし・・・
1人が『おぉ〜い、糊屋のばぁ〜さん、そろそろこの早桶どう?』町内の人と一緒に弔問に来ていた糊屋のばあさんに、早桶を勧める始末。
次郎兵衛さんの事の顛末を聞いていた与太郎、早速自分もと・・・
僅かながらも、銭を持って吾妻橋へ・・・
すると、橋の真ん中あたりに人影が・・・
てっきり身投げと勘違いした与太郎は、その人(女性)を橋の袂から離すべく抱きつく・・・
女:『なにをするんですか・・・?』
与:『やめなさいよ、身投げなんて・・・』
女:『身投げなんてしやしませんよ!』
与:『身投げだろ?その証拠にあんたの着物の袖には重しが入っているじゃないか・・・!』
女:『これは、戸隠様へのお供えの梨だよ、私は歯が痛いんだから・・・』
By HB
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