7月17日落語会2
一龍斎 貞鏡 【ピアノ講談「月光」由来噺】
貞:『休日は・・・新橋で、ホステスをしている貞鏡です♪』
\(^o^)/
兼好師匠の【近日息子】のマクラで・・・貞鏡さんをイジッたのを、自虐的にイジリ返してきました♪
\(^o^)/
貞:『今日は、ピアノ講談を・・・
本日の落語会のゲストに決まり、切り絵のチラシを500枚送って頂きました♪
(宣伝よろしくね♪って事で・・・♪)
チラシの切り絵・・・
『なに?このブサイクな子は・・・?』って思いましたが・・・わたしなんですね♪この切り絵の子は・・・
今日、こちらの会場に到着して、ピアノの位置を変えて、調律もシッカリやりました♪
そこで、兼好師匠に一言言われました!
『(今日の会は)お前にかかっている!』って・・・』
\(^o^)/
兼好師匠・・・若手(前座さんやゲスト)に、プレッシャーをかけるの・・・趣味?
こんなマクラ?から講談【ピアノ講談「月光」由来噺】に・・・
「月光」の曲を、ベートーベンがいかに作曲したかを・・・
ピアノの演奏を交えながら・・・
作曲家を目指し、生まれ故郷のボンから音楽の都ウィーンへ移り住んだ、ベートーベンの噺で・・・
楽器演奏の音楽家の地位から、作曲家への転身を成し遂げる♪
作曲家としての地位を固めたベートーベンは、ウィーンから、生まれ故郷のボンに帰る。
生まれ故郷のボンには、幼馴染みのハンスが、暮らしている♪
その、ハンスの家に訪ねて行く時に・・・
ベートーベン:『こんちは〜♪八っあん居る?』って・・・
ハンス=八っあんに・・・\(^o^)/
噺の途中に・・・
貞:『ピアノ講談・・・天才か?変態にしか出来ない♪』なんて、クスグリも入ってきました♪
一席の最後には・・・
「月光」を作曲したベートーベンが、作曲のきっかけになった盲目の少女に・・・
ベートーベン:『このソナタは・・・そなたに♪捧げます♪』
こんな、オチまで付いていました♪
\(^o^)/
仲入り
一龍斎 貞鏡 【講談 山内一豊 出世の馬揃え】
貞:『ピアノ講談・・・初高座以来の緊張でした♪』
あのベートーベンの物語・・・ピアノ講談有りきで・・・
先ほどのチラシ・・・全体を五線譜のデザインにての、切り絵に結び付くんですね♪
貞鏡さんが扮した、ベートーベンの作曲をしているワンシーンな訳ですね♪
\(^o^)/
ピアノ講談もスンゴかったけど、演目【ピアノ講談「月光」由来噺】を理解して、切り絵で表現する兼好師匠もスンゴいですね♪
\(^o^)/
貞:『この状態が、講談本来の姿で・・・
尺台に張り扇を使って・・・パンパンパンパンと・・・♪』
始まった講談が、【山内一豊出世の馬揃え】
何年か前に、NHK の大河ドラマで、山内一豊と妻の千代の放送が有りましたよね♪
知識(若干ですが)の有る噺でしたので、噺の展開すとーりーをとても良く理解しながら聞けました♪
楽しかったです♪
\(^o^)/
三遊亭 兼好師匠 【千両みかん】
マクラでは・・・
兼:『いい〜ですねぇ〜♪ピアノ講談!
ベートーベンが・・・江戸っ子とは・・・♪
「月光」って、日本人が、昔から好きな・・・
歌で・・・『月がとっても青いから・・・♪』なんて歌も・・・♪
「月が青い」って・・・
「ブルームーン」ですが・・・
海外では、「ブルームーン」を【あり得ない!】とか【バカバカしい!】って意味合いで使うんですよ♪
落語自体全編が・・・「ブルームーン」なんですけどねぇ〜♪
日本では、月に「ウサギが住む」なんて言いますが・・・
中国では、月に「ガマガエル」が居るって・・・
ヤボな国ですよねぇ〜♪
\(^o^)/
北欧では・・・「月」は、病人を表すそうで・・・』
こんなマクラから噺【千両みかん】に・・・
病人の提起からの噺の移動でしたので・・・
病に臥せっている若旦那へスムーズに・・・♪
\(^o^)/
旦那:『番頭さん・・・家の伜だか・・・
医者が言うには、あと数日しかもたない(死んでしまう)
番頭!お前に頼みが有るんだか・・・』
番頭:『分かりました!葬儀社の手配、お寺への依頼、こんがりと焼いてくれる焼き場の手配も・・・』
旦那:『何言っているんだい!縁起でもない!』
番頭:『先ぐり気転です♪』
旦那:『その噺は、もう終ったよ!
医者が言うには、伜には、悪い所はどこもない!
胸に思っている事が分かれば・・・
それを取り除いてやれば、直ぐにでも治るそうだよ♪
番頭!そこで、お前に、伜が何を思い患っているか・・・?聞き出してくれないかい?』
番頭:『あっしが、若旦那から・・・?』
旦那:『そうだよ♪』
番頭:『分かりました♪行って聞いてきます♪』
番頭は、旦那の言いつけ通りに、若旦那の臥せっている、部屋へ行き・・・
何を思い患っているかを・・・聞き出そうと♪
番頭:『ごめんくださいまし、若旦那!何を思い患っているんですかですか?
恋煩いなんかでしょ?』
若旦那:『そんなようなもんだね〜♪』
番頭:『そうでしょ〜♪あなた(若旦那)は、スケベですから・・・♪
そりゃ〜一体誰ですか?』
若旦那:『それは・・・つやの有る♪』
番頭:『つやは、有った方がよいですよね♪』
若旦那:『張りの有る♪』
番頭:『弛んでいるのは・・・イヤですよねぇ〜♪』
若旦那:『みずみずしい♪』
番頭:『カラカラは・・・イヤですよねぇ〜♪』
若旦那:『ふっくらした♪』
番頭:『あっしは、ホッそりしたのも、良いんですが・・・』
若旦那:『黄色に輝く♪』
番頭:『青かったら・・・カエルですよ♪』
若旦那:『みかんなんだ♪』
番頭:『新橋のホステスのみかんチャン?』
\(^o^)/
最後のは、当方の想像の台詞ですが・・・♪
\(^o^)/
『みかん』が欲しい、食べたいって聞き出した番頭は、若旦那に直ぐにでも、手に入れてくるって・・・軽く口約束して・・・
旦那に話の顛末を報告しに・・・
番頭:『若旦那の恋い焦がれているのが・・・分かりました♪』
旦那:『いったい何なんだい?』
番頭:『つやの有る♪』
旦那:『つやの有る?』
番頭:『張りの有る♪』
旦那:『張りの有る?』
番頭:『みずみずしい♪』
旦那:『みかんかい?』
番頭:『なんで、旦那は、そこで分かるんですか?
私は、最後まで聞かないと分からなかったですよ!』
\(>_<)/
旦那:『で・・・お前は何て返事を・・・?』
番頭:『みかんなんかでしたら、直ぐにでも、舟に積んで持って来ますよ♪って・・・』
旦那:『みかんを舟に積んで・・・?
この運気だよ(夏真っ盛り)
どこに、みかんが有るって言うんだい?
直ぐにでも、舟に積んで持って来る?
とんだ・・・ドロ舟ですよ!』
真っ盛りの夏に、口約束した、みかんを捜し求めて来なければ・・・
伜は、死んでしまう♪
番頭お前は主殺しの罪で、磔にする!って・・・
旦那に脅かされ・・・町にみかんを求めてさまよいだす番頭♪
あっちの店、こっちの店へと・・・みかんを求めて・・・
番頭:『みかん有りませんか?』
店:『この運気ですよ』
番頭:『みかん有りませんか?』
店:『それは・・・ヤカンです♪』
番頭:『みかん有りませんか?』
店:『有りますよ♪ウソですよ♪』
番頭:『みかん有りませんか?』
店:『無いです!』
番頭:『冬には、有るのに、夏に何故みかんが無いんだ!』
店:『うちは、床屋ですから♪』
このまま、みかんを入手出来なければ・・・
主殺しの罪で磔にされてしまう恐怖のなか・・・
訪ねる店先で、押し問答を繰り返しているうちに・・・
神田のみかん問屋萬宗の情報を・・・
神田のみかん問屋萬宗へ出向いた番頭・・・
番頭:『みかん有りませんか?』
萬宗:『有りますよ♪』
番頭:『な〜んてね♪って・・・言いません?』
萬宗:『言いません!』
番頭:『みかんを下さい!』
萬宗:『かしこまりました♪』
萬宗の倉には、夏の運気にやられてしまうのを覚悟のうえで、冬からみかんを貯蔵している♪
ただし、食べられるまともな物が残っているかは・・・???
倉から次々と、ダメになったみかんの山を崩しながら・・・
まともなみかんを探す作業が・・・
萬宗:『たったひとつだけ・・・まともなみかんが有りました♪』
\(^o^)/
番頭:『ありがとうございます♪売って下さい!おいくらですか?』
萬宗:『みかん一つ・・・千両です!』
萬宗の店の人の話によると・・・
萬宗は、みかん問屋の名前の威信にかけて、ダメになるみかんを覚悟の上に、倉一つ分のみかんを、冬から夏にかけて、貯蔵している、なので、倉一つ分のみかんの値段が、このまともなみかん一つの値段になる!って事で・・・
みかん一つが千両・・・
番頭の裁量では、買えないしろもの・・・
一旦、店に帰り、旦那にみかん一つ千両の値段で買うか?買わないか?を問いに・・・
旦那曰く、千両で、伜の命が助かるなら・・・と
一つ千両のみかんの購入することに!
購入してきたみかんを、若旦那に差し出す番頭♪
すると・・・みるみる顔色が良くなっていく若旦那♪
みかんを手に取り、皮を剥く♪
番頭が、若旦那に・・・
番頭:『何袋入ってました?』
若旦那:『10袋あるよ♪』
番頭:『一袋が・・・100両!』
一つの袋のみかんを、いとおしそうに丁寧にスジを取って食べる若旦那♪
番頭:『そのスジだけでも・・・何十両かするんですよね?』
ここから、兼好師匠流のオチに向かって噺が進みますが・・・
オチになる手前までのストーリーの展開だけで、十分に噺を楽しませて貰いました♪
\(^o^)/
落語を聞くようになって・・・
季節の噺を聞く度に、より季節感を、身近なものに・・・
改めて、落語を聞くようになって良かったなぁ〜って、再確認をした一席でした♪
\(^o^)/
By HB
貞:『休日は・・・新橋で、ホステスをしている貞鏡です♪』
\(^o^)/
兼好師匠の【近日息子】のマクラで・・・貞鏡さんをイジッたのを、自虐的にイジリ返してきました♪
\(^o^)/
貞:『今日は、ピアノ講談を・・・
本日の落語会のゲストに決まり、切り絵のチラシを500枚送って頂きました♪
(宣伝よろしくね♪って事で・・・♪)
チラシの切り絵・・・
『なに?このブサイクな子は・・・?』って思いましたが・・・わたしなんですね♪この切り絵の子は・・・
今日、こちらの会場に到着して、ピアノの位置を変えて、調律もシッカリやりました♪
そこで、兼好師匠に一言言われました!
『(今日の会は)お前にかかっている!』って・・・』
\(^o^)/
兼好師匠・・・若手(前座さんやゲスト)に、プレッシャーをかけるの・・・趣味?
こんなマクラ?から講談【ピアノ講談「月光」由来噺】に・・・
「月光」の曲を、ベートーベンがいかに作曲したかを・・・
ピアノの演奏を交えながら・・・
作曲家を目指し、生まれ故郷のボンから音楽の都ウィーンへ移り住んだ、ベートーベンの噺で・・・
楽器演奏の音楽家の地位から、作曲家への転身を成し遂げる♪
作曲家としての地位を固めたベートーベンは、ウィーンから、生まれ故郷のボンに帰る。
生まれ故郷のボンには、幼馴染みのハンスが、暮らしている♪
その、ハンスの家に訪ねて行く時に・・・
ベートーベン:『こんちは〜♪八っあん居る?』って・・・
ハンス=八っあんに・・・\(^o^)/
噺の途中に・・・
貞:『ピアノ講談・・・天才か?変態にしか出来ない♪』なんて、クスグリも入ってきました♪
一席の最後には・・・
「月光」を作曲したベートーベンが、作曲のきっかけになった盲目の少女に・・・
ベートーベン:『このソナタは・・・そなたに♪捧げます♪』
こんな、オチまで付いていました♪
\(^o^)/
仲入り
一龍斎 貞鏡 【講談 山内一豊 出世の馬揃え】
貞:『ピアノ講談・・・初高座以来の緊張でした♪』
あのベートーベンの物語・・・ピアノ講談有りきで・・・
先ほどのチラシ・・・全体を五線譜のデザインにての、切り絵に結び付くんですね♪
貞鏡さんが扮した、ベートーベンの作曲をしているワンシーンな訳ですね♪
\(^o^)/
ピアノ講談もスンゴかったけど、演目【ピアノ講談「月光」由来噺】を理解して、切り絵で表現する兼好師匠もスンゴいですね♪
\(^o^)/
貞:『この状態が、講談本来の姿で・・・
尺台に張り扇を使って・・・パンパンパンパンと・・・♪』
始まった講談が、【山内一豊出世の馬揃え】
何年か前に、NHK の大河ドラマで、山内一豊と妻の千代の放送が有りましたよね♪
知識(若干ですが)の有る噺でしたので、噺の展開すとーりーをとても良く理解しながら聞けました♪
楽しかったです♪
\(^o^)/
三遊亭 兼好師匠 【千両みかん】
マクラでは・・・
兼:『いい〜ですねぇ〜♪ピアノ講談!
ベートーベンが・・・江戸っ子とは・・・♪
「月光」って、日本人が、昔から好きな・・・
歌で・・・『月がとっても青いから・・・♪』なんて歌も・・・♪
「月が青い」って・・・
「ブルームーン」ですが・・・
海外では、「ブルームーン」を【あり得ない!】とか【バカバカしい!】って意味合いで使うんですよ♪
落語自体全編が・・・「ブルームーン」なんですけどねぇ〜♪
日本では、月に「ウサギが住む」なんて言いますが・・・
中国では、月に「ガマガエル」が居るって・・・
ヤボな国ですよねぇ〜♪
\(^o^)/
北欧では・・・「月」は、病人を表すそうで・・・』
こんなマクラから噺【千両みかん】に・・・
病人の提起からの噺の移動でしたので・・・
病に臥せっている若旦那へスムーズに・・・♪
\(^o^)/
旦那:『番頭さん・・・家の伜だか・・・
医者が言うには、あと数日しかもたない(死んでしまう)
番頭!お前に頼みが有るんだか・・・』
番頭:『分かりました!葬儀社の手配、お寺への依頼、こんがりと焼いてくれる焼き場の手配も・・・』
旦那:『何言っているんだい!縁起でもない!』
番頭:『先ぐり気転です♪』
旦那:『その噺は、もう終ったよ!
医者が言うには、伜には、悪い所はどこもない!
胸に思っている事が分かれば・・・
それを取り除いてやれば、直ぐにでも治るそうだよ♪
番頭!そこで、お前に、伜が何を思い患っているか・・・?聞き出してくれないかい?』
番頭:『あっしが、若旦那から・・・?』
旦那:『そうだよ♪』
番頭:『分かりました♪行って聞いてきます♪』
番頭は、旦那の言いつけ通りに、若旦那の臥せっている、部屋へ行き・・・
何を思い患っているかを・・・聞き出そうと♪
番頭:『ごめんくださいまし、若旦那!何を思い患っているんですかですか?
恋煩いなんかでしょ?』
若旦那:『そんなようなもんだね〜♪』
番頭:『そうでしょ〜♪あなた(若旦那)は、スケベですから・・・♪
そりゃ〜一体誰ですか?』
若旦那:『それは・・・つやの有る♪』
番頭:『つやは、有った方がよいですよね♪』
若旦那:『張りの有る♪』
番頭:『弛んでいるのは・・・イヤですよねぇ〜♪』
若旦那:『みずみずしい♪』
番頭:『カラカラは・・・イヤですよねぇ〜♪』
若旦那:『ふっくらした♪』
番頭:『あっしは、ホッそりしたのも、良いんですが・・・』
若旦那:『黄色に輝く♪』
番頭:『青かったら・・・カエルですよ♪』
若旦那:『みかんなんだ♪』
番頭:『新橋のホステスのみかんチャン?』
\(^o^)/
最後のは、当方の想像の台詞ですが・・・♪
\(^o^)/
『みかん』が欲しい、食べたいって聞き出した番頭は、若旦那に直ぐにでも、手に入れてくるって・・・軽く口約束して・・・
旦那に話の顛末を報告しに・・・
番頭:『若旦那の恋い焦がれているのが・・・分かりました♪』
旦那:『いったい何なんだい?』
番頭:『つやの有る♪』
旦那:『つやの有る?』
番頭:『張りの有る♪』
旦那:『張りの有る?』
番頭:『みずみずしい♪』
旦那:『みかんかい?』
番頭:『なんで、旦那は、そこで分かるんですか?
私は、最後まで聞かないと分からなかったですよ!』
\(>_<)/
旦那:『で・・・お前は何て返事を・・・?』
番頭:『みかんなんかでしたら、直ぐにでも、舟に積んで持って来ますよ♪って・・・』
旦那:『みかんを舟に積んで・・・?
この運気だよ(夏真っ盛り)
どこに、みかんが有るって言うんだい?
直ぐにでも、舟に積んで持って来る?
とんだ・・・ドロ舟ですよ!』
真っ盛りの夏に、口約束した、みかんを捜し求めて来なければ・・・
伜は、死んでしまう♪
番頭お前は主殺しの罪で、磔にする!って・・・
旦那に脅かされ・・・町にみかんを求めてさまよいだす番頭♪
あっちの店、こっちの店へと・・・みかんを求めて・・・
番頭:『みかん有りませんか?』
店:『この運気ですよ』
番頭:『みかん有りませんか?』
店:『それは・・・ヤカンです♪』
番頭:『みかん有りませんか?』
店:『有りますよ♪ウソですよ♪』
番頭:『みかん有りませんか?』
店:『無いです!』
番頭:『冬には、有るのに、夏に何故みかんが無いんだ!』
店:『うちは、床屋ですから♪』
このまま、みかんを入手出来なければ・・・
主殺しの罪で磔にされてしまう恐怖のなか・・・
訪ねる店先で、押し問答を繰り返しているうちに・・・
神田のみかん問屋萬宗の情報を・・・
神田のみかん問屋萬宗へ出向いた番頭・・・
番頭:『みかん有りませんか?』
萬宗:『有りますよ♪』
番頭:『な〜んてね♪って・・・言いません?』
萬宗:『言いません!』
番頭:『みかんを下さい!』
萬宗:『かしこまりました♪』
萬宗の倉には、夏の運気にやられてしまうのを覚悟のうえで、冬からみかんを貯蔵している♪
ただし、食べられるまともな物が残っているかは・・・???
倉から次々と、ダメになったみかんの山を崩しながら・・・
まともなみかんを探す作業が・・・
萬宗:『たったひとつだけ・・・まともなみかんが有りました♪』
\(^o^)/
番頭:『ありがとうございます♪売って下さい!おいくらですか?』
萬宗:『みかん一つ・・・千両です!』
萬宗の店の人の話によると・・・
萬宗は、みかん問屋の名前の威信にかけて、ダメになるみかんを覚悟の上に、倉一つ分のみかんを、冬から夏にかけて、貯蔵している、なので、倉一つ分のみかんの値段が、このまともなみかん一つの値段になる!って事で・・・
みかん一つが千両・・・
番頭の裁量では、買えないしろもの・・・
一旦、店に帰り、旦那にみかん一つ千両の値段で買うか?買わないか?を問いに・・・
旦那曰く、千両で、伜の命が助かるなら・・・と
一つ千両のみかんの購入することに!
購入してきたみかんを、若旦那に差し出す番頭♪
すると・・・みるみる顔色が良くなっていく若旦那♪
みかんを手に取り、皮を剥く♪
番頭が、若旦那に・・・
番頭:『何袋入ってました?』
若旦那:『10袋あるよ♪』
番頭:『一袋が・・・100両!』
一つの袋のみかんを、いとおしそうに丁寧にスジを取って食べる若旦那♪
番頭:『そのスジだけでも・・・何十両かするんですよね?』
ここから、兼好師匠流のオチに向かって噺が進みますが・・・
オチになる手前までのストーリーの展開だけで、十分に噺を楽しませて貰いました♪
\(^o^)/
落語を聞くようになって・・・
季節の噺を聞く度に、より季節感を、身近なものに・・・
改めて、落語を聞くようになって良かったなぁ〜って、再確認をした一席でした♪
\(^o^)/
By HB
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