9月26日落語会2
柳家 小三治師匠 【小言念仏】
マクラでは・・・
小:『お集まり頂きました・・・
\(^o^)/
喜多八は、私の弟子となっていますが・・・
本当に・・・弟子かな・・・?
いまの、【鹿政談】を聞きながら・・・
(龍玉師匠に)『喜多八から【鹿政談】を習ったんだな?』って・・・
じゃ〜?喜多八は誰から【鹿政談】を・・・?
彼(龍玉師匠)は、『速記じゃないのでしょうか?』と・・・
みなさん、ご存じのように、私も、(私の師匠小さん同様)弟子に噺を教えません
弟子の一番最初の噺くらいは(教えて)・・・
(最初の噺を習った)その後は・・・
『兄弟子や他の人(噺家の師匠)に教えてもらえ!』って・・・
そして、『覚えた噺を、オレの前でやってみろ!』って・・・
(その通り)やった弟子が居ません・・・
中には、習って覚えた噺の冒頭をチョッとだけやって・・・
『こんなもんで・・・♪\(^o^)/』って・・・
喜多八だけでなく、私は、弟子に、・・・
『お前は、オレの弟子なんだから・・・(オレの高座を)聞いて覚えろ!』って・・・
私も・・・【鹿政談】をやっていました。
それで、喜多八が舞台袖で、私の【鹿政談】を聞いていたのか?(覚えたのか?)
私の【鹿政談】は・・・圓生師匠から直接では、ありませんが、圓生師匠の【鹿政談】を習いました。
あんちゃん(龍玉師匠)の【鹿政談】を聞きますと・・・
ほとんど、私の【鹿政談】と同じでした・・・
ただ、一ヶ所・・・肝心な部分を聞き逃しちゃって・・・
\(>_<)/
ここは・・・喜多八の会らしいですよ・・・♪
\(^o^)/
10年以上前の事・・・みなさんに言えません・・・
ただ・・・【鹿政談】で、大事な事は・・・
(登場人物の)お奉行様のキャラクターを・・・
圓生師匠は、チャンとやるんです・・・
私のは・・・何かあったんですよ♪(圓生師匠とは、違うキャラクター設定で)
(お奉行様の演じ方を)ここは、こういう風に変えてみたけど・・・
これじゃ〜ナマイキだな!とか・・・
これなら良いな♪って・・・
私は、10年色々やっていました♪
\(^o^)/
ただ・・・・・・
忘れちゃうんで・・・
(今、話をしている)この話には・・・何のカラクリもサゲも有りません♪
ただただ・・・忘れちゃう!
私のは・・・ボケですね♪
\(>_<)/
ボケは・・・(病院の)物忘れ外来で・・・受け付けてくれるの?
\(>_<)/
この前、喜寿のお祝いで、新宿区から7千円を貰ったんです・・・♪
\(^o^)/
(映画で【鹿政談】があった)オンタイムじゃ〜ないですが・・・あの俳優・・・
笠智衆がやった、お奉行(軽く柔らかい)を見て・・・こういう、やり方も良いなぁ〜♪って・・・
喜多八より、3倍女好きな圓弥さん(圓生師匠の弟子?)の演じた、あのお奉行も・・・(私は)思い付かなかった!・・・』
ここから・・・小三治師匠、【鹿政談】のダイジェストを・・・演じてくださりました♪
小:『お奉行様を軽く、柔らかく演じると・・・逆に、(噺の中で)お奉行様が恐ろしくなるんですよ♪
\(^o^)/』
龍玉師匠が、喜多八師匠に習ったという【鹿政談】をめぐり、噺の演じ方論?物忘れ?77才の喜寿のお祝い?って・・・話があっちへ行ったりこっちへ行ったりしましたが・・・♪
\(^o^)/
小:『本日お客様に配られた、小冊子に(喜多八膝栗毛での喜多八師匠の演目)数多くのネタが・・・
私の持っている噺(数)より・・・多く勉強していました・・・
私に、出来なくて、喜多八に出来たのは・・・酒!
(それでも)(小冊子に有るように)私以上に、沢山の噺を、喜多八は、GET していました♪
\(^o^)/
私のやった噺を・・・ほとんど喜多八は、やっています♪
\(^o^)/
喜多八は、私に・・・なつかなかった・・・
だから・・・(逆に)良かったのかも・・・?
\(^o^)/
ただ・・・一つ言えるのは・・・
あいつ(喜多八)のご両親も学校の先生、私の両親も学校の先生・・・
学校の先生の子供は・・・
育ちからして・・・諦めなくちゃ〜♪
\(>_<)/』
喜多八師匠が小三治師匠に入門を願い出た時のエピソードを回顧して、話して下さいました♪
\(^o^)/
小:『あいつは、インキでインキで・・・
(入門したての頃)『もっと明るく』って・・・小言を散々言いました!
私も『インキだ!』って圓生師匠に言われました♪
悩んで、『どうすれば?』って尋ねると・・・
圓:『おまえさんの(垂れている)前髪を上げなさい♪』
『こうですかぁ〜?』って・・・
それ以来、私は、あの人を信じないように・・・♪
ある時に、家のかみさんが、『この子(喜多八)は、このままで!(インキで)』って言ってくれまして・・・
この事だけは、家のかみさんは、良い事を言った♪\(^o^)/
あとは・・・もぅ〜こんなですが・・・\(>_<)/』って・・・
高座の座布団の上で、ジタバタしている小三治師匠♪
\(^o^)/
小:『その時を期に・・・
『(喜多八!)これ以上インキに出来ないってくらいインキにやれ!』って言いました♪
すると・・・その日からインキにやり始めました・・・♪』
もう一つ・・・
この発言は、どのタイミングで、小三治師匠が仰ったか・・・?
落語の演じ方が、師弟なんだから、似ているのは当たり前!
自分の噺が、師匠の噺に似てしまう・・・って悩まなくても・・・良い!
いくら、師匠の噺を完全にコピーしてやっても、年を重ねて・・・
ある時期にると、師匠のマネから、その先に突き抜ける事になります!
喜多八師匠も、ある時期、小三治師匠の噺にソックリって評された時期があり・・・
この事は、喜多八師匠のお弟子さんなろべえさんにも、いい当てはまるんですよね♪
小三治師匠からの、来春真打に昇進がきまっている、ろべえさんへのエールなんでしょうね♪
\(^o^)/
来春の昇進にむけて、ろべえさん、今、試行錯誤して、脱喜多八を目指しているのでしょうが・・・
喜多八師匠の完全コピーが、何れは自身の形になるんでしょう!
\(^o^)/
こんなマクラから、手のひらで『陰陽』の話をして・・・【小言念仏】へ・・・
小三治師匠・・・かなり、時間を気にしながらの一席・・・って感じとれました♪
\(^o^)/
時間を気にしながらも、明らかな、誉め言葉は、使わないものの・・・
(なつかなかったと称する)喜多八師匠に、師匠として、弟子に『よくやった!頑張ったな!』って心の中での称賛を感じ取ったのは・・・
ラブリー喜多八師匠大好きな、客席の片隅に居た当方だけが感じた事ではないはずです!
太田 その師匠 【唄と三味線】
松本 優子師匠
『茄子とカボチャ』
『縁かいな』
『雨戸たたいて』
『愛あればこそ』(宝塚)
『愛の讃歌』
『喜多八さん』(奴さんの替え歌)
MC を主に松本優子師匠が担当し、一曲一曲、喜多八師匠とのエピソードを絡め語り、演奏し、唄って下さいました♪
\(^o^)/
中でも、両国の川開き、夏場の落語会での出囃しに・・・って、喜多八師匠からリクエストされた『縁かいな』
『今、『芝浜』を試行錯誤しているから、もし、それが完成して、演じる時の出囃しには・・・』って言われていた『雨戸たたいて』
圓朝まつりで、喜多八師匠が、キタナヅカに扮し、大勢のファンの前で披露した『愛あればこそ』落語芸術協会所属の松本優子師匠は、何度となく、喜多八師匠にYou Tube を見せられたそうです♪\(^o^)/
この唄の最後には、喜多八師匠のキャッチフレーズの『清くけだるく美しく』を歌詞に・・・
ダンディーだった喜多八師匠にシャンソンを唄ってもらったら・・・似合ったんでは?って『愛の讃歌』を・・・
寄席での名物、『奴さん』これを、喜多八師匠の替え歌として、二人の【唄と三味線】のコーナーを締めくくりました♪
太田その師匠・松本優子師匠お二人の【喜多八ラブ】が、身近に感じられる一時でした♪
柳家 喜多八師匠 【鈴ヶ森】(音源)
最後に、喜多八師匠の落語の代名詞の一つにあたる【鈴ヶ森】を・・・
本日の落語会に出向く時は・・・『最終回かぁ〜』って、気うつに、会場の博品館劇場に
重い足取りで向かいましたが・・・
喜多八師匠の噺を聞いて・・・
本日の落語会【喜多八膝栗毛】に参戦して・・・
確かに、惜しい噺家を無くした事は、事実だが・・・
喜多八師匠の事は、後何年生きるか分からないが・・・
決して忘れない大切な人
って事を再確認させてもらい、何だか、気うつな気持ちも、軽やかな気持ちになり、夜の銀座を新橋駅に向かう自分がいました♪
\(^o^)/
By HB
マクラでは・・・
小:『お集まり頂きました・・・
\(^o^)/
喜多八は、私の弟子となっていますが・・・
本当に・・・弟子かな・・・?
いまの、【鹿政談】を聞きながら・・・
(龍玉師匠に)『喜多八から【鹿政談】を習ったんだな?』って・・・
じゃ〜?喜多八は誰から【鹿政談】を・・・?
彼(龍玉師匠)は、『速記じゃないのでしょうか?』と・・・
みなさん、ご存じのように、私も、(私の師匠小さん同様)弟子に噺を教えません
弟子の一番最初の噺くらいは(教えて)・・・
(最初の噺を習った)その後は・・・
『兄弟子や他の人(噺家の師匠)に教えてもらえ!』って・・・
そして、『覚えた噺を、オレの前でやってみろ!』って・・・
(その通り)やった弟子が居ません・・・
中には、習って覚えた噺の冒頭をチョッとだけやって・・・
『こんなもんで・・・♪\(^o^)/』って・・・
喜多八だけでなく、私は、弟子に、・・・
『お前は、オレの弟子なんだから・・・(オレの高座を)聞いて覚えろ!』って・・・
私も・・・【鹿政談】をやっていました。
それで、喜多八が舞台袖で、私の【鹿政談】を聞いていたのか?(覚えたのか?)
私の【鹿政談】は・・・圓生師匠から直接では、ありませんが、圓生師匠の【鹿政談】を習いました。
あんちゃん(龍玉師匠)の【鹿政談】を聞きますと・・・
ほとんど、私の【鹿政談】と同じでした・・・
ただ、一ヶ所・・・肝心な部分を聞き逃しちゃって・・・
\(>_<)/
ここは・・・喜多八の会らしいですよ・・・♪
\(^o^)/
10年以上前の事・・・みなさんに言えません・・・
ただ・・・【鹿政談】で、大事な事は・・・
(登場人物の)お奉行様のキャラクターを・・・
圓生師匠は、チャンとやるんです・・・
私のは・・・何かあったんですよ♪(圓生師匠とは、違うキャラクター設定で)
(お奉行様の演じ方を)ここは、こういう風に変えてみたけど・・・
これじゃ〜ナマイキだな!とか・・・
これなら良いな♪って・・・
私は、10年色々やっていました♪
\(^o^)/
ただ・・・・・・
忘れちゃうんで・・・
(今、話をしている)この話には・・・何のカラクリもサゲも有りません♪
ただただ・・・忘れちゃう!
私のは・・・ボケですね♪
\(>_<)/
ボケは・・・(病院の)物忘れ外来で・・・受け付けてくれるの?
\(>_<)/
この前、喜寿のお祝いで、新宿区から7千円を貰ったんです・・・♪
\(^o^)/
(映画で【鹿政談】があった)オンタイムじゃ〜ないですが・・・あの俳優・・・
笠智衆がやった、お奉行(軽く柔らかい)を見て・・・こういう、やり方も良いなぁ〜♪って・・・
喜多八より、3倍女好きな圓弥さん(圓生師匠の弟子?)の演じた、あのお奉行も・・・(私は)思い付かなかった!・・・』
ここから・・・小三治師匠、【鹿政談】のダイジェストを・・・演じてくださりました♪
小:『お奉行様を軽く、柔らかく演じると・・・逆に、(噺の中で)お奉行様が恐ろしくなるんですよ♪
\(^o^)/』
龍玉師匠が、喜多八師匠に習ったという【鹿政談】をめぐり、噺の演じ方論?物忘れ?77才の喜寿のお祝い?って・・・話があっちへ行ったりこっちへ行ったりしましたが・・・♪
\(^o^)/
小:『本日お客様に配られた、小冊子に(喜多八膝栗毛での喜多八師匠の演目)数多くのネタが・・・
私の持っている噺(数)より・・・多く勉強していました・・・
私に、出来なくて、喜多八に出来たのは・・・酒!
(それでも)(小冊子に有るように)私以上に、沢山の噺を、喜多八は、GET していました♪
\(^o^)/
私のやった噺を・・・ほとんど喜多八は、やっています♪
\(^o^)/
喜多八は、私に・・・なつかなかった・・・
だから・・・(逆に)良かったのかも・・・?
\(^o^)/
ただ・・・一つ言えるのは・・・
あいつ(喜多八)のご両親も学校の先生、私の両親も学校の先生・・・
学校の先生の子供は・・・
育ちからして・・・諦めなくちゃ〜♪
\(>_<)/』
喜多八師匠が小三治師匠に入門を願い出た時のエピソードを回顧して、話して下さいました♪
\(^o^)/
小:『あいつは、インキでインキで・・・
(入門したての頃)『もっと明るく』って・・・小言を散々言いました!
私も『インキだ!』って圓生師匠に言われました♪
悩んで、『どうすれば?』って尋ねると・・・
圓:『おまえさんの(垂れている)前髪を上げなさい♪』
『こうですかぁ〜?』って・・・
それ以来、私は、あの人を信じないように・・・♪
ある時に、家のかみさんが、『この子(喜多八)は、このままで!(インキで)』って言ってくれまして・・・
この事だけは、家のかみさんは、良い事を言った♪\(^o^)/
あとは・・・もぅ〜こんなですが・・・\(>_<)/』って・・・
高座の座布団の上で、ジタバタしている小三治師匠♪
\(^o^)/
小:『その時を期に・・・
『(喜多八!)これ以上インキに出来ないってくらいインキにやれ!』って言いました♪
すると・・・その日からインキにやり始めました・・・♪』
もう一つ・・・
この発言は、どのタイミングで、小三治師匠が仰ったか・・・?
落語の演じ方が、師弟なんだから、似ているのは当たり前!
自分の噺が、師匠の噺に似てしまう・・・って悩まなくても・・・良い!
いくら、師匠の噺を完全にコピーしてやっても、年を重ねて・・・
ある時期にると、師匠のマネから、その先に突き抜ける事になります!
喜多八師匠も、ある時期、小三治師匠の噺にソックリって評された時期があり・・・
この事は、喜多八師匠のお弟子さんなろべえさんにも、いい当てはまるんですよね♪
小三治師匠からの、来春真打に昇進がきまっている、ろべえさんへのエールなんでしょうね♪
\(^o^)/
来春の昇進にむけて、ろべえさん、今、試行錯誤して、脱喜多八を目指しているのでしょうが・・・
喜多八師匠の完全コピーが、何れは自身の形になるんでしょう!
\(^o^)/
こんなマクラから、手のひらで『陰陽』の話をして・・・【小言念仏】へ・・・
小三治師匠・・・かなり、時間を気にしながらの一席・・・って感じとれました♪
\(^o^)/
時間を気にしながらも、明らかな、誉め言葉は、使わないものの・・・
(なつかなかったと称する)喜多八師匠に、師匠として、弟子に『よくやった!頑張ったな!』って心の中での称賛を感じ取ったのは・・・
ラブリー喜多八師匠大好きな、客席の片隅に居た当方だけが感じた事ではないはずです!
太田 その師匠 【唄と三味線】
松本 優子師匠
『茄子とカボチャ』
『縁かいな』
『雨戸たたいて』
『愛あればこそ』(宝塚)
『愛の讃歌』
『喜多八さん』(奴さんの替え歌)
MC を主に松本優子師匠が担当し、一曲一曲、喜多八師匠とのエピソードを絡め語り、演奏し、唄って下さいました♪
\(^o^)/
中でも、両国の川開き、夏場の落語会での出囃しに・・・って、喜多八師匠からリクエストされた『縁かいな』
『今、『芝浜』を試行錯誤しているから、もし、それが完成して、演じる時の出囃しには・・・』って言われていた『雨戸たたいて』
圓朝まつりで、喜多八師匠が、キタナヅカに扮し、大勢のファンの前で披露した『愛あればこそ』落語芸術協会所属の松本優子師匠は、何度となく、喜多八師匠にYou Tube を見せられたそうです♪\(^o^)/
この唄の最後には、喜多八師匠のキャッチフレーズの『清くけだるく美しく』を歌詞に・・・
ダンディーだった喜多八師匠にシャンソンを唄ってもらったら・・・似合ったんでは?って『愛の讃歌』を・・・
寄席での名物、『奴さん』これを、喜多八師匠の替え歌として、二人の【唄と三味線】のコーナーを締めくくりました♪
太田その師匠・松本優子師匠お二人の【喜多八ラブ】が、身近に感じられる一時でした♪
柳家 喜多八師匠 【鈴ヶ森】(音源)
最後に、喜多八師匠の落語の代名詞の一つにあたる【鈴ヶ森】を・・・
本日の落語会に出向く時は・・・『最終回かぁ〜』って、気うつに、会場の博品館劇場に
重い足取りで向かいましたが・・・
喜多八師匠の噺を聞いて・・・
本日の落語会【喜多八膝栗毛】に参戦して・・・
確かに、惜しい噺家を無くした事は、事実だが・・・
喜多八師匠の事は、後何年生きるか分からないが・・・
決して忘れない大切な人
って事を再確認させてもらい、何だか、気うつな気持ちも、軽やかな気持ちになり、夜の銀座を新橋駅に向かう自分がいました♪
\(^o^)/
By HB
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