10月29日落語会
10月29日(土曜日)
中1日でのローテーションで、落語会に参戦です♪
\(^o^)/
本日の落語会は・・・
【第71回特撰落語会 柳家さん喬 秋の夜ばなし】です♪
さてさて、落語会・・・
柳家 緑助 【たらちね】
柳家 やなぎ 【真田小僧】
柳家 さん喬師匠 【お菊の皿】
柳家 さん喬師匠 【お若伊之助】
仲入り
柳家 さん喬師匠 【寄席囃子】
【福祿寿】
柳家 緑助 【たらちね】
挨拶後に・・・
緑:『柳家花緑の弟子で、柳家緑助と申します♪』
最短型の自己紹介をして・・・
ご隠居と八っあんが登場します♪
ご隠居と八っあんが登場したは良いけれど・・・
緑:『・・・何でしっけ?』
真顔で・・・詰まって・・・
\(>_<)/
そこはそれ、百戦錬磨な前座さん・・・
何もなかったのごとく、噺に戻り・・・
メンタル面でも修整をきかせて・・・
動揺している様子もなく?
シッカリ鍛えているなぁ〜♪
\(^o^)/
ご隠居が、八っあんに・・・
隠:『どうだい?妻(サイ)を持たないかい?』
八:『サイ?いいですよ♪エサのやり方も分かりませんから♪』
\(^o^)/
八:『年はいくつなんで?』
隠:『18だよ♪』
八:『昔・・・18(の時)もあった、って言うのはイヤですよ!』
\(^o^)/
隠:『正真正銘18才だよ♪それに、器量も良くて、嫁ぐ時には、夏冬のものを一揃えして・・・』
八:『器量良しで!18で!夏冬のものを一揃え!・・・キズモノでしょ?』
こんなご隠居と八っあんの会話から噺が始まり・・・
その気になった八っあんは・・・
妄想族に変身し・・・
新婚夫婦二人での食事を想像し・・・
『サァ〜クサァクのチンチロリンのポォ〜リポリ♪
ザァ〜クザァクのガンカラガンのボォ〜リボォリ♪』って・・・♪
噺の終盤・・・えっ?って・・・なったのは・・・
嫁いだお嫁さんに、八っあんが、名前を訊ねた返事が・・・
京都のお公家さをではなく・・・
関東(江戸)版の名前の由来の口上に・・・
\(^o^)/
初めて聞いたパターンです♪
\(^o^)/
柳家 やなぎ 【真田小僧】
マクラでは・・・
や:『師匠の力を借りて・・・自分の落語会を開いているような気が・・・♪』
\(^o^)/
やなぎさん♪それ、錯覚ですから・・・
\(^o^)/
こんな、発言が出来るって・・・
師弟の関係が、仲良し?って・・・
思わせてくれますネ♪
\(^o^)/
や:『二つ目に昇進して、故郷の(北海道)別海へ、6年ぶりに帰り♪
実家へ・・・
帰省した、当日、隣町の中標津にLAWSONが出来て、開店初日には・・・200人もの行列が・・・
\(^o^)/
一年後に、再び、帰省して、実家で、兄と一緒に(酒を)飲んで・・・
LAWSONをバカにしながら・・・
や:『こんな・・・田舎・・・何もない!』
兄:『ウルサイ!今度、LAWSONの2店舗目が出来たよ!』って・・・
LAWSONには・・・先見の明が有りますね♪』
\(^o^)/
こんなマクラから噺【真田小僧】に・・・
小遣い欲しさに・・・金坊が、火鉢の火を起こしながら・・・
金:『(お父っあん♪)お茶を飲みながら・・・これからの日本を語り合おうよ♪』って・・・
\(^o^)/
金:『表に行って遊んでくるけど・・・
忘れものは・・・ないかなぁ〜♪
親御さんとして、何か忘れものはありませんかぁ〜?』
父:『電車の車掌みたいだな?
男なら・・・ポン!ってハッキリ言え!』
金:『お小遣いちょうだい!
将来貰えるかどうか分からない!
生前贈与なのに・・・♪』
\(^o^)/
お小遣いを貰う事・・・生前贈与とは・・・♪
\(^o^)/
発想が・・・\(^o^)/
お父っあんの外出中に、家に訪ねてきた男の人の話で・・・
父親から1銭をせしめるが・・・
手に持ち、目線の高さにかざし・・・
金:『1銭〜?』
って仕草の中に・・・喬太郎師匠を思わせる仕草が見え隠れしています♪
家の外から、お母かさんと男の人の様子を障子の穴から覗き見ているシーンでは・・・
金:『ワッ♪エッ♪ワッ♪エッ♪』って・・・
大きな声で、お父っあんに気を持たせる言い方の演出♪
合計6銭を巻き上げて、外に遊びに行ってしまう金坊♪
そこへ、女将さんが、買い物から返り、お父っあんに愚痴られる所でオチに・・・
\(^o^)/
柳家 さん喬師匠 【お菊の皿】
マクラでは・・・
喬:『(大勢のご来場)どうもありがとうございます♪
秋も深まり・・・コートやセーターが必要に・・・
お客様方・・・出掛けに雨が降ったのでは?
申し訳ございません・・・
私の謝る事じゃないんですが』
\(^o^)/
喬:『落語は・・・チョッと道を外したような事をやらないと・・・
全うに、真っ直ぐに噺を勉強しているのに、(チョッと道を外したやり方をしないと)勉強していないように思われるような風潮が・・・』
\(>_<)/
喬:『(下町の)本所で、育ちまして・・・
『お隣で、醤油を借りてきな!』っていう時代でした・・・
町内では、縁台将棋などをしている大人が居たりしました・・・
(将棋の指方を)分からないながら、見て覚えました♪
(そういう風に世間・常識を学んだ?)
地元の祭りの神輿は、地元の土地の者じゃない人も担いでいました・・・
なぜ?地元の土地の者じゃないってわかるか?
『オメ〜♪ソロソロ帰んべぇ〜か?』って・・・
『常磐線で、来た奴らだな♪』って・・・
そうは、言っても、地元の牛島神社の御神輿は・・・500人いないと担げないほどの大きな御神輿て・・・♪
こんな、話をしていると・・・【百川】をやるとお思いでしょうが・・・やりません!』
\(>_<)/
喬:『まだ、何を演じるか?決めていません♪
師匠の小さんの自宅には、剣道の道場が有りました♪
10坪ほどの広さでしたでしょうか♪
その道場の裏のアパートで、いつも雨戸が閉まっている部屋があり・・・
女将さんに聞いたんです♪
喬:『裏のアパートのあの部屋・・・いつも、雨戸が閉まっていますね!』
女将:『小稲(さん喬師匠の前座時分の名前)お前知らないのかい?
あの部屋で、首吊りが・・・』』
って、さん喬師匠・・・両手で自分の首を閉める仕草を・・・
喬:『その後、そのアパートのその部屋に、誰が越してこようが・・・1ヶ月で居なくなる!
\(>_<)/
ある晩のこと・・・私は、一人で留守番をしていました!
その晩は、師匠の小さんは、(地方へ)帰ってこない日で、女将さんも、出掛けてしまっていて・・・
私一人きりで・・・怖かったです\(>_<)/』
こんな、マクラから噺【お菊の皿】に・・・
始めは、3人から始まったお菊さん鑑賞会もどんどん、人が増え・・・
観客同士の会話のなかに・・・
『最近、お菊さん、太ったんだよな♪』
『差し入れだろ♪お菊さん義理堅いから・・・食っちゃうんだよ♪』
お菊さんが井戸から現れると・・・
『よっ!待ってました♪タップリ♪』
お菊:『そちら様は・・・初めてで・・・♪
どうぞ、ご贔屓に♪』
\(^o^)/
会場では、【お菊せんべい】が土産で売られ♪
【お菊音頭】も出来・・・お菊さんが、一曲熱唱するシーンまで♪
\(^o^)/
お菊さんの鑑賞会は、噂が噂をよび、日に日に、会の規模が、大きくなり・・・
お菊さん鑑賞会を始めた三人は・・・
『オレ達が(お菊さんを)見始めた頃が懐かしいなぁ〜♪
ここ(会場)も、こんなに、明るくなって、草まで刈ってしまって!』
『お菊さんの芸もクサクなったよな?』
会場の明るい明かりが消えると・・・
『こうなると、いいね♪本寸法だね♪』
\(^o^)/
お菊さんを演じるさん喬師匠・・・
(歌舞伎ばりに・・・)見栄をはって・・・
\(^o^)/
顔が赤っぽく、風邪気味って、前にふりを入れておいて・・・
18枚の皿を数え・・・『明日は休みます』のオチに・・・♪
\(^o^)/
一席終わり、さん喬師匠が一言・・・
喬:『お菊を演じるのに・・・
懐に手拭いを入れていちゃ〜ダメですね♪
お菊だか・・・?カエルだか・・・?分からない♪』
\(^o^)/
そのままの状態で2席目に・・・
始まった噺は・・・【お若伊之助】へ・・・
この噺・・・初めて♪
\(^o^)/
初めてな噺なので、メモ書きを中止して、噺の筋を追いました♪
帰宅後、ネットや落語辞典で調べてみると・・・
噺の後半がけっこう、グロい噺なんですが・・・
さん喬師匠のそれは、グロさを排除した噺の構成に・・・
\(^o^)/
仲入り
柳家 さん喬師匠 【寄席囃子】
【福祿寿】
マクラでは・・・
喬:『落語協会に、300人ほどの噺家がおり・・・一人一人に出囃子が♪
お囃子のお師匠さんは、噺家全ての出囃子を知っていまして・・・
いくつか・・・♪
先ずは、私の一番嫌いな【白鳥の湖】を・・・
』
一小節行くか行かないか?で・・・
喬:『もういいです!』
\(>_<)/
喬:『次は、尊敬する、大好きだった志ん朝師匠の【老松】を・・・
志ん朝師匠は、出囃子で、高座に上がる時に、手に、手拭いと扇子を持って(格好で)出ていました♪
舞台袖から出る前には、『人』という字を書いて、それを飲み込んでから高座に・・・
私の弟子のさん助も、やっていますが・・・あいつは、『人』という字を書いて・・・『フッ!』って吹いていますから・・・♪
\(^o^)/
次は、文楽師匠の【野崎】を・・・
私は、文楽師匠の孫弟子にあたります・・・
そして、志ん生師匠・・・
【一丁入り】を・・・
志ん生師匠は、圓生師匠と共に、戦争中、満州へ、慰問に行かれました・・・
それから・・・志ん生師匠の芸が代わったって言われています♪
そして、私の師匠の小さんの【序の舞】を・・・
寄席のお囃子さんって・・・独特の音色を出してくれます♪』
白鳥師匠・志ん朝師匠・文楽師匠・志ん生師匠・小さん師匠と・・・
5人の寄席囃子を聞かせ・・・
その師匠方の思いでなどを徒然に・・・
喬:『(こちらの、深川江戸資料館)深川に因んだ噺を・・・♪』
って・・・噺【福祿寿】に・・・
こちらの噺も、初めての噺でした♪
\(^o^)/
帰宅後調べてみると・・・
先程の、【お若伊之助】も【福祿寿】も圓朝作品みたいです♪
\(^o^)/
福田屋という大店の噺で、主人に徳があるので、町内の人々には、『福徳屋』と親しまれていた、店の噺?
主人には、実子と6人の養子がおり、年の暮れには、毎年年忘れの会が催される。
その晩の出来事で・・・
実子の長男の六太郎が、実母の大女将の隠居所に現れ300円の借金を申し出る・・・
六太郎の借金は、前歴があり、以前、六太郎と実母との連名で、養子の長男福次郎から800円もの借財をした経緯がある・・・
その際、福次郎は、六太郎と実母の借用書を、『こんな・・・みずくさい!』って、言って、借用書を破り捨て、800円もの大金を貸してくれた。
そんな、事情もあるので、300円を新たに借りに来た、六太郎に、実母は、『今日は、お帰り!(借金は、出来ないよ!)』と・・・
そんな会話が実母と六太郎の間で交わされている隠居所に、福次郎が・・・現れる♪
年の暮れな事もあり、養母が寒くないように、お腹を空かせていないか?と、様子を見に来たと・・・
その手には、酒と何がしろの食べ物と300円の入った財布を持って!
六太郎と実母の会話(300円の借金の話)を立ち聞きしてた???
福次郎が現れたため、慌てて、炬燵の中に一旦、隠れていた六太郎♪
全てお見通し?の福次郎からの、300円を実母から借りて隠居所を後に・・・
300円もの大金を懐に入れて帰るのだから・・・よせば良いのに、実母に差し入れられた酒を4〜5杯飲んでから・・・
何故なら、その晩は、暮れも押し迫った、雪の降る寒い日であった・・・
実母に、『(六太郎、お前は)酒を飲むと・・・ピョコタンピョコタン歩く癖が有るから、(懐の300円)気を付けて帰りなさい!』って言われたにも関わらず、隠居所から表に出た途端、財布をおとしてしまう・・・
一方、年忘れの会の続き(二次会?)を外で・・・
福次郎が、外出すると、下駄の歯にならにやら、引っ掛かるものが・・・
拾い上げてみると、先程、自ら隠居所の母親に持って行った、300円の入った財布!
慌てて、隠居所にとって返し、母親に・・・
気を付けて帰れと、あれほど念を押したにも関わらず、財布を落としてしまった、長男の六太郎・・・
母:『六(六太郎)は、もう、こじきになるより他がない!』
福:『兄さんの家が分かれば、この300円をお届けに・・・
兄さんには、恩返しをしなくては・・・』
ここから、福次郎の・・・
『一升の袋には、一升分の米しか入らない、それ以上は、無理』と・・・
つまり、六太郎は、借りた資金で、事業を始める、元々、商売に長けた、兄さんだから、その商売は、成功する、しかし、その後に、店の者の衣装を揃いで拵えたり、皆で会(食事・飲み)を催したり・・・
人それぞれの己の器を知ることをせずに・・・
って・・・
むむむむ・・・
足りるを知るですね♪
母親と、福次郎の会話を、帰宅途中に、財布を落としてしまった事に気付き、隠居所へ引き返してきた六太郎は、聞く事に・・・
すっかり改心?
六太郎は、300円の借金申込みから、10円を恵んでくれと改めた・・・
その恵んでもらった10円を元手に、福島の山を買い、自らの手で、開墾し、開墾した、福島の山を売り、北海道の広大な土地を買い、その地で商売をし、繁栄した♪
このような噺でした・・・?
やはり・・・自分の【器】知ることをって・・・大切なんですね♪
本日の落語会・・・楽しいだけでなく、とっても、お勉強になりました♪
By HB
中1日でのローテーションで、落語会に参戦です♪
\(^o^)/
本日の落語会は・・・
【第71回特撰落語会 柳家さん喬 秋の夜ばなし】です♪
さてさて、落語会・・・
柳家 緑助 【たらちね】
柳家 やなぎ 【真田小僧】
柳家 さん喬師匠 【お菊の皿】
柳家 さん喬師匠 【お若伊之助】
仲入り
柳家 さん喬師匠 【寄席囃子】
【福祿寿】
柳家 緑助 【たらちね】
挨拶後に・・・
緑:『柳家花緑の弟子で、柳家緑助と申します♪』
最短型の自己紹介をして・・・
ご隠居と八っあんが登場します♪
ご隠居と八っあんが登場したは良いけれど・・・
緑:『・・・何でしっけ?』
真顔で・・・詰まって・・・
\(>_<)/
そこはそれ、百戦錬磨な前座さん・・・
何もなかったのごとく、噺に戻り・・・
メンタル面でも修整をきかせて・・・
動揺している様子もなく?
シッカリ鍛えているなぁ〜♪
\(^o^)/
ご隠居が、八っあんに・・・
隠:『どうだい?妻(サイ)を持たないかい?』
八:『サイ?いいですよ♪エサのやり方も分かりませんから♪』
\(^o^)/
八:『年はいくつなんで?』
隠:『18だよ♪』
八:『昔・・・18(の時)もあった、って言うのはイヤですよ!』
\(^o^)/
隠:『正真正銘18才だよ♪それに、器量も良くて、嫁ぐ時には、夏冬のものを一揃えして・・・』
八:『器量良しで!18で!夏冬のものを一揃え!・・・キズモノでしょ?』
こんなご隠居と八っあんの会話から噺が始まり・・・
その気になった八っあんは・・・
妄想族に変身し・・・
新婚夫婦二人での食事を想像し・・・
『サァ〜クサァクのチンチロリンのポォ〜リポリ♪
ザァ〜クザァクのガンカラガンのボォ〜リボォリ♪』って・・・♪
噺の終盤・・・えっ?って・・・なったのは・・・
嫁いだお嫁さんに、八っあんが、名前を訊ねた返事が・・・
京都のお公家さをではなく・・・
関東(江戸)版の名前の由来の口上に・・・
\(^o^)/
初めて聞いたパターンです♪
\(^o^)/
柳家 やなぎ 【真田小僧】
マクラでは・・・
や:『師匠の力を借りて・・・自分の落語会を開いているような気が・・・♪』
\(^o^)/
やなぎさん♪それ、錯覚ですから・・・
\(^o^)/
こんな、発言が出来るって・・・
師弟の関係が、仲良し?って・・・
思わせてくれますネ♪
\(^o^)/
や:『二つ目に昇進して、故郷の(北海道)別海へ、6年ぶりに帰り♪
実家へ・・・
帰省した、当日、隣町の中標津にLAWSONが出来て、開店初日には・・・200人もの行列が・・・
\(^o^)/
一年後に、再び、帰省して、実家で、兄と一緒に(酒を)飲んで・・・
LAWSONをバカにしながら・・・
や:『こんな・・・田舎・・・何もない!』
兄:『ウルサイ!今度、LAWSONの2店舗目が出来たよ!』って・・・
LAWSONには・・・先見の明が有りますね♪』
\(^o^)/
こんなマクラから噺【真田小僧】に・・・
小遣い欲しさに・・・金坊が、火鉢の火を起こしながら・・・
金:『(お父っあん♪)お茶を飲みながら・・・これからの日本を語り合おうよ♪』って・・・
\(^o^)/
金:『表に行って遊んでくるけど・・・
忘れものは・・・ないかなぁ〜♪
親御さんとして、何か忘れものはありませんかぁ〜?』
父:『電車の車掌みたいだな?
男なら・・・ポン!ってハッキリ言え!』
金:『お小遣いちょうだい!
将来貰えるかどうか分からない!
生前贈与なのに・・・♪』
\(^o^)/
お小遣いを貰う事・・・生前贈与とは・・・♪
\(^o^)/
発想が・・・\(^o^)/
お父っあんの外出中に、家に訪ねてきた男の人の話で・・・
父親から1銭をせしめるが・・・
手に持ち、目線の高さにかざし・・・
金:『1銭〜?』
って仕草の中に・・・喬太郎師匠を思わせる仕草が見え隠れしています♪
家の外から、お母かさんと男の人の様子を障子の穴から覗き見ているシーンでは・・・
金:『ワッ♪エッ♪ワッ♪エッ♪』って・・・
大きな声で、お父っあんに気を持たせる言い方の演出♪
合計6銭を巻き上げて、外に遊びに行ってしまう金坊♪
そこへ、女将さんが、買い物から返り、お父っあんに愚痴られる所でオチに・・・
\(^o^)/
柳家 さん喬師匠 【お菊の皿】
マクラでは・・・
喬:『(大勢のご来場)どうもありがとうございます♪
秋も深まり・・・コートやセーターが必要に・・・
お客様方・・・出掛けに雨が降ったのでは?
申し訳ございません・・・
私の謝る事じゃないんですが』
\(^o^)/
喬:『落語は・・・チョッと道を外したような事をやらないと・・・
全うに、真っ直ぐに噺を勉強しているのに、(チョッと道を外したやり方をしないと)勉強していないように思われるような風潮が・・・』
\(>_<)/
喬:『(下町の)本所で、育ちまして・・・
『お隣で、醤油を借りてきな!』っていう時代でした・・・
町内では、縁台将棋などをしている大人が居たりしました・・・
(将棋の指方を)分からないながら、見て覚えました♪
(そういう風に世間・常識を学んだ?)
地元の祭りの神輿は、地元の土地の者じゃない人も担いでいました・・・
なぜ?地元の土地の者じゃないってわかるか?
『オメ〜♪ソロソロ帰んべぇ〜か?』って・・・
『常磐線で、来た奴らだな♪』って・・・
そうは、言っても、地元の牛島神社の御神輿は・・・500人いないと担げないほどの大きな御神輿て・・・♪
こんな、話をしていると・・・【百川】をやるとお思いでしょうが・・・やりません!』
\(>_<)/
喬:『まだ、何を演じるか?決めていません♪
師匠の小さんの自宅には、剣道の道場が有りました♪
10坪ほどの広さでしたでしょうか♪
その道場の裏のアパートで、いつも雨戸が閉まっている部屋があり・・・
女将さんに聞いたんです♪
喬:『裏のアパートのあの部屋・・・いつも、雨戸が閉まっていますね!』
女将:『小稲(さん喬師匠の前座時分の名前)お前知らないのかい?
あの部屋で、首吊りが・・・』』
って、さん喬師匠・・・両手で自分の首を閉める仕草を・・・
喬:『その後、そのアパートのその部屋に、誰が越してこようが・・・1ヶ月で居なくなる!
\(>_<)/
ある晩のこと・・・私は、一人で留守番をしていました!
その晩は、師匠の小さんは、(地方へ)帰ってこない日で、女将さんも、出掛けてしまっていて・・・
私一人きりで・・・怖かったです\(>_<)/』
こんな、マクラから噺【お菊の皿】に・・・
始めは、3人から始まったお菊さん鑑賞会もどんどん、人が増え・・・
観客同士の会話のなかに・・・
『最近、お菊さん、太ったんだよな♪』
『差し入れだろ♪お菊さん義理堅いから・・・食っちゃうんだよ♪』
お菊さんが井戸から現れると・・・
『よっ!待ってました♪タップリ♪』
お菊:『そちら様は・・・初めてで・・・♪
どうぞ、ご贔屓に♪』
\(^o^)/
会場では、【お菊せんべい】が土産で売られ♪
【お菊音頭】も出来・・・お菊さんが、一曲熱唱するシーンまで♪
\(^o^)/
お菊さんの鑑賞会は、噂が噂をよび、日に日に、会の規模が、大きくなり・・・
お菊さん鑑賞会を始めた三人は・・・
『オレ達が(お菊さんを)見始めた頃が懐かしいなぁ〜♪
ここ(会場)も、こんなに、明るくなって、草まで刈ってしまって!』
『お菊さんの芸もクサクなったよな?』
会場の明るい明かりが消えると・・・
『こうなると、いいね♪本寸法だね♪』
\(^o^)/
お菊さんを演じるさん喬師匠・・・
(歌舞伎ばりに・・・)見栄をはって・・・
\(^o^)/
顔が赤っぽく、風邪気味って、前にふりを入れておいて・・・
18枚の皿を数え・・・『明日は休みます』のオチに・・・♪
\(^o^)/
一席終わり、さん喬師匠が一言・・・
喬:『お菊を演じるのに・・・
懐に手拭いを入れていちゃ〜ダメですね♪
お菊だか・・・?カエルだか・・・?分からない♪』
\(^o^)/
そのままの状態で2席目に・・・
始まった噺は・・・【お若伊之助】へ・・・
この噺・・・初めて♪
\(^o^)/
初めてな噺なので、メモ書きを中止して、噺の筋を追いました♪
帰宅後、ネットや落語辞典で調べてみると・・・
噺の後半がけっこう、グロい噺なんですが・・・
さん喬師匠のそれは、グロさを排除した噺の構成に・・・
\(^o^)/
仲入り
柳家 さん喬師匠 【寄席囃子】
【福祿寿】
マクラでは・・・
喬:『落語協会に、300人ほどの噺家がおり・・・一人一人に出囃子が♪
お囃子のお師匠さんは、噺家全ての出囃子を知っていまして・・・
いくつか・・・♪
先ずは、私の一番嫌いな【白鳥の湖】を・・・
』
一小節行くか行かないか?で・・・
喬:『もういいです!』
\(>_<)/
喬:『次は、尊敬する、大好きだった志ん朝師匠の【老松】を・・・
志ん朝師匠は、出囃子で、高座に上がる時に、手に、手拭いと扇子を持って(格好で)出ていました♪
舞台袖から出る前には、『人』という字を書いて、それを飲み込んでから高座に・・・
私の弟子のさん助も、やっていますが・・・あいつは、『人』という字を書いて・・・『フッ!』って吹いていますから・・・♪
\(^o^)/
次は、文楽師匠の【野崎】を・・・
私は、文楽師匠の孫弟子にあたります・・・
そして、志ん生師匠・・・
【一丁入り】を・・・
志ん生師匠は、圓生師匠と共に、戦争中、満州へ、慰問に行かれました・・・
それから・・・志ん生師匠の芸が代わったって言われています♪
そして、私の師匠の小さんの【序の舞】を・・・
寄席のお囃子さんって・・・独特の音色を出してくれます♪』
白鳥師匠・志ん朝師匠・文楽師匠・志ん生師匠・小さん師匠と・・・
5人の寄席囃子を聞かせ・・・
その師匠方の思いでなどを徒然に・・・
喬:『(こちらの、深川江戸資料館)深川に因んだ噺を・・・♪』
って・・・噺【福祿寿】に・・・
こちらの噺も、初めての噺でした♪
\(^o^)/
帰宅後調べてみると・・・
先程の、【お若伊之助】も【福祿寿】も圓朝作品みたいです♪
\(^o^)/
福田屋という大店の噺で、主人に徳があるので、町内の人々には、『福徳屋』と親しまれていた、店の噺?
主人には、実子と6人の養子がおり、年の暮れには、毎年年忘れの会が催される。
その晩の出来事で・・・
実子の長男の六太郎が、実母の大女将の隠居所に現れ300円の借金を申し出る・・・
六太郎の借金は、前歴があり、以前、六太郎と実母との連名で、養子の長男福次郎から800円もの借財をした経緯がある・・・
その際、福次郎は、六太郎と実母の借用書を、『こんな・・・みずくさい!』って、言って、借用書を破り捨て、800円もの大金を貸してくれた。
そんな、事情もあるので、300円を新たに借りに来た、六太郎に、実母は、『今日は、お帰り!(借金は、出来ないよ!)』と・・・
そんな会話が実母と六太郎の間で交わされている隠居所に、福次郎が・・・現れる♪
年の暮れな事もあり、養母が寒くないように、お腹を空かせていないか?と、様子を見に来たと・・・
その手には、酒と何がしろの食べ物と300円の入った財布を持って!
六太郎と実母の会話(300円の借金の話)を立ち聞きしてた???
福次郎が現れたため、慌てて、炬燵の中に一旦、隠れていた六太郎♪
全てお見通し?の福次郎からの、300円を実母から借りて隠居所を後に・・・
300円もの大金を懐に入れて帰るのだから・・・よせば良いのに、実母に差し入れられた酒を4〜5杯飲んでから・・・
何故なら、その晩は、暮れも押し迫った、雪の降る寒い日であった・・・
実母に、『(六太郎、お前は)酒を飲むと・・・ピョコタンピョコタン歩く癖が有るから、(懐の300円)気を付けて帰りなさい!』って言われたにも関わらず、隠居所から表に出た途端、財布をおとしてしまう・・・
一方、年忘れの会の続き(二次会?)を外で・・・
福次郎が、外出すると、下駄の歯にならにやら、引っ掛かるものが・・・
拾い上げてみると、先程、自ら隠居所の母親に持って行った、300円の入った財布!
慌てて、隠居所にとって返し、母親に・・・
気を付けて帰れと、あれほど念を押したにも関わらず、財布を落としてしまった、長男の六太郎・・・
母:『六(六太郎)は、もう、こじきになるより他がない!』
福:『兄さんの家が分かれば、この300円をお届けに・・・
兄さんには、恩返しをしなくては・・・』
ここから、福次郎の・・・
『一升の袋には、一升分の米しか入らない、それ以上は、無理』と・・・
つまり、六太郎は、借りた資金で、事業を始める、元々、商売に長けた、兄さんだから、その商売は、成功する、しかし、その後に、店の者の衣装を揃いで拵えたり、皆で会(食事・飲み)を催したり・・・
人それぞれの己の器を知ることをせずに・・・
って・・・
むむむむ・・・
足りるを知るですね♪
母親と、福次郎の会話を、帰宅途中に、財布を落としてしまった事に気付き、隠居所へ引き返してきた六太郎は、聞く事に・・・
すっかり改心?
六太郎は、300円の借金申込みから、10円を恵んでくれと改めた・・・
その恵んでもらった10円を元手に、福島の山を買い、自らの手で、開墾し、開墾した、福島の山を売り、北海道の広大な土地を買い、その地で商売をし、繁栄した♪
このような噺でした・・・?
やはり・・・自分の【器】知ることをって・・・大切なんですね♪
本日の落語会・・・楽しいだけでなく、とっても、お勉強になりました♪
By HB
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