11月28日落語会2
三遊亭 兼好師匠 【初音の鼓】
【初音の鼓】・・・初めましてな噺です♪
マクラでは・・・
兼:『改めまして、ようこそお出でくださいまして、ありがとうございます♪
先程、言い忘れましたが♪
毎年、恒例の【兼好米】を福島の方から販売に来ています♪
落語会が終わってからですと・・・
ホールロビーの電気を【ダン!】って消されてしまうので・・・♪\(^o^)/
仲入りとかのタイミングで、是非♪』
\(^o^)/
落語会冒頭の【あいさつ】の・・・
鳳楽師匠の消灯事件を、上手く活用しています♪
\(^o^)/
兼:『食べ物の賞味期限を延ばそうって・・・(動きが)♪
納豆なんかは・・・賞味期限・・・いらないでしょ?
納豆自体が・・・♪♪♪\(^o^)/ですから♪』
ここで、【納豆初めて物語】的な夫婦の会話の小咄?を・・・即興?で・・・
\(^o^)/
夫:『お〜い♪あれどうした?あれ?』
妻:『なんだい?おまえさん♪あれ?って・・・』
夫:『あれだよ♪藁の所に置いといた豆♪』
妻:『およしよ!あの豆は・・・何日も前のもんだよ!』
夫:『あっ!ここにあった♪食べてみよっと♪』
妻:『そんな、古いものおよしよ!』
藁の中から、豆を取りだし・・・
夫:『うわっ!この豆・・・糸引いてら・・・!』
妻:『言わんこっちゃない♪およしよ!そんな、古い豆を食べるのは・・・』
\(>_<)/
夫:『いやいやいや・・・♪チョッとだけな♪』
妻:『およしったら!』
一粒二粒おっかなびっくり糸を引いている豆を口に運ぶ夫・・・
夫:『・・・・・・・・・?うまいよ♪\(^o^)/』
妻:『本当かい?どれどれ?私も・・・少し♪
あら・・・おいしいね♪\(^o^)/』
\(^o^)/
兼:『納豆って・・・先人の勇気とチャレンジによっての・・・商品ですよね♪』
\(^o^)/
兼:『マヨネーズなんかも・・・結構保つんでしょ?
マヨネーズは、賞味期限より、むしろ、最後まで使いきれる・・・容器にしてほしいです♪』
ここから、几帳面な?兼好師匠の奥さまのマヨネーズ使いきりの手法を、高座で再現♪
\(^o^)/
兼:『これから、食品の表示方法が、変わるそうで、世界的なグローバル化により、今までより、表示方法が・・・よりユルクなるそうで・・・♪
『輸入品』もしくは、『国産品』って表示の商品が、出回るそうです♪
これからは・・・自分の目で見て、確かめる事が・・・必要になってくるのでしょう!』
\(^o^)/
こんなマクラから噺【初音の鼓】に・・・
\(^o^)/
いい加減な品物を持ってくる、古道具屋の吉兵衛さん♪
今日もお屋敷の殿様に商品(古道具)を買って貰おうと♪
取り次ぎ役の三太夫さんに面会♪
\(^o^)/
今までに、吉兵衛さんが、お屋敷に持ち込んだ怪しげな商品とは・・・
小野小町の帯
在原業平の尿瓶
久米仙人の越中褌
などなど・・・\(>_<)/
吉:『本日は、お殿様に、初音の鼓を持って参りました♪』
三:『本物か?』
吉:『本物のはずが有りません♪』
三:『幾らで?』
吉:『100両で!』
\(>_<)/
そこは、それ♪
偽物を本物と偽って売るが為の作戦があり・・・
三太夫さんを、味方の共犯者になってくれるよう買収して、頼み込む♪
\(>_<)/
その作戦とは・・・
【初音の鼓】は、鼓を調べを慕って狐が取りつくという、謂れを持つ鼓なので・・・
殿様が、鼓を『ポン♪』って叩けば、側にいる、三太夫さんが、狐に憑かれた風を装い・・・『コン♪』と鳴く♪
鼓を『ポン♪ポン♪』と叩けば、『コン♪コン♪』って・・・鳴く♪
『コン♪』一鳴きに→一両を♪
こんな、買収作戦を使い、吉兵衛さんは、お
殿様に謁見♪
\(>_<)/
吉兵衛さんに、鼓の謂れを説明され、鼓を手にするお殿様♪
\(^o^)/
お殿様が、鼓を調べると・・・
隣に控えていた、三太夫さんが『コン♪』
『ポン♪』も『コン♪』も鼓を調べる仕草と、狐に憑かれた仕草をオーバーアクション気味に兼好師匠が・・・
\(^o^)/
『ポン♪』→『コン♪』
『ポン♪ポン♪』→『コン♪コン♪』
『ポン♪ポン♪ポン♪』→『コン♪コン♪コン♪』
って・・・どんどんエスカレートしていきます♪
お殿様は、三太夫さんが『コン♪』って鳴く度に、『これ、三太夫?何か申したか?』
『いっこうに、存じません♪』って・・・おとぼけを?
\(>_<)/
一旦、別室に移った、吉兵衛さんと三太夫さんですが・・・
再び、お殿様に呼ばれるのは、吉兵衛さんだけで・・・
三太夫さんの援軍なしで、お殿様の前へ♪
殿:『今度は、そち(吉兵衛さん)が、鼓を調べてみよ♪』・・・
ここで、びっくりしたのが、吉兵衛さん・・・
一言・・・
吉:『もう少しで、100両になったのに!』
\(>_<)/
って・・・
渋々、吉兵衛さんが、鼓を調べると・・・
なんと・・・
お殿様が・・・『コン♪』って・・・♪
\(^o^)/
???な吉兵衛生さん・・・
最初は恐る恐る?やがで、調子にのり何度も鼓を『ポン♪ポン♪』と・・・
その都度、お殿様が『コン♪コン♪』って鳴いてくれ・・・
おまけに、お殿様から鼓を100両で買い上げるとのお言葉を頂く♪
差し出された鼓の代金を受け取る吉兵衛さん・・・
100両の入った包みを受け取ると・・・
100両入った包みが、やけに軽い!
中を確かめると・・・1両小判が一枚!
吉兵衛さんが、お殿様に『なにかの間違い?』って尋ねると・・・
殿:『予(お殿様)と三太夫が、『コン♪』と鳴いた鳴き代を差っぴいてある♪』
\(^o^)/
紛い物と知りつつ、鼓を売ろうとする吉兵衛さん♪
見事に、吉兵衛さんに買収される三太夫さん♪
販売のカラクリを見破り、お殿様自ら『コン♪』って鳴き、代金から、鳴き代を差し引いて、支払いをするお殿様♪
三者三様、それぞれの、コミカルな言動♪
『ポン♪ポン♪』『コン♪コン♪』のリズムとアクションも、楽しい噺ですね♪
【初音の鼓】\(^o^)/
仲入り
翁家 勝丸師匠 【太神楽】
勝丸師匠に遭遇するの・・・二回目か三回目ですが・・・
高座の座布団に、座りながら太神楽を披露するスタイルでしたっけ?
\(^o^)/
膝を使わない、バランス感覚・・・
スンゴイ技ですよね♪
\(^o^)/
それに、勝丸師匠・・・喋りが楽しい♪
勝:『先日、兼好師匠に会って・・・3千円でも、4千円でも良いから♪仕事を回して♪って頼んだら・・・早速♪
先程、出演料を貰いました・・・3千円!
\(>_<)/
でも、ご安心下さい・・・3千円分しかやりませんから・・・♪』
\(^o^)/
勝:『顎に、物を立てていますと・・・顎が徐々に長くなって・・・♪
\(>_<)/
我々太神楽の世界では、『ロングロング〜アゴ〜』って言います♪』
\(^o^)/
五階茶碗をくわえバチの上に!
なんと、五階茶碗とくわえバチとの間に、ボールを二つ挟み・・・♪
バランスOK ♪
その代わり、即座に披露を中止・・・?
勝:『危ない所は・・・直ぐに止めます♪』
\(^o^)/
次に、『抜き扇』なる、手を使わず、五階茶碗とくわえバチの間に挟んだ扇を飛び出させる♪
この技も決まりましたが・・・
飛び出した扇が、待ち構えていた、右の掌に入らず!
勝:『抜き扇が、右手にパシッっと入る技でしたが・・・今日は、上手くいきませんでした♪
完璧なこの技を見たい方?』
会場は、パチパチパチパチと、拍手で・・・再トライを要望♪
勝:『その方々(完成形の抜き扇を見たいお客様)は・・・明日、浅草演芸ホールの方で♪』
\(^o^)/
勝:『次に、和傘を使いまして♪
この和傘の名前を・・・クリスティーと申します♪
和傘・・・?
では、会場のお客様全員で・・・』
客席:『和傘クリスティー♪』
\(^o^)/
勝:『この和傘クリスティーで、ボールを回します♪
ボールを客席のどなたか?投げて頂けませんか?投げて頂いたボールを和傘クリスティーで、受けてボールを回します♪』
客席から、一人の女性が挙手します♪
その女性に、高座から勝丸師匠が、ボールん投げると・・・見事にボールをキャッチしました♪
\(^o^)/
会場からは、見事なキャッチに拍手が・・・
空かさず勝丸師匠・・・
勝:『拍手のほうは、ボールをこちらから向こうに投げてキャッチに成功した時じゃなくて、ボールを向こうからこっちに投げて、技が成功した時に・・・\(>_<)/』
\(^o^)/
そして、女性の投げたボールは、中々のスピードボールで、尚且つ、ストレートで高座へ・・・
直球の早いボールでも、勝丸師匠は、難なく受けて、技を達成♪
二人目のボールを投げてくれるお客様を・・・
今度は、先程の女性より後方の男性のお客様が挙手♪
こちらのチャレンジも難なくボールを受けて、和傘クリスティーの上でボールを回します♪
\(^o^)/
勝:『三人目は・・・女性、男性と来ましたので♪オカマ?』
こんな事を言いながら自らボールを投げて和傘クリスティーで技を・・・
\(^o^)/
このあと、和傘クリスティーの活躍はまだまだ、続き・・・
升・湯飲み茶碗を傘の上でクルクル回してくれました♪
\(^o^)/
勝丸師匠・・・太神楽の技もさることながら・・・
技の合間合間の喋りも楽しい師匠ですね♪
\(^o^)/
三遊亭 兼好師匠 【品川心中(上・下)】
【品川心中】の(下)を聞くのは・・・初めましてです♪
マクラでは・・・
兼:『ただいま、勝丸兄さんの太神楽で・・・
本当に、3千円で・・・あんなに(技を)やってもらうと・・・』
\(^o^)/
噺に入るのに、品川宿と遊郭との説明をしながら・・・
遊郭の指名の話に・・・
板頭(指名ナンバーワン)の話をしながら・・・
兼:『こういう事が、(現代の)キャバクラで・・・
キャバクラでの、控え室での有り様を調べるために・・・行きたくもないのに・・・
\(>_<)/』
兼好師匠・・・キャバクラ通いしてるの?
\(^o^)/
こんな、短めな噺の舞台・背景の説明をして・・・
品川宿、白木屋の元板頭(指名ナンバーワン)のお染さん・・・
元のナンバーワンのプライドは、そのままに・・・(現在は、落ちぶれて)
移り替え(衣替え)の資金が無い・・・
30〜40両かかる、その移り替えの資金がどうしても捻出出来ない!
こんな、惨めな思いをするくらいな、いっそ、死んでしまおう♪って・・・
一人で、死ねば、『お染姉さんったら・・・移り替えのお金が出来ないから、それで、自殺をした・・・』って言われるのもシャクだから・・・いっそ、お客の誰かと一緒に死ねば・・・心中として、死んだ後にも浮き名が残る♪
いそいそと、お染さん、自分の顧客帳で、心中の相手を探し始める♪
染:『誰だろうねぇ〜?私と心中してくれるような陽気な人は・・・?』
\(^o^)/
染:『勝丸さんは・・・?ダメだね!この人・・・子供が四人も居るからね♪
鉄っあんは・・・?ダメだよ!この人・・・85才だった♪
貸本屋の金蔵がいいや♪金蔵なら、私と心中して、死んだって、誰にも迷惑がかからないし・・・♪』
迷惑な事に、心中相手に白羽の矢をたてられた金蔵!
お染さんから『相談したい事があるの♪』って手紙をもらい、元々惚れていたお染さんなので、要件も知らず(心中相手)ウキウキと、品川のお染さんに会いにくる♪
お染さんから心中の話を持ちかけられても、ピン?とこない金蔵は、お染さんと、噛み合わない会話を・・・
染:『死んじまおぅ〜って思ってね♪』
金:『真珠湾攻撃・・・?』
染:『心中しょうって思ってね♪』
金:『心中だろうと、珍獣だろうと・・・オレは・・・付き合うよ♪』
\(^o^)/
金蔵さん、あんた根本的に分かって無いでしょ♪って会話が・・・\(^o^)/
やっと、心中する事を飲み込んだ金蔵さんは・・・
それでも、浮世の義理があるために・・・挨拶に回りたい♪って・・・
明日の晩には、品川に戻ってくるからと、その晩の心中の日延べを頼み、お染さんから了承を貰う♪
金:『明日の晩必ず戻ってくるから、なんなら、手付けに、ドンっと、頭を(壁?柱?に)ぶつけようか?
それとも、褌を置いて行こうか?』って・・・
\(^o^)/
翌日、世話になった、親分に暇請いの挨拶しに・・・
旅に出る→西(西方浄土)
いつ帰る→新盆とお盆の時期に
またまた、噛み合わない会話が・・・
\(^o^)/
自宅の整理と、挨拶を済ませた金蔵は、品川のお染さんの所へ戻ると・・・
心中相手が帰ってきてくれたので、座敷で歓待を受ける♪
どうせ、死んでしまうのだから・・・
あの世まで、今晩の飲み食いの請求が来るわけもないので、これでもか♪ってくらい豪勢に飲み食いをする♪金蔵さん♪
\(^o^)/
その間、お染さんは、他の座敷を回ったりして・・・
酒に、酔いつぶれて寝てしまった、金蔵さんの部屋に戻ったお染さん・・・
金蔵さんの寝顔を見ながら・・・
染:『この寝顔を見ると・・・
金蔵と、心中すると・・・(この金蔵の寝顔から察して)死顔を想像すると・・・ガッカリだね!』
\(>_<)/
心中をするのに、お染さんの方で、下準備がされており・・・
白無垢(金蔵さんのは、ツンツルてん♪)
\(^o^)/
頭に巻く三角のも・・・
そして、出てきたのが・・・二丁の剃刀♪
金:『カミソリの傷は・・・治りにくい!』
\(^o^)/
結果・・・桟橋で沖の方へ行き、海に身投げを!
鍵の腐りかけた白木屋の裏木戸を開けて、漆黒の闇の中、お染と金蔵が、手に手を取って、品川の海の沖に、すぅ〜っと延びる桟橋を進む・・・
このシーンがシッカリ情景として浮かび上がりました♪
\(^o^)/
このあと、金蔵だけが、海に飛び込み(突き落とされ)
お染は、助かり、シレ〜ット白木屋に戻っていく♪
\(>_<)/
遠浅な品川の海に怪我をしながらも、命拾いをした金蔵は、暇請いをした親分のもとへ・・・
ここでの、ドタバタで、終演かなぁ〜?って思っていたら・・・
続が・・・♪
【品川心中(下)】が・・・始まります♪
\(^o^)/
(上)と(下)と、特別な区切りがなく、あれあれ?って思っているうちに・・・
白木屋のお染に仕返しをしに行く相談が始まります♪
【品川心中】の噺を幾人かの噺家さんから、聞いた事がありますが・・・
皆さん、(上)までで・・・
『この噺、後半が有りますが、長くて、つまらないから!』って・・・
でも、兼好師匠の【品川心中(下)】面白かったですよ♪
\(^o^)/
現代だと、分かりにくい部分を改作されているみたいでしたが・・・
\(^o^)/
品川の海に突き落とされて、死んでしまったって思っているお染さんに、親分が、死んだ(演技)金蔵の入った早桶を、品川宿の白木屋まで、運んできて、『お線香でも、手向けてくれ!(お詣りしてくれ)・・・さもないと、幽霊になった、金蔵が化けて出るぞ!』
こう、仕返しをしようとしたが・・・
百戦錬磨なお染さん・・・
金蔵が、幽霊になって出てきても・・・
染:『お染は、お銭(お足)(足が無い幽霊)が無いのを・・・相手にしないのさ!』って・・・
兼好師匠の噺では、分かりやすいオチに変えてくれていました♪
\(^o^)/
仕返しを相談したり、仕返しに早桶を担ぎながら品川へ向かう様子から、お染さんに、対峙したシーンなどに、笑をちりばめ、兼好師匠色の噺として・・・
タップリ楽しませて貰いました♪
\(^o^)/
By HB
【初音の鼓】・・・初めましてな噺です♪
マクラでは・・・
兼:『改めまして、ようこそお出でくださいまして、ありがとうございます♪
先程、言い忘れましたが♪
毎年、恒例の【兼好米】を福島の方から販売に来ています♪
落語会が終わってからですと・・・
ホールロビーの電気を【ダン!】って消されてしまうので・・・♪\(^o^)/
仲入りとかのタイミングで、是非♪』
\(^o^)/
落語会冒頭の【あいさつ】の・・・
鳳楽師匠の消灯事件を、上手く活用しています♪
\(^o^)/
兼:『食べ物の賞味期限を延ばそうって・・・(動きが)♪
納豆なんかは・・・賞味期限・・・いらないでしょ?
納豆自体が・・・♪♪♪\(^o^)/ですから♪』
ここで、【納豆初めて物語】的な夫婦の会話の小咄?を・・・即興?で・・・
\(^o^)/
夫:『お〜い♪あれどうした?あれ?』
妻:『なんだい?おまえさん♪あれ?って・・・』
夫:『あれだよ♪藁の所に置いといた豆♪』
妻:『およしよ!あの豆は・・・何日も前のもんだよ!』
夫:『あっ!ここにあった♪食べてみよっと♪』
妻:『そんな、古いものおよしよ!』
藁の中から、豆を取りだし・・・
夫:『うわっ!この豆・・・糸引いてら・・・!』
妻:『言わんこっちゃない♪およしよ!そんな、古い豆を食べるのは・・・』
\(>_<)/
夫:『いやいやいや・・・♪チョッとだけな♪』
妻:『およしったら!』
一粒二粒おっかなびっくり糸を引いている豆を口に運ぶ夫・・・
夫:『・・・・・・・・・?うまいよ♪\(^o^)/』
妻:『本当かい?どれどれ?私も・・・少し♪
あら・・・おいしいね♪\(^o^)/』
\(^o^)/
兼:『納豆って・・・先人の勇気とチャレンジによっての・・・商品ですよね♪』
\(^o^)/
兼:『マヨネーズなんかも・・・結構保つんでしょ?
マヨネーズは、賞味期限より、むしろ、最後まで使いきれる・・・容器にしてほしいです♪』
ここから、几帳面な?兼好師匠の奥さまのマヨネーズ使いきりの手法を、高座で再現♪
\(^o^)/
兼:『これから、食品の表示方法が、変わるそうで、世界的なグローバル化により、今までより、表示方法が・・・よりユルクなるそうで・・・♪
『輸入品』もしくは、『国産品』って表示の商品が、出回るそうです♪
これからは・・・自分の目で見て、確かめる事が・・・必要になってくるのでしょう!』
\(^o^)/
こんなマクラから噺【初音の鼓】に・・・
\(^o^)/
いい加減な品物を持ってくる、古道具屋の吉兵衛さん♪
今日もお屋敷の殿様に商品(古道具)を買って貰おうと♪
取り次ぎ役の三太夫さんに面会♪
\(^o^)/
今までに、吉兵衛さんが、お屋敷に持ち込んだ怪しげな商品とは・・・
小野小町の帯
在原業平の尿瓶
久米仙人の越中褌
などなど・・・\(>_<)/
吉:『本日は、お殿様に、初音の鼓を持って参りました♪』
三:『本物か?』
吉:『本物のはずが有りません♪』
三:『幾らで?』
吉:『100両で!』
\(>_<)/
そこは、それ♪
偽物を本物と偽って売るが為の作戦があり・・・
三太夫さんを、味方の共犯者になってくれるよう買収して、頼み込む♪
\(>_<)/
その作戦とは・・・
【初音の鼓】は、鼓を調べを慕って狐が取りつくという、謂れを持つ鼓なので・・・
殿様が、鼓を『ポン♪』って叩けば、側にいる、三太夫さんが、狐に憑かれた風を装い・・・『コン♪』と鳴く♪
鼓を『ポン♪ポン♪』と叩けば、『コン♪コン♪』って・・・鳴く♪
『コン♪』一鳴きに→一両を♪
こんな、買収作戦を使い、吉兵衛さんは、お
殿様に謁見♪
\(>_<)/
吉兵衛さんに、鼓の謂れを説明され、鼓を手にするお殿様♪
\(^o^)/
お殿様が、鼓を調べると・・・
隣に控えていた、三太夫さんが『コン♪』
『ポン♪』も『コン♪』も鼓を調べる仕草と、狐に憑かれた仕草をオーバーアクション気味に兼好師匠が・・・
\(^o^)/
『ポン♪』→『コン♪』
『ポン♪ポン♪』→『コン♪コン♪』
『ポン♪ポン♪ポン♪』→『コン♪コン♪コン♪』
って・・・どんどんエスカレートしていきます♪
お殿様は、三太夫さんが『コン♪』って鳴く度に、『これ、三太夫?何か申したか?』
『いっこうに、存じません♪』って・・・おとぼけを?
\(>_<)/
一旦、別室に移った、吉兵衛さんと三太夫さんですが・・・
再び、お殿様に呼ばれるのは、吉兵衛さんだけで・・・
三太夫さんの援軍なしで、お殿様の前へ♪
殿:『今度は、そち(吉兵衛さん)が、鼓を調べてみよ♪』・・・
ここで、びっくりしたのが、吉兵衛さん・・・
一言・・・
吉:『もう少しで、100両になったのに!』
\(>_<)/
って・・・
渋々、吉兵衛さんが、鼓を調べると・・・
なんと・・・
お殿様が・・・『コン♪』って・・・♪
\(^o^)/
???な吉兵衛生さん・・・
最初は恐る恐る?やがで、調子にのり何度も鼓を『ポン♪ポン♪』と・・・
その都度、お殿様が『コン♪コン♪』って鳴いてくれ・・・
おまけに、お殿様から鼓を100両で買い上げるとのお言葉を頂く♪
差し出された鼓の代金を受け取る吉兵衛さん・・・
100両の入った包みを受け取ると・・・
100両入った包みが、やけに軽い!
中を確かめると・・・1両小判が一枚!
吉兵衛さんが、お殿様に『なにかの間違い?』って尋ねると・・・
殿:『予(お殿様)と三太夫が、『コン♪』と鳴いた鳴き代を差っぴいてある♪』
\(^o^)/
紛い物と知りつつ、鼓を売ろうとする吉兵衛さん♪
見事に、吉兵衛さんに買収される三太夫さん♪
販売のカラクリを見破り、お殿様自ら『コン♪』って鳴き、代金から、鳴き代を差し引いて、支払いをするお殿様♪
三者三様、それぞれの、コミカルな言動♪
『ポン♪ポン♪』『コン♪コン♪』のリズムとアクションも、楽しい噺ですね♪
【初音の鼓】\(^o^)/
仲入り
翁家 勝丸師匠 【太神楽】
勝丸師匠に遭遇するの・・・二回目か三回目ですが・・・
高座の座布団に、座りながら太神楽を披露するスタイルでしたっけ?
\(^o^)/
膝を使わない、バランス感覚・・・
スンゴイ技ですよね♪
\(^o^)/
それに、勝丸師匠・・・喋りが楽しい♪
勝:『先日、兼好師匠に会って・・・3千円でも、4千円でも良いから♪仕事を回して♪って頼んだら・・・早速♪
先程、出演料を貰いました・・・3千円!
\(>_<)/
でも、ご安心下さい・・・3千円分しかやりませんから・・・♪』
\(^o^)/
勝:『顎に、物を立てていますと・・・顎が徐々に長くなって・・・♪
\(>_<)/
我々太神楽の世界では、『ロングロング〜アゴ〜』って言います♪』
\(^o^)/
五階茶碗をくわえバチの上に!
なんと、五階茶碗とくわえバチとの間に、ボールを二つ挟み・・・♪
バランスOK ♪
その代わり、即座に披露を中止・・・?
勝:『危ない所は・・・直ぐに止めます♪』
\(^o^)/
次に、『抜き扇』なる、手を使わず、五階茶碗とくわえバチの間に挟んだ扇を飛び出させる♪
この技も決まりましたが・・・
飛び出した扇が、待ち構えていた、右の掌に入らず!
勝:『抜き扇が、右手にパシッっと入る技でしたが・・・今日は、上手くいきませんでした♪
完璧なこの技を見たい方?』
会場は、パチパチパチパチと、拍手で・・・再トライを要望♪
勝:『その方々(完成形の抜き扇を見たいお客様)は・・・明日、浅草演芸ホールの方で♪』
\(^o^)/
勝:『次に、和傘を使いまして♪
この和傘の名前を・・・クリスティーと申します♪
和傘・・・?
では、会場のお客様全員で・・・』
客席:『和傘クリスティー♪』
\(^o^)/
勝:『この和傘クリスティーで、ボールを回します♪
ボールを客席のどなたか?投げて頂けませんか?投げて頂いたボールを和傘クリスティーで、受けてボールを回します♪』
客席から、一人の女性が挙手します♪
その女性に、高座から勝丸師匠が、ボールん投げると・・・見事にボールをキャッチしました♪
\(^o^)/
会場からは、見事なキャッチに拍手が・・・
空かさず勝丸師匠・・・
勝:『拍手のほうは、ボールをこちらから向こうに投げてキャッチに成功した時じゃなくて、ボールを向こうからこっちに投げて、技が成功した時に・・・\(>_<)/』
\(^o^)/
そして、女性の投げたボールは、中々のスピードボールで、尚且つ、ストレートで高座へ・・・
直球の早いボールでも、勝丸師匠は、難なく受けて、技を達成♪
二人目のボールを投げてくれるお客様を・・・
今度は、先程の女性より後方の男性のお客様が挙手♪
こちらのチャレンジも難なくボールを受けて、和傘クリスティーの上でボールを回します♪
\(^o^)/
勝:『三人目は・・・女性、男性と来ましたので♪オカマ?』
こんな事を言いながら自らボールを投げて和傘クリスティーで技を・・・
\(^o^)/
このあと、和傘クリスティーの活躍はまだまだ、続き・・・
升・湯飲み茶碗を傘の上でクルクル回してくれました♪
\(^o^)/
勝丸師匠・・・太神楽の技もさることながら・・・
技の合間合間の喋りも楽しい師匠ですね♪
\(^o^)/
三遊亭 兼好師匠 【品川心中(上・下)】
【品川心中】の(下)を聞くのは・・・初めましてです♪
マクラでは・・・
兼:『ただいま、勝丸兄さんの太神楽で・・・
本当に、3千円で・・・あんなに(技を)やってもらうと・・・』
\(^o^)/
噺に入るのに、品川宿と遊郭との説明をしながら・・・
遊郭の指名の話に・・・
板頭(指名ナンバーワン)の話をしながら・・・
兼:『こういう事が、(現代の)キャバクラで・・・
キャバクラでの、控え室での有り様を調べるために・・・行きたくもないのに・・・
\(>_<)/』
兼好師匠・・・キャバクラ通いしてるの?
\(^o^)/
こんな、短めな噺の舞台・背景の説明をして・・・
品川宿、白木屋の元板頭(指名ナンバーワン)のお染さん・・・
元のナンバーワンのプライドは、そのままに・・・(現在は、落ちぶれて)
移り替え(衣替え)の資金が無い・・・
30〜40両かかる、その移り替えの資金がどうしても捻出出来ない!
こんな、惨めな思いをするくらいな、いっそ、死んでしまおう♪って・・・
一人で、死ねば、『お染姉さんったら・・・移り替えのお金が出来ないから、それで、自殺をした・・・』って言われるのもシャクだから・・・いっそ、お客の誰かと一緒に死ねば・・・心中として、死んだ後にも浮き名が残る♪
いそいそと、お染さん、自分の顧客帳で、心中の相手を探し始める♪
染:『誰だろうねぇ〜?私と心中してくれるような陽気な人は・・・?』
\(^o^)/
染:『勝丸さんは・・・?ダメだね!この人・・・子供が四人も居るからね♪
鉄っあんは・・・?ダメだよ!この人・・・85才だった♪
貸本屋の金蔵がいいや♪金蔵なら、私と心中して、死んだって、誰にも迷惑がかからないし・・・♪』
迷惑な事に、心中相手に白羽の矢をたてられた金蔵!
お染さんから『相談したい事があるの♪』って手紙をもらい、元々惚れていたお染さんなので、要件も知らず(心中相手)ウキウキと、品川のお染さんに会いにくる♪
お染さんから心中の話を持ちかけられても、ピン?とこない金蔵は、お染さんと、噛み合わない会話を・・・
染:『死んじまおぅ〜って思ってね♪』
金:『真珠湾攻撃・・・?』
染:『心中しょうって思ってね♪』
金:『心中だろうと、珍獣だろうと・・・オレは・・・付き合うよ♪』
\(^o^)/
金蔵さん、あんた根本的に分かって無いでしょ♪って会話が・・・\(^o^)/
やっと、心中する事を飲み込んだ金蔵さんは・・・
それでも、浮世の義理があるために・・・挨拶に回りたい♪って・・・
明日の晩には、品川に戻ってくるからと、その晩の心中の日延べを頼み、お染さんから了承を貰う♪
金:『明日の晩必ず戻ってくるから、なんなら、手付けに、ドンっと、頭を(壁?柱?に)ぶつけようか?
それとも、褌を置いて行こうか?』って・・・
\(^o^)/
翌日、世話になった、親分に暇請いの挨拶しに・・・
旅に出る→西(西方浄土)
いつ帰る→新盆とお盆の時期に
またまた、噛み合わない会話が・・・
\(^o^)/
自宅の整理と、挨拶を済ませた金蔵は、品川のお染さんの所へ戻ると・・・
心中相手が帰ってきてくれたので、座敷で歓待を受ける♪
どうせ、死んでしまうのだから・・・
あの世まで、今晩の飲み食いの請求が来るわけもないので、これでもか♪ってくらい豪勢に飲み食いをする♪金蔵さん♪
\(^o^)/
その間、お染さんは、他の座敷を回ったりして・・・
酒に、酔いつぶれて寝てしまった、金蔵さんの部屋に戻ったお染さん・・・
金蔵さんの寝顔を見ながら・・・
染:『この寝顔を見ると・・・
金蔵と、心中すると・・・(この金蔵の寝顔から察して)死顔を想像すると・・・ガッカリだね!』
\(>_<)/
心中をするのに、お染さんの方で、下準備がされており・・・
白無垢(金蔵さんのは、ツンツルてん♪)
\(^o^)/
頭に巻く三角のも・・・
そして、出てきたのが・・・二丁の剃刀♪
金:『カミソリの傷は・・・治りにくい!』
\(^o^)/
結果・・・桟橋で沖の方へ行き、海に身投げを!
鍵の腐りかけた白木屋の裏木戸を開けて、漆黒の闇の中、お染と金蔵が、手に手を取って、品川の海の沖に、すぅ〜っと延びる桟橋を進む・・・
このシーンがシッカリ情景として浮かび上がりました♪
\(^o^)/
このあと、金蔵だけが、海に飛び込み(突き落とされ)
お染は、助かり、シレ〜ット白木屋に戻っていく♪
\(>_<)/
遠浅な品川の海に怪我をしながらも、命拾いをした金蔵は、暇請いをした親分のもとへ・・・
ここでの、ドタバタで、終演かなぁ〜?って思っていたら・・・
続が・・・♪
【品川心中(下)】が・・・始まります♪
\(^o^)/
(上)と(下)と、特別な区切りがなく、あれあれ?って思っているうちに・・・
白木屋のお染に仕返しをしに行く相談が始まります♪
【品川心中】の噺を幾人かの噺家さんから、聞いた事がありますが・・・
皆さん、(上)までで・・・
『この噺、後半が有りますが、長くて、つまらないから!』って・・・
でも、兼好師匠の【品川心中(下)】面白かったですよ♪
\(^o^)/
現代だと、分かりにくい部分を改作されているみたいでしたが・・・
\(^o^)/
品川の海に突き落とされて、死んでしまったって思っているお染さんに、親分が、死んだ(演技)金蔵の入った早桶を、品川宿の白木屋まで、運んできて、『お線香でも、手向けてくれ!(お詣りしてくれ)・・・さもないと、幽霊になった、金蔵が化けて出るぞ!』
こう、仕返しをしようとしたが・・・
百戦錬磨なお染さん・・・
金蔵が、幽霊になって出てきても・・・
染:『お染は、お銭(お足)(足が無い幽霊)が無いのを・・・相手にしないのさ!』って・・・
兼好師匠の噺では、分かりやすいオチに変えてくれていました♪
\(^o^)/
仕返しを相談したり、仕返しに早桶を担ぎながら品川へ向かう様子から、お染さんに、対峙したシーンなどに、笑をちりばめ、兼好師匠色の噺として・・・
タップリ楽しませて貰いました♪
\(^o^)/
By HB
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