10月17日落語会T・2
一席目の【替り目】が終わり・・・
オレスタイル恒例の高座上での生着替え♪
\(^o^)/
いつも、この場面で思うのは・・・
『もっと・・・ニコヤカに♪\(^o^)/』
生着替えをしながら、二席目に演じる噺をお復習しているのでしょう・・・
生着替えをしている時の昇太師匠・・・
真剣な眼差しで、真顔に・・・
チョッと鬼気迫るような顔つきに・・・
もっとも、生着替えが終われば、今まで着ていた着物を丸めて、楽屋に向けてポーンとスローイング♪って・・・子供な行動に・・・
\(^o^)/
春風亭 昇太師匠 【二番煎じ】
マクラでは・・・
昇:『今の【替り目】・・・
普段なら、オデンを買いに行く女将さんに、感謝の気持ちの独り言を聞かれ・・・
(照れて)『まだ、居たのか!』って所で噺を仕舞うんですが・・・
亭主の『ニヤニヤ笑うな!小さく手を振るな!早く(オデンを)買いに行け!』って台詞とシーンを入れたかったから・・・うどん屋を呼び、銚子のお燗をし、うどん屋にうどんをすすめられても一切取り合わず、再度呼ばれたうどん屋が・・・
『あの家はダメ(商売にならない)丁度銚子の替り目ですから』までのオチに・・・♪』
\(^o^)/
昇:『前回の【オレスタイル】会で缶詰の親子丼・・・アンケートで、評判が良かった♪
ですので・・・今回も・・・
休日の昼からワインなぞを飲みながら・・・
これが・・・美味しい♪
用意するのは・・・
サバ缶
パンは、超熟の10枚切りの食パン
玉ねぎにブラックペッパーにマーガリン♪
まず、サバ缶のサバの身をほぐします♪
本来なら、ホットサンドにするんですが・・・
超熟の食パンにマーガリンを塗って・・・
そのパンに、サバの身を・・・
玉ねぎは多目に・・・
サバの臭いが取れるので、ブラックペッパーを・・・♪』
\(^o^)/
ここで、サバサンドを一口食べる♪
昇:『ホットサンドにするんですが・・・
スンゴク美味しい♪
サバ缶詰は・・・味噌味じゃなく、水煮のものを使って下さい♪
そして、この後に、レモンをチョッと搾ってかけると・・・
こうすると・・・また、いけるんです♪
\(^o^)/
ものを食べるって・・・
(朝・昼・晩)日に三回じゃないですか・・・
一日に・・・三回(も)幸せになれるんです♪
\(^o^)/
お酒・・・コソコソ飲むのが・・・結構美味しい♪
\(^o^)/
地方へ先輩と落語会に・・・って行ったりするんですが・・・
私の出番が終わり、先輩が高座に・・・
この時、私の前に出た、二つ目さんと噺がもう終わっている私と楽屋で・・・
先輩の噺を聞きながらコソコソと・・・
酒を・・・♪』
\(^o^)/
こんなマクラから噺【二番煎じ】へ・・・
冒頭の一の組による火の用心・・・
あまりにも寒いので・・・
着物の袖の中の拍子木は・・・コッコ♪
袖から手を出さず、金棒は引きずるだけで・・・ズルズルと・・・♪
ウタイの黒川先生の『火の用心!』は・・・能のウタイ調・・・?
声高な八っあんの『火の用心!』は・・・『火の〜用心〜さっしゃりましょ〜や・や・や・や・や・や・や〜』って・・・北風に吹かれ声が千切れるところまでの演出つき♪
\(^o^)/
町内の火の用心をひと周り済ませた一行は、番屋に戻り・・・
互いに持ち寄った酒・しし鍋パーティーに♪
宴が盛り上がり始めると・・・
番屋に役人か・・・
慌てる一行♪
\(^o^)/
しっかりと、番屋内の様子を的確に察知して・・・
確信犯の役人は・・・
役人:『その土瓶は・・・?』
一行:『煎じ薬でございます・・・』
役人:『わしも、風邪気味でな・・・一杯貰おう!』
一行:『・・・・・・・・・どうぞ・・・』
役人:『町人とは・・・これを煎じ薬とは・・・』
こう言った役人は・・・次に口パクで・・・
役人:『バカ・・・♪』(口パク)
\(^o^)/
口パクながら・・・せせら笑いながら、役人が確かに、『バカ・・・♪』って声にならない声が聞こえてきました♪
\(^o^)/
なかなか、食通な役人で・・・しし鍋の具材を並べ始める♪
役人:『これは肉の味・・・味噌の味・・・そしてネギの味・・・あと・・・
あと・・・何の味だ?』
一行:『フンドシの味です・・・』
役人:『本だしの味かぁ〜♪\(^o^)/』
\(^o^)/
聞く度に、新たな発見を見せる昇太師匠の【二番煎じ】
直ぐにでも、また聞きたいです♪
\(^o^)/
仲入り
春風亭 昇太師匠 【死神】
昇:『昨日から・・・サバサンドを・・・
今日も夜の会で・・・もう一度・・・♪
生志さんに・・・(高座下にセッティングした)『サバ缶に気をつけてね♪』って・・・落語会史上・・・この台詞は・・・初めてじゃないですか?
\(^o^)/
食べ物を余らすのが嫌いで・・・
サバ缶・・・余るじゃないですか!
ですから・・・帰りに寄る飲み屋に・・・
『サバ缶持っていって、そこで食べていい?』って・・・聞きます♪
\(^o^)/
最近・・・病院へ・・・
検査を受けに・・・
・・・痛風が・・・出ました!
医者に言われたのが・・・
医者:『食事に注意して、痛風を治す!』
医者:『一生・・・薬を飲み続け・・・薬と共に、今まで通りの生活をするか?』
どちら・・・?って聞かれ・・・
(当然)『薬を飲み続ける!』って答えました♪
\(^o^)/
ですので、一ヶ月〜一ヶ月半のペースで、定期的に病院へ・・・
病院へ、定期的に行く事により・・・
血液検査やMRI の身体の輪切り画像などの検査をするようになりました・・・
が・・・
好き勝手にやって来ましたので・・・
今・・・死んでもかまわない!
\(>_<)/
ただ・・・死ぬ前にやりたい事が・・・
10日も有れば・・・いや・・・3日も有れば・・・
家にあるエッチな本を処分出来る♪
だって、死んだ後に、エッチな本を弟子とかに見られたくないもん♪』
\(^o^)/
こんなマクラから噺【死神】に・・・
昇太師匠からの【死神】は当然初めましてな噺なのですが・・・
女将さんに『(外で)お金を借りといで』って厳命を受け、家を出てきた亭主・・・
金を貸してくれそうな所は全て当たり、途方にくれる・・・
どうせなら・・・死んでしまおうか・・・
って思案し始める始末に・・・
亭主:『川へ身を投げる・・・川の水が冷たいから・・・イヤ!
首を括る・・・首に痕がつくから・・・イヤ!』って・・・
口にするほど、死のうなんて気がサラサラ感じられない・・・
挙げ句・・・
死んで生まれ変わったら座って出来る仕事に就きたい♪
そんな希望的な望みまで口にする始末♪
\(^o^)/
そこへ登場する【死神】が、人を殺す事は出来なくて、死んだ人の道案内的な職種であると・・・
死神:『金儲けを教えてやるよ♪』
亭主:『死人を運んだり、穴を掘ったりなんか・・・イヤだよ!』
死神:『違うよ・・・医者だよ♪』
床に臥せっている病人とその側に居る死神との関連を説明し、死神を消し去る呪文を教えて貰う亭主・・・
呪文は、オーソドックスに・・・
『あじゃらかもくれん、てけれっつの、ぱぁ〜♪』
試しに、亭主がこの呪文『あじゃらかもくれん、てけれっつの、ぱぁ〜♪』って唱えると・・・
死神:『アァ〜』って声を残し、消え去る死神・・・
この『アァ〜♪』って台詞が、噺の要所要所に入り込んできますが・・・
『アァ〜♪』ってコミカルに演じる昇太師匠の噺のスパイスになっており・・・♪
\(^o^)/
半信半疑ながら、小さな板っぺらで『医者』の看板を作り掲げる♪
一番最初の患者は・・・
店の主が病気でって訪ねてきたが・・・
店:『(医者の看板を見て)(医者の先生のお宅と思い訪ねてきたが)手前どもの間違いでございました!』
亭主:『・・・・・・医者はオレだよ♪』
店:『石屋の親方でしょ?』
亭主:『見舞いに行くから、取り敢えず見せなよ♪』
店:『(病人を)触っちゃダメですからね!』
亭主:『良いから、見せなって・・・♪』
病人の病室を見舞った亭主=医者は・・・
一旦、病室から店の者を追い出し・・・
例の呪文を・・・
医者:『治ったよ♪』
店:『・・・・・・・・・?』
医者:『(店の)旦那は、部屋の中を駆け回っているよ♪』
店:『・・・・・・・・・?』
旦那:『腹がへった♪』
店:『何か食べさせても・・・?』
医者:『ウナギに、テンプラに、スシを二人前♪』
店:『そんなに?』
医者:『オレも食べる♪』
\(^o^)/
陽気な死神祓いの医者の誕生です・・・♪
\(^o^)/
次第に、名医の評判を得て、チョッとした小金持ちに・・・
脇に女をこさえ・・・女と上方見物に・・・
いくら小金持ちでも、上方見物に行き、何日も経てば、金が底をつく・・・
金の切れ目が縁の切れ目・・・
女に逃げられ・・・
1人、江戸に舞い戻る・・・
再度、医者家業を始めるが・・・
中々、お客さんが来ない!
たまに診察を頼まれ出向くと、患者の枕元に死神が居る始末・・・
(患者の足元に死神が居れば、呪文で死神を消し去れるが!枕元に死神居ると、その患者の死期は近く、呪文により死神を消し去る事は、出来ない)
そんな時、診察を頼まれ、見舞いに行った先で・・・
患者の枕元に死神が・・・
医者:『ダメだ!』
店:『そこを何とか先生のお力で・・・』
医者:『ダメなんだ・・・』
店:『10日だけでも、生かして下さい、お礼に100両を・・・』
医者:『ダメだよ』
店:『なら・・・3日・・・3日たけでも・・・100両お出ししますから・・・』
医者:『ダメなんだ』
店:『なら・・・300両で・・・400両・・・500両なら・・・』
ダメだよって断っていた医者は、500両につられたのと、ある事を思い付く!
それは、死神が枕元に座っていても、一日中起きて見張っている事は出来ないはず、気を抜き、ウトウトした隙に、病人の床を180℃回転させてしまう作戦に・・・
店の力自慢を四人揃え、病人の床の四隅に配置・・・
医者:『いいかい♪オレが合図をしたら、病人の床を180℃回転させるんだ!
グルット一周360℃回っちゃダメだよ、もとも子もなくなっちゃうから・・・』
この作戦をまんまと、成功させ店から500両のお礼を・・・
500両の大金を、その日に持って帰る(重いから)事はせず・・・
懐に入れられるだけの金を前金として、受け取り帰宅する途中、医者家業再開のお祝いとして、飲み屋で一杯♪
飲み屋から自宅への帰り道・・・あいつが現れる・・・
死神:『何で?仕掛けた?』
医者:『あの枕元に居た死神・・・マヌケそうだったんだ♪』
死神:『あれは・・・オレだよ!』
医者:『勘弁しておくれよ、死神なんか、みんな同じような格好だから・・・分からなかったんだ・・・』
死神:『勘弁出来ない!』
医者:『勘弁しておくれよ♪』
死神:『オレは、死神の仲間内で、笑い者だ・・・!』
医者:『(今回の診察で)100両貰ったから・・・100両やるよ・・・それで、勘弁してくれよ♪』
500両せしめているくせに・・・
死神:『・・・・・・・・・こっちに来い!』
医者:『手を引っ張るなよ!』
死神に連れて行かれた先は・・・地べたの中・・・
人の命が灯ったロウソクばかりの所・・・
息子と元女房のロウソクが医者の目に留まる・・・
死神も医者に対して、身内の命のロウソクがすぐ分かったなと感心する♪
医者が、次に目に留まったロウソクは・・・
医者:『あの細いロウソク、今にも、消えたりしそうなのは・・・?』
死神:『歌丸だ♪』
\(^o^)/
医者:『この、ロウが垂れて、垂れたロウだけで、やっと火が灯っているのは・・・?』
死神:『オマエだよ・・・』
死神の話では、枕元に死神が居る患者を無理くり、回復させたため、あの患者とオマエとの命のロウソクが入れ替わったとの事
\(>_<)/
医者:『本当は、300両貰ったんだ!全部やるから・・・何とかしてくれ!』
人間の業・・・金に対する執着?
500両儲けていて、自分の命のために・・・
それでも、300両が全てと・・・言い切る医者・・・!
\(>_<)/
半ば、呆れ、新たに、長いロウソクを差し出す死神・・・
死神:『この、ロウソクは・・・自分で自分の命を断った奴の、命のロウソクだ!
これに、火を移し変えられれば・・・
火が付くかどうか・・・♪』
ここがオチに・・・
イヤイヤ・・・昇太師匠の落語はひと工夫が・・・♪
死神:『おい!起きろよ!』
医者:『オレは死んだのか?
何だ・・・死神の格好してるぞオレ・・・?』
死神:『お前の望み通り・・・座って仕事が出来る!』
噺の冒頭の亭主が金が無く、死のうか?
他の【座って出来る仕事がいい♪】って・・・
この一言を上手く昇太師匠の噺【死神】のオチにアレンジさせた・・・
ウッヒョゥ〜♪\(^o^)/な仕上がりの噺を・・・
噺を終えて・・・
昇:『本日の【替り目】・・・12年ぶりに♪
【死神】は・・・真打になった頃に覚えたて噺で・・・
この噺・・・あと味が悪くて・・・イヤで・・・
ですから、オチを代えて・・・
この噺を演じるのに・・・風呂場で練習をしました♪
それも、(小さな巨人(TV ドラマの))三笠所長の役で、演じました♪
\(^o^)/
来年は、7月にここ、本多劇場で・・・
新宿のサザンシアターでは、2日しか、予約が取れなかったので・・・
オレスタイルの独演会は、3日〜4日公演日が欲しいもんで・・・♪』
\(^o^)/
どこまでも、自分の落語会に対しては、ストイックであり続ける昇太師匠の一面が・・・
それにしても、昇太師匠の古典落語・・・
やっぱり・・・良いですね♪
\(^o^)/
チケットを取るのが非常に大変ですが・・・
そうまでしてでも!参戦したい落語会です・・・
【春風亭昇太独演会オレスタイル】
By HB
オレスタイル恒例の高座上での生着替え♪
\(^o^)/
いつも、この場面で思うのは・・・
『もっと・・・ニコヤカに♪\(^o^)/』
生着替えをしながら、二席目に演じる噺をお復習しているのでしょう・・・
生着替えをしている時の昇太師匠・・・
真剣な眼差しで、真顔に・・・
チョッと鬼気迫るような顔つきに・・・
もっとも、生着替えが終われば、今まで着ていた着物を丸めて、楽屋に向けてポーンとスローイング♪って・・・子供な行動に・・・
\(^o^)/
春風亭 昇太師匠 【二番煎じ】
マクラでは・・・
昇:『今の【替り目】・・・
普段なら、オデンを買いに行く女将さんに、感謝の気持ちの独り言を聞かれ・・・
(照れて)『まだ、居たのか!』って所で噺を仕舞うんですが・・・
亭主の『ニヤニヤ笑うな!小さく手を振るな!早く(オデンを)買いに行け!』って台詞とシーンを入れたかったから・・・うどん屋を呼び、銚子のお燗をし、うどん屋にうどんをすすめられても一切取り合わず、再度呼ばれたうどん屋が・・・
『あの家はダメ(商売にならない)丁度銚子の替り目ですから』までのオチに・・・♪』
\(^o^)/
昇:『前回の【オレスタイル】会で缶詰の親子丼・・・アンケートで、評判が良かった♪
ですので・・・今回も・・・
休日の昼からワインなぞを飲みながら・・・
これが・・・美味しい♪
用意するのは・・・
サバ缶
パンは、超熟の10枚切りの食パン
玉ねぎにブラックペッパーにマーガリン♪
まず、サバ缶のサバの身をほぐします♪
本来なら、ホットサンドにするんですが・・・
超熟の食パンにマーガリンを塗って・・・
そのパンに、サバの身を・・・
玉ねぎは多目に・・・
サバの臭いが取れるので、ブラックペッパーを・・・♪』
\(^o^)/
ここで、サバサンドを一口食べる♪
昇:『ホットサンドにするんですが・・・
スンゴク美味しい♪
サバ缶詰は・・・味噌味じゃなく、水煮のものを使って下さい♪
そして、この後に、レモンをチョッと搾ってかけると・・・
こうすると・・・また、いけるんです♪
\(^o^)/
ものを食べるって・・・
(朝・昼・晩)日に三回じゃないですか・・・
一日に・・・三回(も)幸せになれるんです♪
\(^o^)/
お酒・・・コソコソ飲むのが・・・結構美味しい♪
\(^o^)/
地方へ先輩と落語会に・・・って行ったりするんですが・・・
私の出番が終わり、先輩が高座に・・・
この時、私の前に出た、二つ目さんと噺がもう終わっている私と楽屋で・・・
先輩の噺を聞きながらコソコソと・・・
酒を・・・♪』
\(^o^)/
こんなマクラから噺【二番煎じ】へ・・・
冒頭の一の組による火の用心・・・
あまりにも寒いので・・・
着物の袖の中の拍子木は・・・コッコ♪
袖から手を出さず、金棒は引きずるだけで・・・ズルズルと・・・♪
ウタイの黒川先生の『火の用心!』は・・・能のウタイ調・・・?
声高な八っあんの『火の用心!』は・・・『火の〜用心〜さっしゃりましょ〜や・や・や・や・や・や・や〜』って・・・北風に吹かれ声が千切れるところまでの演出つき♪
\(^o^)/
町内の火の用心をひと周り済ませた一行は、番屋に戻り・・・
互いに持ち寄った酒・しし鍋パーティーに♪
宴が盛り上がり始めると・・・
番屋に役人か・・・
慌てる一行♪
\(^o^)/
しっかりと、番屋内の様子を的確に察知して・・・
確信犯の役人は・・・
役人:『その土瓶は・・・?』
一行:『煎じ薬でございます・・・』
役人:『わしも、風邪気味でな・・・一杯貰おう!』
一行:『・・・・・・・・・どうぞ・・・』
役人:『町人とは・・・これを煎じ薬とは・・・』
こう言った役人は・・・次に口パクで・・・
役人:『バカ・・・♪』(口パク)
\(^o^)/
口パクながら・・・せせら笑いながら、役人が確かに、『バカ・・・♪』って声にならない声が聞こえてきました♪
\(^o^)/
なかなか、食通な役人で・・・しし鍋の具材を並べ始める♪
役人:『これは肉の味・・・味噌の味・・・そしてネギの味・・・あと・・・
あと・・・何の味だ?』
一行:『フンドシの味です・・・』
役人:『本だしの味かぁ〜♪\(^o^)/』
\(^o^)/
聞く度に、新たな発見を見せる昇太師匠の【二番煎じ】
直ぐにでも、また聞きたいです♪
\(^o^)/
仲入り
春風亭 昇太師匠 【死神】
昇:『昨日から・・・サバサンドを・・・
今日も夜の会で・・・もう一度・・・♪
生志さんに・・・(高座下にセッティングした)『サバ缶に気をつけてね♪』って・・・落語会史上・・・この台詞は・・・初めてじゃないですか?
\(^o^)/
食べ物を余らすのが嫌いで・・・
サバ缶・・・余るじゃないですか!
ですから・・・帰りに寄る飲み屋に・・・
『サバ缶持っていって、そこで食べていい?』って・・・聞きます♪
\(^o^)/
最近・・・病院へ・・・
検査を受けに・・・
・・・痛風が・・・出ました!
医者に言われたのが・・・
医者:『食事に注意して、痛風を治す!』
医者:『一生・・・薬を飲み続け・・・薬と共に、今まで通りの生活をするか?』
どちら・・・?って聞かれ・・・
(当然)『薬を飲み続ける!』って答えました♪
\(^o^)/
ですので、一ヶ月〜一ヶ月半のペースで、定期的に病院へ・・・
病院へ、定期的に行く事により・・・
血液検査やMRI の身体の輪切り画像などの検査をするようになりました・・・
が・・・
好き勝手にやって来ましたので・・・
今・・・死んでもかまわない!
\(>_<)/
ただ・・・死ぬ前にやりたい事が・・・
10日も有れば・・・いや・・・3日も有れば・・・
家にあるエッチな本を処分出来る♪
だって、死んだ後に、エッチな本を弟子とかに見られたくないもん♪』
\(^o^)/
こんなマクラから噺【死神】に・・・
昇太師匠からの【死神】は当然初めましてな噺なのですが・・・
女将さんに『(外で)お金を借りといで』って厳命を受け、家を出てきた亭主・・・
金を貸してくれそうな所は全て当たり、途方にくれる・・・
どうせなら・・・死んでしまおうか・・・
って思案し始める始末に・・・
亭主:『川へ身を投げる・・・川の水が冷たいから・・・イヤ!
首を括る・・・首に痕がつくから・・・イヤ!』って・・・
口にするほど、死のうなんて気がサラサラ感じられない・・・
挙げ句・・・
死んで生まれ変わったら座って出来る仕事に就きたい♪
そんな希望的な望みまで口にする始末♪
\(^o^)/
そこへ登場する【死神】が、人を殺す事は出来なくて、死んだ人の道案内的な職種であると・・・
死神:『金儲けを教えてやるよ♪』
亭主:『死人を運んだり、穴を掘ったりなんか・・・イヤだよ!』
死神:『違うよ・・・医者だよ♪』
床に臥せっている病人とその側に居る死神との関連を説明し、死神を消し去る呪文を教えて貰う亭主・・・
呪文は、オーソドックスに・・・
『あじゃらかもくれん、てけれっつの、ぱぁ〜♪』
試しに、亭主がこの呪文『あじゃらかもくれん、てけれっつの、ぱぁ〜♪』って唱えると・・・
死神:『アァ〜』って声を残し、消え去る死神・・・
この『アァ〜♪』って台詞が、噺の要所要所に入り込んできますが・・・
『アァ〜♪』ってコミカルに演じる昇太師匠の噺のスパイスになっており・・・♪
\(^o^)/
半信半疑ながら、小さな板っぺらで『医者』の看板を作り掲げる♪
一番最初の患者は・・・
店の主が病気でって訪ねてきたが・・・
店:『(医者の看板を見て)(医者の先生のお宅と思い訪ねてきたが)手前どもの間違いでございました!』
亭主:『・・・・・・医者はオレだよ♪』
店:『石屋の親方でしょ?』
亭主:『見舞いに行くから、取り敢えず見せなよ♪』
店:『(病人を)触っちゃダメですからね!』
亭主:『良いから、見せなって・・・♪』
病人の病室を見舞った亭主=医者は・・・
一旦、病室から店の者を追い出し・・・
例の呪文を・・・
医者:『治ったよ♪』
店:『・・・・・・・・・?』
医者:『(店の)旦那は、部屋の中を駆け回っているよ♪』
店:『・・・・・・・・・?』
旦那:『腹がへった♪』
店:『何か食べさせても・・・?』
医者:『ウナギに、テンプラに、スシを二人前♪』
店:『そんなに?』
医者:『オレも食べる♪』
\(^o^)/
陽気な死神祓いの医者の誕生です・・・♪
\(^o^)/
次第に、名医の評判を得て、チョッとした小金持ちに・・・
脇に女をこさえ・・・女と上方見物に・・・
いくら小金持ちでも、上方見物に行き、何日も経てば、金が底をつく・・・
金の切れ目が縁の切れ目・・・
女に逃げられ・・・
1人、江戸に舞い戻る・・・
再度、医者家業を始めるが・・・
中々、お客さんが来ない!
たまに診察を頼まれ出向くと、患者の枕元に死神が居る始末・・・
(患者の足元に死神が居れば、呪文で死神を消し去れるが!枕元に死神居ると、その患者の死期は近く、呪文により死神を消し去る事は、出来ない)
そんな時、診察を頼まれ、見舞いに行った先で・・・
患者の枕元に死神が・・・
医者:『ダメだ!』
店:『そこを何とか先生のお力で・・・』
医者:『ダメなんだ・・・』
店:『10日だけでも、生かして下さい、お礼に100両を・・・』
医者:『ダメだよ』
店:『なら・・・3日・・・3日たけでも・・・100両お出ししますから・・・』
医者:『ダメなんだ』
店:『なら・・・300両で・・・400両・・・500両なら・・・』
ダメだよって断っていた医者は、500両につられたのと、ある事を思い付く!
それは、死神が枕元に座っていても、一日中起きて見張っている事は出来ないはず、気を抜き、ウトウトした隙に、病人の床を180℃回転させてしまう作戦に・・・
店の力自慢を四人揃え、病人の床の四隅に配置・・・
医者:『いいかい♪オレが合図をしたら、病人の床を180℃回転させるんだ!
グルット一周360℃回っちゃダメだよ、もとも子もなくなっちゃうから・・・』
この作戦をまんまと、成功させ店から500両のお礼を・・・
500両の大金を、その日に持って帰る(重いから)事はせず・・・
懐に入れられるだけの金を前金として、受け取り帰宅する途中、医者家業再開のお祝いとして、飲み屋で一杯♪
飲み屋から自宅への帰り道・・・あいつが現れる・・・
死神:『何で?仕掛けた?』
医者:『あの枕元に居た死神・・・マヌケそうだったんだ♪』
死神:『あれは・・・オレだよ!』
医者:『勘弁しておくれよ、死神なんか、みんな同じような格好だから・・・分からなかったんだ・・・』
死神:『勘弁出来ない!』
医者:『勘弁しておくれよ♪』
死神:『オレは、死神の仲間内で、笑い者だ・・・!』
医者:『(今回の診察で)100両貰ったから・・・100両やるよ・・・それで、勘弁してくれよ♪』
500両せしめているくせに・・・
死神:『・・・・・・・・・こっちに来い!』
医者:『手を引っ張るなよ!』
死神に連れて行かれた先は・・・地べたの中・・・
人の命が灯ったロウソクばかりの所・・・
息子と元女房のロウソクが医者の目に留まる・・・
死神も医者に対して、身内の命のロウソクがすぐ分かったなと感心する♪
医者が、次に目に留まったロウソクは・・・
医者:『あの細いロウソク、今にも、消えたりしそうなのは・・・?』
死神:『歌丸だ♪』
\(^o^)/
医者:『この、ロウが垂れて、垂れたロウだけで、やっと火が灯っているのは・・・?』
死神:『オマエだよ・・・』
死神の話では、枕元に死神が居る患者を無理くり、回復させたため、あの患者とオマエとの命のロウソクが入れ替わったとの事
\(>_<)/
医者:『本当は、300両貰ったんだ!全部やるから・・・何とかしてくれ!』
人間の業・・・金に対する執着?
500両儲けていて、自分の命のために・・・
それでも、300両が全てと・・・言い切る医者・・・!
\(>_<)/
半ば、呆れ、新たに、長いロウソクを差し出す死神・・・
死神:『この、ロウソクは・・・自分で自分の命を断った奴の、命のロウソクだ!
これに、火を移し変えられれば・・・
火が付くかどうか・・・♪』
ここがオチに・・・
イヤイヤ・・・昇太師匠の落語はひと工夫が・・・♪
死神:『おい!起きろよ!』
医者:『オレは死んだのか?
何だ・・・死神の格好してるぞオレ・・・?』
死神:『お前の望み通り・・・座って仕事が出来る!』
噺の冒頭の亭主が金が無く、死のうか?
他の【座って出来る仕事がいい♪】って・・・
この一言を上手く昇太師匠の噺【死神】のオチにアレンジさせた・・・
ウッヒョゥ〜♪\(^o^)/な仕上がりの噺を・・・
噺を終えて・・・
昇:『本日の【替り目】・・・12年ぶりに♪
【死神】は・・・真打になった頃に覚えたて噺で・・・
この噺・・・あと味が悪くて・・・イヤで・・・
ですから、オチを代えて・・・
この噺を演じるのに・・・風呂場で練習をしました♪
それも、(小さな巨人(TV ドラマの))三笠所長の役で、演じました♪
\(^o^)/
来年は、7月にここ、本多劇場で・・・
新宿のサザンシアターでは、2日しか、予約が取れなかったので・・・
オレスタイルの独演会は、3日〜4日公演日が欲しいもんで・・・♪』
\(^o^)/
どこまでも、自分の落語会に対しては、ストイックであり続ける昇太師匠の一面が・・・
それにしても、昇太師匠の古典落語・・・
やっぱり・・・良いですね♪
\(^o^)/
チケットを取るのが非常に大変ですが・・・
そうまでしてでも!参戦したい落語会です・・・
【春風亭昇太独演会オレスタイル】
By HB
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