ぱかぱか日記

柳家　小三治師匠　【馬の田楽】
マクラでは･･･
小三治：『今日は、お寒いところ･･･
大勢様、お運びいただきまして、ありがとうございます♪
去年のこちらでの落語会の、キップを買った方･･･ごめんなさい♪
(>_<")
昨年は、事故というか･･･突然に･･･
ドタキャンになり･･･
滅多に、有っちゃならない(事)が･･･
滅多に･･･有った！
このお詫びは･･･どうしたら･･･？
取り消せるでしょうか？
(やはり･･･)長い間をかけて･･･
(でも)もう･･･78歳ですから･･･そんな長くは･･･？
＼(^o^)／
こちら、目黒の会場･･･
柿の木坂が･･･
(会場に)近辺にお住まいの方･･･
どのくらいの割合？
･･･手を挙げなくてもいいです♪
＼(^o^)／
私･･･新宿区ですので、学区域が、目黒区と一緒なんです♪
ですから、柿の木坂にも、友達がおりました♪
＼(^o^)／
【柿の木坂の家】って、古い歌が･･･♪
古い歌なんですよ♪平安時代の歌ですよ･･･♪
＼(^o^)／
私･･･後に知りましたが、この歌は、青木コウイチさんの歌でした･･･
私が、高校生の頃には、青木さんの歌だと･･･知りませんでしたが･･･
【春には、柿の花が咲き
秋には、柿の実が熟れる
柿の木坂は、駅まで三里
思い出すよ故郷を
乗り合いバスの悲しき別れ】
･････････
駅まで三里もありませんよ♪
どこをどう･･･行ったんでしょうね？
＼(^o^)／
この【柿の木坂の家】の歌を作曲したのが･･･
･････････？
去年、文化勲章を授賞した方で･･･
この作曲家を私が、知ったのは･･･
中学三年の時で･･･♪
春日一郎さんの歌で･･･
【泣けた･･･泣けた･･･堪えきれずに泣けたっけ･･･あの娘と別れて･･･】
イチイチ(私が)歌う度に、拍手はいいです♪
これから･･･何曲歌うか･･･分からないですから･･･♪
＼(^o^)／
この曲が･･･演歌のはしり･･･？』
このあと、軍隊？戦争？の話に･･･
小三治：『戦争は･･･私に･･･大きな影を落としました･･･
(8月15日)終戦記念日･･･？
敗戦記念日なんです･･･！
終戦の後･･･敗戦の責任は･･･？
『天皇が責任を取れば良い！』って言った政治家は･･･皆･･･辞めました！
政治家って･･･
自分の利の為だけに･･･
そんな、総理大臣ばかり･･･です！
日本の･･･悲劇です！
アメリカ･･･何ですかアレは･･･？
(トランプ大統領？)(>_<")
私･･･終戦の時に、仙台の側に･･･
一人、父母の故郷に預けられました･･･
仙台大空襲の時･･･
B29が、仙台上空を･･･
焼夷弾をパラパラと･･･
天空が･･･真っ赤に染まって･･･
(思わず小三治少年)『ウワァ〜♪キレイだなぁ〜♪』って言ったら･･･
誰かに、頭を叩かれました･･･
( ゜o゜)
仙台の岩沼の駅から、父の実家へ･･･一里
渡の母の実家へは･･･一里半
それが･･･遠かった！』
＼(^o^)／
青木コウイチさんの歌【柿の木坂の家】の歌詞･･･
『駅まで三里』を会場のお客様に実感してもらうための･･･
仙台への疎開の話･･･？
小三治：『九段坂･･･戦前の九段坂の記憶は･･･ありませんが･･･
先ずは、明治神宮･･･ご存知ですよね･･･
明治神宮は･･･天皇を神として祀った神社で･･･
薩摩･長州出身の政治家が･･･(作り上げた)
こちらの会場に、薩摩･長州の方もいらっしゃるだろうが･･･悪く言うつもりは、ありませんが･･･
そして、日清･日露の戦争の戦死者の鎮魂のために作られたのが、靖国神社･･･
九段の坂上にあります
その九段坂･･･
急な坂で･･･
バスが、まだ、木炭車の頃･･･
バスの後方には、炭俵や木材を積んだバスの頃･･･
九段坂の途中で、木炭バスが･･･
『ごめんなさい！』って、止まるくらい、急な、坂でした･･･
その急な九段坂に、馬車が･･･
坂を登り始める前に、御者が、馬に･･･
御者が、馬にむちを打ち･･･何やら怒鳴るんです･･･
怒鳴るって言うより、馬を励ましていたんでしょうね･･･♪
御者：『九段の急な坂だが･･･大丈夫か？』
馬：『やりやす♪』
＼(^o^)／
九段の急な坂を登り切った馬に、御者は･･･
御者：『よく登り切ったな♪』
馬：『ブルブルブル♪やりやした♪』って･･･』
御者と馬の信頼関係を･･･
楽しく聞かせてくれます♪
このマクラからは･･･噺【馬の田楽】ですよね♪
＼(^o^)／
前回の砂町での落語会でも、本日の落語会でも、見事に、山の中の田舎の情景を、【馬の田楽】の噺の中で、見せてくれました♪
＼(^o^)／
BY HB