11月4日落語会
11月4日(日曜日)
WINS 汐留で、開場朝イチで、JBC 3大競争の馬券を買い込み、不安定な空を睨みながら・・・大移動を敢行♪
\(^o^)/
新橋〜大井町〜二子玉川〜長津田〜バス〜成瀬高校側の東雲寺♪
東雲寺には、開場のpm13:00前に到着♪
東雲寺さんの本堂での落語会なのですが・・・
会場付近一帯小雨ながら・・・傘が必要な天候、無意味に雨の中、お客様に傘をささせ、待たすのも・・・
東雲寺さんの善意により、 開場時間前に開場を・・・
本堂の椅子の自由席を確保し・・・暫くほっとしていると・・・
一番太鼓が・・・
えっ!えぇ〜?
会場後方にある大太鼓で、ドンドンドンと来い♪って一番太鼓を・・・
それも、露の新治師匠ご自身が太鼓を・・・♪
\(^o^)/
師匠の撥捌き、力強くカッチョいいです♪
\(^o^)/
さてさて、落語会・・・
第10回 東雲寺寄席は・・・
東雲寺住職 【あいさつ】
露の新治師匠 【抜け雀】
柳家 さん喬師匠 【寝床】
露の新治師匠 【きせる】
仲入り
三遊亭 絵馬師匠 【紙切り】
柳家 さん喬師匠 【幾代餅】
東雲寺住職 【あいさつ】
住職:『成瀬名物東雲寺寄席も、本日で10回目になります♪
第1回より・・・成瀬名物をうたっていますが・・・♪
\(^o^)/
昨年は仲入り中に『のどが渇いた』っていうお客様が・・・お寺からお茶を出しました・・・
今年は、本堂入口脇に自販機を設置いたしました♪是非、ご活用を・・・♪
\(^o^)/』
ごくごく、簡略なあいさつで・・・
露の新治師匠 【抜け雀】
新治:『今日の東雲寺寄席が10回目に・・・♪
第1回目の会が、立川文都師匠と私との二人会で・・・
その第1回目の東雲寺寄席開催の数日前に、二週間くらい前ですか、文都師匠がお亡くなりになり・・・急遽、代演の方と・・・
東雲寺さんの好意て、文都師匠のお位牌を・・・(作り)この落語会の時にはご本尊に供えてくださっています。仲入りの休憩の時にでも、手を合わせてください♪
文都の名前は、関西・上方落語界では大きな名前で・・・』
この後に新治師匠から、立川文都師匠の文都という名跡について色々と・・・
二代目桂文都師匠・・・
初代桂文枝師匠のお弟子さんで、桂文枝を継ぎたかった・・・
が・・・襲名出来ず・・・別の噺家が二代目を・・・
桂文都師匠は、桂を離れ、月亭を名乗り、月亭文都に・・・
(月亭(文枝をつぎたい・継ぎたい)の亭号)
五代目・六代目の文都は、関東の噺家さんが・・・
第1回目の東雲寺寄席に出演予定であった、立川文都師匠が・・・六代目の文都師匠に・・・
新治:『そして、この文都という名跡は、現在上方に戻ってきております。
七代目月亭文都さん、今年亡くなられた月亭可朝師匠のお弟子さんの八方師匠・・・その八方師匠のお弟子さんが・・・文都を襲名しております♪』
名前・名跡には・・・歴史があるんですね♪
\(^o^)/
新治:『名前・・・今では・・・話す相手に通じない名前も・・・例えば・・・
『図星』→弓道の弓の的・・・その的のど真ん中の事を図星と・・・
『さしがね』→文楽の人形の手の握り・開きを操作するための棒をさしがねと・・・
私らは、電子レンジを『チン』と言いますが・・・このチン・・・孫に言っても通じません!
今の電子レンジは・・・『ピィ〜』ですから・・・
親不孝の代名詞として『親に駕籠をかかせた』って言葉がありますが・・・
親が担いでいる駕籠に子供が乗るって事で、親不孝を表しているんですが・・・』
こんなマクラから噺【抜け雀】に・・・
新治師匠の【抜け雀】噺の舞台は・・・小田原宿♪
宿屋の亭主が捕まえた(無一文な)客の身なりを・・・『羊羮色の着物』と表現・・・
着古した、黒紋付きの成れの果てだそうで・・・
\(^o^)/
新治師匠の噺って・・・色の表現(客が想像する)が、適格で、思い描きやすい♪
\(^o^)/
どこにも出掛けず、日に、一人で一升半もの酒を飲む客・・・
数日逗留した時点で、宿屋の女将さんが・・・宿屋代の請求を亭主に強要・・・
客の見た目を【ひょろぴ〜】だとか【チョロビリ】などと表現し・・・亭主を脅しつけ請求をさせに、客へ向かわせる・・・
亭主:『酒屋が現金でないと・・・酒を売ってくれないので、本日までの宿代を清算して下さい!』
客:『【ひょろぴ〜】だ【チョロビリ】だとか言われ、俺は・・・客だぞ!』
亭主:『飛脚よりましじゃないですか・・・』
支払いに応じたくない(払えない)客は・・・
客:『『膳の上で飲む』・・・オカズを肴に酒をのむ事・・・食べ物も酒も良いので・・・』と・・・おべんちゃらを言い、支払いに抵抗を見せるが・・・
再度の支払い要求に・・・
客:『金は・・・ない!』
亭主:『金が無いのに・・・何で逗留を続ける?』
客:『あては・・・三つあった!
一つは、大金の入った財布を拾う♪
一つは、逗留中に(私が)死んでしまう♪
一つは、逗留中に、この宿屋の家族が死に絶える♪』
\(^o^)/
宿代代わりに、無一文の客より前に同じように逗留した無一文の表具師が作った宿代の代わりの衝立に絵を描くと・・・
(旅して回る表具師の仕事(衝立)を見て、無一文ながら、腕一つで旅が出来る技量を見抜く絵師の無一文♪)
無一文は、亭主に『水を硯に入れ、持ってまいれ♪』と・・・
亭主:『ハイ!』
無一文:『墨をすれ!』
亭主:『ハイ!・・・この墨・・・良い匂いがしますね♪』
無一文:『鼻だけは・・・一人前だな♪』
亭主:『うるさい!』
このあたりの無一文な客亭主との掛け合いをテンポ良く楽しませてくれます♪
\(^o^)/
結果、衝立に五羽の雀を宿代の代わりに描いてもらったと・・・女将さんに・・・報告・・・
『その晩は・・・夫婦喧嘩ではなく、一方的な罵られ!』
シュンとしてる亭主が・・・思い描かれます♪
\(^o^)/
ここから・・・マクラで話した『親を駕籠かきにした』までのオチまで・・・噺が流れるように・・・
楽しく、含蓄のある?噺【抜け雀】を・・・聞かせてもらいました♪
\(^o^)/
柳家 さん喬師匠 【寝床】
マクラでは・・・
さん:『しとしとと・・・雨が・・・
お客様方がお帰りになる頃には・・・どしゃ降りに・・・』
(>_<")
さん:『柿が色づいたり、紅葉の秋に・・・
(チョッと前まで)今年の夏は、命にかかわる暑さでした・・・
実家が、本所吾妻橋から2〜3分の所で・・・
子供の頃の遊び場は・・・浅草でした・・・♪
雷門の所に街頭テレビがありまして・・・
力道山が(空手チョップを・・・プロレスを見て・・・)バカみたい・・・♪って・・・
義太夫などには・・・ドウスル連なんて方がいました・・・
今は、AKB 48のファンが声援を・・・
昔も今も・・・やっている事・・・同じですね♪
以前、小三治兄さん宅に、オープンリールのカラオケがありました・・・
【有楽町で逢いましょう】でも・・・(歌おうかと・・・♪
オープンリールのカラオケですと・・・メロディが無く、リズムだけですから・・・ズンタタズンタズンタタズンタとカラオケは誰も歌えず・・・』
こんなマクラから噺【寝床】に・・・
このさん喬師匠の【寝床】・・・
『アゥ〜アゥ〜』と義太夫を語るための低い声の発声練習をする、旦那が登場し・・・
その旦那の義太夫が・・・
スバラシイ♪
下手な義太夫・素人の義太夫は・・・
こういうもんだ!
って・・・演じる義太夫自体が・・・面白い♪
芸能全般に長けているさん喬師匠ならではの・・・【寝床】なんですかね♪
\(^o^)/
長屋の連中に義太夫の会の案内に回らせている茂蔵さんの帰りを気にしながらも・・・
旦那:『声が出ないなぁ〜
アゥ〜アゥ〜
お清・・・お前・・・今朝きんぴらごぼうを(オカズに)出したろ〜
唐辛子が咽に引っ掛かっているんだ・・・
義太夫の会の日には・・・気を使わなくちゃ・・・
茂蔵は・・・まだ帰らないかい?』
\(^o^)/
待ちに待った、茂蔵さんが帰宅し・・・
提灯屋・荒物屋・小間物屋・斎藤のご隠居・斎藤のご隠居の坊っちゃん・カシラ・煎餅屋・豆腐屋と・・・
それぞれの理由により、義太夫の会に伺えない旨を伝えると・・・
旦那:『誰も来られないのか・・・
アゥ〜アゥ〜
ならば・・・店の者に聞かそう♪
店の者皆に聞かせるよ♪
店は・・・早じまいで良いからね♪』
めげないし・・・KY な旦那ですね♪
\(^o^)/
茂蔵:『番頭・・・前日のお客様の接待で二日酔い♪
吉ドン・・・脚気♪
良介・・・歩くも座るも出来ない痔♪
好吉・・・牛みたいにヨダレをダラダラと・・・虫歯で♪
三助・・・耳ダレが♪
藤吉・・・何にしましょう?
目です♪眼病で・・・目の病は・・・涙が一番悪い!義太夫を聞いて流す涙が良くない!
藤どん・・・今朝屋根から落ちた♪
女将・・・今朝イヤな気がする・・・『今日は・・・何かあるの?』『旦那の義太夫の会が・・・♪』
お子さんを連れて実家へ・・・♪
バァヤは・・・実家に帰る女将さんにシガミツキ『連れて行ってくれ』ってすがり付き・・・三人で・・・
茂蔵・・・因果なことに・・・丈夫で・・・』
\(^o^)/
長屋の連中からお店の従業員まで、フルキャストで、行けませんと・・・
機嫌を損ねた旦那に・・・
さすがに長年勤めている番頭さんが取りなす・・・
『芸・・・惜しみ♪』のサラリとした説得で、義太夫の会が開催され、長屋の連中も義太夫を聞きに・・・♪
旦那が、義太夫を演じている間の客席では・・・
『上野動物園で、旦那が義太夫の稽古をしているのを聞いた・・・アゥ〜アゥ〜って・・・
オットセイが鳴いてる声と同じ声なんだ・・・旦那の義太夫は・・・♪』
\(^o^)/
噺のオチには、さん喬師匠オリジナルなオチで・・・
\(^o^)/
これまた、びっくり♪
\(^o^)/
露の新治師匠 【きせる】
マクラでは・・・
新治:『人間・・・お釈迦様も言っているように・・・
自分が一番イトオシイ♪
車を運転していて、渋滞にあったりすると・・・『何で?今日混むの?』
『お前が来るからやん!』・・・なんですが・・・
\(^o^)/
また、満員のエレベーターに最後に乗ろうてして、ブザーが(定員オーバー)・・・
ブザーが鳴ったのを最後の人のせいに・・・
責任は、平等で、最初から乗り込んでたお客様も、途中に乗り込んで来たお客様も、最後のお客様もみな・・・平等なのに・・・
締め出された方が・・・何故に謝らなくては・・・?
???
こんな事がありました・・・
今年、102歳になるオバァチャン・・・
『知り合いも、もう居ない!・・・もう死にたい!』って口ぐせのように言っていました・・・
そして、今年の夏は暑かった!
オバァチャン・・・具合が悪くなりまして・・・
病院に入院し・・・
一時は、危ない(死んでしまうかも?)時期もありましたが・・・
生命力がお強くて・・・(治って自宅に)戻っていらっしゃいました♪
すると・・・あれほど、口ぐせのように言っていた『もう死にたい!』を言わなくなりました♪』
\(^o^)/
こんなマクラから噺【きせる】に・・・
【きせる】初めましてな噺です・・・
\(^o^)/
Oヘンリーの小説のような・・・?
若い腕の良い大工が、親方の家で修行中・・・
見込みがあるので、親方も目にかけている・・・
親方は、この若い大工を自分の娘婿にと話を持ちかけるが・・・
その時には、既に、若い大工には、良い仲の彼女がいた・・・
苦悶の末に、彼女と、手に手をとり駆け落ち同様に親方の家を出る・・・
流れ着いた長屋で、二人は生活を始める・・・
しかし、腕の良い大工・・・ある日仕事場で、仕事中に事故にあい、腕を怪我する・・・
仕事が出来ない大工の家は・・・稼ぎもなくなり・・・仕事が出来ない亭主は、酒浸りな生活に・・・
亭主の腕の怪我を契機に・・・二人の生活は一変してしまう・・・
二人が駆け落ちをして一年になろうかって頃、このままではいけないと・・・女将さんは、亭主にどうすれば、大工の仕事に戻り、仕事に打ち込めるのか・・・?を模索し・・・
あの人は、仕事場へ、いつも自慢の煙管を持っていき、仕事の合間に、その煙管でタバコを楽しみ、また、仕事に精を出していた事を思いだし・・・
ならば、自慢の煙管に見合うタバコ入れをプレゼントて、また、仕事に戻ってもらおうと思い立つ・・・
しかし、上等なタバコ入れ・・・それを買うお銭がどこに・・・?
ここから女将さんが決意し、ある行動に・・・
一方、亭主も亭主で、このままの生活では・・・いけないと思っており・・・
これまで、散々迷惑をかけてきた女将さん・・・
何かしてあげたいと思っていました・・・
若い夫婦ながら、互いに相手の事を良く想いあっていた・・・
そのような結末になる噺でしたが・・・
今年の夏の鈴本演芸場にて、さん喬師匠・権太楼師匠が交互にトリ(主任)をとる芝居に出演された新治師匠・・・
10日間興業のうち、この【きせる】を演じたもようですが・・・
東京では、まず聞くことの出来ない噺・・・
珍品な噺を聞かせて貰えました♪
\(^o^)/
仲入り
三遊亭 絵馬師匠 【紙切り】
タップリと時間をつかい・・・
寿・仔猫・羽生弦結・舞子さん・猪・虚無僧・客席のお客様の似顔絵の紙切り・・・
紙切りの合間のおしゃべりは・・・
絵馬:『現在、紙切りは・・・10名おりましす・・・
その10名の中で、一番若く、可愛いのが・・・私♪』
絵馬:『ラジオやテレビで、私の事を見たり聞いたりしたこのがある方・・・?』
会場の客席で、2人が手を上げます・・・
絵馬:『おかしいですねぇ〜私・・・テレビもラジオも出た事ないんですが・・・』
絵馬:『先日、お客様のリクエストで、カレーライスを切りましたけど・・・次に出たお題が・・・ハヤシライス♪』
絵馬:『今日・・・お誕生日のお客様は・・・いらっしゃいますか?』
客席:『・・・・・・・・・』
絵馬:『お客様方・・・正直ですね♪会場が浅草なら・・・お客様皆が手を上げますよ♪』
\(^o^)/
紙切りも見事ながら・・・話芸もシッカリ楽しませてもらいました♪
\(^o^)/
柳家 さん喬師匠 【幾代餅】
マクラなしに・・・噺【幾代餅】に・・・
最後のトリ(主任)に・・・人情味あふれる噺・・・
さん喬師匠の語り・・・いつ聞いても・・・
しっとりします・・・♪
\(^o^)/
BY HB
WINS 汐留で、開場朝イチで、JBC 3大競争の馬券を買い込み、不安定な空を睨みながら・・・大移動を敢行♪
\(^o^)/
新橋〜大井町〜二子玉川〜長津田〜バス〜成瀬高校側の東雲寺♪
東雲寺には、開場のpm13:00前に到着♪
東雲寺さんの本堂での落語会なのですが・・・
会場付近一帯小雨ながら・・・傘が必要な天候、無意味に雨の中、お客様に傘をささせ、待たすのも・・・
東雲寺さんの善意により、 開場時間前に開場を・・・
本堂の椅子の自由席を確保し・・・暫くほっとしていると・・・
一番太鼓が・・・
えっ!えぇ〜?
会場後方にある大太鼓で、ドンドンドンと来い♪って一番太鼓を・・・
それも、露の新治師匠ご自身が太鼓を・・・♪
\(^o^)/
師匠の撥捌き、力強くカッチョいいです♪
\(^o^)/
さてさて、落語会・・・
第10回 東雲寺寄席は・・・
東雲寺住職 【あいさつ】
露の新治師匠 【抜け雀】
柳家 さん喬師匠 【寝床】
露の新治師匠 【きせる】
仲入り
三遊亭 絵馬師匠 【紙切り】
柳家 さん喬師匠 【幾代餅】
東雲寺住職 【あいさつ】
住職:『成瀬名物東雲寺寄席も、本日で10回目になります♪
第1回より・・・成瀬名物をうたっていますが・・・♪
\(^o^)/
昨年は仲入り中に『のどが渇いた』っていうお客様が・・・お寺からお茶を出しました・・・
今年は、本堂入口脇に自販機を設置いたしました♪是非、ご活用を・・・♪
\(^o^)/』
ごくごく、簡略なあいさつで・・・
露の新治師匠 【抜け雀】
新治:『今日の東雲寺寄席が10回目に・・・♪
第1回目の会が、立川文都師匠と私との二人会で・・・
その第1回目の東雲寺寄席開催の数日前に、二週間くらい前ですか、文都師匠がお亡くなりになり・・・急遽、代演の方と・・・
東雲寺さんの好意て、文都師匠のお位牌を・・・(作り)この落語会の時にはご本尊に供えてくださっています。仲入りの休憩の時にでも、手を合わせてください♪
文都の名前は、関西・上方落語界では大きな名前で・・・』
この後に新治師匠から、立川文都師匠の文都という名跡について色々と・・・
二代目桂文都師匠・・・
初代桂文枝師匠のお弟子さんで、桂文枝を継ぎたかった・・・
が・・・襲名出来ず・・・別の噺家が二代目を・・・
桂文都師匠は、桂を離れ、月亭を名乗り、月亭文都に・・・
(月亭(文枝をつぎたい・継ぎたい)の亭号)
五代目・六代目の文都は、関東の噺家さんが・・・
第1回目の東雲寺寄席に出演予定であった、立川文都師匠が・・・六代目の文都師匠に・・・
新治:『そして、この文都という名跡は、現在上方に戻ってきております。
七代目月亭文都さん、今年亡くなられた月亭可朝師匠のお弟子さんの八方師匠・・・その八方師匠のお弟子さんが・・・文都を襲名しております♪』
名前・名跡には・・・歴史があるんですね♪
\(^o^)/
新治:『名前・・・今では・・・話す相手に通じない名前も・・・例えば・・・
『図星』→弓道の弓の的・・・その的のど真ん中の事を図星と・・・
『さしがね』→文楽の人形の手の握り・開きを操作するための棒をさしがねと・・・
私らは、電子レンジを『チン』と言いますが・・・このチン・・・孫に言っても通じません!
今の電子レンジは・・・『ピィ〜』ですから・・・
親不孝の代名詞として『親に駕籠をかかせた』って言葉がありますが・・・
親が担いでいる駕籠に子供が乗るって事で、親不孝を表しているんですが・・・』
こんなマクラから噺【抜け雀】に・・・
新治師匠の【抜け雀】噺の舞台は・・・小田原宿♪
宿屋の亭主が捕まえた(無一文な)客の身なりを・・・『羊羮色の着物』と表現・・・
着古した、黒紋付きの成れの果てだそうで・・・
\(^o^)/
新治師匠の噺って・・・色の表現(客が想像する)が、適格で、思い描きやすい♪
\(^o^)/
どこにも出掛けず、日に、一人で一升半もの酒を飲む客・・・
数日逗留した時点で、宿屋の女将さんが・・・宿屋代の請求を亭主に強要・・・
客の見た目を【ひょろぴ〜】だとか【チョロビリ】などと表現し・・・亭主を脅しつけ請求をさせに、客へ向かわせる・・・
亭主:『酒屋が現金でないと・・・酒を売ってくれないので、本日までの宿代を清算して下さい!』
客:『【ひょろぴ〜】だ【チョロビリ】だとか言われ、俺は・・・客だぞ!』
亭主:『飛脚よりましじゃないですか・・・』
支払いに応じたくない(払えない)客は・・・
客:『『膳の上で飲む』・・・オカズを肴に酒をのむ事・・・食べ物も酒も良いので・・・』と・・・おべんちゃらを言い、支払いに抵抗を見せるが・・・
再度の支払い要求に・・・
客:『金は・・・ない!』
亭主:『金が無いのに・・・何で逗留を続ける?』
客:『あては・・・三つあった!
一つは、大金の入った財布を拾う♪
一つは、逗留中に(私が)死んでしまう♪
一つは、逗留中に、この宿屋の家族が死に絶える♪』
\(^o^)/
宿代代わりに、無一文の客より前に同じように逗留した無一文の表具師が作った宿代の代わりの衝立に絵を描くと・・・
(旅して回る表具師の仕事(衝立)を見て、無一文ながら、腕一つで旅が出来る技量を見抜く絵師の無一文♪)
無一文は、亭主に『水を硯に入れ、持ってまいれ♪』と・・・
亭主:『ハイ!』
無一文:『墨をすれ!』
亭主:『ハイ!・・・この墨・・・良い匂いがしますね♪』
無一文:『鼻だけは・・・一人前だな♪』
亭主:『うるさい!』
このあたりの無一文な客亭主との掛け合いをテンポ良く楽しませてくれます♪
\(^o^)/
結果、衝立に五羽の雀を宿代の代わりに描いてもらったと・・・女将さんに・・・報告・・・
『その晩は・・・夫婦喧嘩ではなく、一方的な罵られ!』
シュンとしてる亭主が・・・思い描かれます♪
\(^o^)/
ここから・・・マクラで話した『親を駕籠かきにした』までのオチまで・・・噺が流れるように・・・
楽しく、含蓄のある?噺【抜け雀】を・・・聞かせてもらいました♪
\(^o^)/
柳家 さん喬師匠 【寝床】
マクラでは・・・
さん:『しとしとと・・・雨が・・・
お客様方がお帰りになる頃には・・・どしゃ降りに・・・』
(>_<")
さん:『柿が色づいたり、紅葉の秋に・・・
(チョッと前まで)今年の夏は、命にかかわる暑さでした・・・
実家が、本所吾妻橋から2〜3分の所で・・・
子供の頃の遊び場は・・・浅草でした・・・♪
雷門の所に街頭テレビがありまして・・・
力道山が(空手チョップを・・・プロレスを見て・・・)バカみたい・・・♪って・・・
義太夫などには・・・ドウスル連なんて方がいました・・・
今は、AKB 48のファンが声援を・・・
昔も今も・・・やっている事・・・同じですね♪
以前、小三治兄さん宅に、オープンリールのカラオケがありました・・・
【有楽町で逢いましょう】でも・・・(歌おうかと・・・♪
オープンリールのカラオケですと・・・メロディが無く、リズムだけですから・・・ズンタタズンタズンタタズンタとカラオケは誰も歌えず・・・』
こんなマクラから噺【寝床】に・・・
このさん喬師匠の【寝床】・・・
『アゥ〜アゥ〜』と義太夫を語るための低い声の発声練習をする、旦那が登場し・・・
その旦那の義太夫が・・・
スバラシイ♪
下手な義太夫・素人の義太夫は・・・
こういうもんだ!
って・・・演じる義太夫自体が・・・面白い♪
芸能全般に長けているさん喬師匠ならではの・・・【寝床】なんですかね♪
\(^o^)/
長屋の連中に義太夫の会の案内に回らせている茂蔵さんの帰りを気にしながらも・・・
旦那:『声が出ないなぁ〜
アゥ〜アゥ〜
お清・・・お前・・・今朝きんぴらごぼうを(オカズに)出したろ〜
唐辛子が咽に引っ掛かっているんだ・・・
義太夫の会の日には・・・気を使わなくちゃ・・・
茂蔵は・・・まだ帰らないかい?』
\(^o^)/
待ちに待った、茂蔵さんが帰宅し・・・
提灯屋・荒物屋・小間物屋・斎藤のご隠居・斎藤のご隠居の坊っちゃん・カシラ・煎餅屋・豆腐屋と・・・
それぞれの理由により、義太夫の会に伺えない旨を伝えると・・・
旦那:『誰も来られないのか・・・
アゥ〜アゥ〜
ならば・・・店の者に聞かそう♪
店の者皆に聞かせるよ♪
店は・・・早じまいで良いからね♪』
めげないし・・・KY な旦那ですね♪
\(^o^)/
茂蔵:『番頭・・・前日のお客様の接待で二日酔い♪
吉ドン・・・脚気♪
良介・・・歩くも座るも出来ない痔♪
好吉・・・牛みたいにヨダレをダラダラと・・・虫歯で♪
三助・・・耳ダレが♪
藤吉・・・何にしましょう?
目です♪眼病で・・・目の病は・・・涙が一番悪い!義太夫を聞いて流す涙が良くない!
藤どん・・・今朝屋根から落ちた♪
女将・・・今朝イヤな気がする・・・『今日は・・・何かあるの?』『旦那の義太夫の会が・・・♪』
お子さんを連れて実家へ・・・♪
バァヤは・・・実家に帰る女将さんにシガミツキ『連れて行ってくれ』ってすがり付き・・・三人で・・・
茂蔵・・・因果なことに・・・丈夫で・・・』
\(^o^)/
長屋の連中からお店の従業員まで、フルキャストで、行けませんと・・・
機嫌を損ねた旦那に・・・
さすがに長年勤めている番頭さんが取りなす・・・
『芸・・・惜しみ♪』のサラリとした説得で、義太夫の会が開催され、長屋の連中も義太夫を聞きに・・・♪
旦那が、義太夫を演じている間の客席では・・・
『上野動物園で、旦那が義太夫の稽古をしているのを聞いた・・・アゥ〜アゥ〜って・・・
オットセイが鳴いてる声と同じ声なんだ・・・旦那の義太夫は・・・♪』
\(^o^)/
噺のオチには、さん喬師匠オリジナルなオチで・・・
\(^o^)/
これまた、びっくり♪
\(^o^)/
露の新治師匠 【きせる】
マクラでは・・・
新治:『人間・・・お釈迦様も言っているように・・・
自分が一番イトオシイ♪
車を運転していて、渋滞にあったりすると・・・『何で?今日混むの?』
『お前が来るからやん!』・・・なんですが・・・
\(^o^)/
また、満員のエレベーターに最後に乗ろうてして、ブザーが(定員オーバー)・・・
ブザーが鳴ったのを最後の人のせいに・・・
責任は、平等で、最初から乗り込んでたお客様も、途中に乗り込んで来たお客様も、最後のお客様もみな・・・平等なのに・・・
締め出された方が・・・何故に謝らなくては・・・?
???
こんな事がありました・・・
今年、102歳になるオバァチャン・・・
『知り合いも、もう居ない!・・・もう死にたい!』って口ぐせのように言っていました・・・
そして、今年の夏は暑かった!
オバァチャン・・・具合が悪くなりまして・・・
病院に入院し・・・
一時は、危ない(死んでしまうかも?)時期もありましたが・・・
生命力がお強くて・・・(治って自宅に)戻っていらっしゃいました♪
すると・・・あれほど、口ぐせのように言っていた『もう死にたい!』を言わなくなりました♪』
\(^o^)/
こんなマクラから噺【きせる】に・・・
【きせる】初めましてな噺です・・・
\(^o^)/
Oヘンリーの小説のような・・・?
若い腕の良い大工が、親方の家で修行中・・・
見込みがあるので、親方も目にかけている・・・
親方は、この若い大工を自分の娘婿にと話を持ちかけるが・・・
その時には、既に、若い大工には、良い仲の彼女がいた・・・
苦悶の末に、彼女と、手に手をとり駆け落ち同様に親方の家を出る・・・
流れ着いた長屋で、二人は生活を始める・・・
しかし、腕の良い大工・・・ある日仕事場で、仕事中に事故にあい、腕を怪我する・・・
仕事が出来ない大工の家は・・・稼ぎもなくなり・・・仕事が出来ない亭主は、酒浸りな生活に・・・
亭主の腕の怪我を契機に・・・二人の生活は一変してしまう・・・
二人が駆け落ちをして一年になろうかって頃、このままではいけないと・・・女将さんは、亭主にどうすれば、大工の仕事に戻り、仕事に打ち込めるのか・・・?を模索し・・・
あの人は、仕事場へ、いつも自慢の煙管を持っていき、仕事の合間に、その煙管でタバコを楽しみ、また、仕事に精を出していた事を思いだし・・・
ならば、自慢の煙管に見合うタバコ入れをプレゼントて、また、仕事に戻ってもらおうと思い立つ・・・
しかし、上等なタバコ入れ・・・それを買うお銭がどこに・・・?
ここから女将さんが決意し、ある行動に・・・
一方、亭主も亭主で、このままの生活では・・・いけないと思っており・・・
これまで、散々迷惑をかけてきた女将さん・・・
何かしてあげたいと思っていました・・・
若い夫婦ながら、互いに相手の事を良く想いあっていた・・・
そのような結末になる噺でしたが・・・
今年の夏の鈴本演芸場にて、さん喬師匠・権太楼師匠が交互にトリ(主任)をとる芝居に出演された新治師匠・・・
10日間興業のうち、この【きせる】を演じたもようですが・・・
東京では、まず聞くことの出来ない噺・・・
珍品な噺を聞かせて貰えました♪
\(^o^)/
仲入り
三遊亭 絵馬師匠 【紙切り】
タップリと時間をつかい・・・
寿・仔猫・羽生弦結・舞子さん・猪・虚無僧・客席のお客様の似顔絵の紙切り・・・
紙切りの合間のおしゃべりは・・・
絵馬:『現在、紙切りは・・・10名おりましす・・・
その10名の中で、一番若く、可愛いのが・・・私♪』
絵馬:『ラジオやテレビで、私の事を見たり聞いたりしたこのがある方・・・?』
会場の客席で、2人が手を上げます・・・
絵馬:『おかしいですねぇ〜私・・・テレビもラジオも出た事ないんですが・・・』
絵馬:『先日、お客様のリクエストで、カレーライスを切りましたけど・・・次に出たお題が・・・ハヤシライス♪』
絵馬:『今日・・・お誕生日のお客様は・・・いらっしゃいますか?』
客席:『・・・・・・・・・』
絵馬:『お客様方・・・正直ですね♪会場が浅草なら・・・お客様皆が手を上げますよ♪』
\(^o^)/
紙切りも見事ながら・・・話芸もシッカリ楽しませてもらいました♪
\(^o^)/
柳家 さん喬師匠 【幾代餅】
マクラなしに・・・噺【幾代餅】に・・・
最後のトリ(主任)に・・・人情味あふれる噺・・・
さん喬師匠の語り・・・いつ聞いても・・・
しっとりします・・・♪
\(^o^)/
BY HB
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