10月19日落語会3
さてさて、落語会♪
開口一番
三遊亭 ございます
【寿限無】
三遊亭 粋歌
【代脈】
五街道 雲助師匠
【代書屋】
仲入り
隅田川 馬石師匠
【王子の狐】
五街道 雲助師匠
【唐茄子屋政談】
開口一番
三遊亭 ございます
【寿限無】
マクラで、11月1日に二つ目に昇進して【天歌】と改名するとの事。
今までは、『三遊亭ございますでございます!』って挨拶すると客受けが良かったのですけど・・・
二つ目になったら改名で、【ございます】が使えない!
『三遊亭ございますでございました!』と実演したら、客席に受けたので、このパターンでやってみるみたいです。
噺の【寿限無】って、落語の代表選手なのに、噺家さんから噺を聞いた記憶がない!
ご隠居さんと八っあんとの子供の名前についてのやり取り・・・
隠:『生まれた子は、男子か女子か?(なんしかにょしか)』
八:『ナウシカ?』や
隠:『やぶらこうじぶらこうじ』
八:『破れ障子にボロ障子?』など
こんな演じ方をするんだぁ〜
知っている噺でも、噺家さんの話術によって、ポピュラーな噺でも新鮮に聞けました!
三遊亭 粋歌
【代脈】
10月7日にお江戸日本橋亭での特撰落語会にて、三遊亭橘也さんから聞いた事の有る噺。
マクラでは、粋歌の名前にちなんで、JR 関係者には、Suicaと覚えてもらい、農協関係者には、スイカと覚えてもらう!
こんな名前についての話をしたら、お客様に、『じゃ〜真打ちになったら、PASMOになるの?』
お客様も腕が有りますね?
それから、昔は、誰でも成ろうと思えば、医者に成れた。
資格試験なんて無かったから・・・
ヤブ医者とまでは言わないが、何でも『手遅れですね』と言う(手遅れ医者)やどんな病気でも葛根湯を出し、病人の付き添いにまで葛根湯を出す(葛根湯医者)など、昔の医者の話を振りつつ噺へ!
こちらも、初めましての噺ではなくても、演者が違えば、集中して、楽しく噺を聞く事が出来る!
\(^o^)/
五街道 雲助師匠
【代書屋】
今月14日の白酒師匠との親子会では、雲助師匠の【淀五郎】で寝落ち・・・
本日は、リベンジです。
【代書屋】は、五日前に黒門亭の喜多八一琴のおさらい会でラブリー喜多八師匠から聞いた噺。
柳家と古今亭との演じ方の違いまでは、わかりませんけど・・・
本所でうまれで、本所育ち、66年目の生粋の本所っ子の五街道雲助師匠。
マクラでは、ここ本所の地名の変遷などの話をされました。
そして、落語によく出てくる『だるま横町』その横町は、本所にあり、今落語を聞いている本所地域プラザを出て浅草の方面に行った処に存在したそうです。
噺の方は、字の書けない人が就職の為に、代書屋さんに履歴書を書いて貰う。
履歴書の書く項目、履歴書の意味を理解していないとこうなります。
代:『本籍は?』
男:『鼻水が出る!』
代:『生まれた場所は?』
男:『家の奥の四畳半!』
代:『お国は?』
男:『日本!』
代:『日本のどこ?』
男:『東京!』
代:『東京のどこ?』
男:『本所区!』
代:『本所区のどこ?』
男:『若宮町!』
代:『姓名?』
男:『ばんどうつまさぶろう!』
代:『嘘は、ダメですよ!』
男:『本当だよ、同姓同名なんだ!』
代:『ばんどうのばんの漢字は?』
男:『それは、任せるわ!』
代:『生年月日は?』
男:『確か無いんじゃ無いかなぁ〜♪』
代:『生まれた時ですよ?』
男:『生まれた時は、夢中だったから覚えていない!』
代:『生まれた年・月・日ですよ?』
男:『やだよ〜年がわかっちゃうよ!』
代:『じゃ〜数え年を教えて?』
男:『二十歳!』
代:『鼻毛の中に白いものが混じって要るのに?では、生まれた日を教えて?』
男:『七夕さまの次の次の次の日!』
代:『回りくどいねぇ!7月10日ね?次は、学歴は?』
男:『食った事無い!』
代:『学校は?』
男:『もう行っていない!』
噛み合わないこんな話をの繰り返し!
その後、今までの職歴について聞かれ・・・
やろうと思ったが実際は、やっていない仕事やほんの短時間しかしなかった仕事など、履歴書に書けないような仕事を話す男。
代書屋が、仕事に就いた年を聞けば・・・
男:『ツベルクリンの次の年』
代:『気球船のツェペリンが来た次の年ね?本当なの?』
男:『本当かどうかは?その履歴書をご覧なさい!』
なんとも間抜けなオチですね。
仲入り
隅田川 馬石師匠
【王子の狐】
馬石師匠は・・・3回目?
スンゴイ二枚目で?
端整な姿・仕草?
声のトーンもストライク!
先日の白酒師匠や今日の馬石師匠、五街道雲助のお弟子さんって・・・
良い噺家さんばかりですね。
\(^o^)/
生まれは、関西ですが!現在は、墨田区の向島にいらっしゃるそうです。
前座の修行中に雲助師匠の自宅が有るここ本所が仕事場。
この辺りを着物姿で歩いていたそうです?
前座の頃から本所の歯科医に通い、今も定期検診案内のハガキが来るそうです!
そんな馬石師匠の噺・・・【狐の噺】が多い?
前回は、【安兵衛狐】だったし・・・
今日も含めて五席聞いていますが、二席が狐噺!
この師匠のカラーなのかしらん?
王子の狐では、王子のお稲荷様の所の狐が一方的な被害者なんだけど・・・
狐をだまくらかす人間の男って・・・?
騙す方と騙される方が逆転している!
だからこそ、毎度バカバカしいお噺を・・・になるんですね♪
五街道 雲助師匠
【唐茄子屋政談】
先日寝落ちして、聞き損なった【淀五郎】を期待?
ムシがよすぎますね♪
この噺・・・長講噺なので
メモを取るのは、中止!
最初から最後までタップリ噺を楽しみました!
噺の途中、主人公の『徳』の吾妻橋から隅田川への身投げを止めた伯父さんの家が、本所の【だるま横町】に住まっている。
【代書屋】の噺のマクラがここに繋がる!
なかなか粋な構成ですね。
\(^_^)/
第一回本所亭寄席
本所地域プラザに於いて
生落語が初めてのお客様
本所ご近所のお客様
そんなお客様に気遣った演目のチョイス!
主催者・出演者の心遣い・心意気をヒシヒシと感じる良い落語会でした。
By HB
開口一番
三遊亭 ございます
【寿限無】
三遊亭 粋歌
【代脈】
五街道 雲助師匠
【代書屋】
仲入り
隅田川 馬石師匠
【王子の狐】
五街道 雲助師匠
【唐茄子屋政談】
開口一番
三遊亭 ございます
【寿限無】
マクラで、11月1日に二つ目に昇進して【天歌】と改名するとの事。
今までは、『三遊亭ございますでございます!』って挨拶すると客受けが良かったのですけど・・・
二つ目になったら改名で、【ございます】が使えない!
『三遊亭ございますでございました!』と実演したら、客席に受けたので、このパターンでやってみるみたいです。
噺の【寿限無】って、落語の代表選手なのに、噺家さんから噺を聞いた記憶がない!
ご隠居さんと八っあんとの子供の名前についてのやり取り・・・
隠:『生まれた子は、男子か女子か?(なんしかにょしか)』
八:『ナウシカ?』や
隠:『やぶらこうじぶらこうじ』
八:『破れ障子にボロ障子?』など
こんな演じ方をするんだぁ〜
知っている噺でも、噺家さんの話術によって、ポピュラーな噺でも新鮮に聞けました!
三遊亭 粋歌
【代脈】
10月7日にお江戸日本橋亭での特撰落語会にて、三遊亭橘也さんから聞いた事の有る噺。
マクラでは、粋歌の名前にちなんで、JR 関係者には、Suicaと覚えてもらい、農協関係者には、スイカと覚えてもらう!
こんな名前についての話をしたら、お客様に、『じゃ〜真打ちになったら、PASMOになるの?』
お客様も腕が有りますね?
それから、昔は、誰でも成ろうと思えば、医者に成れた。
資格試験なんて無かったから・・・
ヤブ医者とまでは言わないが、何でも『手遅れですね』と言う(手遅れ医者)やどんな病気でも葛根湯を出し、病人の付き添いにまで葛根湯を出す(葛根湯医者)など、昔の医者の話を振りつつ噺へ!
こちらも、初めましての噺ではなくても、演者が違えば、集中して、楽しく噺を聞く事が出来る!
\(^o^)/
五街道 雲助師匠
【代書屋】
今月14日の白酒師匠との親子会では、雲助師匠の【淀五郎】で寝落ち・・・
本日は、リベンジです。
【代書屋】は、五日前に黒門亭の喜多八一琴のおさらい会でラブリー喜多八師匠から聞いた噺。
柳家と古今亭との演じ方の違いまでは、わかりませんけど・・・
本所でうまれで、本所育ち、66年目の生粋の本所っ子の五街道雲助師匠。
マクラでは、ここ本所の地名の変遷などの話をされました。
そして、落語によく出てくる『だるま横町』その横町は、本所にあり、今落語を聞いている本所地域プラザを出て浅草の方面に行った処に存在したそうです。
噺の方は、字の書けない人が就職の為に、代書屋さんに履歴書を書いて貰う。
履歴書の書く項目、履歴書の意味を理解していないとこうなります。
代:『本籍は?』
男:『鼻水が出る!』
代:『生まれた場所は?』
男:『家の奥の四畳半!』
代:『お国は?』
男:『日本!』
代:『日本のどこ?』
男:『東京!』
代:『東京のどこ?』
男:『本所区!』
代:『本所区のどこ?』
男:『若宮町!』
代:『姓名?』
男:『ばんどうつまさぶろう!』
代:『嘘は、ダメですよ!』
男:『本当だよ、同姓同名なんだ!』
代:『ばんどうのばんの漢字は?』
男:『それは、任せるわ!』
代:『生年月日は?』
男:『確か無いんじゃ無いかなぁ〜♪』
代:『生まれた時ですよ?』
男:『生まれた時は、夢中だったから覚えていない!』
代:『生まれた年・月・日ですよ?』
男:『やだよ〜年がわかっちゃうよ!』
代:『じゃ〜数え年を教えて?』
男:『二十歳!』
代:『鼻毛の中に白いものが混じって要るのに?では、生まれた日を教えて?』
男:『七夕さまの次の次の次の日!』
代:『回りくどいねぇ!7月10日ね?次は、学歴は?』
男:『食った事無い!』
代:『学校は?』
男:『もう行っていない!』
噛み合わないこんな話をの繰り返し!
その後、今までの職歴について聞かれ・・・
やろうと思ったが実際は、やっていない仕事やほんの短時間しかしなかった仕事など、履歴書に書けないような仕事を話す男。
代書屋が、仕事に就いた年を聞けば・・・
男:『ツベルクリンの次の年』
代:『気球船のツェペリンが来た次の年ね?本当なの?』
男:『本当かどうかは?その履歴書をご覧なさい!』
なんとも間抜けなオチですね。
仲入り
隅田川 馬石師匠
【王子の狐】
馬石師匠は・・・3回目?
スンゴイ二枚目で?
端整な姿・仕草?
声のトーンもストライク!
先日の白酒師匠や今日の馬石師匠、五街道雲助のお弟子さんって・・・
良い噺家さんばかりですね。
\(^o^)/
生まれは、関西ですが!現在は、墨田区の向島にいらっしゃるそうです。
前座の修行中に雲助師匠の自宅が有るここ本所が仕事場。
この辺りを着物姿で歩いていたそうです?
前座の頃から本所の歯科医に通い、今も定期検診案内のハガキが来るそうです!
そんな馬石師匠の噺・・・【狐の噺】が多い?
前回は、【安兵衛狐】だったし・・・
今日も含めて五席聞いていますが、二席が狐噺!
この師匠のカラーなのかしらん?
王子の狐では、王子のお稲荷様の所の狐が一方的な被害者なんだけど・・・
狐をだまくらかす人間の男って・・・?
騙す方と騙される方が逆転している!
だからこそ、毎度バカバカしいお噺を・・・になるんですね♪
五街道 雲助師匠
【唐茄子屋政談】
先日寝落ちして、聞き損なった【淀五郎】を期待?
ムシがよすぎますね♪
この噺・・・長講噺なので
メモを取るのは、中止!
最初から最後までタップリ噺を楽しみました!
噺の途中、主人公の『徳』の吾妻橋から隅田川への身投げを止めた伯父さんの家が、本所の【だるま横町】に住まっている。
【代書屋】の噺のマクラがここに繋がる!
なかなか粋な構成ですね。
\(^_^)/
第一回本所亭寄席
本所地域プラザに於いて
生落語が初めてのお客様
本所ご近所のお客様
そんなお客様に気遣った演目のチョイス!
主催者・出演者の心遣い・心意気をヒシヒシと感じる良い落語会でした。
By HB
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