12月8日落語会2
入船亭 扇遊師匠
【ねずみ穴】
先ず最初に・・・『喜多八さんのために、多数のご来場ありがとうございます♪』の挨拶から・・・
扇遊師匠は、喜多八師匠の会のゲストとしての認識と気配りの出来る噺家さんなんだなぁ〜♪と再確認。
そうは言いつつも・・・
扇:『鳥越の落語会ですが・・・私、9年ぶりになるんです。前回出させて頂いた9年前・・・全然覚えていません!喜多八さんも昔は、私の事を【兄さん♪兄さん♪】と慕ってくれていましたが・・・最近は、歳を取ると・・・情も薄くなるみたいで・・・』
なんてボヤキ・・・も
喜多八師匠と扇遊師匠は、気心の知れた盟友ですからね♪
\(^o^)/
江戸の街は火事早い!
そりゃ〜そうでしょ〜江戸時代の建築は、【木】と【紙】で出来ていましたから・・・
【火事道楽】なんて言葉もあり、火事を見物するのが好きな人まで居たそうです。
こんなマクラから、【ねずみ穴】に入っていきました。
この【ねずみ穴】って噺は、冬の季節によくかけられる噺なんですが・・・
ストーリーが、かなりスリリング!
いつもドキドキしてしまいます!
竹二郎が朝・昼・晩と身を粉にして働く様子の描写を・・・
扇遊師匠は、売り声と共に・・・
扇:『なっとなっと〜』納豆
『と〜ふ〜』豆腐
『きんちゅ〜きんちゅ〜』茹で小豆
その他に、うどんにお稲荷さんまで売り歩き、終いには、【泥棒の手伝い】まで・・・
\(^o^)/
ここで、【五臓の疲れで、夢を見る】のコメントを、毎日一生懸命働いて、家に帰るとバタンキュ〜の竹二郎の生活情況を話した時に、挿入していました。
これが、オチの導入線になるんですけどね♪
その後、5年働き10両の金を溜め、女房を貰い、女の子を授かる。
行商スタイルから、深川蛤町に倉が3つ有るお店を構える!
商売も順調で、ある風の強い日に、竹二郎は、番頭に三文と二両を別々の半紙にくるませて、兄さんに借りた元銭を返しに・・・番頭には、『もし、火事になったら、倉の目塗りとねずみ穴の目塗りをしっかりやってくださいね!』と頼み、兄さんのお店へ出掛ける!
元銭とお礼のお金を兄さんに返し、兄弟水入らずで酒宴を・・・
『今晩は泊まっていけ』と言う兄さんに、『店が心配だから・・・』と帰ろうとする竹二郎。
『もし、もしもだ、火事がおきてお前の店が焼けたら、オレの身代をそっくりお前にくれてやるよ!』などと言われ引き留められる竹二郎。
その晩は、兄さんのお店に泊まる事に・・・
その晩の夜半過ぎに半鐘が・・・
兄さんの店の火の見櫓から見ると、火事は深川蛤町方面!
竹二郎は、慌てて帰宅するも、風の強い日で、火の回りが早かった。
竹二郎の目の前で三番倉・二番倉・一番倉と、番頭に目塗りを頼んだが、番頭が目塗りをし忘れたねずみ穴がもとで倉に火が回り、全て焼け落ちて、何もかも失ってしまう!
ここまで竹二郎に悲惨な思いをさせて・・・
尚且つ追い討ちがかかります。
焼け跡で店を再開するものの商売は、上手くいかず・・・
店の者も、一人去り二人去りで、終いには、親子三人だけに・・・
商売が上手くいかない事を気に病んだ女房は、病気になり、枕が上がらなくなる。
その年も暮れになり、来春の商売の仕入れのために、再び竹二郎は、一人娘を連れて、兄さんの店へ行き、仕入れの銭の借金を依頼する。
しかし、二両〜三両なら貸せるが、50両なんか、今のお前には貸せない!とツレナイ返事。
竹二郎は、自分の娘に『よ〜く見ておくがいい、兄さんは、人間じゃねぇ〜鬼だ!あれがお前のおじさんだぁ〜』と店の仕入れ銭を諦めての帰宅途中。
娘:『おとっつあん!お金は、いくら有れば良いの?』
竹:『どう少なく見積もって20両は必要だな』
娘:『じゃ〜あたいを吉原って処へ売れば?そのお金が出来ます。そして、おとっつあん、一生懸命働いて直ぐにあたいを迎えに来てくれればいいじゃない?』
幼い娘にそんな思いまでさせて作った20両も、スリにあって、全てを失う!
途方にくれ、自殺する決意をして、首をくくる!
まさに『グゥ〜!苦しい〜!』となっている時、起こされる!
火事から先が全て夢であった♪
この噺まるでジェットコースターに乗っているような感覚なんですもん♪
最後のオチには、兄さんが『夢は、五臓(土蔵)の疲れだぁ〜!』なんですが、ヤッパリこの噺、疲れます。
この疲れで悪い夢を見ちゃいそうですよ!
柳家 喜多八師匠
【宿屋の富】
一昨日、落語協会の黒門亭で、半分聞いた噺です。
本日はフルバージョンを聞かせて頂きました♪
\(^o^)/
富くじが当たった人と外れた人が、富くじの抽選会場の湯島天神で互いに地べたに寝そべりながらの対話が・・・楽しいですね♪
今回の落語会は、扇遊師匠の【ねずみ穴】に見事にKO された会になりました。
By HB
【ねずみ穴】
先ず最初に・・・『喜多八さんのために、多数のご来場ありがとうございます♪』の挨拶から・・・
扇遊師匠は、喜多八師匠の会のゲストとしての認識と気配りの出来る噺家さんなんだなぁ〜♪と再確認。
そうは言いつつも・・・
扇:『鳥越の落語会ですが・・・私、9年ぶりになるんです。前回出させて頂いた9年前・・・全然覚えていません!喜多八さんも昔は、私の事を【兄さん♪兄さん♪】と慕ってくれていましたが・・・最近は、歳を取ると・・・情も薄くなるみたいで・・・』
なんてボヤキ・・・も
喜多八師匠と扇遊師匠は、気心の知れた盟友ですからね♪
\(^o^)/
江戸の街は火事早い!
そりゃ〜そうでしょ〜江戸時代の建築は、【木】と【紙】で出来ていましたから・・・
【火事道楽】なんて言葉もあり、火事を見物するのが好きな人まで居たそうです。
こんなマクラから、【ねずみ穴】に入っていきました。
この【ねずみ穴】って噺は、冬の季節によくかけられる噺なんですが・・・
ストーリーが、かなりスリリング!
いつもドキドキしてしまいます!
竹二郎が朝・昼・晩と身を粉にして働く様子の描写を・・・
扇遊師匠は、売り声と共に・・・
扇:『なっとなっと〜』納豆
『と〜ふ〜』豆腐
『きんちゅ〜きんちゅ〜』茹で小豆
その他に、うどんにお稲荷さんまで売り歩き、終いには、【泥棒の手伝い】まで・・・
\(^o^)/
ここで、【五臓の疲れで、夢を見る】のコメントを、毎日一生懸命働いて、家に帰るとバタンキュ〜の竹二郎の生活情況を話した時に、挿入していました。
これが、オチの導入線になるんですけどね♪
その後、5年働き10両の金を溜め、女房を貰い、女の子を授かる。
行商スタイルから、深川蛤町に倉が3つ有るお店を構える!
商売も順調で、ある風の強い日に、竹二郎は、番頭に三文と二両を別々の半紙にくるませて、兄さんに借りた元銭を返しに・・・番頭には、『もし、火事になったら、倉の目塗りとねずみ穴の目塗りをしっかりやってくださいね!』と頼み、兄さんのお店へ出掛ける!
元銭とお礼のお金を兄さんに返し、兄弟水入らずで酒宴を・・・
『今晩は泊まっていけ』と言う兄さんに、『店が心配だから・・・』と帰ろうとする竹二郎。
『もし、もしもだ、火事がおきてお前の店が焼けたら、オレの身代をそっくりお前にくれてやるよ!』などと言われ引き留められる竹二郎。
その晩は、兄さんのお店に泊まる事に・・・
その晩の夜半過ぎに半鐘が・・・
兄さんの店の火の見櫓から見ると、火事は深川蛤町方面!
竹二郎は、慌てて帰宅するも、風の強い日で、火の回りが早かった。
竹二郎の目の前で三番倉・二番倉・一番倉と、番頭に目塗りを頼んだが、番頭が目塗りをし忘れたねずみ穴がもとで倉に火が回り、全て焼け落ちて、何もかも失ってしまう!
ここまで竹二郎に悲惨な思いをさせて・・・
尚且つ追い討ちがかかります。
焼け跡で店を再開するものの商売は、上手くいかず・・・
店の者も、一人去り二人去りで、終いには、親子三人だけに・・・
商売が上手くいかない事を気に病んだ女房は、病気になり、枕が上がらなくなる。
その年も暮れになり、来春の商売の仕入れのために、再び竹二郎は、一人娘を連れて、兄さんの店へ行き、仕入れの銭の借金を依頼する。
しかし、二両〜三両なら貸せるが、50両なんか、今のお前には貸せない!とツレナイ返事。
竹二郎は、自分の娘に『よ〜く見ておくがいい、兄さんは、人間じゃねぇ〜鬼だ!あれがお前のおじさんだぁ〜』と店の仕入れ銭を諦めての帰宅途中。
娘:『おとっつあん!お金は、いくら有れば良いの?』
竹:『どう少なく見積もって20両は必要だな』
娘:『じゃ〜あたいを吉原って処へ売れば?そのお金が出来ます。そして、おとっつあん、一生懸命働いて直ぐにあたいを迎えに来てくれればいいじゃない?』
幼い娘にそんな思いまでさせて作った20両も、スリにあって、全てを失う!
途方にくれ、自殺する決意をして、首をくくる!
まさに『グゥ〜!苦しい〜!』となっている時、起こされる!
火事から先が全て夢であった♪
この噺まるでジェットコースターに乗っているような感覚なんですもん♪
最後のオチには、兄さんが『夢は、五臓(土蔵)の疲れだぁ〜!』なんですが、ヤッパリこの噺、疲れます。
この疲れで悪い夢を見ちゃいそうですよ!
柳家 喜多八師匠
【宿屋の富】
一昨日、落語協会の黒門亭で、半分聞いた噺です。
本日はフルバージョンを聞かせて頂きました♪
\(^o^)/
富くじが当たった人と外れた人が、富くじの抽選会場の湯島天神で互いに地べたに寝そべりながらの対話が・・・楽しいですね♪
今回の落語会は、扇遊師匠の【ねずみ穴】に見事にKO された会になりました。
By HB
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