1月23日落語会
1月23日(金曜日)
会社帰りに落語会参戦です。
参戦した落語会は・・・
人形町日本橋社会教育会館での
【三遊亭王楽ひとり会】です。
さてさて、落語会♪
瀧川 鯉和 【金明竹】
三遊亭 王楽師匠 【三方一両損】
柳家 小満ん師匠 【時そば】
仲入り
三遊亭 王楽師匠 【木乃伊取り】
瀧川 鯉和 【金明竹】
マクラでは・・・
今年の三月に北陸新幹線が金沢まで開通する話と自分の故郷がその金沢なのだそうで・・・
今までは、金沢に帰るのに3時間40〜50分かかったが、かなり短縮されるみたい。
在来の北陸線は、海岸線を走る路線なので、雪や風での影響でダイヤが乱れる!
故郷の金沢に帰郷した時、やはりダイヤ乱れが有り、金沢駅構内で、JR の駅員とお客が運行再開の話をしているシーンを見掛けました、そのお客の中に、ウルトラマンの隼田隊員役をした俳優の黒部さんが・・・
黒:『いつになったら、運転を再開するんだ?』
J :『天候が回復していないので・・・まだ目処がたちません!』
黒:『次の仕事が関西であるんだ・・・♪』
J :『すみません。天候が回復しないと・・・』
黒:『オレは・・・3分しか待てないんだ!』
ウルトラマンのキャラオチか〜ぃ?
金沢の地場産業である回転寿司屋で使用するベルトコンベアーの生産日本一からの小咄をいまひとつ披露して噺へ・・・
【金明竹】の噺での使いの弥一が繰り出す関西弁での言い立て・・・
色々な噺家さんから聞きましたが♪
鯉和さんが一番早口!
三回言い立てを繰り返しましたが、一回目を言い終わると・・・
鯉:『我ながら、よどみがねぇ〜なぁ〜♪パーフェクトだぁ〜!』
自分で自分の落語に感心してる場合か〜!
三遊亭 王楽師匠 【三方一両損】
マクラでは・・・
まず、『明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします♪』と挨拶から・・・
さすがは、真打、チャンと年始の挨拶から・・・♪
早速、今高座に上がった鯉和いじりを・・・
王:『今の、金明竹、鯉和は、春風亭小柳枝師匠に習ったらしいんですが・・・小柳枝師匠の噺の原型をとどめていない噺でしたね♪』
王:『本日のひとり会は、王楽がリスペクトしている師匠をゲストにお招きしての落語会です。今夜は、柳家小満ん師匠!優しさのカタマりのような方で、早くから楽屋入りしてくださりまして!楽屋で芸談などしてくださっていましたが・・・その時に、あの鯉和の噺が・・・小満ん師匠の話を聞くのに集中出来なかった・・・\(>_<)/』
王:『年明けの5〜18日まで、嫁が実家に・・・』
そこで、嬉しそうな顔をするな!
王:『その嫁が里帰りしている間にA 型インフルエンザにかかりまして・・・』
それ、みろ!
王:『インフルエンザのように重い病気になりますと・・・病床で、あの時どうして優しい言葉をかけてあげなかったんだろぅ〜?などの反省するする様な事ばかりを思い出して、反省したんですが・・・』
ひとりっきりで病気になれば、誰でも気弱になるんじゃ〜♪
王:『医者にドクターストップをかけられていながら・・・インフルエンザを公表せずに・・・落語会に参加しまして♪ある種のテロ行為ですね♪』
イスラム国の身代金誘拐事件で大騒ぎの只中、日本国内にも、それもこんな身近に、ラベルの違いが有れど、インフルエンザテロリストが・・・居たとは!
当方が本日座った座席は、前列から数えて真ん中くらい・・・既に治り、抜けたであろう?・・・インフルなんか貰って帰りたくない!
インフルネタから予防法の話になり、王楽師匠が常にしている『うがい』『手洗い』この行為が、逆に身体を弱くしている!と主張する母親!
その勢いに押されて、同意する父親(好楽師匠)
こんな一家のエピソードを披露しながら噺の【三方一両損】に・・・
だから、袴を履いての高座登場だったんですね♪
王楽師匠の武士を演じるのってカッケ〜♪ですから!
柳家 小満ん師匠 【時そば】
小:『この時期は、【大寒】ですね、外を歩いていて体感しました♪』なんて、ダジャレから・・・
小:『本日は、ゲストとして、呼ばれました・・・お座敷にお呼びがかかったみたいですね。王楽さんは、旦那さんですね♪』
ホスト役の王楽師匠をキチンと立てて、自分の役割をシッカリ果たす♪長年培った業の一部分なんでしょうねぇ〜♪
小:『噺家として、黒門町に入門いたしました、先代の桂文楽ですね♪志ん生・文楽の文楽です。その頃は、文楽・志ん生という言い方をしておりましたけどね・・・』
その後、文楽師匠の思いで話を・・・
小:『落語協会のある、黒門町に文楽師匠宅がありまして、九坪半の家でした、朝、先ず湯に入りまして、湯から出ると飲み始めるんです・・・近所の魚屋に刺身を誂えさせて、それで飲むんですが、最後に、前座の私どもに、一人にひときれづつ、刺身を下さるんです。師匠は、『味わってお食べよ♪』と仰り、『うまいかい?旨いと思えば、それが【芸】ですよ』と・・・無駄になる物が一つも無いという、教えなんです・・・』
小:『同時期の噺家さんで、先代の三遊亭金馬師匠は、弟子に食べさせないやり方でして、『食べたいなら噺を早く上手くおなり!』という教えかたでしたし、桂三木助師匠は、目の前にいる四人の弟子に三きれの刺身をあげて、『仲良くお食べ♪』』
落語的な逸話ですね。
それから、ご飯をよそうのは・・・フンワリ!だそうですよ♪
\(^o^)/
また、別の教えでは・・・
小:『師匠文楽が言うには、『噺家は、何でもはすかに見なさいよ』物事を正面から見ないで、斜(はす)から見なさいと教えられました♪』
この逸話の延長線か・・・
小:『新宿のある場所のマンホールで男が釣りをして居まして・・・???ですよね・・・だから、聞いたんですよ『何か釣れた?』って・・・すると、男は、『お前さんで三匹目だよ♪』』
噺の【時そば】は何度も聞いた噺ですが・・・
上手な噺家さんが演じると、良いですね♪
真冬の寒い江戸の町並みが小満ん師匠の後方に現れましたから!
蕎麦屋を呼び止めた一人目の客の台詞の時、小満ん師匠、キッチリと両の手を着物の中にしまいこんで、真冬の寒さを現していました♪
さりげない仕草一つ一つが、意味をもった表現になっているんですね。
マクラで振っていた、無駄になる物が一つも無いを実践していらっしゃるんでしょうね。
蕎麦屋と客の男のやり取りを見ていた間抜けな男は、一文をかすり取る事に、一回目で気付き、二回目で、確信する演出でしたが、このシーンがしつこくなりすぎず、アッサリ演出。
アッサリの良さを実感しました。
仲入り休憩
三遊亭 王楽師匠 【木乃伊取り】
マクラでは、先程の小満ん師匠の噺について・・・
王:『私、【時そば】を持っていないんですよ♪』
客席:『ハァ〜』
王:『ハァ〜と感心されましても・・・そばを食べる仕草が出来ないんですよ〜♪』
客席:『・・・』
王:『そばを食べる仕草が・・・出来ない?あんたならね〜♪みたいな感じを出さないで下さいよ〜』
落語のそばを食べる仕草・・・練習しておいた方がよいのでは・・・?
王:『三日前まで、大阪で仕事がありまして、そちらの和装小物屋のタンソウ堂へ行きましたら、店員さんに、『松竹座に出ている歌舞伎役者さん?』って・・・見る人が見るとねぇ〜♪』
自分で自分を上げたり下げたり・・・飽きませんねぇ〜♪
王:『大阪のどうらく亭という寄席が有りまして、地下鉄の動物園前という所に有るんですが・・・動物園前って、別名、新世界です。ファミマの入口には、ボブマーリーみたいな人が居たり、寝巻き姿のまま歩いている人が居たり、飲み屋さんの看板も凄くて、【肉!30円!】一体なんの肉?』
この様なマクラを振りつつ・・・噺へ・・・
【木乃伊取り】は、初めましての噺かなぁ〜♪
お店の放蕩息子(一人っ子)が吉原の角海老に行ったっきり五日も帰らない!
倅は勘当だぁ〜と息巻く親ダンナ・・・
息子を迎えに、番頭をやるが・・・番頭も帰って来ない!
次に、頭に迎えに行って貰うが・・・番頭の二の舞で、帰って来ない!
遂には!飯炊きの清蔵が出張る始末・・・
やっと、若旦那が帰宅する気になるが、こんどは、迎えに行った清蔵が吉原の居心地の良さに居残りに・・・
元々噺自体に間延び感が出やすい噺?
もう少し工夫のしどころが有る感じを受けました!
By HB
会社帰りに落語会参戦です。
参戦した落語会は・・・
人形町日本橋社会教育会館での
【三遊亭王楽ひとり会】です。
さてさて、落語会♪
瀧川 鯉和 【金明竹】
三遊亭 王楽師匠 【三方一両損】
柳家 小満ん師匠 【時そば】
仲入り
三遊亭 王楽師匠 【木乃伊取り】
瀧川 鯉和 【金明竹】
マクラでは・・・
今年の三月に北陸新幹線が金沢まで開通する話と自分の故郷がその金沢なのだそうで・・・
今までは、金沢に帰るのに3時間40〜50分かかったが、かなり短縮されるみたい。
在来の北陸線は、海岸線を走る路線なので、雪や風での影響でダイヤが乱れる!
故郷の金沢に帰郷した時、やはりダイヤ乱れが有り、金沢駅構内で、JR の駅員とお客が運行再開の話をしているシーンを見掛けました、そのお客の中に、ウルトラマンの隼田隊員役をした俳優の黒部さんが・・・
黒:『いつになったら、運転を再開するんだ?』
J :『天候が回復していないので・・・まだ目処がたちません!』
黒:『次の仕事が関西であるんだ・・・♪』
J :『すみません。天候が回復しないと・・・』
黒:『オレは・・・3分しか待てないんだ!』
ウルトラマンのキャラオチか〜ぃ?
金沢の地場産業である回転寿司屋で使用するベルトコンベアーの生産日本一からの小咄をいまひとつ披露して噺へ・・・
【金明竹】の噺での使いの弥一が繰り出す関西弁での言い立て・・・
色々な噺家さんから聞きましたが♪
鯉和さんが一番早口!
三回言い立てを繰り返しましたが、一回目を言い終わると・・・
鯉:『我ながら、よどみがねぇ〜なぁ〜♪パーフェクトだぁ〜!』
自分で自分の落語に感心してる場合か〜!
三遊亭 王楽師匠 【三方一両損】
マクラでは・・・
まず、『明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします♪』と挨拶から・・・
さすがは、真打、チャンと年始の挨拶から・・・♪
早速、今高座に上がった鯉和いじりを・・・
王:『今の、金明竹、鯉和は、春風亭小柳枝師匠に習ったらしいんですが・・・小柳枝師匠の噺の原型をとどめていない噺でしたね♪』
王:『本日のひとり会は、王楽がリスペクトしている師匠をゲストにお招きしての落語会です。今夜は、柳家小満ん師匠!優しさのカタマりのような方で、早くから楽屋入りしてくださりまして!楽屋で芸談などしてくださっていましたが・・・その時に、あの鯉和の噺が・・・小満ん師匠の話を聞くのに集中出来なかった・・・\(>_<)/』
王:『年明けの5〜18日まで、嫁が実家に・・・』
そこで、嬉しそうな顔をするな!
王:『その嫁が里帰りしている間にA 型インフルエンザにかかりまして・・・』
それ、みろ!
王:『インフルエンザのように重い病気になりますと・・・病床で、あの時どうして優しい言葉をかけてあげなかったんだろぅ〜?などの反省するする様な事ばかりを思い出して、反省したんですが・・・』
ひとりっきりで病気になれば、誰でも気弱になるんじゃ〜♪
王:『医者にドクターストップをかけられていながら・・・インフルエンザを公表せずに・・・落語会に参加しまして♪ある種のテロ行為ですね♪』
イスラム国の身代金誘拐事件で大騒ぎの只中、日本国内にも、それもこんな身近に、ラベルの違いが有れど、インフルエンザテロリストが・・・居たとは!
当方が本日座った座席は、前列から数えて真ん中くらい・・・既に治り、抜けたであろう?・・・インフルなんか貰って帰りたくない!
インフルネタから予防法の話になり、王楽師匠が常にしている『うがい』『手洗い』この行為が、逆に身体を弱くしている!と主張する母親!
その勢いに押されて、同意する父親(好楽師匠)
こんな一家のエピソードを披露しながら噺の【三方一両損】に・・・
だから、袴を履いての高座登場だったんですね♪
王楽師匠の武士を演じるのってカッケ〜♪ですから!
柳家 小満ん師匠 【時そば】
小:『この時期は、【大寒】ですね、外を歩いていて体感しました♪』なんて、ダジャレから・・・
小:『本日は、ゲストとして、呼ばれました・・・お座敷にお呼びがかかったみたいですね。王楽さんは、旦那さんですね♪』
ホスト役の王楽師匠をキチンと立てて、自分の役割をシッカリ果たす♪長年培った業の一部分なんでしょうねぇ〜♪
小:『噺家として、黒門町に入門いたしました、先代の桂文楽ですね♪志ん生・文楽の文楽です。その頃は、文楽・志ん生という言い方をしておりましたけどね・・・』
その後、文楽師匠の思いで話を・・・
小:『落語協会のある、黒門町に文楽師匠宅がありまして、九坪半の家でした、朝、先ず湯に入りまして、湯から出ると飲み始めるんです・・・近所の魚屋に刺身を誂えさせて、それで飲むんですが、最後に、前座の私どもに、一人にひときれづつ、刺身を下さるんです。師匠は、『味わってお食べよ♪』と仰り、『うまいかい?旨いと思えば、それが【芸】ですよ』と・・・無駄になる物が一つも無いという、教えなんです・・・』
小:『同時期の噺家さんで、先代の三遊亭金馬師匠は、弟子に食べさせないやり方でして、『食べたいなら噺を早く上手くおなり!』という教えかたでしたし、桂三木助師匠は、目の前にいる四人の弟子に三きれの刺身をあげて、『仲良くお食べ♪』』
落語的な逸話ですね。
それから、ご飯をよそうのは・・・フンワリ!だそうですよ♪
\(^o^)/
また、別の教えでは・・・
小:『師匠文楽が言うには、『噺家は、何でもはすかに見なさいよ』物事を正面から見ないで、斜(はす)から見なさいと教えられました♪』
この逸話の延長線か・・・
小:『新宿のある場所のマンホールで男が釣りをして居まして・・・???ですよね・・・だから、聞いたんですよ『何か釣れた?』って・・・すると、男は、『お前さんで三匹目だよ♪』』
噺の【時そば】は何度も聞いた噺ですが・・・
上手な噺家さんが演じると、良いですね♪
真冬の寒い江戸の町並みが小満ん師匠の後方に現れましたから!
蕎麦屋を呼び止めた一人目の客の台詞の時、小満ん師匠、キッチリと両の手を着物の中にしまいこんで、真冬の寒さを現していました♪
さりげない仕草一つ一つが、意味をもった表現になっているんですね。
マクラで振っていた、無駄になる物が一つも無いを実践していらっしゃるんでしょうね。
蕎麦屋と客の男のやり取りを見ていた間抜けな男は、一文をかすり取る事に、一回目で気付き、二回目で、確信する演出でしたが、このシーンがしつこくなりすぎず、アッサリ演出。
アッサリの良さを実感しました。
仲入り休憩
三遊亭 王楽師匠 【木乃伊取り】
マクラでは、先程の小満ん師匠の噺について・・・
王:『私、【時そば】を持っていないんですよ♪』
客席:『ハァ〜』
王:『ハァ〜と感心されましても・・・そばを食べる仕草が出来ないんですよ〜♪』
客席:『・・・』
王:『そばを食べる仕草が・・・出来ない?あんたならね〜♪みたいな感じを出さないで下さいよ〜』
落語のそばを食べる仕草・・・練習しておいた方がよいのでは・・・?
王:『三日前まで、大阪で仕事がありまして、そちらの和装小物屋のタンソウ堂へ行きましたら、店員さんに、『松竹座に出ている歌舞伎役者さん?』って・・・見る人が見るとねぇ〜♪』
自分で自分を上げたり下げたり・・・飽きませんねぇ〜♪
王:『大阪のどうらく亭という寄席が有りまして、地下鉄の動物園前という所に有るんですが・・・動物園前って、別名、新世界です。ファミマの入口には、ボブマーリーみたいな人が居たり、寝巻き姿のまま歩いている人が居たり、飲み屋さんの看板も凄くて、【肉!30円!】一体なんの肉?』
この様なマクラを振りつつ・・・噺へ・・・
【木乃伊取り】は、初めましての噺かなぁ〜♪
お店の放蕩息子(一人っ子)が吉原の角海老に行ったっきり五日も帰らない!
倅は勘当だぁ〜と息巻く親ダンナ・・・
息子を迎えに、番頭をやるが・・・番頭も帰って来ない!
次に、頭に迎えに行って貰うが・・・番頭の二の舞で、帰って来ない!
遂には!飯炊きの清蔵が出張る始末・・・
やっと、若旦那が帰宅する気になるが、こんどは、迎えに行った清蔵が吉原の居心地の良さに居残りに・・・
元々噺自体に間延び感が出やすい噺?
もう少し工夫のしどころが有る感じを受けました!
By HB
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