4月24日落語会
4月24日(金曜日)
中一日のローテーションで
再び、落語会に参戦です。
今日も会社帰りに一席聞いてのパターンです。
本日、参戦した落語会は・・・
深川江戸資料館
【第62回 特撰落語会 喬太郎・琴調二人会】
さてさて、落語会・・・
柳家 さん坊 【金明竹】
柳家 喬太郎師匠 【時そば】
宝井 琴調師匠 【人情匙加減】
仲入り
宝井 琴調師匠 【鋳掛松】
柳家 喬太郎師匠 【おせつ徳三郎】(通し)
いやいや、ここで、【花見小僧】+【刀屋】=【おせつ徳三郎】(通し)長講が聞けるとは・・・
思いもよらない収穫でした。
それも、柳家喬太郎師匠からですよ〜♪
\(^o^)/
柳家 さん坊 【金明竹】
【金明竹】前座さんからも、二つ目さんからも、真打の師匠からも聞いていますが・・・
柳家さん坊さんの金明竹が一番上手い!
\(^o^)/
以前、さん坊さんからこの噺を二度聞いておりますが、【金明竹】という噺を完全に自分の噺にしている♪噺自体を制圧している♪そんな感じです。
さん坊さんって・・・関西出身?
後で調べたら、北海道が出身地・・・?⇒ブゥブゥの×
予想はハズレましたが・・・
加賀屋佐吉からの使いが話す関西弁が一番シックリくるのが、さん坊さんの語りで、テッキリ関西出身だと勘違いしてしまいました。
さん坊さんの関西弁も・・・本物の関西人の方からすると・・・『あんなん関西弁やないわ!』って事も有り得ますが・・・
関東人の当方からすると、シックリくる関西弁なんですが・・・
先ず、マクラでは・・・
今と昔の言葉の違い、地方の方言の違いを話し、学生時代に流行った流行語の『空気を読む』を使って、体験したエピソードを・・・披露。
こんなマクラから【金明竹】に入りました。
掃除や水撒き、傘の部分は、カットされており、加賀屋佐吉からの使いが尋ねてくるシーンから始まり、柳家の噺での登場人物が、与太郎ではなく、松公でした。
一回目の口上が終わると・・・
松:『おばさん〜♪表にベラベラ喋るバカがきたよ〜♪』
今度は、店の女将さんも加わり二回目の口上。
女将:『あ〜♪あ〜♪うっ!
今日は!いい案配にお天気で暖かいですねぇ〜♪
この子にちょっと小言を言っていたもんですから、2・3聞き逃したので・・・もういっぺん!』
三回目の口上が終わると・・・
加賀屋佐吉からの使いは・・・『ほな!さいならぁ〜!』
残された女将さんは・・・
女将:『お茶が入りましたよ〜♪お茶!お茶!』と呼び止めようとするが・・・
口上がサッパリ分からなかった女将さんは、今度は松公に・・・
女将:『私より多く聞いているんだから、何を言っていたか分かるだろ?』
松公に何を期待しているのやら・・・?
松:『始めは・・・よくわかんない、中頃は・・・モヤモヤしていて、終いは・・・ボォ〜♪』
こんな調子で、二人して、口上を不理解、全く分からずで♪
そこへ、店の旦那が帰宅。
女将さんが旦那に来客が有り言付けが有った事を報告。
当然旦那は、言付けの内容が知りたい!
女将さんに聞いてもシドロモドロ・・・
旦那:『どちらから来られたんだ?』
女将:『あっち!』
旦那:『何を仰ってた?』
女将:『・・・困るんですけど・・・』
旦那:『???』
女将:『○△□○△□○△□・・・ほなさいならぁ〜♪』
これから、旦那の質問に・・・
迷解答を繰り出す女将さん。
気違いになったやら、遊女を買ったらや、その遊女を寸胴切りにして、船で逃げようとしたら兵庫に漂着して、兵庫のお寺の坊主と○△□した・・・?
一通り話を聞いた、旦那が確認するかの如く、最初から女将さんの話を繰り返す♪
聞いた話を繰り返し終わったその時・・・
旦那:『○△□○△□○△□だな♪・・・私もよく覚えた♪』
この一言は・・・噺の中の旦那とさんの言葉で、女将さんが答えた言葉を繰り返したのですが・・・さん坊さん自身がこの【金明竹】の噺をよく覚えた!と自画自賛しているようにも聞こえたのが・・・楽しいんですけど♪
\(^o^)/
柳家 喬太郎師匠 【時そば】
マクラでは・・・
喬:『真打になると、二人会を行っても良い!んですよ〜♪
私は、芸歴が25年ほどありますが・・・芸歴が50年くらいの方が無駄に居るんで・・・だから、私はまだまだ若手で・・・ミディアムレアーな感じ・・・?』
ミディアムレアーの意味が分からん!
喬:『琴調・喬太郎の会、客席が読めないんですよ・・・今しがた上がったさん坊の噺を聞きながら、客席の受け具合を見ていましたが・・・分からない!』
どの噺を始めようか・・・?迷っているんですかねぇ〜♪
喬:『春ですねぇ〜♪夜は涼しいですけど・・・寒い時は、温かい物を食べますよねぇ〜♪』
ここで、噺に入ろうとした・・・?
しかし、上手く入れず・・・苦笑い。
\(>_<)/
挙げ句に、高座の座布団から降りて、立ち上がり、高座の淵に、椅子座りの体勢で座り・・・客席に向かって・・・
喬:『みんなで飲みに行くか〜♪』
落語会中止⇒飲み会に変更?⇒OK ですよ〜♪
\(^o^)/
気を取り直して、高座に、ちゃんと座り直して・・・
喬:『落語会で旅に・・・飛騨高山での落語会でした・・・飛騨高山って、右を見ても左甚五郎!左を見ても左甚五郎!なんですね。落語会の出演も終わり、翌日の移動を考慮して、その日の泊まりは、高山から岐阜羽島へ移動しました。岐阜羽島駅近くの全国どこにでも有るルートインに宿泊しました。岐阜羽島って、清々しいくらい、何も無いですねぇ〜♪断捨離が成功した駅の代表ですね♪』
左甚五郎ものの噺なのかなぁ〜?
すると、客席に語りかけるように・・・
喬:『早く噺に入って欲しいでしょ〜♪まだ、入らないよ!』
ですって・・・
どの噺に入るのか?迷走し始めたマクラですかぁ〜?
ここから、スープつきカップ焼きそばの話に、乾燥麺を戻したお湯を粉末スープのモトに入れてスープを作るんですって・・・
ポンポン話が飛んで・・・
今度は北海道(さん坊の故郷)のチクワパンの話になり・・・
ここで、一言・・・
喬:『オレ落語出来ないかも〜♪』
ポンポン話が飛びながらも、客席は一言、一言に笑いをもって、反応しています。
喬:『チクワパン!→チクワをパン生地が包んでいるんですが・・・これがけっこう旨い!それから岐阜羽島のコンビニに青いチャンポンが有りました♪だからって・・・どうのはありませんですけど・・・』
話の中心に食べ物があるものの、話があっちへ行ったりこっちに来たり、振り回されて、話についていくのがやっとやっとです・・・
喬:『札幌ラーメンや長崎チャンポン、ソバやウドンのように、その土地々々での名物があります。
池袋で、古くからやっているラーメン屋があるんですが・・・味が定まらない!その日の店主のオッチャンの気分で味が変わるんですよ〜♪
中野ブロードウェイのラーメン屋、グリーンピースが乗っているかつ丼なんですよ、正しいかつ丼で値段も600円!物凄くうまいか・・・不味いか・・・どちらから?食べてみましたが・・・
普通のかつ丼でしたねぇ〜♪
その店の厨房にお店の家訓みたいなものが書いてあったので・・・見てみると・・・【今日一日良い事が無くても、悪い事が無ければ、いいじゃないか】ってねぇ〜♪』
こんなに・・・マクラをふんだんに振りまくって・・・噺に・・・
喬:『そぉばぁぅ〜』
【時そば】でした!
一人目の男が・・・おしゃべりしながら・・・二八蕎麦の代金を支払う♪
それを見ていた、チョットボォ〜♪っとした男。
男:『よく喋ったねぇ〜♪男のおしゃべりは、みっともねぇ〜な、噺家は、別だけど・・・』
そして、一人目の男が蕎麦屋に話した事(お世辞)を反芻してみる。
商売はあきないとも言うから、飽きずにやりなよ♪早く出来たね〜♪器が揃っているの〜?割り箸で綺麗事で良い、蕎麦が細い、鰹節をたくさん使って汁をおごった♪チクワが厚い!などなど・・・一通り言い終わったら・・・
喬:『オレもよく覚えたなぁ〜♪』
このフレーズ、ひとつ前にさん坊さんが!金明竹の噺で使ったフレーズです!
マクラの部分で、何の噺にしようか?迷いに迷いながら・・・一旦噺を始めると、ほかの出演者のフレーズを自分の噺にクスグリとして、盛り込む!喬太郎師匠の真骨頂てすね。
\(^o^)/
翌日、二人目の男が、一人目の男の真似をし・・・蕎麦屋を誉めようとするシーンでは・・・
蕎麦屋:『今日は、暖かいですよ♪お客そん汗ばんでいるじゃないですか』
蕎麦屋:『儲かって儲かって、笑が止まりません♪』
ことごとく、誉めようとした言葉が裏目に・・・
男:『屋号が変わっているね?マルに稲穂?』
蕎麦屋:『キッチン稲葉です』
ここで、喬太郎師匠の師匠、さん喬師匠の実家を登場させるし・・・
頼んだ蕎麦がなかなか出来なくて・・・
男:『待たされるのが嫌いなのが、江戸っ子だけど・・・オレは、狛江の生まれだから・・・』
待たされた、蕎麦が出来てきて・・・
男:『汚ない器で揃えたの?』
一口汁を・・・
男:『甘い辛いはあるけど・・・渋い!は初めてだよ〜器の縁が欠けてて、唇が切れたし・・・』
蕎麦をたぐって・・・
男:『茶そば?これ?だから渋いの?』
チクワを探し出し・・・
男:『薄いねぇ〜庖丁で切ったの?名人だねぇ〜♪甚五郎だねぇ〜♪』
チクワを食べて・・・
男:『チクワじゃないね!なに?チクワパンの仲間?』
噺の中に、なが〜いなが〜いマクラのコメントをバンバン放り込んできます。
こうゆう事が出来るから、喬太郎師匠が人気に・・・
その人気になる片鱗がシッカリ感じ取れた一席でした。
By HB
中一日のローテーションで
再び、落語会に参戦です。
今日も会社帰りに一席聞いてのパターンです。
本日、参戦した落語会は・・・
深川江戸資料館
【第62回 特撰落語会 喬太郎・琴調二人会】
さてさて、落語会・・・
柳家 さん坊 【金明竹】
柳家 喬太郎師匠 【時そば】
宝井 琴調師匠 【人情匙加減】
仲入り
宝井 琴調師匠 【鋳掛松】
柳家 喬太郎師匠 【おせつ徳三郎】(通し)
いやいや、ここで、【花見小僧】+【刀屋】=【おせつ徳三郎】(通し)長講が聞けるとは・・・
思いもよらない収穫でした。
それも、柳家喬太郎師匠からですよ〜♪
\(^o^)/
柳家 さん坊 【金明竹】
【金明竹】前座さんからも、二つ目さんからも、真打の師匠からも聞いていますが・・・
柳家さん坊さんの金明竹が一番上手い!
\(^o^)/
以前、さん坊さんからこの噺を二度聞いておりますが、【金明竹】という噺を完全に自分の噺にしている♪噺自体を制圧している♪そんな感じです。
さん坊さんって・・・関西出身?
後で調べたら、北海道が出身地・・・?⇒ブゥブゥの×
予想はハズレましたが・・・
加賀屋佐吉からの使いが話す関西弁が一番シックリくるのが、さん坊さんの語りで、テッキリ関西出身だと勘違いしてしまいました。
さん坊さんの関西弁も・・・本物の関西人の方からすると・・・『あんなん関西弁やないわ!』って事も有り得ますが・・・
関東人の当方からすると、シックリくる関西弁なんですが・・・
先ず、マクラでは・・・
今と昔の言葉の違い、地方の方言の違いを話し、学生時代に流行った流行語の『空気を読む』を使って、体験したエピソードを・・・披露。
こんなマクラから【金明竹】に入りました。
掃除や水撒き、傘の部分は、カットされており、加賀屋佐吉からの使いが尋ねてくるシーンから始まり、柳家の噺での登場人物が、与太郎ではなく、松公でした。
一回目の口上が終わると・・・
松:『おばさん〜♪表にベラベラ喋るバカがきたよ〜♪』
今度は、店の女将さんも加わり二回目の口上。
女将:『あ〜♪あ〜♪うっ!
今日は!いい案配にお天気で暖かいですねぇ〜♪
この子にちょっと小言を言っていたもんですから、2・3聞き逃したので・・・もういっぺん!』
三回目の口上が終わると・・・
加賀屋佐吉からの使いは・・・『ほな!さいならぁ〜!』
残された女将さんは・・・
女将:『お茶が入りましたよ〜♪お茶!お茶!』と呼び止めようとするが・・・
口上がサッパリ分からなかった女将さんは、今度は松公に・・・
女将:『私より多く聞いているんだから、何を言っていたか分かるだろ?』
松公に何を期待しているのやら・・・?
松:『始めは・・・よくわかんない、中頃は・・・モヤモヤしていて、終いは・・・ボォ〜♪』
こんな調子で、二人して、口上を不理解、全く分からずで♪
そこへ、店の旦那が帰宅。
女将さんが旦那に来客が有り言付けが有った事を報告。
当然旦那は、言付けの内容が知りたい!
女将さんに聞いてもシドロモドロ・・・
旦那:『どちらから来られたんだ?』
女将:『あっち!』
旦那:『何を仰ってた?』
女将:『・・・困るんですけど・・・』
旦那:『???』
女将:『○△□○△□○△□・・・ほなさいならぁ〜♪』
これから、旦那の質問に・・・
迷解答を繰り出す女将さん。
気違いになったやら、遊女を買ったらや、その遊女を寸胴切りにして、船で逃げようとしたら兵庫に漂着して、兵庫のお寺の坊主と○△□した・・・?
一通り話を聞いた、旦那が確認するかの如く、最初から女将さんの話を繰り返す♪
聞いた話を繰り返し終わったその時・・・
旦那:『○△□○△□○△□だな♪・・・私もよく覚えた♪』
この一言は・・・噺の中の旦那とさんの言葉で、女将さんが答えた言葉を繰り返したのですが・・・さん坊さん自身がこの【金明竹】の噺をよく覚えた!と自画自賛しているようにも聞こえたのが・・・楽しいんですけど♪
\(^o^)/
柳家 喬太郎師匠 【時そば】
マクラでは・・・
喬:『真打になると、二人会を行っても良い!んですよ〜♪
私は、芸歴が25年ほどありますが・・・芸歴が50年くらいの方が無駄に居るんで・・・だから、私はまだまだ若手で・・・ミディアムレアーな感じ・・・?』
ミディアムレアーの意味が分からん!
喬:『琴調・喬太郎の会、客席が読めないんですよ・・・今しがた上がったさん坊の噺を聞きながら、客席の受け具合を見ていましたが・・・分からない!』
どの噺を始めようか・・・?迷っているんですかねぇ〜♪
喬:『春ですねぇ〜♪夜は涼しいですけど・・・寒い時は、温かい物を食べますよねぇ〜♪』
ここで、噺に入ろうとした・・・?
しかし、上手く入れず・・・苦笑い。
\(>_<)/
挙げ句に、高座の座布団から降りて、立ち上がり、高座の淵に、椅子座りの体勢で座り・・・客席に向かって・・・
喬:『みんなで飲みに行くか〜♪』
落語会中止⇒飲み会に変更?⇒OK ですよ〜♪
\(^o^)/
気を取り直して、高座に、ちゃんと座り直して・・・
喬:『落語会で旅に・・・飛騨高山での落語会でした・・・飛騨高山って、右を見ても左甚五郎!左を見ても左甚五郎!なんですね。落語会の出演も終わり、翌日の移動を考慮して、その日の泊まりは、高山から岐阜羽島へ移動しました。岐阜羽島駅近くの全国どこにでも有るルートインに宿泊しました。岐阜羽島って、清々しいくらい、何も無いですねぇ〜♪断捨離が成功した駅の代表ですね♪』
左甚五郎ものの噺なのかなぁ〜?
すると、客席に語りかけるように・・・
喬:『早く噺に入って欲しいでしょ〜♪まだ、入らないよ!』
ですって・・・
どの噺に入るのか?迷走し始めたマクラですかぁ〜?
ここから、スープつきカップ焼きそばの話に、乾燥麺を戻したお湯を粉末スープのモトに入れてスープを作るんですって・・・
ポンポン話が飛んで・・・
今度は北海道(さん坊の故郷)のチクワパンの話になり・・・
ここで、一言・・・
喬:『オレ落語出来ないかも〜♪』
ポンポン話が飛びながらも、客席は一言、一言に笑いをもって、反応しています。
喬:『チクワパン!→チクワをパン生地が包んでいるんですが・・・これがけっこう旨い!それから岐阜羽島のコンビニに青いチャンポンが有りました♪だからって・・・どうのはありませんですけど・・・』
話の中心に食べ物があるものの、話があっちへ行ったりこっちに来たり、振り回されて、話についていくのがやっとやっとです・・・
喬:『札幌ラーメンや長崎チャンポン、ソバやウドンのように、その土地々々での名物があります。
池袋で、古くからやっているラーメン屋があるんですが・・・味が定まらない!その日の店主のオッチャンの気分で味が変わるんですよ〜♪
中野ブロードウェイのラーメン屋、グリーンピースが乗っているかつ丼なんですよ、正しいかつ丼で値段も600円!物凄くうまいか・・・不味いか・・・どちらから?食べてみましたが・・・
普通のかつ丼でしたねぇ〜♪
その店の厨房にお店の家訓みたいなものが書いてあったので・・・見てみると・・・【今日一日良い事が無くても、悪い事が無ければ、いいじゃないか】ってねぇ〜♪』
こんなに・・・マクラをふんだんに振りまくって・・・噺に・・・
喬:『そぉばぁぅ〜』
【時そば】でした!
一人目の男が・・・おしゃべりしながら・・・二八蕎麦の代金を支払う♪
それを見ていた、チョットボォ〜♪っとした男。
男:『よく喋ったねぇ〜♪男のおしゃべりは、みっともねぇ〜な、噺家は、別だけど・・・』
そして、一人目の男が蕎麦屋に話した事(お世辞)を反芻してみる。
商売はあきないとも言うから、飽きずにやりなよ♪早く出来たね〜♪器が揃っているの〜?割り箸で綺麗事で良い、蕎麦が細い、鰹節をたくさん使って汁をおごった♪チクワが厚い!などなど・・・一通り言い終わったら・・・
喬:『オレもよく覚えたなぁ〜♪』
このフレーズ、ひとつ前にさん坊さんが!金明竹の噺で使ったフレーズです!
マクラの部分で、何の噺にしようか?迷いに迷いながら・・・一旦噺を始めると、ほかの出演者のフレーズを自分の噺にクスグリとして、盛り込む!喬太郎師匠の真骨頂てすね。
\(^o^)/
翌日、二人目の男が、一人目の男の真似をし・・・蕎麦屋を誉めようとするシーンでは・・・
蕎麦屋:『今日は、暖かいですよ♪お客そん汗ばんでいるじゃないですか』
蕎麦屋:『儲かって儲かって、笑が止まりません♪』
ことごとく、誉めようとした言葉が裏目に・・・
男:『屋号が変わっているね?マルに稲穂?』
蕎麦屋:『キッチン稲葉です』
ここで、喬太郎師匠の師匠、さん喬師匠の実家を登場させるし・・・
頼んだ蕎麦がなかなか出来なくて・・・
男:『待たされるのが嫌いなのが、江戸っ子だけど・・・オレは、狛江の生まれだから・・・』
待たされた、蕎麦が出来てきて・・・
男:『汚ない器で揃えたの?』
一口汁を・・・
男:『甘い辛いはあるけど・・・渋い!は初めてだよ〜器の縁が欠けてて、唇が切れたし・・・』
蕎麦をたぐって・・・
男:『茶そば?これ?だから渋いの?』
チクワを探し出し・・・
男:『薄いねぇ〜庖丁で切ったの?名人だねぇ〜♪甚五郎だねぇ〜♪』
チクワを食べて・・・
男:『チクワじゃないね!なに?チクワパンの仲間?』
噺の中に、なが〜いなが〜いマクラのコメントをバンバン放り込んできます。
こうゆう事が出来るから、喬太郎師匠が人気に・・・
その人気になる片鱗がシッカリ感じ取れた一席でした。
By HB
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