5月4日落語会GW三日目2
春風亭 柳好師匠 【のっぺらぼう】
柳好師匠は、初めましての噺家さんですね♪
高座に上がり、挨拶の後・・・
陰陽のバランスの話をアッサリとして・・・
柳:『陽の夏に、陰の怪談噺を・・・』
『悪の十字架』→『開くの10時か』
『恐怖の味噌汁』→『今日麩の味噌汁』
こんな小咄を挟みながら・・・
柳:『これからする噺は、最初はあるが・・・終わりがない!
四ツ谷の小間物屋の吉兵衛さん、あるお屋敷に出入りしており、お屋敷の殿様とは、碁仇の間柄、ある日、お屋敷の殿様といつものように、碁を打つが・・・三番続けざまに負けてしまう、負けはしたが、かなり熱中して、碁を打つていたので、気が付けば夜もかなり更けている。お屋敷を辞して帰宅の途中、弁慶橋にさしかかると、橋の端に?娘さんが・・・見投げだと判断し、吉兵衛さんは、娘さんを後ろから押さえて、見投げ出来ないように♪訳を聞くと、娘さんが顔を上げた、その顔がのっぺらぼう!ビックリ!した吉兵衛さん慌てて逃げ出す。何とか四ツ谷見附あたりまで、逃げてきたら・・・屋台の蕎麦屋が出ている、蕎麦屋に駆け込み、事の顛末を蕎麦屋のオヤジに話すと・・・それを聞いた蕎麦屋のオヤジが、『その娘さんはこんな顔・・・?』って蕎麦屋のオヤジものっぺらぼう!再び逃げ出し、やっとの思いで、自宅に帰宅。弁慶橋の娘さんや四ツ谷見附の蕎麦屋がのっぺらぼう!だったと自宅で女将さんに話す♪それを聞いていた女将さんは、『その娘さんや蕎麦屋のオヤジさんって、こんな顔・・・?』って、女将さんまで、のっぺらぼう!流石に吉兵衛さんここで、気を失う♪翌朝、女将さんに起こされる吉兵衛さん、女将さんの話だと、吉兵衛さん、昨晩から酒を飲んでいて、お屋敷に上がってなんかしていない!と女将さんに言われる。夢かと思い、お屋敷からの帰りののっぺらぼう(弁慶橋の娘さん・四ツ谷見附の蕎麦屋のオヤジ・帰宅した自宅の女将さん)皆がのっぺらぼうだったと話すと、女将さんが・・・『そののっぺらぼうってこんな顔?』再び気を失う吉兵衛さん、翌朝女将さんに起こされる・・・』
なるほど、終わりがない噺になっていますね。
\(^o^)/
初めましての噺、初めましての噺家さん
まだまだ、知らない噺や噺家さん・・・
いっぱい居ますね♪
春風亭 昇太師匠 【後家猿】
昇:『今落語をやってもらった、柳好さん、すぐ下の弟でしでして、付き合いが長いんです。
彼に会うとホンワカしていて、いつも酔っぱらっている。そんな彼を見ていると・・・『オレは、まだ大丈夫だな♪』って思います』
兄弟子の独演会に助っ人に来てくれた柳好師匠、ありがたく思わなきゃ〜♪
昇:『座フルーツで一緒の六角精児さん、厚木の出身で、その厚木で二公演しました、その厚木に行ったとき、警官が6〜7人集まって、大騒ぎをしている、騒ぎの中心は、野生の日本猿!ビョンビョンと跳び跳ねる、野性動物のミナギル感じ、躍動感・・・見たことあります・・・?
動物園とは、全く違う♪動物園にもし、厚木の日本猿が行ったら・・・一日でボスですよ!
動物園・・・前座のころから、上野動物園に行っています。上野動物園に行ったら外せない動物が二つ♪
何だと思います?
先ずは、マレーグマ!顔がどう見ても・・・『笑っている顔』なのと、全く飽きずに一日中タイヤで遊んでいます。檻の前に、テントを張って一日中見ていたいくらいです・・・
もう一つがコビトカバ!リアルムーミンですよ、チョコチョコ動いて、いつも濡れている♪水槽の水の中に潜り、急に見学者の目の前に、出てくる♪
逆に、よく行列なんかが出来るなぁ〜?っていうのは・・・パンダです!目の周りの黒いワッカに騙されているんですよ♪皆さんは・・・パンダの目付きの悪いこと。
パンダが良い人も居れば、私みたいにマレーグマやコビトカバが見たい人もいる、人によって、すべての基準、幸せの基準が違います!
住んでいる沿線の小田急線の車内で、『早く結婚しないとダメだよ』って言われましたが・・・それも、人それぞれですよね♪昔に比べれば、雨の漏らない家に住んでいるし、ごはんも食べられている・・・』
野生の日本猿から始まり、動物園の動物から、人の幸せ基準に展開させ、最後には、人生訓まで・・・
落語って勉強になりますね・・・?
幸せの裏返し、コンプレックスの話に・・・背が低い人は、高い人に憧れ・・・
男は、女に・・・女は、男に・・・
こんな前振りから噺の【猿後家】に・・・
この【猿後家】聞くのは、二回目。
以前、古今亭文菊師匠から一度聞いていましたが、昇太師匠のアレンジ満載な噺に仕立ていました。
猿に顔が似た女将さん、神経質なくらい『さる』っていう言葉に敏感に反応する。
出入りの植木屋の職人が出入り禁止に・・・
職:『庭のこの辺りは・・・さるすべりなんかを植えれば・・・良いですよ♪』
うっかり『さる』を言ってしまったから・・・女将さんと大喧嘩♪
今後の出入りを禁止された、植木屋の職人は、捨て台詞に・・・
職:『ここに柿の木を植えてやるから、おにぎりを持って柿の木に登りやがれ!そして、カニを苛めろ!すりゃ〜♪『さるかに合戦』だぁ〜♪』
そんな時に、源さんが小遣い欲しさに女将さんの所へご機嫌伺いに来る。
源:『女将さん〜♪女将さん〜♪』
女:『ここに居るよ!』
源:『あれっ!女将さんですか?お清ちゃんと間違えちゃった♪』
女:『バカだねぇ〜お清は、ここいらじゃ、小町と呼ばれるくらいキレイで、年もまだ18才だよ!』
源:『ソックリでございますよ♪』
お清ちゃんに間違えられて、気分が悪くない女将さん♪
女:『お腹すいていない?ウナギをとってあげようね♪一番良いのをね♪』
源:『そんなに、お化粧して、何処かにお出掛けですか?』
女:『まだ、化粧はしてないよ♪』
源:『女将さん〜♪化粧したら、どんだけ美しくなるの〜?そりゃ〜罪だよ♪』
女:『誰か〜♪手提げ金庫を持っておいで〜♪源さんに小遣いをやるんだから・・・』
源さんは、こんな調子で、女将さんをドンドン良い気分に・・・
先日、源さんの親戚が上京して、東京案内に、散財した話を女将さんに・・・
源:『先ずは、皇居でしょ〜♪城好きですから・・・♪』
噺に昇太師匠自身の趣味をシッカリ盛り込んできます。
源:『それから、泉岳寺で忠臣蔵でしょ〜♪新橋では、天ぷらを食べて、上野動物園に・・・ウッ!・・・には、行かなくて!浅草へ・・・浅草寺でお詣りを・・・あまりの人出に『お祭りかい?』って聞かれたぐらいです、浅草寺でのお詣りが済んで、一杯飲みに浅草寺の裏の方へ・・・すると、また人だかりが出来ているので・・・何かなぁ〜?って覗いたら・・・親方が長い棒を持って、猿回し♪』
ありゃりゃ〜♪ここで地雷を踏んでしまいましたね♪
当然怒りだす女将さん!
源さんは、一旦退散を余儀なくされる。
女将さんの居る奥の間から、店先に退散してきた源さん、店の番頭さんに、建具屋の半さんが、以前女将さんをしくじったが、自分の子供(秘密兵器)を使って、しくじりを挽回した話をされ、再び、女将さんの居る奥の間に・・・
まだまだ不機嫌が直らない女将さん!
女:『なんなのさぁ〜?』
源:『何で女将さんが怒っているのか・・・?それが不思議で・・・?』
女:『よくまぁ〜言うよ!お前は、浅草寺にお詣りに行って、その後、一杯飲みに、浅草寺の裏の方へ行ったんだろ!そこで、何を見たんだい?』
源:『・・・・・・・・・』
女:『何を見たんだって?』
源:『親方が長い棒を持って・・・皿回し!そうですよ♪皿回しを見たんですよ♪』
女:『皿回しかい〜♪』
すっかり機嫌が直った女将さん♪
今度は、源さんに、前に、大喧嘩してしまった!植木屋の職人との仲立ちになって、植木屋の職人にまた、庭を手入れしてもらえるように、頼むが・・・
源:『喧嘩した、植木屋を呼ぶんですか?そりゃ〜やめておきましょうよ♪『さる者は・・・追わず♪』です』
こんなオチで終りました♪
By HB
柳好師匠は、初めましての噺家さんですね♪
高座に上がり、挨拶の後・・・
陰陽のバランスの話をアッサリとして・・・
柳:『陽の夏に、陰の怪談噺を・・・』
『悪の十字架』→『開くの10時か』
『恐怖の味噌汁』→『今日麩の味噌汁』
こんな小咄を挟みながら・・・
柳:『これからする噺は、最初はあるが・・・終わりがない!
四ツ谷の小間物屋の吉兵衛さん、あるお屋敷に出入りしており、お屋敷の殿様とは、碁仇の間柄、ある日、お屋敷の殿様といつものように、碁を打つが・・・三番続けざまに負けてしまう、負けはしたが、かなり熱中して、碁を打つていたので、気が付けば夜もかなり更けている。お屋敷を辞して帰宅の途中、弁慶橋にさしかかると、橋の端に?娘さんが・・・見投げだと判断し、吉兵衛さんは、娘さんを後ろから押さえて、見投げ出来ないように♪訳を聞くと、娘さんが顔を上げた、その顔がのっぺらぼう!ビックリ!した吉兵衛さん慌てて逃げ出す。何とか四ツ谷見附あたりまで、逃げてきたら・・・屋台の蕎麦屋が出ている、蕎麦屋に駆け込み、事の顛末を蕎麦屋のオヤジに話すと・・・それを聞いた蕎麦屋のオヤジが、『その娘さんはこんな顔・・・?』って蕎麦屋のオヤジものっぺらぼう!再び逃げ出し、やっとの思いで、自宅に帰宅。弁慶橋の娘さんや四ツ谷見附の蕎麦屋がのっぺらぼう!だったと自宅で女将さんに話す♪それを聞いていた女将さんは、『その娘さんや蕎麦屋のオヤジさんって、こんな顔・・・?』って、女将さんまで、のっぺらぼう!流石に吉兵衛さんここで、気を失う♪翌朝、女将さんに起こされる吉兵衛さん、女将さんの話だと、吉兵衛さん、昨晩から酒を飲んでいて、お屋敷に上がってなんかしていない!と女将さんに言われる。夢かと思い、お屋敷からの帰りののっぺらぼう(弁慶橋の娘さん・四ツ谷見附の蕎麦屋のオヤジ・帰宅した自宅の女将さん)皆がのっぺらぼうだったと話すと、女将さんが・・・『そののっぺらぼうってこんな顔?』再び気を失う吉兵衛さん、翌朝女将さんに起こされる・・・』
なるほど、終わりがない噺になっていますね。
\(^o^)/
初めましての噺、初めましての噺家さん
まだまだ、知らない噺や噺家さん・・・
いっぱい居ますね♪
春風亭 昇太師匠 【後家猿】
昇:『今落語をやってもらった、柳好さん、すぐ下の弟でしでして、付き合いが長いんです。
彼に会うとホンワカしていて、いつも酔っぱらっている。そんな彼を見ていると・・・『オレは、まだ大丈夫だな♪』って思います』
兄弟子の独演会に助っ人に来てくれた柳好師匠、ありがたく思わなきゃ〜♪
昇:『座フルーツで一緒の六角精児さん、厚木の出身で、その厚木で二公演しました、その厚木に行ったとき、警官が6〜7人集まって、大騒ぎをしている、騒ぎの中心は、野生の日本猿!ビョンビョンと跳び跳ねる、野性動物のミナギル感じ、躍動感・・・見たことあります・・・?
動物園とは、全く違う♪動物園にもし、厚木の日本猿が行ったら・・・一日でボスですよ!
動物園・・・前座のころから、上野動物園に行っています。上野動物園に行ったら外せない動物が二つ♪
何だと思います?
先ずは、マレーグマ!顔がどう見ても・・・『笑っている顔』なのと、全く飽きずに一日中タイヤで遊んでいます。檻の前に、テントを張って一日中見ていたいくらいです・・・
もう一つがコビトカバ!リアルムーミンですよ、チョコチョコ動いて、いつも濡れている♪水槽の水の中に潜り、急に見学者の目の前に、出てくる♪
逆に、よく行列なんかが出来るなぁ〜?っていうのは・・・パンダです!目の周りの黒いワッカに騙されているんですよ♪皆さんは・・・パンダの目付きの悪いこと。
パンダが良い人も居れば、私みたいにマレーグマやコビトカバが見たい人もいる、人によって、すべての基準、幸せの基準が違います!
住んでいる沿線の小田急線の車内で、『早く結婚しないとダメだよ』って言われましたが・・・それも、人それぞれですよね♪昔に比べれば、雨の漏らない家に住んでいるし、ごはんも食べられている・・・』
野生の日本猿から始まり、動物園の動物から、人の幸せ基準に展開させ、最後には、人生訓まで・・・
落語って勉強になりますね・・・?
幸せの裏返し、コンプレックスの話に・・・背が低い人は、高い人に憧れ・・・
男は、女に・・・女は、男に・・・
こんな前振りから噺の【猿後家】に・・・
この【猿後家】聞くのは、二回目。
以前、古今亭文菊師匠から一度聞いていましたが、昇太師匠のアレンジ満載な噺に仕立ていました。
猿に顔が似た女将さん、神経質なくらい『さる』っていう言葉に敏感に反応する。
出入りの植木屋の職人が出入り禁止に・・・
職:『庭のこの辺りは・・・さるすべりなんかを植えれば・・・良いですよ♪』
うっかり『さる』を言ってしまったから・・・女将さんと大喧嘩♪
今後の出入りを禁止された、植木屋の職人は、捨て台詞に・・・
職:『ここに柿の木を植えてやるから、おにぎりを持って柿の木に登りやがれ!そして、カニを苛めろ!すりゃ〜♪『さるかに合戦』だぁ〜♪』
そんな時に、源さんが小遣い欲しさに女将さんの所へご機嫌伺いに来る。
源:『女将さん〜♪女将さん〜♪』
女:『ここに居るよ!』
源:『あれっ!女将さんですか?お清ちゃんと間違えちゃった♪』
女:『バカだねぇ〜お清は、ここいらじゃ、小町と呼ばれるくらいキレイで、年もまだ18才だよ!』
源:『ソックリでございますよ♪』
お清ちゃんに間違えられて、気分が悪くない女将さん♪
女:『お腹すいていない?ウナギをとってあげようね♪一番良いのをね♪』
源:『そんなに、お化粧して、何処かにお出掛けですか?』
女:『まだ、化粧はしてないよ♪』
源:『女将さん〜♪化粧したら、どんだけ美しくなるの〜?そりゃ〜罪だよ♪』
女:『誰か〜♪手提げ金庫を持っておいで〜♪源さんに小遣いをやるんだから・・・』
源さんは、こんな調子で、女将さんをドンドン良い気分に・・・
先日、源さんの親戚が上京して、東京案内に、散財した話を女将さんに・・・
源:『先ずは、皇居でしょ〜♪城好きですから・・・♪』
噺に昇太師匠自身の趣味をシッカリ盛り込んできます。
源:『それから、泉岳寺で忠臣蔵でしょ〜♪新橋では、天ぷらを食べて、上野動物園に・・・ウッ!・・・には、行かなくて!浅草へ・・・浅草寺でお詣りを・・・あまりの人出に『お祭りかい?』って聞かれたぐらいです、浅草寺でのお詣りが済んで、一杯飲みに浅草寺の裏の方へ・・・すると、また人だかりが出来ているので・・・何かなぁ〜?って覗いたら・・・親方が長い棒を持って、猿回し♪』
ありゃりゃ〜♪ここで地雷を踏んでしまいましたね♪
当然怒りだす女将さん!
源さんは、一旦退散を余儀なくされる。
女将さんの居る奥の間から、店先に退散してきた源さん、店の番頭さんに、建具屋の半さんが、以前女将さんをしくじったが、自分の子供(秘密兵器)を使って、しくじりを挽回した話をされ、再び、女将さんの居る奥の間に・・・
まだまだ不機嫌が直らない女将さん!
女:『なんなのさぁ〜?』
源:『何で女将さんが怒っているのか・・・?それが不思議で・・・?』
女:『よくまぁ〜言うよ!お前は、浅草寺にお詣りに行って、その後、一杯飲みに、浅草寺の裏の方へ行ったんだろ!そこで、何を見たんだい?』
源:『・・・・・・・・・』
女:『何を見たんだって?』
源:『親方が長い棒を持って・・・皿回し!そうですよ♪皿回しを見たんですよ♪』
女:『皿回しかい〜♪』
すっかり機嫌が直った女将さん♪
今度は、源さんに、前に、大喧嘩してしまった!植木屋の職人との仲立ちになって、植木屋の職人にまた、庭を手入れしてもらえるように、頼むが・・・
源:『喧嘩した、植木屋を呼ぶんですか?そりゃ〜やめておきましょうよ♪『さる者は・・・追わず♪』です』
こんなオチで終りました♪
By HB
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