6月7日落語会2
さてさて、落語会・・・
開口一番
春風亭 一花 【桃太郎】
古今亭 志ん橋師匠 【粗忽長屋】
五街道 雲助師匠 【禁酒番屋】
仲入り
柳家 喜多八師匠 【落武者〜七度狐】
春風亭 一朝師匠 【淀五郎】
開口一番
春風亭 一花 【桃太郎】
やけに、線の細い前座さんが出てきたなぁ〜♪って見ていたら・・・
第一声で判明、女の子だぁ〜♪
\(^o^)/
そして、一花さん、一朝師匠のお弟子さんなんですって。
昔の子供と今時の子供を対比させて・・・
昔の子供:『大人に頭を撫でられて、喜んでいた』
今の子供:『無闇に頭なんか触れない!もし、触れても、『何すんだよ!セットが乱れるだろ!』』
昔の子供:『大人になったらパイロットになりたい!』って夢があった。
今の子供:『公務員!公務員!公務員!倒産の心配がないし、親子三人が暮らせれば・・・』
昔の子供:『桃太郎の話をしてあげてると・・・寝てしまう♪』
今の子供:『父親が『寝るために、面白い話をしてやる♪』すると、子供は『人前で出来るの?』父親は『寝ながら、話をお聞きよ♪』子供が『ヘイ!承りました!』』
マクラから噺の【桃太郎】に入ってしまっているもようです
一花さん、はなしが上手ですね。
本日の落語会って、志ん橋師匠・雲助師匠・喜多八師匠・一朝師匠とスンゴイ顔ぶれの落語会のお客様ですよ・・・当方以外は、そうとう、落語通なお客様ばかりのはずです。
そのご通家なお客様を湧かせるんですから・・・
これから、どんどん上手になっていくんでしょうねぇ〜♪
\(^o^)/
ちょっと追っかけてみたくなる前座さんがまた一人登場しました。
噺の【桃太郎】も独自?一朝師匠流の噺?
噺の随所に、楽しいクスグリ?があり、とっても楽しい噺を聞かせて貰いました♪
古今亭 志ん橋師匠 【粗忽長屋】
志:『大勢のご来場ありがとうございます!天気が悪くなって、雨に降られても、ここで、の〜んびり落語でも聞いて居れば、お客様方は、安全ですから、どうぞごゆるりと最後まで、お付き合い頂けますようお願いいたします』
マクラでは・・・
志:『世の中には、あわて者・粗忽者・そそっかしい方が居りまして、私ども噺家の中でも、そのような人が居ります。
楽屋へ戸を開けないで入ろうとする者や、楽屋でサングラスを掛けたままで、新聞を読もうとし、前座さんに『電気をつけて!』なんて方も、それに、マスクをしたまま、咳をして唾がマスクの中で飛び散り、『うわ!汚えぇ〜!』なんてことも・・・
今は、どのタクシーも禁煙になっておりますが、タバコが吸えた時代に、タクシーでタバコを吸おうとしたが・・・ライターが無い、運転手さんにシガーコンセントを借りてタバコに火をつけた、シガーコンセントは、車の窓からポ〜ン!なんとなく気持ちは分かりますが・・・
そそっかしいというか、健忘症とでも言いましょうか・・・?
『どこかで、会ったことがある人が正面からやってくるなぁ〜?誰だっけなぁ〜?あぁ〜もうすぐそこまで来ちゃったよぉ〜・・・あのぉ〜恐れ入りますが、どちら様でしたけぇ〜?』『ばか!お前の親父だ!』
雨の中、知人の家に訪ねてきた男が『あれ貸してくれ!』⇒『何を貸すんだい?』⇒『あれだよ!』⇒『傘かい?』⇒『そう!』⇒『持っていきな』⇒傘でなく傘の隣の箒を持って出て行く男⇒雨の中箒をさしながら⇒『随分と雨が漏れる傘だね?』⇒『あれ?傘が箒みたいになっていやがる!』
ネタ出しされている噺【粗忽長屋】への序章というべきマクラをたっぷり・・・
噺も志ん橋師匠節と言うか独特の語り口調・間での語り。
噺の筋は一緒の粗忽長屋なのですが、初めて聞いた噺のような印象を受けました。
五街道 雲助師匠 【禁酒番屋】
挨拶の後に・・・
雲:『鼻風邪気味でして、この高座で、鼻水を垂らしたら・・・先にお詫び申し上げておきます』
あら、雲助師匠本日は体調がよろしくないのかしらん?
雲:『五月晴れでございます。こんな日は、昼にカツオで一杯!何ていうのがよろしいですなぁ〜♪もうしばらく時期がたって、戻りガツオで一杯!こちらもよろしいもんでございます』
この時期の初がツオや脂ののった戻りガツオ酒のあてではなく、おかずとして、最高ですよね♪
\(^o^)/
雲:『孔子や孟子を読んではみたが・・・酒を飲むな!とは・・・どこにも書いていない♪』
酒は・・・量を過ぎると・・・気違い水、命をけづる鉋水ですから・・・
このような流で、志ん橋師匠と同じように、『酒』に関する小咄をいくつも披露してくれました♪
\(^o^)/
噺の【禁酒番屋】も先月の17日に、神奈川宿寄席にて、兼好師匠から聞いた噺とは、演出が違っていて、プロローグでは、禁酒番屋が何故に設けられた?の案内から分かりやすく噺が始まり、酒屋が禁酒番屋を突破しようと、あの手この手で、チャレンジする様も、『カステラ水』の上に薄く切った本当のカステラをカモフラージュに引いたり、油徳利に酒を入れ油のお届けですと言うのではなく、肥料に使う油粕と証したり、本物の小便を持ち込むのに、その小便は、奉公人のお清どん一人でのもの(一人でどんだけ用足しをガマンしていたのやら?)
番屋の番人が、田端氏と駒込氏の名前が出る演出は、初めて聞くパターンですし、この二人自身も、酒を持ち込もうとする
酒屋の帳面に売掛が残っている二人なんて設定も聞いた事のない演出です。
番屋番人の田端氏駒込氏が、酒屋の番頭を止め・・・
番人:『なにぃ〜?近藤氏にお届けだぁ〜?この、偽り者め!中を確かめる!』
これがオチの『正直者め〜』に繋がるんですが・・・
二升の酒を田端氏と駒込氏の番人が既に飲んでいる為に、二人共にかなりの酩酊状態。
にも拘らず、番屋の番人が酒ではなく、本物の小便と気づかせる演出は、臭いがどうだとか、その様な下品な演出はあまり表だっていなく、さらりとした演出方法をしていました。
聞いている当方も、オチで・・・『うぇ〜!』ってなるような、顔をシカメルような、演出でないのに、逆に呆気にとられたような感じでした。
上品?に噺を壊さず、十二分に楽しませて貰えた雲助師匠の噺でした♪
\(^o^)/
By HB
開口一番
春風亭 一花 【桃太郎】
古今亭 志ん橋師匠 【粗忽長屋】
五街道 雲助師匠 【禁酒番屋】
仲入り
柳家 喜多八師匠 【落武者〜七度狐】
春風亭 一朝師匠 【淀五郎】
開口一番
春風亭 一花 【桃太郎】
やけに、線の細い前座さんが出てきたなぁ〜♪って見ていたら・・・
第一声で判明、女の子だぁ〜♪
\(^o^)/
そして、一花さん、一朝師匠のお弟子さんなんですって。
昔の子供と今時の子供を対比させて・・・
昔の子供:『大人に頭を撫でられて、喜んでいた』
今の子供:『無闇に頭なんか触れない!もし、触れても、『何すんだよ!セットが乱れるだろ!』』
昔の子供:『大人になったらパイロットになりたい!』って夢があった。
今の子供:『公務員!公務員!公務員!倒産の心配がないし、親子三人が暮らせれば・・・』
昔の子供:『桃太郎の話をしてあげてると・・・寝てしまう♪』
今の子供:『父親が『寝るために、面白い話をしてやる♪』すると、子供は『人前で出来るの?』父親は『寝ながら、話をお聞きよ♪』子供が『ヘイ!承りました!』』
マクラから噺の【桃太郎】に入ってしまっているもようです
一花さん、はなしが上手ですね。
本日の落語会って、志ん橋師匠・雲助師匠・喜多八師匠・一朝師匠とスンゴイ顔ぶれの落語会のお客様ですよ・・・当方以外は、そうとう、落語通なお客様ばかりのはずです。
そのご通家なお客様を湧かせるんですから・・・
これから、どんどん上手になっていくんでしょうねぇ〜♪
\(^o^)/
ちょっと追っかけてみたくなる前座さんがまた一人登場しました。
噺の【桃太郎】も独自?一朝師匠流の噺?
噺の随所に、楽しいクスグリ?があり、とっても楽しい噺を聞かせて貰いました♪
古今亭 志ん橋師匠 【粗忽長屋】
志:『大勢のご来場ありがとうございます!天気が悪くなって、雨に降られても、ここで、の〜んびり落語でも聞いて居れば、お客様方は、安全ですから、どうぞごゆるりと最後まで、お付き合い頂けますようお願いいたします』
マクラでは・・・
志:『世の中には、あわて者・粗忽者・そそっかしい方が居りまして、私ども噺家の中でも、そのような人が居ります。
楽屋へ戸を開けないで入ろうとする者や、楽屋でサングラスを掛けたままで、新聞を読もうとし、前座さんに『電気をつけて!』なんて方も、それに、マスクをしたまま、咳をして唾がマスクの中で飛び散り、『うわ!汚えぇ〜!』なんてことも・・・
今は、どのタクシーも禁煙になっておりますが、タバコが吸えた時代に、タクシーでタバコを吸おうとしたが・・・ライターが無い、運転手さんにシガーコンセントを借りてタバコに火をつけた、シガーコンセントは、車の窓からポ〜ン!なんとなく気持ちは分かりますが・・・
そそっかしいというか、健忘症とでも言いましょうか・・・?
『どこかで、会ったことがある人が正面からやってくるなぁ〜?誰だっけなぁ〜?あぁ〜もうすぐそこまで来ちゃったよぉ〜・・・あのぉ〜恐れ入りますが、どちら様でしたけぇ〜?』『ばか!お前の親父だ!』
雨の中、知人の家に訪ねてきた男が『あれ貸してくれ!』⇒『何を貸すんだい?』⇒『あれだよ!』⇒『傘かい?』⇒『そう!』⇒『持っていきな』⇒傘でなく傘の隣の箒を持って出て行く男⇒雨の中箒をさしながら⇒『随分と雨が漏れる傘だね?』⇒『あれ?傘が箒みたいになっていやがる!』
ネタ出しされている噺【粗忽長屋】への序章というべきマクラをたっぷり・・・
噺も志ん橋師匠節と言うか独特の語り口調・間での語り。
噺の筋は一緒の粗忽長屋なのですが、初めて聞いた噺のような印象を受けました。
五街道 雲助師匠 【禁酒番屋】
挨拶の後に・・・
雲:『鼻風邪気味でして、この高座で、鼻水を垂らしたら・・・先にお詫び申し上げておきます』
あら、雲助師匠本日は体調がよろしくないのかしらん?
雲:『五月晴れでございます。こんな日は、昼にカツオで一杯!何ていうのがよろしいですなぁ〜♪もうしばらく時期がたって、戻りガツオで一杯!こちらもよろしいもんでございます』
この時期の初がツオや脂ののった戻りガツオ酒のあてではなく、おかずとして、最高ですよね♪
\(^o^)/
雲:『孔子や孟子を読んではみたが・・・酒を飲むな!とは・・・どこにも書いていない♪』
酒は・・・量を過ぎると・・・気違い水、命をけづる鉋水ですから・・・
このような流で、志ん橋師匠と同じように、『酒』に関する小咄をいくつも披露してくれました♪
\(^o^)/
噺の【禁酒番屋】も先月の17日に、神奈川宿寄席にて、兼好師匠から聞いた噺とは、演出が違っていて、プロローグでは、禁酒番屋が何故に設けられた?の案内から分かりやすく噺が始まり、酒屋が禁酒番屋を突破しようと、あの手この手で、チャレンジする様も、『カステラ水』の上に薄く切った本当のカステラをカモフラージュに引いたり、油徳利に酒を入れ油のお届けですと言うのではなく、肥料に使う油粕と証したり、本物の小便を持ち込むのに、その小便は、奉公人のお清どん一人でのもの(一人でどんだけ用足しをガマンしていたのやら?)
番屋の番人が、田端氏と駒込氏の名前が出る演出は、初めて聞くパターンですし、この二人自身も、酒を持ち込もうとする
酒屋の帳面に売掛が残っている二人なんて設定も聞いた事のない演出です。
番屋番人の田端氏駒込氏が、酒屋の番頭を止め・・・
番人:『なにぃ〜?近藤氏にお届けだぁ〜?この、偽り者め!中を確かめる!』
これがオチの『正直者め〜』に繋がるんですが・・・
二升の酒を田端氏と駒込氏の番人が既に飲んでいる為に、二人共にかなりの酩酊状態。
にも拘らず、番屋の番人が酒ではなく、本物の小便と気づかせる演出は、臭いがどうだとか、その様な下品な演出はあまり表だっていなく、さらりとした演出方法をしていました。
聞いている当方も、オチで・・・『うぇ〜!』ってなるような、顔をシカメルような、演出でないのに、逆に呆気にとられたような感じでした。
上品?に噺を壊さず、十二分に楽しませて貰えた雲助師匠の噺でした♪
\(^o^)/
By HB
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