6月12日落語会
6月12日(金曜日)
落語会に参戦してきました♪
本日は【一琴・喜多八けっこう毛だらけ】の会です。
落語協会の2階に於いての落語会です。
\(^o^)/
さてさて、落語会・・・
柳家 喜多八師匠 【元犬】
柳家 一琴師匠 【ちりとてちん】
柳家 喜多八師匠 【船徳】
柳家 一琴師匠 【てれすこ】
なんたることか!
先月の5月には、喜多八師匠の落語会に一回も参戦出来ずにおりまして・・・
先日の6月7日【のれん噺】の落語会で喜多八師匠の噺【落武者〜七度狐】を聞いておりましたが・・・
ここのところの喜多八不足をタップリ充電してきました♪
\(^o^)/
柳家 喜多八師匠 【元犬】
喜多八師匠が【元犬】をかけるなんて、ちょっとびっくり♪\(^o^)/だったです。
マクラでは・・・
喜:『この会は、何の宣伝もしておりませんで、唯一東京かわら版だけには、会の告知の掲載をしてもらっております。だから・・・一琴と二人で会が始まる前に(お客様が入ってくださるか?)心配しておりました♪でも、これだけ入ってくだされば、『秘密クラブ』の相を呈して、なかなか良いんでは・・・?』
会場には、30〜40人くらい入っていたのかなぁ〜♪
喜:『今日は、浅草で出番が有りまして、お子さん方の団体様なども入って下さいました♪そこで、本日の【けっこう毛だらけ】の会にかける噺を稽古してまいりました!
\(^o^)/
子供向けの軽い噺なんですが、ここでも受けなければ・・・もう二度とやらない!
後半のもう一席は、私も元々持っている噺なんですが、糸口を変えて、ある兄さんに教えて貰いました、こう見えましても、昨晩は、本日の会の為に、自宅で稽古を致しました♪pm8:00まででしたが・・・
稽古しておりましたら、なんか虚しくなってしまい、後は、飲みに・・・三軒飲み回りましたけど・・・2軒余分でしたね〜♪』
浅草演芸ホールで、稽古してきた噺って・・・何だろ?って思っていたら・・・
聞き慣れた噺が・・・
噺の冒頭で、【元犬】だと分かりました♪
喜多八師匠も、この【元犬】を持っていて、演じたりするんですね♪
八幡様に願掛けをして、人間になれたシロは、素っ裸。
納めの手拭いを腰に巻いていると、口入れ屋の旦那が・・・
口入れ屋の旦那に、どこぞに、奉公したい旨を伝えると、一緒に店へ来るように促される♪
素っ裸に奉納手拭いだけだと、見た目良くないので、旦那は、シロに羽織を貸し与える♪
するとシロは、羽織を頭から被る始末。
旦那:『なに、羽織を着たことがない?そりゃ〜前座さんみたいだね♪』
こんな喜多八師匠流のクスグリが随所にちりばめられています。
店に上がる時の濯ぎでは・・・『雑巾を咥えて、振り回さない!』
『お前さん、四つ這いになると・・・良い形になるねぇ〜♪』
『濯ぎの水を飲むな!』
こんなクスグリがとても楽しいんです。
お腹が空いてるシロにお鉢でご飯を食べさせると・・・『なに?一人でいっぱいのお鉢を全部食べたぁ〜?』
『三・四日分の食いだめが出来た?』
『お腹がいっぱいになったら、眠くなった?』
『足で耳を掻くな!』
喜多八師匠流のクスグリは、まだまだ続きます。
面白い人、変わった人の奉公を希望している、ご隠居さんの所へ行くのにも、口入れ屋で、生まれて初めて着物を着せてもらい・・・店を出る時に・・・『下駄を咥えて駆け出すな!』
シロの奇天烈な行動や言動が、喜多八師匠の演出の噺【元犬】だと、シロの動きが手に取る様に情景が思い浮かぶからこれまた不思議です。
それと・・・人間になったシロを表現するのに、喜多八師匠は・・・『へっへっへっへっ〜』って、常に?シロに言わせる表現を利用、後半は・・・チョッとシツコイ感が出てしまっていましたが・・・
今朝まで犬だったんですからねぇ〜♪
奉公先のご隠居さん宅では、生まれや素性の身の上話を聞かれ、長屋の奥の掃き溜めで生まれ、父ちゃんは、よく分からず・・・母ちゃんは、毛並みの良いのについて行っちゃった・・・三兄弟の長男は、貰われていき・・・次男は、近所の子供たちにいたずらされ、川へ投げ込まれ・・・それっきり・・・
こんな話をシロは、あっ気らかんと話し、逆にこのような話を聞き出したご隠居さん自身が恐縮してしまうシーン、なんか切なくなってしまいます。
ご隠居さんとシロのやり取りでオチに繋がっていきましたが・・・
このオチは、初めて聞いた?
ご隠居:『手を貸しておくれ』⇒シロ:お手のポーズ
ご隠居:『鉄瓶がチンチンいってるよ』⇒シロ:チンチンのポーズ
ご隠居:『ホイルをとっておくれ』⇒シロ:『ワンワンワン』(ホイル⇒吠える)
ご隠居:『これじゃ〜犬みたいだねぇ〜♪』⇒シロ:『今朝方、人間になりました!』
楽しい楽しい楽しい一席でした。
当方だけでなく、会場も笑いに包まれていたから・・・『受けなければ・・・二度とやらない!』は、無効になったんでしょうね?
寄席で、短めの決められた時間内に演じる一席として、十二分に武器になると思います。
柳家 一琴師匠 【ちりとてちん】
マクラでは・・・
一:『この喜多八・一琴の会もお蔭様で13回目になります♪早速ですが業務連絡から、次回の会の日程が決まりました、次回は、8月1日(土曜日)になります。7月25日に発売になります【東京かわら版】の影響が一番少ない日になります。開催日が土曜日の事もあり、前には黒門亭が開催されております。その黒門亭の関係で開演が早くなったり遅くなったり・・・』
本日みたいにウイークデイの開催より土日の開催の方が来やすいので良かった♪
一:『この会は、尊敬している兄弟子(喜多八師匠)とぶつかり稽古をしているつもりで臨んでいます、本当にぶつっかったら、相手(喜多八師匠)がコナゴナになってしまいますが・・・
暑いですか?暑いですか?暑いですか?・・・私は暑いです!
ここ何年かで体重が65〜110kgの間を行ったり来たりしております。今は85kgぐらいでしょうか・・・?1ヶ月前に体重計で量ったら87kg有りましたので、徐々に徐々に減ってきております。こういう身体ですので、この落語協会の建物を1階から3階まで上がるのに、2kgくらい減るんです』
最後は・・・うそだろうけど・・・以前聞いた一琴師匠本気でダイエットを敢行しだしたのでしょうねぇ〜
一:『周りからよく『太った?』って聞かれますこの様な体躯ですので、今みたいに徐々に体重が減ってきていても、聞かれる言葉は・・・『太った?』です・・・こういう場合はやはりお世辞の方がよいですよねぇ〜』
こんなマクラから噺の【ちりとてちん】に入っていきました。
お世辞のカタマリみたいな金さんと知ったかぶりの六さん・・・
金さんは酒を飲ませても、刺身を食べさせても、ウナギの蒲焼を食べさせても、『聞いた事はあるが、飲んだ事や食べた事が無い・・・』って、それにちゃ〜んと美味しいって感想お世辞を言ってくれる。
何を飲んだり食べたりせても、ちゃ〜んとお世辞をいってくれる元さんとなら、飲めない酒も一緒にやってみたくなる旦那さん。
豆腐をあてに、飲もうとするが・・・
その豆腐は、1ヶ月も前に買ったもので、当然発酵しており、すんごい状態になっている。
女中のお清さんに『捨ててしまいな!』と言ったものの、一計を案じたのと・・・『捨てないで・・・ちょっと見せてみろ・・・男はそういうもんだから・・・』
このセリフ回しがみょ〜にツボのはまってしまった。
一方の六さんは・・・元さんの正反対で、何でも知ったかぶりで、ご馳走しても一向にありがたがってくれない。
旦那が案じた一計とは・・・この腐った豆腐を六さんに食べさせて、ぎゃふんって言わせること。
旦那は六さんの可愛げのない性格を知り抜いているために、上手に六さんが例のものを食べざるを得ないようにシッカリ誘導していく・・・
六さんも口では抵抗するも・・・旦那さんのほうが一枚も二枚も上手。
結局、腐った豆腐を旦那さんの前で食べるはめに・・・
ちりとてちんを口にしてからの六さん・・・一琴師匠ならではの顔の表情の変化のさせ方が・・・こりゃ〜見ものでした。
噺の中で顔の表情などを駆使くする噺ってこの落語協会の2階のようなキャパだからこそより楽しめる噺なのを痛感しました。
よみうりホール(大きな会場の例え)でこの噺を聞いても面白さが半減されてしまうでしょうね。
by HB
落語会に参戦してきました♪
本日は【一琴・喜多八けっこう毛だらけ】の会です。
落語協会の2階に於いての落語会です。
\(^o^)/
さてさて、落語会・・・
柳家 喜多八師匠 【元犬】
柳家 一琴師匠 【ちりとてちん】
柳家 喜多八師匠 【船徳】
柳家 一琴師匠 【てれすこ】
なんたることか!
先月の5月には、喜多八師匠の落語会に一回も参戦出来ずにおりまして・・・
先日の6月7日【のれん噺】の落語会で喜多八師匠の噺【落武者〜七度狐】を聞いておりましたが・・・
ここのところの喜多八不足をタップリ充電してきました♪
\(^o^)/
柳家 喜多八師匠 【元犬】
喜多八師匠が【元犬】をかけるなんて、ちょっとびっくり♪\(^o^)/だったです。
マクラでは・・・
喜:『この会は、何の宣伝もしておりませんで、唯一東京かわら版だけには、会の告知の掲載をしてもらっております。だから・・・一琴と二人で会が始まる前に(お客様が入ってくださるか?)心配しておりました♪でも、これだけ入ってくだされば、『秘密クラブ』の相を呈して、なかなか良いんでは・・・?』
会場には、30〜40人くらい入っていたのかなぁ〜♪
喜:『今日は、浅草で出番が有りまして、お子さん方の団体様なども入って下さいました♪そこで、本日の【けっこう毛だらけ】の会にかける噺を稽古してまいりました!
\(^o^)/
子供向けの軽い噺なんですが、ここでも受けなければ・・・もう二度とやらない!
後半のもう一席は、私も元々持っている噺なんですが、糸口を変えて、ある兄さんに教えて貰いました、こう見えましても、昨晩は、本日の会の為に、自宅で稽古を致しました♪pm8:00まででしたが・・・
稽古しておりましたら、なんか虚しくなってしまい、後は、飲みに・・・三軒飲み回りましたけど・・・2軒余分でしたね〜♪』
浅草演芸ホールで、稽古してきた噺って・・・何だろ?って思っていたら・・・
聞き慣れた噺が・・・
噺の冒頭で、【元犬】だと分かりました♪
喜多八師匠も、この【元犬】を持っていて、演じたりするんですね♪
八幡様に願掛けをして、人間になれたシロは、素っ裸。
納めの手拭いを腰に巻いていると、口入れ屋の旦那が・・・
口入れ屋の旦那に、どこぞに、奉公したい旨を伝えると、一緒に店へ来るように促される♪
素っ裸に奉納手拭いだけだと、見た目良くないので、旦那は、シロに羽織を貸し与える♪
するとシロは、羽織を頭から被る始末。
旦那:『なに、羽織を着たことがない?そりゃ〜前座さんみたいだね♪』
こんな喜多八師匠流のクスグリが随所にちりばめられています。
店に上がる時の濯ぎでは・・・『雑巾を咥えて、振り回さない!』
『お前さん、四つ這いになると・・・良い形になるねぇ〜♪』
『濯ぎの水を飲むな!』
こんなクスグリがとても楽しいんです。
お腹が空いてるシロにお鉢でご飯を食べさせると・・・『なに?一人でいっぱいのお鉢を全部食べたぁ〜?』
『三・四日分の食いだめが出来た?』
『お腹がいっぱいになったら、眠くなった?』
『足で耳を掻くな!』
喜多八師匠流のクスグリは、まだまだ続きます。
面白い人、変わった人の奉公を希望している、ご隠居さんの所へ行くのにも、口入れ屋で、生まれて初めて着物を着せてもらい・・・店を出る時に・・・『下駄を咥えて駆け出すな!』
シロの奇天烈な行動や言動が、喜多八師匠の演出の噺【元犬】だと、シロの動きが手に取る様に情景が思い浮かぶからこれまた不思議です。
それと・・・人間になったシロを表現するのに、喜多八師匠は・・・『へっへっへっへっ〜』って、常に?シロに言わせる表現を利用、後半は・・・チョッとシツコイ感が出てしまっていましたが・・・
今朝まで犬だったんですからねぇ〜♪
奉公先のご隠居さん宅では、生まれや素性の身の上話を聞かれ、長屋の奥の掃き溜めで生まれ、父ちゃんは、よく分からず・・・母ちゃんは、毛並みの良いのについて行っちゃった・・・三兄弟の長男は、貰われていき・・・次男は、近所の子供たちにいたずらされ、川へ投げ込まれ・・・それっきり・・・
こんな話をシロは、あっ気らかんと話し、逆にこのような話を聞き出したご隠居さん自身が恐縮してしまうシーン、なんか切なくなってしまいます。
ご隠居さんとシロのやり取りでオチに繋がっていきましたが・・・
このオチは、初めて聞いた?
ご隠居:『手を貸しておくれ』⇒シロ:お手のポーズ
ご隠居:『鉄瓶がチンチンいってるよ』⇒シロ:チンチンのポーズ
ご隠居:『ホイルをとっておくれ』⇒シロ:『ワンワンワン』(ホイル⇒吠える)
ご隠居:『これじゃ〜犬みたいだねぇ〜♪』⇒シロ:『今朝方、人間になりました!』
楽しい楽しい楽しい一席でした。
当方だけでなく、会場も笑いに包まれていたから・・・『受けなければ・・・二度とやらない!』は、無効になったんでしょうね?
寄席で、短めの決められた時間内に演じる一席として、十二分に武器になると思います。
柳家 一琴師匠 【ちりとてちん】
マクラでは・・・
一:『この喜多八・一琴の会もお蔭様で13回目になります♪早速ですが業務連絡から、次回の会の日程が決まりました、次回は、8月1日(土曜日)になります。7月25日に発売になります【東京かわら版】の影響が一番少ない日になります。開催日が土曜日の事もあり、前には黒門亭が開催されております。その黒門亭の関係で開演が早くなったり遅くなったり・・・』
本日みたいにウイークデイの開催より土日の開催の方が来やすいので良かった♪
一:『この会は、尊敬している兄弟子(喜多八師匠)とぶつかり稽古をしているつもりで臨んでいます、本当にぶつっかったら、相手(喜多八師匠)がコナゴナになってしまいますが・・・
暑いですか?暑いですか?暑いですか?・・・私は暑いです!
ここ何年かで体重が65〜110kgの間を行ったり来たりしております。今は85kgぐらいでしょうか・・・?1ヶ月前に体重計で量ったら87kg有りましたので、徐々に徐々に減ってきております。こういう身体ですので、この落語協会の建物を1階から3階まで上がるのに、2kgくらい減るんです』
最後は・・・うそだろうけど・・・以前聞いた一琴師匠本気でダイエットを敢行しだしたのでしょうねぇ〜
一:『周りからよく『太った?』って聞かれますこの様な体躯ですので、今みたいに徐々に体重が減ってきていても、聞かれる言葉は・・・『太った?』です・・・こういう場合はやはりお世辞の方がよいですよねぇ〜』
こんなマクラから噺の【ちりとてちん】に入っていきました。
お世辞のカタマリみたいな金さんと知ったかぶりの六さん・・・
金さんは酒を飲ませても、刺身を食べさせても、ウナギの蒲焼を食べさせても、『聞いた事はあるが、飲んだ事や食べた事が無い・・・』って、それにちゃ〜んと美味しいって感想お世辞を言ってくれる。
何を飲んだり食べたりせても、ちゃ〜んとお世辞をいってくれる元さんとなら、飲めない酒も一緒にやってみたくなる旦那さん。
豆腐をあてに、飲もうとするが・・・
その豆腐は、1ヶ月も前に買ったもので、当然発酵しており、すんごい状態になっている。
女中のお清さんに『捨ててしまいな!』と言ったものの、一計を案じたのと・・・『捨てないで・・・ちょっと見せてみろ・・・男はそういうもんだから・・・』
このセリフ回しがみょ〜にツボのはまってしまった。
一方の六さんは・・・元さんの正反対で、何でも知ったかぶりで、ご馳走しても一向にありがたがってくれない。
旦那が案じた一計とは・・・この腐った豆腐を六さんに食べさせて、ぎゃふんって言わせること。
旦那は六さんの可愛げのない性格を知り抜いているために、上手に六さんが例のものを食べざるを得ないようにシッカリ誘導していく・・・
六さんも口では抵抗するも・・・旦那さんのほうが一枚も二枚も上手。
結局、腐った豆腐を旦那さんの前で食べるはめに・・・
ちりとてちんを口にしてからの六さん・・・一琴師匠ならではの顔の表情の変化のさせ方が・・・こりゃ〜見ものでした。
噺の中で顔の表情などを駆使くする噺ってこの落語協会の2階のようなキャパだからこそより楽しめる噺なのを痛感しました。
よみうりホール(大きな会場の例え)でこの噺を聞いても面白さが半減されてしまうでしょうね。
by HB
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