6月30日落語会
6月30日(火曜日)
中5日での落語会参戦です。
こちらも、毎回の開催が楽しみな・・・
【第71回鳥越落語会】です。
さてさて、落語会・・・
柳家 ろべえ 【唖の釣り】
柳家 喜多八師匠 【元犬】
柳家 喜多八師匠 【船徳】
仲入り
松本 優子 【寄席囃子】
柳家 喜多八師匠 【宮戸川】
柳家 ろべえ 【唖の釣り】
マクラでは・・・
ろ:『雨が降りそうですが、うちの師匠は、晴れ男ですので・・・』
この梅雨時で、尚且つ朝から雲行きがあやしい一日でしたが、決定的な雨降りにはならず、帰宅後に一雨くる・・・そんなタイミングも喜多八師匠のパワーのなせるワザ?
\(^o^)/
ろ:『6月〜7月にかけて、寄席や落語会などでに呼んで頂いておりまして・・・会や寄席の後の打ち上げで、ここのところ、飲み続けです!
中野のBar での落語会では、落語を全く聞いた事の無いお客様の会で、落語の啓蒙活動なんですが・・・客席には、30代〜40代の男ばっかり!会の後の打ち上げでは、日本酒の一升瓶が8本!全部飲まないと帰れない!』
噺家さんは、肝臓が強くないとならないんですねぇ〜♪
ろ:『6月の下席は、大師匠の小三治が末廣でトリを、7月の上席では、師匠の喜多八が鈴本でトリを、その後は、7月の中席で三三兄さんが末廣のトリを、10日間の興行のうち何回か打ち上げが有りますから・・・』
飲み続けの苦難?の日々は続くんね♪
小三治師匠・三三師匠の名前をキーワードに、小三治師匠の盛岡での落語会のお供に行った時の話♪
ろ:『大師匠の小三治の落語会で盛岡にお供した時、わんこそばを食べさせて頂きまして、そこで、大師匠の小三治からの命は・・・『以前三三を連れてきた時は、三三は152杯食べたから、お前の方が若いんだから、三三の152杯を越えろ!』っう指令だったんです・・・
食べましたよ♪152杯以上♪さすがにこたえました!』
この事の後日談まで話してくれました。
そして、釣りに関するマクラを二三振りながら、噺【唖の釣り】に・・・
与太郎が七兵衛さんに教えてもらい、上野の殺生禁断の池である寛永寺の池(不忍池)で釣りをする。
想定通りに、寺侍に見つかりポカポカポカと殴られるも、七兵衛に教えてもらっていた、親孝行の口上をシッカリ覚えており、それにより、罪を赦される♪
別の場所で釣りをしていた七兵衛さんも寺侍に見つかりポカポカポカと殴られる、こちらは、叩かれた場所が悪かったのか?一時的な失語症に、与太郎がやった、親孝行の口上をジェスチャーのみで、寺侍に伝える♪
なんとか、赦しを得た七兵衛さん、寺侍から去る時に、一時的な失語症が治り・・・
七兵衛:『ありがとうございました♪』
寺侍:『器用な唖じゃな〜口をききおった♪』
与太郎ワールドと七兵衛さんのジェスチャーが楽しい一席です。
柳家 喜多八師匠 【元犬】
マクラでは・・・
喜:『お客様の波はあるもので・・・
今日は、ここの会場の近くの鳥越神社で、チノワクグリが今日有りまして、地元のお客様が皆そちらへ・・・』
若干お客様の入りが少ないかなぁ〜?って感じてしまいましたが、それでも、7割方の席が埋まっています。
喜:『最近は、初心に返って演じる前座噺が良いですね♪気取らずにね♪』
先日【一琴・喜多八 けっこう毛だらけ】の会で聞いた【元犬】です。
持ち時間の関係か?前回聞いた時より噺を短めに?
面白いんだけど、あの時感じた、シロの『ヘッヘッヘッ』と今朝まで犬だった名残?を表現するシツコサの回数もかなり減らし、気にならない様になりました。
\(^o^)/
それに、喜多八師匠流の『羽織を頭から被ってグルグル回らない!えっ?羽織を着たことが無い?前座さんみたいだねぇ〜♪』や『お前さん、四足で立つと・・・いい形だねぇ〜♪』など、喜多八師匠でしか聞いた事のない楽しいコメントは、そのまま生かしていました。
\(^o^)/
柳家 喜多八師匠 【船徳】
【元犬】が終り、そのまま高座に残り!二席目に突入します。
喜:『今の【元犬】本日、池袋演芸場の代演で、36人の筑波大学付属坂戸高校の生徒さんの前でやって、稽古をして参りました♪
以前、林家正雀師匠にこの噺【元犬】の銅像が蔵前八幡の境内に有るんだよ♪って教えて貰いましたので!本日ここの会場に来る途中に蔵前八幡に寄って見て参りました♪
この【元犬】は、何年もやっていなかったんですが・・・最近は寄席でよくやっているんです♪』
こういう、前座さんも演じるような噺を真打の実力者が演じると、聞きあきた?噺もまた新鮮に聞けるから不思議ですし♪
抜群に面白く聞けるのも・・・
前座さんの噺と比較する事自体前座さんが可哀想ですが・・・
それだけ、噺に対する客席の食い付き加減が違う気がします♪
喜:『鳥越神社のチノワクグリの神事が今日で、明日は、屋形船で慰労会だそうです。』
屋形船の話の振りからの【船徳】です。
こちらも、噺の短縮型なのでしょう?
徳さんがお客様二人を乗せの船でのシーンが中心でした。
【けっこう毛だらけ】の会とどこをどう変えてきているのかまでは・・・分かってませんが♪
自意識の強い徳さんが段々ヘロヘロになっていました♪
後で調べて分かりましたが、四万六千日って、7月10日に行われるみたい?
蔵前八幡さまの元犬の像と抱き合わせで浅草寺さんも行かなくっちゃね。
仲入り
松本 優子 【寄席囃子】
三味線の奏者で、落語芸術協会所属だそうです。
普段は、寄席の舞台口?で落語家さんが高座に上がる時の出囃子を主な仕事にしているそうです。
二年間国立劇場の邦楽の育成コースに通いつめ卒業した、お囃子方で、絶滅危惧種だそうです。
芸人さんの出囃子は、360以上あり、中には、桂歌丸師匠の出囃子『大漁節』と五代目古今亭今輔師匠の出囃子『野毛山』とは、非常に似ている♪『大漁節』と『野毛山』を弾いてみせて、比較するが、素人でも似ているのが分かります♪
何時もは、舞台の入り口で客席からは見えない存在ですが、噺家の師匠方が、高座に上がられ、挨拶するところまで、出囃子を演奏するが・・・挨拶のタイミングと、出囃子を止めるタイミングを会わせるのがなかなか難しい!
会場のお客様一人に登場するシーンをシュミレーションしてもらいながら、出囃子演奏を実演♪
歌丸師匠の出囃子をやったので、落語協会会長の柳亭市馬師匠の出囃子も・・・って『吾妻八景』を演奏
寄席で、出囃子の演奏をしていて、初めましての噺家さんの時には、非常にドキトキする。
次に、寄席囃子バージョンでの季節の数え唄を披露し・・・
最後に、喜多八師匠に絡めて、(以前落語協会の円朝まつりで、宝塚(キタナズカ)を披露)本物の宝塚のベルサイユの薔薇の唄を披露♪
柳家 喜多八師匠 【宮戸川】
マクラでは・・・
喜:『今の優子さんの旦那は、尺八の名手でして、優子さん自身絶対音感を持っていらっしゃるそうです。
過去に、ウィーンに音楽留学されて、帰国子女なんで、洋楽・邦楽どちらもOK なんです』
鳥越落語会のような落語会のゲスト出演のようなかたちでないと、あまりスポットが当たらない裏方さんですものねぇ〜♪
とても貴重な経験?デスヨネ?
【宮戸川】は、二回目?
さん喬師匠から通しで三年前くらいに聞いた事が一回だけ有りました♪
後半に、かみさんのお花が拐われてしまう?
時間の関係か?
本日の喜多八師匠の【宮戸川】は、前半のみで、暗いシリアスな噺は一切無し、半ちゃんと、お花のなれそめまででした。
【お節徳三郎】の前半の噺【花見小僧】など、どこまでも、滑稽噺に拘る喜多八師匠。
後半の噺も聞いてみたいとは思いますが・・・
これが喜多八師匠の流儀なんでしょう・・・?
お客様を笑わせるこの一点での高座なんでしょうね♪
By HB
中5日での落語会参戦です。
こちらも、毎回の開催が楽しみな・・・
【第71回鳥越落語会】です。
さてさて、落語会・・・
柳家 ろべえ 【唖の釣り】
柳家 喜多八師匠 【元犬】
柳家 喜多八師匠 【船徳】
仲入り
松本 優子 【寄席囃子】
柳家 喜多八師匠 【宮戸川】
柳家 ろべえ 【唖の釣り】
マクラでは・・・
ろ:『雨が降りそうですが、うちの師匠は、晴れ男ですので・・・』
この梅雨時で、尚且つ朝から雲行きがあやしい一日でしたが、決定的な雨降りにはならず、帰宅後に一雨くる・・・そんなタイミングも喜多八師匠のパワーのなせるワザ?
\(^o^)/
ろ:『6月〜7月にかけて、寄席や落語会などでに呼んで頂いておりまして・・・会や寄席の後の打ち上げで、ここのところ、飲み続けです!
中野のBar での落語会では、落語を全く聞いた事の無いお客様の会で、落語の啓蒙活動なんですが・・・客席には、30代〜40代の男ばっかり!会の後の打ち上げでは、日本酒の一升瓶が8本!全部飲まないと帰れない!』
噺家さんは、肝臓が強くないとならないんですねぇ〜♪
ろ:『6月の下席は、大師匠の小三治が末廣でトリを、7月の上席では、師匠の喜多八が鈴本でトリを、その後は、7月の中席で三三兄さんが末廣のトリを、10日間の興行のうち何回か打ち上げが有りますから・・・』
飲み続けの苦難?の日々は続くんね♪
小三治師匠・三三師匠の名前をキーワードに、小三治師匠の盛岡での落語会のお供に行った時の話♪
ろ:『大師匠の小三治の落語会で盛岡にお供した時、わんこそばを食べさせて頂きまして、そこで、大師匠の小三治からの命は・・・『以前三三を連れてきた時は、三三は152杯食べたから、お前の方が若いんだから、三三の152杯を越えろ!』っう指令だったんです・・・
食べましたよ♪152杯以上♪さすがにこたえました!』
この事の後日談まで話してくれました。
そして、釣りに関するマクラを二三振りながら、噺【唖の釣り】に・・・
与太郎が七兵衛さんに教えてもらい、上野の殺生禁断の池である寛永寺の池(不忍池)で釣りをする。
想定通りに、寺侍に見つかりポカポカポカと殴られるも、七兵衛に教えてもらっていた、親孝行の口上をシッカリ覚えており、それにより、罪を赦される♪
別の場所で釣りをしていた七兵衛さんも寺侍に見つかりポカポカポカと殴られる、こちらは、叩かれた場所が悪かったのか?一時的な失語症に、与太郎がやった、親孝行の口上をジェスチャーのみで、寺侍に伝える♪
なんとか、赦しを得た七兵衛さん、寺侍から去る時に、一時的な失語症が治り・・・
七兵衛:『ありがとうございました♪』
寺侍:『器用な唖じゃな〜口をききおった♪』
与太郎ワールドと七兵衛さんのジェスチャーが楽しい一席です。
柳家 喜多八師匠 【元犬】
マクラでは・・・
喜:『お客様の波はあるもので・・・
今日は、ここの会場の近くの鳥越神社で、チノワクグリが今日有りまして、地元のお客様が皆そちらへ・・・』
若干お客様の入りが少ないかなぁ〜?って感じてしまいましたが、それでも、7割方の席が埋まっています。
喜:『最近は、初心に返って演じる前座噺が良いですね♪気取らずにね♪』
先日【一琴・喜多八 けっこう毛だらけ】の会で聞いた【元犬】です。
持ち時間の関係か?前回聞いた時より噺を短めに?
面白いんだけど、あの時感じた、シロの『ヘッヘッヘッ』と今朝まで犬だった名残?を表現するシツコサの回数もかなり減らし、気にならない様になりました。
\(^o^)/
それに、喜多八師匠流の『羽織を頭から被ってグルグル回らない!えっ?羽織を着たことが無い?前座さんみたいだねぇ〜♪』や『お前さん、四足で立つと・・・いい形だねぇ〜♪』など、喜多八師匠でしか聞いた事のない楽しいコメントは、そのまま生かしていました。
\(^o^)/
柳家 喜多八師匠 【船徳】
【元犬】が終り、そのまま高座に残り!二席目に突入します。
喜:『今の【元犬】本日、池袋演芸場の代演で、36人の筑波大学付属坂戸高校の生徒さんの前でやって、稽古をして参りました♪
以前、林家正雀師匠にこの噺【元犬】の銅像が蔵前八幡の境内に有るんだよ♪って教えて貰いましたので!本日ここの会場に来る途中に蔵前八幡に寄って見て参りました♪
この【元犬】は、何年もやっていなかったんですが・・・最近は寄席でよくやっているんです♪』
こういう、前座さんも演じるような噺を真打の実力者が演じると、聞きあきた?噺もまた新鮮に聞けるから不思議ですし♪
抜群に面白く聞けるのも・・・
前座さんの噺と比較する事自体前座さんが可哀想ですが・・・
それだけ、噺に対する客席の食い付き加減が違う気がします♪
喜:『鳥越神社のチノワクグリの神事が今日で、明日は、屋形船で慰労会だそうです。』
屋形船の話の振りからの【船徳】です。
こちらも、噺の短縮型なのでしょう?
徳さんがお客様二人を乗せの船でのシーンが中心でした。
【けっこう毛だらけ】の会とどこをどう変えてきているのかまでは・・・分かってませんが♪
自意識の強い徳さんが段々ヘロヘロになっていました♪
後で調べて分かりましたが、四万六千日って、7月10日に行われるみたい?
蔵前八幡さまの元犬の像と抱き合わせで浅草寺さんも行かなくっちゃね。
仲入り
松本 優子 【寄席囃子】
三味線の奏者で、落語芸術協会所属だそうです。
普段は、寄席の舞台口?で落語家さんが高座に上がる時の出囃子を主な仕事にしているそうです。
二年間国立劇場の邦楽の育成コースに通いつめ卒業した、お囃子方で、絶滅危惧種だそうです。
芸人さんの出囃子は、360以上あり、中には、桂歌丸師匠の出囃子『大漁節』と五代目古今亭今輔師匠の出囃子『野毛山』とは、非常に似ている♪『大漁節』と『野毛山』を弾いてみせて、比較するが、素人でも似ているのが分かります♪
何時もは、舞台の入り口で客席からは見えない存在ですが、噺家の師匠方が、高座に上がられ、挨拶するところまで、出囃子を演奏するが・・・挨拶のタイミングと、出囃子を止めるタイミングを会わせるのがなかなか難しい!
会場のお客様一人に登場するシーンをシュミレーションしてもらいながら、出囃子演奏を実演♪
歌丸師匠の出囃子をやったので、落語協会会長の柳亭市馬師匠の出囃子も・・・って『吾妻八景』を演奏
寄席で、出囃子の演奏をしていて、初めましての噺家さんの時には、非常にドキトキする。
次に、寄席囃子バージョンでの季節の数え唄を披露し・・・
最後に、喜多八師匠に絡めて、(以前落語協会の円朝まつりで、宝塚(キタナズカ)を披露)本物の宝塚のベルサイユの薔薇の唄を披露♪
柳家 喜多八師匠 【宮戸川】
マクラでは・・・
喜:『今の優子さんの旦那は、尺八の名手でして、優子さん自身絶対音感を持っていらっしゃるそうです。
過去に、ウィーンに音楽留学されて、帰国子女なんで、洋楽・邦楽どちらもOK なんです』
鳥越落語会のような落語会のゲスト出演のようなかたちでないと、あまりスポットが当たらない裏方さんですものねぇ〜♪
とても貴重な経験?デスヨネ?
【宮戸川】は、二回目?
さん喬師匠から通しで三年前くらいに聞いた事が一回だけ有りました♪
後半に、かみさんのお花が拐われてしまう?
時間の関係か?
本日の喜多八師匠の【宮戸川】は、前半のみで、暗いシリアスな噺は一切無し、半ちゃんと、お花のなれそめまででした。
【お節徳三郎】の前半の噺【花見小僧】など、どこまでも、滑稽噺に拘る喜多八師匠。
後半の噺も聞いてみたいとは思いますが・・・
これが喜多八師匠の流儀なんでしょう・・・?
お客様を笑わせるこの一点での高座なんでしょうね♪
By HB
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