12月3日落語会2
仲入り
柳家 喜多八師匠 【大川の隠居】
足の具合が芳しくない様子で登場。
でも、【板付き】(緞帳を下げて、お客の目に触れないように、高座に着席している)では、ないので、喜多八師匠の噺家としての矜持を示されている感じです。
マクラでは・・・
喜:『足の調子が悪いもので・・・
段差のある高座だと・・・
後ろのお客様・・・見えますかね?』
言われてみると・・・高座は無く、舞台に直接座布団を・・・
後ろの方の席の当方ですが、良く見えていますよ〜♪大丈夫ですよ〜♪
喜:『今日も医者へ行って来ました!
寄席も休んでいまして・・・
寄席を休むと・・・楽で・・・♪
酒も止めているんです!
寄席を休んでいると・・・時間を持て余してしまいまして・・・
先日、麻雀などを・・・
はん治と弟子のろべえと・・・あと一人は、ろべえに、『麻雀の弱い二つ目を連れて来い♪』って・・・13時間も麻雀をやってしまいました♪
麻雀って言えば・・・
古今亭志ん朝師匠のお宅に、志ん朝師匠に会いたいから♪良く行きました♪
麻雀・・・年内にもういっぺんくらいやろうかしらん♪』
志ん朝師匠・・・麻雀好きだったんですね♪
それに、13時間も麻雀をして・・・麻雀熱に火がついちゃいました喜多八師匠?
喜:『これから話す噺は・・・落語と言えるかどうか・・・?』
こんなマクラから噺【大川の隠居】へ・・・
【大川の隠居】は、池波正太郎の小説【鬼平犯科帳】の中の噺で・・・
噺の出だしで、『火付け盗賊改方、長谷川平蔵』の名前が出た時・・・
喜多八師匠から、この噺、聞いた事有るかも?
落語協会の二階で、一琴師匠との二人会【おさらいの会】で一度だけ聞いた事が・・・
噺の幕が開き、進行するにしたがって・・・
TV シリーズでの放送を見ていた当方・・・
噺の中で、『長谷川平蔵が・・・』って台詞がでると・・・
喜多八師匠が中村吉右衛門に見えて・・・
『女房殿が・・・』なんて台詞には、多岐川裕美が現れ♪・・・
粂八の台詞の時には、蟹江敬三が現れ♪
10年前に、盗人家業から足を洗い、今では、船宿の船頭をしている友五郎・・・
当方の勝手な配役で、仲代達矢さんをキャスティングしなが、噺を聞きました♪
クライマックスでの、中村吉右衛門と仲代達矢とのやり取り・・・
重要なキーワードになる、平蔵の親父殿の形見の銀の煙管をふかしながら・・・
平蔵の台詞で・・・『どうしたい?煙にでも撒かれたかい?』
この台詞の時の中村吉右衛門・・・喜多八師匠・・・格好良かった♪
平蔵:『大川の隠居(隅田川に住む巨大な鯉)同様に、大人しくしないと・・・』
船宿の二階で、一対一での平蔵と友五郎、自分の盗人家業を完全に見抜かれている事を察した友五郎は・・・
素直に、お縄を頂戴する覚悟で自首すると・・・
平蔵は一言・・・
平蔵:『隠居同様、大川に泳がしといてやるよ♪』
これがオチになっていました♪
喜多八師匠から、二度目に聞けたこの噺・・・
前回より、細部が見えてきた気がします♪
【大川の隠居】の一席が終わり、そのまま、高座に残る喜多八師匠。
喜:『以前、歌武蔵に、『兄さん、本を読みなよ♪』って言われ、この話を読んで・・・
『オチを付ければ・・・♪』って
ただし、問題がありまして・・・【著作権】ってものがありまして・・・
\(>_<)/
しかし、世の中不思議なもんで・・・落語協会の事務局の方が、池波正太郎館の館長とたまたま飲み友達でして・・・
事務局の方から、館長を紹介してもらい、著作権の問題を相談したところ・・・
館長:『取り合えず、著作権払っちゃいなさいよ♪』って言われ、払いました♪・・・
¥5000円♪』
\(^o^)/
喜:『何処をどのように調べたのか?
私が、この【大川の隠居】の噺を持っているのを調べられ、その噺を演じてくれって依頼があり・・・
その落語会?講演会?は・・・池波正太郎のファンの集いでして・・・
落語ファンじゃなく、池波ファンの前で【大川の隠居】を演じてきました・・・
手痛い目にあいましたよ♪』
このような話をして・・・
二席目のマクラに・・・
喜:『昔の江戸っ子は、そば好きで・・・
二八そばの屋台と鍋焼うどんの屋台の違い・・・分かります?
鍋焼うどんの屋台の方が荷が大振りなんです・・・
それに、鍋焼うどんは、作るのに、時間がかかり・・・
気の短い江戸っ子むきじゃ〜なかった♪』
こんなマクラから噺【うどんや】へ・・・
喜多八師匠の『なぁ〜べやき〜うどん〜!』って売り声で、一気に真冬の夜中の江戸の町に瞬間移動させられ・・・
売り声の『なぁ〜べやき〜うどん〜!』が本当に寒そうに感じられました♪
落語会終演の時間を考慮してか・・・?
鍋焼うどん屋の主人と、婚礼帰りの親方とのやり取りは、一回りして、二回り目からは、鍋焼うどん屋が親方の先回りをしはじめます。
ここ数日で寒さが厳しくなってきた今日この頃・・・
正に、季節の噺として、噺を聞かせて頂きました♪
この【うどんや】の噺を終えた喜多八師匠・・・
一時間以上正座していましたが・・・
足がシビレルって事は、無いようでした、不自由な足ですが、シッカリご自分で立たれ、ご自分で舞台袖へ歩いて行かれました!
やっぱり、喜多八師匠は!噺家のプロフェッショナルなんですね♪
改めて、スンゴイ師匠なんだぁ〜♪って再確認させられました♪
By HB
柳家 喜多八師匠 【大川の隠居】
足の具合が芳しくない様子で登場。
でも、【板付き】(緞帳を下げて、お客の目に触れないように、高座に着席している)では、ないので、喜多八師匠の噺家としての矜持を示されている感じです。
マクラでは・・・
喜:『足の調子が悪いもので・・・
段差のある高座だと・・・
後ろのお客様・・・見えますかね?』
言われてみると・・・高座は無く、舞台に直接座布団を・・・
後ろの方の席の当方ですが、良く見えていますよ〜♪大丈夫ですよ〜♪
喜:『今日も医者へ行って来ました!
寄席も休んでいまして・・・
寄席を休むと・・・楽で・・・♪
酒も止めているんです!
寄席を休んでいると・・・時間を持て余してしまいまして・・・
先日、麻雀などを・・・
はん治と弟子のろべえと・・・あと一人は、ろべえに、『麻雀の弱い二つ目を連れて来い♪』って・・・13時間も麻雀をやってしまいました♪
麻雀って言えば・・・
古今亭志ん朝師匠のお宅に、志ん朝師匠に会いたいから♪良く行きました♪
麻雀・・・年内にもういっぺんくらいやろうかしらん♪』
志ん朝師匠・・・麻雀好きだったんですね♪
それに、13時間も麻雀をして・・・麻雀熱に火がついちゃいました喜多八師匠?
喜:『これから話す噺は・・・落語と言えるかどうか・・・?』
こんなマクラから噺【大川の隠居】へ・・・
【大川の隠居】は、池波正太郎の小説【鬼平犯科帳】の中の噺で・・・
噺の出だしで、『火付け盗賊改方、長谷川平蔵』の名前が出た時・・・
喜多八師匠から、この噺、聞いた事有るかも?
落語協会の二階で、一琴師匠との二人会【おさらいの会】で一度だけ聞いた事が・・・
噺の幕が開き、進行するにしたがって・・・
TV シリーズでの放送を見ていた当方・・・
噺の中で、『長谷川平蔵が・・・』って台詞がでると・・・
喜多八師匠が中村吉右衛門に見えて・・・
『女房殿が・・・』なんて台詞には、多岐川裕美が現れ♪・・・
粂八の台詞の時には、蟹江敬三が現れ♪
10年前に、盗人家業から足を洗い、今では、船宿の船頭をしている友五郎・・・
当方の勝手な配役で、仲代達矢さんをキャスティングしなが、噺を聞きました♪
クライマックスでの、中村吉右衛門と仲代達矢とのやり取り・・・
重要なキーワードになる、平蔵の親父殿の形見の銀の煙管をふかしながら・・・
平蔵の台詞で・・・『どうしたい?煙にでも撒かれたかい?』
この台詞の時の中村吉右衛門・・・喜多八師匠・・・格好良かった♪
平蔵:『大川の隠居(隅田川に住む巨大な鯉)同様に、大人しくしないと・・・』
船宿の二階で、一対一での平蔵と友五郎、自分の盗人家業を完全に見抜かれている事を察した友五郎は・・・
素直に、お縄を頂戴する覚悟で自首すると・・・
平蔵は一言・・・
平蔵:『隠居同様、大川に泳がしといてやるよ♪』
これがオチになっていました♪
喜多八師匠から、二度目に聞けたこの噺・・・
前回より、細部が見えてきた気がします♪
【大川の隠居】の一席が終わり、そのまま、高座に残る喜多八師匠。
喜:『以前、歌武蔵に、『兄さん、本を読みなよ♪』って言われ、この話を読んで・・・
『オチを付ければ・・・♪』って
ただし、問題がありまして・・・【著作権】ってものがありまして・・・
\(>_<)/
しかし、世の中不思議なもんで・・・落語協会の事務局の方が、池波正太郎館の館長とたまたま飲み友達でして・・・
事務局の方から、館長を紹介してもらい、著作権の問題を相談したところ・・・
館長:『取り合えず、著作権払っちゃいなさいよ♪』って言われ、払いました♪・・・
¥5000円♪』
\(^o^)/
喜:『何処をどのように調べたのか?
私が、この【大川の隠居】の噺を持っているのを調べられ、その噺を演じてくれって依頼があり・・・
その落語会?講演会?は・・・池波正太郎のファンの集いでして・・・
落語ファンじゃなく、池波ファンの前で【大川の隠居】を演じてきました・・・
手痛い目にあいましたよ♪』
このような話をして・・・
二席目のマクラに・・・
喜:『昔の江戸っ子は、そば好きで・・・
二八そばの屋台と鍋焼うどんの屋台の違い・・・分かります?
鍋焼うどんの屋台の方が荷が大振りなんです・・・
それに、鍋焼うどんは、作るのに、時間がかかり・・・
気の短い江戸っ子むきじゃ〜なかった♪』
こんなマクラから噺【うどんや】へ・・・
喜多八師匠の『なぁ〜べやき〜うどん〜!』って売り声で、一気に真冬の夜中の江戸の町に瞬間移動させられ・・・
売り声の『なぁ〜べやき〜うどん〜!』が本当に寒そうに感じられました♪
落語会終演の時間を考慮してか・・・?
鍋焼うどん屋の主人と、婚礼帰りの親方とのやり取りは、一回りして、二回り目からは、鍋焼うどん屋が親方の先回りをしはじめます。
ここ数日で寒さが厳しくなってきた今日この頃・・・
正に、季節の噺として、噺を聞かせて頂きました♪
この【うどんや】の噺を終えた喜多八師匠・・・
一時間以上正座していましたが・・・
足がシビレルって事は、無いようでした、不自由な足ですが、シッカリご自分で立たれ、ご自分で舞台袖へ歩いて行かれました!
やっぱり、喜多八師匠は!噺家のプロフェッショナルなんですね♪
改めて、スンゴイ師匠なんだぁ〜♪って再確認させられました♪
By HB
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