9月21日落語会
9月21日(日曜日)
お楽しみの落語会に参戦しました。
人形町日本橋社会教育会館に於ての
【のれん噺】落語会です。
この会も参加するのが三回目ですかね?
\(^o^)/
この会は、開催が不定期?ですが・・・
開催するのは、日曜日の昼間、そして自由席、これは決まり事みたい。
初めて参加した2013年10月
2回目に参加した2014年6月
そして、今回。
会に参加する度に、動員観客数が増えて来ています!
(^_^)v
その為・・・(早いもん勝ちの自由席)
pm12:30開場
pm13:00開演
このタイムテーブルに併せ、会場に到着。
最終的には、客席は8割方の入りでしたが、見やすい席を確保で出来ました!
さてさて落語会
開口一番
林家 つる子
【のめる】
五街道 雲助師匠
【粗忽の釘】
柳家 喜多八師匠
【盃の殿様】
仲入り
春風亭 一朝師匠
【馬の田楽】
古今亭 志ん橋師匠
【船徳】
約3時間弱の長丁場ながら、飽きる事なく最初から最後まで、落語マイスターの師匠方にたっぷり楽しませてもらいました。
\(^_^)/
林家 つる子
【のめる】
初めて聞く噺です。
林家つる子さんは、三平堂落語会や他で、数度遭遇していますが・・・
野暮ったさが抜けて、洗練され、尚且つ、可愛らしくなってきている♪
噺の方は、人の癖についての噺。
癖の中でも人それぞれに口癖なんて物が有りまして、八っあんの口癖が、『つまんねぇ』仲の良い熊さんの口癖が『一杯飲める』
八っあんと熊さんは、互いに相手の前で自分の口癖を言ったら相手に50銭渡すという約束(賭け)を取り決める。
熊さんは、八っあんになんとか『つまんねぇ』を言わせて、50銭をせしめてやろうと・・・ご隠居さんに知恵を借りる。
『練馬の親類から大根が100本送られて来た、その大根100本をいっぺんに醤油樽に漬け込もうと思うんだが・・・詰まるかねぇ〜?』
小ぶりな醤油樽に、かさばる大根100本などいっぺんに漬かるはずもない!
『つまんねぇ〜よ!』
この言葉を引き出そうとしたが、八っあんは、危ういながら引っ掛からず!
次に・・・
決して詰まない詰め将棋の盤面を利用して『この詰め将棋、詰められるか?』
大の将棋好きの八っあんは、持ち駒を渡され決して詰まない詰め将棋の盤面に向かう・・・
今回は、八っあんの好きな将棋を利用しての誘導作戦。
遂に八っあんは、『こりゃ〜つまんねぇよ!』と言ってしまう。
これを聞いた熊さんは『言った!言った!言った!』
この作戦に、感心した八っあんは熊さんに『お前にしては、良く考えた!50銭の約束だが、倍の1円やろう!』
すると、熊さんは・・・
『ありがてぇ〜!倍の1円くれるのかい?それで、一杯飲めるなぁ♪』
『一杯飲めるを言いやがったな!50銭差っぴいとこう!』
かなり上手ににつる子さんはこの噺をしてくれました!
五街道 雲助師匠
【粗忽の釘】
マクラでは、本日の9月21日が大師匠の古今亭志ん生師匠の命日で、志ん生師匠の想い出話をしてくれました。
古今亭馬生師匠に入門して、3・4日目に馬生師匠に連れていかれ志ん生師匠に挨拶しに行ったそうです。
馬生師匠『父ちゃん、今度来た弟子だから!』
志ん生師匠『ふぅ〜ん』そんな話から始まり・・・
馬生師匠一門が志ん生師匠宅の二階に移り住み、志ん生師匠の世話をする事になると
入門したての雲助師匠を相手(相手は誰にでも)によく喋りたがったそうです。
志ん生師匠『あのね、隣のバァバァがネコを持って行っちゃったよ!→これが本当のネコバァバァ!』
雲助師匠『そうですか・・・』
志ん生師匠『飛行機からウンチを落とす、下に落ちて来る間に固まって、それが人に当たり、当たった人が怪我をする→これが本当の運が悪い』
雲助師匠『そうですか・・・』
入門したての雲助師匠は、どの様にリアクションしたら良いのか・・・???
落語の噺も志ん生師匠から7つ8つ教わりましたが・・・
『物になったのが【豆や】だけ』
最初に教えてもらった噺【道灌】などは、三回習いましたけど・・・
太田道灌公が出て来る噺なのに、【楠木正成】が登場したりして、習った三回ともその度に噺が変わったりしていました。
志ん生師匠は、自分の食べている物を人に食べさせたがり、中でも困ったのは、アイスクリーム!受け取った時には、ペトペトになっていたりした・・・
そして、最後は、将棋が好きだったが、その将棋がズルいんですよ!
不利になると指さなくなったり
(歩)を飛び越えて(角)が飛んで来たり・・・
志ん生師匠の楽しい想い出話をいっぱい話してくれました!
本編の噺【粗忽の釘】この噺、上手な噺家がやると、かなり楽しい!
柳家 喜多八師匠
【盃の殿様】
規則正しい不摂生!といつものキャッチフレーズから
上野鈴本の寄席でトリを勤めていた話からこののれん噺の会の話に。
席亭が気を効かせて、弁当を用意していてくれる。
それは、ありがたいのですが・・・
同じ弁当なら良いが、色々な種類が有る。
この会は、先輩ばかりの会なので、弁当を先に選べない!
志ん橋師匠は、まだ楽屋入りしていないし・・・
私が一席し終わった頃には、志ん橋師匠も楽屋入りしていてくれて、弁当も先に選んでくれていたら・・・
こんなぼやき話から【盃の殿様】へ
この噺、五日前に黒門亭で聞いていますが・・・
前回が練習で今回が本番?
前回の練習を踏まえてか?
噺を微妙に変えている?
五日前に黒門亭でこの噺を聞いた時。
殿様より盃を預かり、吉原の華扇花魁へ届ける命を承った脚の早い奴が、九州を出発し、大阪・京都。
そこから、東海道を駆け上がる様を喜多八師匠は、宿場の名前を次から次へと言い立てる。
( ゜o゜)
かなりの数の宿場名を言い立てると『これだけの数の宿場名を覚えたんだから・・・ここで拍手が有っても・・・』
喜多八師匠の会の常連客を含めて、ここで拍手!拍手!
そんな経緯が有った為か・・・
のれん噺の会では、当方を含めた黒門亭軍団は、喜多八師匠に拍手の強要なんてさせまいと、息を殺してタイミングを計っていました。
遂に宿場名が・・・
江戸に到着した時、前列のお客が拍手を・・・
当方も負けじと拍手!
すると、高座上の喜多八師匠は、会場の拍手を収める仕草をして、『ありがたいのですが・・・気の早いお客さまで・・・』
そこから、江戸市中のかなり細かい地名を続いて言い立て始めました。
そして、遂に、上野広小路、上野、稲荷町、田原町、浅草、浅草寺の裏手、日本堤、そこは吉原。
ここまで言い切ると、『これだけ覚えたあたしがエライ!』
結局、拍手の強要!
黒門亭軍団は、今回、中途半端な場面で拍手してしまい、それも含めて、喜多八師匠に上手くコントロールされた形になってしまいました。
By HB
お楽しみの落語会に参戦しました。
人形町日本橋社会教育会館に於ての
【のれん噺】落語会です。
この会も参加するのが三回目ですかね?
\(^o^)/
この会は、開催が不定期?ですが・・・
開催するのは、日曜日の昼間、そして自由席、これは決まり事みたい。
初めて参加した2013年10月
2回目に参加した2014年6月
そして、今回。
会に参加する度に、動員観客数が増えて来ています!
(^_^)v
その為・・・(早いもん勝ちの自由席)
pm12:30開場
pm13:00開演
このタイムテーブルに併せ、会場に到着。
最終的には、客席は8割方の入りでしたが、見やすい席を確保で出来ました!
さてさて落語会
開口一番
林家 つる子
【のめる】
五街道 雲助師匠
【粗忽の釘】
柳家 喜多八師匠
【盃の殿様】
仲入り
春風亭 一朝師匠
【馬の田楽】
古今亭 志ん橋師匠
【船徳】
約3時間弱の長丁場ながら、飽きる事なく最初から最後まで、落語マイスターの師匠方にたっぷり楽しませてもらいました。
\(^_^)/
林家 つる子
【のめる】
初めて聞く噺です。
林家つる子さんは、三平堂落語会や他で、数度遭遇していますが・・・
野暮ったさが抜けて、洗練され、尚且つ、可愛らしくなってきている♪
噺の方は、人の癖についての噺。
癖の中でも人それぞれに口癖なんて物が有りまして、八っあんの口癖が、『つまんねぇ』仲の良い熊さんの口癖が『一杯飲める』
八っあんと熊さんは、互いに相手の前で自分の口癖を言ったら相手に50銭渡すという約束(賭け)を取り決める。
熊さんは、八っあんになんとか『つまんねぇ』を言わせて、50銭をせしめてやろうと・・・ご隠居さんに知恵を借りる。
『練馬の親類から大根が100本送られて来た、その大根100本をいっぺんに醤油樽に漬け込もうと思うんだが・・・詰まるかねぇ〜?』
小ぶりな醤油樽に、かさばる大根100本などいっぺんに漬かるはずもない!
『つまんねぇ〜よ!』
この言葉を引き出そうとしたが、八っあんは、危ういながら引っ掛からず!
次に・・・
決して詰まない詰め将棋の盤面を利用して『この詰め将棋、詰められるか?』
大の将棋好きの八っあんは、持ち駒を渡され決して詰まない詰め将棋の盤面に向かう・・・
今回は、八っあんの好きな将棋を利用しての誘導作戦。
遂に八っあんは、『こりゃ〜つまんねぇよ!』と言ってしまう。
これを聞いた熊さんは『言った!言った!言った!』
この作戦に、感心した八っあんは熊さんに『お前にしては、良く考えた!50銭の約束だが、倍の1円やろう!』
すると、熊さんは・・・
『ありがてぇ〜!倍の1円くれるのかい?それで、一杯飲めるなぁ♪』
『一杯飲めるを言いやがったな!50銭差っぴいとこう!』
かなり上手ににつる子さんはこの噺をしてくれました!
五街道 雲助師匠
【粗忽の釘】
マクラでは、本日の9月21日が大師匠の古今亭志ん生師匠の命日で、志ん生師匠の想い出話をしてくれました。
古今亭馬生師匠に入門して、3・4日目に馬生師匠に連れていかれ志ん生師匠に挨拶しに行ったそうです。
馬生師匠『父ちゃん、今度来た弟子だから!』
志ん生師匠『ふぅ〜ん』そんな話から始まり・・・
馬生師匠一門が志ん生師匠宅の二階に移り住み、志ん生師匠の世話をする事になると
入門したての雲助師匠を相手(相手は誰にでも)によく喋りたがったそうです。
志ん生師匠『あのね、隣のバァバァがネコを持って行っちゃったよ!→これが本当のネコバァバァ!』
雲助師匠『そうですか・・・』
志ん生師匠『飛行機からウンチを落とす、下に落ちて来る間に固まって、それが人に当たり、当たった人が怪我をする→これが本当の運が悪い』
雲助師匠『そうですか・・・』
入門したての雲助師匠は、どの様にリアクションしたら良いのか・・・???
落語の噺も志ん生師匠から7つ8つ教わりましたが・・・
『物になったのが【豆や】だけ』
最初に教えてもらった噺【道灌】などは、三回習いましたけど・・・
太田道灌公が出て来る噺なのに、【楠木正成】が登場したりして、習った三回ともその度に噺が変わったりしていました。
志ん生師匠は、自分の食べている物を人に食べさせたがり、中でも困ったのは、アイスクリーム!受け取った時には、ペトペトになっていたりした・・・
そして、最後は、将棋が好きだったが、その将棋がズルいんですよ!
不利になると指さなくなったり
(歩)を飛び越えて(角)が飛んで来たり・・・
志ん生師匠の楽しい想い出話をいっぱい話してくれました!
本編の噺【粗忽の釘】この噺、上手な噺家がやると、かなり楽しい!
柳家 喜多八師匠
【盃の殿様】
規則正しい不摂生!といつものキャッチフレーズから
上野鈴本の寄席でトリを勤めていた話からこののれん噺の会の話に。
席亭が気を効かせて、弁当を用意していてくれる。
それは、ありがたいのですが・・・
同じ弁当なら良いが、色々な種類が有る。
この会は、先輩ばかりの会なので、弁当を先に選べない!
志ん橋師匠は、まだ楽屋入りしていないし・・・
私が一席し終わった頃には、志ん橋師匠も楽屋入りしていてくれて、弁当も先に選んでくれていたら・・・
こんなぼやき話から【盃の殿様】へ
この噺、五日前に黒門亭で聞いていますが・・・
前回が練習で今回が本番?
前回の練習を踏まえてか?
噺を微妙に変えている?
五日前に黒門亭でこの噺を聞いた時。
殿様より盃を預かり、吉原の華扇花魁へ届ける命を承った脚の早い奴が、九州を出発し、大阪・京都。
そこから、東海道を駆け上がる様を喜多八師匠は、宿場の名前を次から次へと言い立てる。
( ゜o゜)
かなりの数の宿場名を言い立てると『これだけの数の宿場名を覚えたんだから・・・ここで拍手が有っても・・・』
喜多八師匠の会の常連客を含めて、ここで拍手!拍手!
そんな経緯が有った為か・・・
のれん噺の会では、当方を含めた黒門亭軍団は、喜多八師匠に拍手の強要なんてさせまいと、息を殺してタイミングを計っていました。
遂に宿場名が・・・
江戸に到着した時、前列のお客が拍手を・・・
当方も負けじと拍手!
すると、高座上の喜多八師匠は、会場の拍手を収める仕草をして、『ありがたいのですが・・・気の早いお客さまで・・・』
そこから、江戸市中のかなり細かい地名を続いて言い立て始めました。
そして、遂に、上野広小路、上野、稲荷町、田原町、浅草、浅草寺の裏手、日本堤、そこは吉原。
ここまで言い切ると、『これだけ覚えたあたしがエライ!』
結局、拍手の強要!
黒門亭軍団は、今回、中途半端な場面で拍手してしまい、それも含めて、喜多八師匠に上手くコントロールされた形になってしまいました。
By HB
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