まだまだ先の話ですけど・・・
来年の三月
柳家小三治師匠の一門会。
抽選販売でしたので、往復はがきで申込みしていましたが・・・
無情にも本日、落選の通知が届きました!
\(>_<)/
トホホ・・・残念無念!
By HB
仲入り
仲入り休憩の後は・・・
三遊亭 兼好師匠
【短命】
マクラでは、寄席の出番のシステムについて・・・
兼:『私が、休憩の後に出てまいりましたが・・・寄席には、野球の打順(一番バッターは、出塁する事、二番バッターは、バントで一塁のランナーを進塁させる事、三番バッターは・・・)の様にどの順番で出てくるかによって、役割があります』
\(^o^)/
開口一番では、携帯電話のOFF や撮影・録音の禁止事項のお願いとかの必須項目が有りますもんね。
兼:『この、休憩後の出番は、【くいつき】と言って、休憩中に食事をしたり、知り合いと話したり・・・休憩中にどこかに行ってしまったお客様の神経を落語の世界に引き戻す!そのような大変重要な役割なんですよ♪』
仲入り休憩後の出番の呼び名【くいつき】初めて知りました♪
\(^_^)/
兼好師匠は、本日の客席の入り具合を見渡しながら・・・
兼:『お客様の入り具合も丁度良いくらい!』
兼:『お客様の年齢層も、ねぇ〜♪丁度良いですね♪・・・ちょっと弱ってきている加減さが丁度良いですねぇ〜♪』
本日も、ブラック兼好が見え隠れしています。
空かさず、逆に、客席をヨイショして持上げるような発言を・・・
兼:『落語って、頭の悪い人は、笑えないんですよ』
客席:『・・・・・・・・・』
兼:『もう一度、繰返しましょうか?』
客席:『ワハハハハ!』
落語を理解する話で、先日の女子高での学校寄席の話を・・・
兼:『校長先生に挨拶をしたら、校長先生が『うちの生徒は、レベルが低いから・・・』と、卑下していらっしゃいました。校長先生との話、打合せが終った後、女子高生の前での落語披露。高座に上がり客席を見渡すと、これが、本当に生徒のレベルが低いのなんの!』
兼:『高座に上がっても、まるっきり話を聞いてくれず、無視されたんです・・・しかしながら、私は、お客様方がご存知の様に二人の娘がおりまして、常日頃から二人の娘に無視されていますから、無視される事には、馴れているんです!』
出た〜!兼好師匠のファミリーネタ♪
\(^o^)/
兼:『女子高での落語会で、落語を演じ、その落語の最後で蕎麦を食べる仕草をする場面があったのですが・・・ここで、完全無視だった女子高生達が食いついてきた!』
女子高:『なんか、スゴクねぇ〜♪』
『蕎麦チョ〜うまそう!』
『ちょっと調子に乗ってねぇ〜?』ってね♪
兼:『女子高生が、興味を示してくれたので、蕎麦を食べる仕草を何回も何回も何回も繰返しました!これっぱかの丼にどんだけ蕎麦が入っているの?っうくらいにね♪』
落語を初めての人に披露するのも、大変なんだなぁ〜♪
そんなマクラから【短命】に・・・
八っあんが、ご隠居を訪ねるシーンから・・・
八:『これから、ともらい(弔い)に行って嫌味を言ってくる!』
隠:『それって・・・悔やみじゃないの?八っあん大丈夫?』
八:『なぁ〜に、大丈夫でさぁ〜ともらいに行ったらまず、並んで待ちますでしょ?それから、自分の順番になったら、前に出て3べんあれを食べるんでしょ?あれ不味いんですよね!』
隠:『それは、ご焼香だから・・・くべるんだよ!』
八:『あっそぅ〜?だってね、それが終わったら、家族の所へ行って『ごちそうさま!』って言うじゃないですか?』
隠:『それはね、『ご愁傷さまです』って言っているんだよ!』
八:『ご愁傷さま・・・あっそぅ〜?『ごちそうさま』じゃないんだ!』
隠:『ところで、八っあん、どこの葬儀に行かれるのかな?』
八:『伊勢屋さんですよ、その伊勢屋の葬儀もこれで3度めなんですがね・・・』
隠:『そこのどなたが亡くなったんだい?』
八:『そこの、お嬢さんの旦那さんが亡くなったんですよ。それも、3回目!一人目の旦那っていうのが、役者のようないい男。色白だったんですが・・・それが、青白くなり、『見舞いにいこうかなぁ〜』って思っていたら、死んじゃった!』
隠:『それで・・・?』
八:『お嬢さんの二人目の旦那って言うのが、前の旦那とはガラリと違ったタイプの旦那で、丈夫一式みたいな旦那でした、だってね、【のど】が無いから風邪を引かないし!ウシガエルに着物を着せたような丈夫そうな旦那さんだったんですがね・・・ウシガエルがイボガエルになり終いには、青ガエルになっちゃた・・・』
隠:『それで?』
八:『青ガエルになっちゃったから、『見舞いに行こうかなぁ〜』って思っていたら、死んじゃった!』
隠:『お前さんは、いつも見舞いに間に合わないんだね。ところで、そのお嬢さんって綺麗かい?それから、夫婦仲はどうだった?旦那さんは、仕事が忙しかったのかい?』
八:『そりゃ〜もう綺麗な方ですよ!お嬢さんは!それから、夫婦仲はね、最初の旦那とも、二番目の旦那とも仲は良かったですよ・・・最後に、旦那の仕事ですが・・・何にもすることは無しでしたね、店の切り盛りは、伊勢屋の番頭を筆頭に店の者にまかせっきり!仕事といえば、たまに帳簿を確認する程度でしたねぇ〜』
隠:『八っあん!それは、三過ぎるだね!』
八:『???』
隠:『三過ぎるはね、かみさんが綺麗過ぎる。夫婦仲が良すぎる。夫は暇過ぎる。そりゃ〜短命だなぁ〜♪』
ここから、ご隠居がにぶい八っあんが得心するまで何回も短命の訳を色々なシチュエーションを用いて説明。
最後のご飯を一緒に・・・のシーンが楽しく。
隠:『夫婦二人向かい合って、かみさんがおひつの蓋を両手で取るだろ、おひつのご飯から湯気が上がり、その湯気を下からナメるように見上げるだろ、茶碗を持ち、ご飯をフンワリよそうだろ、そのご飯をよそった茶碗を腰のチョウツガイが外れた格好で『あ〜た♪ど〜ぞ♪』って渡す!そりゃ〜短命だなぁ〜♪』
この説明の時に、兼好師匠が高座で実演!
腰のチョウツガイが外れたかみさんや小さく前へ習え!の格好で茶碗を受け取るウシガエルの旦那のコミカルな事・・・
ご隠居の説明でやっとの事短命の訳を理解した八っあん!
弔いに行く前に、一旦帰宅して、腹ごしらえしてから葬儀に出向く。
帰宅したら、八っあんは、自分のかみさんに、ご飯をの給事を頼む!
文句を言いながらも、かみさんは、八っあんのリクエストに応えて茶碗にご飯をよそって、手渡してやる。
なかなか仲の良い夫婦・・・
茶碗を受け取る時に手の指が互いに触れあう!
八:『おれは・・・長命だなぁ〜♪』
こんなオチでした!
チャーリー・カンパニー
【コント】
昔のコントレオナルドの熊さんみたいなおじさん登場。
同音異義語を使い落語のようなコント。
三遊亭 好楽師匠
【死神】
兼好師匠の落語で、気合いを入れてメモったので・・・
集中力が途切れ・・・
完璧にオネムモード!
折角の噺、聞き損じました。
反省!
By HB
開口一番
三遊亭 楽喜
【平林】
六代目の圓楽師匠の8番目のお弟子さん。
楽:『落語中に、ケイタイが鳴ると・・・互いに気まずいですから・・・』
まず、携帯OFF 、写真撮影、録音禁止のお願いから。
楽:『ここまでの話で、私の仕事の8割が終りました!』
まさか、これだけでは無いでしょ〜??
楽:『楽喜(ラッキー)の名前ですので、ラッキーだった事を・・・師匠六代目圓楽(あの顔が長い方では無くて、腹黒い方)に入門して、楽喜の名前を頂きましたが・・・実は、【楽喜】をラッキーって、読めませんでした♪』
名前の読み方の話をして・・・
楽:『先日、富士宮市での六代目圓楽・春風亭小朝師匠との二人会の前座として会に行きました。楽屋で、小朝師匠から弁当を頂き・・・♪すると、師匠の六代目圓楽から『二つ(小朝師匠と自分の分)食べられる弁当は、三つ食べられる!』って師匠圓楽からも弁当を頂きました・・・♪その弁当は、無農薬、有機野菜のヘルシー弁当♪ヘルシー弁当でも・・・三つも食べれば、そりゃ〜♪太りますよね♪』
これって、ラッキーな話?
ポッチャリの言い訳にしか聞こえません・・・?
【平林】は、半年振りくらいに聞く?
坊さんには、タイラバヤシ!
学生さんには、ヒラリン!
大工の熊さんには、イチハチジュウノモクモク!
タバコ屋のばぁ〜さんには、ヒトツトヤッツデトッキッキッ!
教えられた、全てを繋げて、リズミカルに『タイラバヤシかヒラリンかイチハチジュウノモクモク、ヒトツトヤッツデトッキッキッ!』歌い上げるようなオウム返し♪
何回か繰り返しているうちに、楽喜さん
楽しくなってきたのか?
楽:『よろしければ、ご町内のみなさんも・・・』と、客席を巻き込もうと・・・
この演出は、初めて体験しました。
三遊亭 とむ
【教科書】(新作)
と:『ドーモー』と
舞台袖から高座まで歩いて出て来ながらのファーストコンタクトを図っていました。
三遊亭好楽師匠の6番目のお弟子さん。
本名が、末高斗夢で、元祖キラキラネームなんですと・・・
その、本名から、三遊亭とむと命名されました。前座の頃は、三遊亭こうもりの名前でしたが・・・今年の9月に二つ目に昇進しました♪
二つ目に昇進した時、手拭いを作りまして、自分の似顔絵と、リアル携帯電話番号入りなんです。
そう言いながら、実物の手拭いを客席に披露!
リアル携帯電話番号を入れてあるのに、実際、携帯に電話が来ない!
今のところ2件だけです。
\(>_<)/
一人は、府中のおばぁちゃん(会った事無し)、週に一度の割合で電話が掛かってきます。先日は、(ハチミツ)の話を延々としていました。
もう一人は、タレントの島崎和歌子さん、『落語家になったんだって〜?おめでとう♪』
二つ目に昇進した時、あの朝日ホール、900人収用の会場を満員にしたんですけど・・・
あの時の900人は・・・?
今日この国立演芸場に、5〜6人来られているみたいですけど・・・
噺の方は、・・・?
元ヤクザさんが文部科学省の検定教科書を作成して、文部科学省の役人に検定して貰う噺?
三遊亭 楽京師匠
【紙屑屋】
27才の頃、一年間、実の姉の嫁ぎ先に、防犯用に居候をしておりました。
姪と遊んだりしていると・・・
姪:『おじちゃんは、お仕事しないの?』やら『お米の減りが早いねぇ〜♪』こんな肩身の狭い思いをしたした・・・
こんなマクラから、【紙屑屋】へ
落語の世界によく出てくる若旦那。
放蕩三昧で、実家の親に勘当され、現在、大工の熊さんの長屋の二階に生息中!
若旦那曰く、【じゅっかいの身】だそうで、居候で二階に八(や)っかいになっている。(2+8=10)って事みたい。
身元引き受け人の熊さんは、若旦那を一人前にして、元のお店に戻したい!
なので・・・若旦那に知り合いの紙屑屋の選り子の仕事を世話する。
若旦那は、紹介された紙屑屋で選り子の仕事を始めるが、紙屑の文字を読んだり、手紙を読んだり・・・
読んだ事から・・・芝居もどきの妄想に入る・・・
そんな事だから、仕事が一向に進まない!
終いには、紙屑屋の親方に・・・
親方:『屑を選っていたか?』
若旦:『自分の芸に酔っていた♪』
こういう噺・・・歌舞伎の知識を要するんですよねぇ〜♪
ハッポウくん
【発泡スチロール芸】
芸人暦15年目
紙切り同様に、発泡スチロールを切り抜きます。
スヌーピー
アンパンマン
客席からのリクエスト→羊(来年の干支)
ちょっと、話すトーンが高く、耳障り!
三遊亭 小圓楽師匠
【粗忽長屋】
マクラで会場を見渡し・・・
『お年寄りが機関車のように集まる!』
???
『ジジババ、ジジババ、ジジババ!ってね』
まめでそそっかしい奴とずぼらでそそっかしい奴。そんなのが隣り合わせに住んでいたりしますと・・・
そんなマクラを振りつつ【粗忽長屋】に・・・
三遊亭 圓橘師匠
【茶の湯】
『○○○○○、根岸の里の侘び住まい』
こんな川柳を二三紹介して、噺に・・・
圓橘師匠は、二度目ですが・・・
噺家として、良い雰囲気を醸し出しています!
蔵前のお店を、息子夫婦に譲り渡し、侘しい長屋・茶室付きの根岸の隠居所に引っ越してくる。
暇をもて甘し、茶の湯を我流で始める。
人に教えを乞うような事は、したくないご隠居さん。
抹茶をたてるのではなく、青きなこやむくの皮が材料。
圓橘師匠の解説で解りましたが・・・
むくの皮って、江戸時代、泡がたつので、洗濯用の洗剤変わりに使用していた物!
σ(^_^)
そりゃ〜お腹をこわして、下痢する訳だぁ〜♪
お腹をこわした、ご隠居と定吉を演じる時は、声のトーンも元気なく、お腹に力が入らない話し方での変化球を投げていました。
\(^o^)/スンゴイ!
楽しい【茶の湯】でした。
By HB
11月23日(日曜日)
国立演芸場においての落語会に参戦してきました!
落語会は、五代目圓楽一門会です。
お昼のpm13:00開演なので、pm11:30頃自宅を出発!
地下鉄半蔵門駅から、のんびり歩いて会場の国立演芸場に、pm12:35頃到着。
会場ロビーの売店で、落語関連の書籍を物色していると・・・
開演のお知らせのアナウンスが流れます!
???
開演は、pm13:00じゃないの?
まだ、pm12:45ちょっと前だよ♪
気が早い会場なんだなぁ〜♪
そう思いつつも、指定席に着席!
すると、開演15分前ながら、緞帳が上がります!
出てきたのは、前座さん!
開口一番の前座さんは、開演前に行うんだぁ〜♪
それでは、さてさて、落語会♪
開口一番
三遊亭 楽喜(ラッキー)
【平林】
三遊亭 とむ
【教科書】(新作)
三遊亭 京楽師匠
【紙屑屋】
ハッポウくん
【ハッポウスチロール芸】
三遊亭 小圓楽師匠
【粗忽長屋】
三遊亭 圓橘師匠
【茶の湯】
仲入り
三遊亭 兼好師匠
【短命】
チャーリーカンパニー
【コント】
三遊亭 好楽師匠
【死神】
By HB
落語会は終了しましたが
最後に、会場で頂いたチラシに・・・
先ほど話が出た【兼好米】のチラシが在りました。
宣伝では、ないですが・・・
稲刈り中の兼好師匠の写真がありましたので、UPしてみます。
それに、この稲刈りは、ツアーが組まれ行われたのですが・・・
ツアーに参加した、お客様同士で、思いでの記念写真などの交換している光景なども今日の落語会場で見受けられました。
\(^o^)/
By HB
本日の演目をパチリしたら・・・
上手いことに、兼好師匠もフレームIN しました。
ラッキー\(^o^)/
三遊亭 けん玉
【十徳】
初めて聞いた噺?
けん玉さん、少し早口ながらも語り方や仕草の端々に兼好師匠が・・・
やはり、お弟子さんなんだなぁ〜♪
とんぼ・まさみ
【漫才】
関西系の漫才師さんですが、今は、東京に進出!
落語協会所属だそうで、これからは、寄席などで遭遇するかも・・・
ネタは、振り込め詐欺!
三遊亭 兼好師匠
【万病円】
初めて聞いた噺です。
マクラでは、フィギュアスケートの羽生選手の大会での怪我について・・・
大会の練習では、同時間に、同じリンクで、何人もの選手が、一斉に練習をします。
あれじゃ〜衝突事故も発生します。
例えば、我々噺家が10人、一部屋に入れられて、稽古をしなさい!ってなったら・・・
あっちでは・・・『芝浜』
こっちでは・・・『らくだ』
こんな状況下では、『ちょいと、お前さん、起きておくれよ!起きて仕事へ行っておくれよ・・・チッ!起きねぇと思ったら、死んでやがる!』こんなになっちゃいますもん!
大会では、満身創痍の羽生選手、競技中に、失敗を連発!
演技中、ジャンプする度に着氷に失敗して、転倒!
それでも結果は・・・2位♪
この失敗だらけの羽生選手の演技を見ていた3位以下になった選手。
『今の羽生になら勝てる!』
きっと、そう思っていたはずです!
しかしながら、結果が・・・
3位以下の選手逹の心には、ふかぁ〜いキズが残った・・・
フィギュアスケートの羽生選手の話から、スポーツは、努力すれば、その結果が出るという事で、テニスの錦織選手の話へ・・・
今年、あれだけの良い成績を修めながら、『来年は、より上を目指します!』
向上心って物があるんですね♪
我々噺家は、そのような向上心は全く有りません!
例えば、先日落語会で、ご一緒になった、春風亭百栄師匠。
『客席の100人のうち3人が笑えば良いんだよ・・・♪』
向上心なんて、これっぽっちも無いでしょう〜
\(^o^)/
こんなマクラから、落語【万病円】へ・・・
江戸時代の身分制度、士農工商。
中でも士分が威張っている・・・
士分、お侍の中でも、浪人者って、逹が悪く、やりたい放題。
町人をからかい、困らせ面白がる・・・
そんな噺?
仲入り
三遊亭 兼好師匠
【ちきり伊勢屋】
マクラでは、スイスに於て、安楽死が認められているって話を振りつつの落語。
麹町の質屋ちきり伊勢屋。
そこの若旦那、最近した、お見合いの結果が上手くいくか?良く当たると評判の占い師に見て貰う!
占い師は、見合いの結果がどうのより・・・若旦那の人相から死相を見出だす!
『あなたは、来年の2月15日に死にます!』
素性を明かさず、占ってもらった若旦那の素性、つまり、麹町の質屋ちきり伊勢屋の若旦那と言い当てしまう・・・
来年の2月15日に死ぬのは、一代で今の身代を築いたあなたのお父さんが、かなり非道な事をした、その報いである。
非道を重ねて、作った身代。倉には、恨みが付いた金があるはず・・・
金というものには、人の恨みが付きやすい!
意気消沈して、帰宅した、若旦那。
占いの結果を育ての親同然の番頭に話す。
番頭曰く、あの占い師は、99%当てる占いをするなら、最期の1%に賭ける手も有るが・・・
あの占い師に限っては、100%言い当てる!
現に、教えなかった若旦那の素性を、言い当てたではないか・・・
観念したかのように、若旦那は、番頭に、店を閉じて、奉公人には、当面困らないくらいの金をやりたいと話す。
そして、倉の金を死ぬまでの間に全て使い果たしたい!そう申し出る!
育ての親同然の、番頭のみ本人の意向により、来年の2月15日に若旦那が死ぬまで、若旦那に支える事に・・・
若旦那が死ぬまでの間を逆算すると、一日に300両という大金を毎日毎日使わねばならず・・・
若旦那は、別の店の若旦那、正太郎(放蕩が過ぎて勘当されている)と正太郎の太鼓持ちと、吉原へ行き毎日毎日ドンチャン騒ぎ、若くて金離れが良い若旦那、モテない筈がない!
しかしながら、吉原のような場所は、毎日毎日だと、飽きがくる。
そこで、若旦那は、番頭に調べさせ、お金に困っている人びとに施しを始める!
こっちの人には、50両。あっちの人には、100両。それからこの人には、30両と・・・
ある時、番頭といつものように、街中のお金に困っている人びとに施しをしに出かける。
しかしながら、その日行った一家は、前日に夜逃げをしてしまい、訪問先は、もぬけの殻。
そこで、300両の施しの予定が計画倒れ!
番頭と、もっと早く今日行った一家の所へ行っていれば・・・夜逃げなどしないですんだのに・・・と話ながらの帰宅の途中。
橋の上で、四人の人影。
どうやら、心中らしい・・・
橋から飛び込むのを、番頭と若旦那は、阻止する。
訳を聞くと、芝で同業の質屋をしている山崎屋さんとの事。
先日火事に会い、火事で倉が落ち、預かっていた物が全て焼けてしまった。
だから一家で、心中しなければならない!
店の再建には、300両という大金が必要。
到底工面出来るものでは無い!
一家の夜逃げで施しが出来なかった若旦那の懐には、その300両が・・・
渡りに舟とばかりに、若旦那は山崎屋に300両をプレゼント!
吉原通い以外の日には、こんな施しを、一切名乗らず♪行っていました。
年末が過ぎて、年が新たまる。松が明け、あっという間に一月末に、そうこうしている内に、2月になり、3日が過ぎ、10日が過ぎていく。
若旦那が死ぬとされた2月15日があっという間に近づく・・・
若旦那は、番頭に死ぬ前に、私の通夜を二日やりたいと申し出ます。
番頭も快諾し、2月13・14日と生前葬の通夜を行う。
この生前葬が賑やかで、陽気な通夜に・・・
2月15日の当日には、若旦那が早桶に入り、菩提寺の寺へ・・・
早桶の中の若旦那の意向で、早桶に蓋をしたら、参列者はいつまでも寺に居ないで帰る事!
最期の番頭も帰り・・・
早桶の中で一人きりになった若旦那。
あの世へのお迎えが来るのを覚悟して、待つが、一向に死なない?
結局、占いで指定された、2月15日には、若旦那は、死なずじまい。
それから、月日が流れ、無一文になった若旦那は、コジキ同然の姿に・・・
あの占い師の占いにより全財産を失った若旦那。
悔しくて悔しくて・・・
あの占い師を見つけ出し、仕返しをしてやろうと、コジキの姿のまま、街中をあの占い師を捜しうろついていると・・・
ついに見つけ出す。
コジキ姿の若旦那が占い師に【こんちくしょ〜】と殴りかかる所を、止めに入る人が・・・
なんと、それは、若旦那と吉原を一緒に遊び回った親に勘当された正太郎!
若:『やい!占い師!なんで、2月15日に死ぬなんて、占いやがった!おかげで!こっちは、無一文だぁ〜!』
占:『どぉ〜れ!ちょっと見せて貰うぞ』
若:『なんなんだよ!』
占:『あの日、2月15日に死にますと占って以降に、あなたは、どのように過ごしましたかな?恨みが付いた金を使い切ったのではないですか?』
若:『吉原で遊んだり、困っている人びとに施したり・・・』
占:『そうでしょう〜施しなどの善行で、あなたの死相がすっかり消え失せています。今のあなたの人相には、103才まで生きるって出てますよ』
若:『・・・』
占:『もうひとつ占ってしんぜよう!』
若:『・・・』
占:『あなたは、きっと、無くした身代を取り戻す!その、お連れさんに付いていきなさい!』
そう言われて、若旦那は、正太郎の住む長屋へ転がり込む。
正太郎の住む長屋で、二人で暮らしていると、その長屋の大家が、二人に、しごとでもしてごらん・・・と古ぼけた駕籠かき用の駕籠をくれる・・・
それじゃ・・・って、大家から貰った駕籠で駕籠屋の商売を若旦那と正太郎は、始める!
営業初日に、いつもは、乗るだけだった二人が駕籠を担ぐ。
客が乗っていないので、楽々駕籠を担ぎ上げ、客の居そうな場所へ移動。
『お〜い!駕籠屋!』と声を掛けられ。
初めての客を運ぶ事に・・・
客が乗った、駕籠の重い事重い事!
まず、駕籠が持ち上がらない!
やっとの思いで駕籠を担ぐ二人。
あっちにヨロヨロ、こっちにフラフラ!
一向に目的地に近づかない!
客も客で、駕籠に乗ってひと安心したのか?居眠りを始める。
駕籠に乗った、客が居眠りを始めたのを良い事に、若旦那と正太郎は、客を乗せた場所から100メートルも行かない地点で休憩タイム。
駕籠が全然動かないのに気づいた客は、怒って降りると言い出す始末。
客:『全然進んでいないじゃないか・・・!もう、降りるから履き物を出せ!』
若:『履き物は、お客様が、この駕籠に乗った所に有ります!』
客:『なんだって!』
怒って客は、駕籠から出てくる!
その客がなんと・・・
以前正太郎に付いていた太鼓持ちでは・・・
吉原で、散々遊んだ三人が三人、ここで再会を果たす。
若旦那が、太鼓持ちにちきり伊勢屋の若旦那の親代わりの番頭の行方をたずねると・・・
芝の山崎屋という質屋に身を寄せているとの事。
太鼓持ちの着ていた着物(元々、若旦那が太鼓持ちにやった代物)から襦袢、タビ、草履に至るまで若旦那に着せ替えてて、若旦那を芝の山崎屋へ向かわせる。
芝の山崎屋にきた、若旦那は、麹町のちきり伊勢屋の番頭は居ないか?と訪ねると・・・
番頭と山崎屋の主人が出て来る。
山:『お久し振りでございます。この山崎屋の身代は、全てあなた様のものでございます。』
若:『・・・』
番:『この山崎屋さんは、いつか、若旦那と私が橋の上で、心中の一家を助けて、300両を施した、あの方なんですよ』
若:『・・・』
山:『ですから、この身代はすっかり、若旦那に差し上げます!』
若:『・・・』
番:『そして、あの時助けた四人の内の一人、そぅ!山崎屋さんの娘さんが・・・ほら、こんなに立派になりまして・・・若旦那どうですか?この娘さんを嫁に貰いませんか?』
番頭の計らいにより、店を再興出来た若旦那、嫁を山崎屋から貰い、山崎屋の一家もそのままお店に住み続けられた!
全てまぁ〜るく収まるハッピーエンドな噺。
1時間近くの長講でしたが・・・
集中して、楽しめました。
\(^o^)/
By HB
11月21日(金曜日)
三遊亭兼好独演会
人形町噺し問屋その53
月に一度のお楽しみに参戦してきました。
\(^o^)/
さてさて、落語会
三遊亭 兼好師匠
【あいさつ】
三遊亭 けん玉
【十徳】
とんぼ・まさみ
【漫才】
三遊亭 兼好師匠
【万病円】
仲入り
三遊亭 兼好師匠
【ちきり伊勢屋】
三遊亭 兼好師匠
【あいさつ】
緞帳が上がり、開演すると、いつもの兼好師匠のスタンディングによるあいさつから・・・
兼:『今月もいっぱいのおはこびありがとうございます!』
まず、満員御礼状態の客席へのお礼から・・・
兼:『先日、稲刈りをした、【兼好米】今年も美味しく出来ました♪会場ロビーにて、販売しております。どうぞ、お求めになって下さい!お金を払えば、忘れて帰っていってもかまいません・・・』
ブラック兼好が見え隠れしています。
兼:『本日、21日、国会が解散になりました、安倍さんの解散して、やり直したい気持ち・・・分かります!』
兼:『学校寄席!どうも苦手意識が有りまして・・・相手は学生、すごく若くて、将来のあるお客様ですからね・・・決して、本日のこの会場に居るお客様方が・・・先がない!とは、言っていませんからね・・・♪』
ちょこちょこと、毒を吐きながら・・・
兼:『学校寄席を得意にしている噺家さんも大勢います。例えば、三遊亭萬橘くん・・・彼は顔で笑いが取れます!桂宮治くん・・・彼自信の精神年齢が、小学生並!しかしながら、私は、苦手なんですねぇ〜?』
先日、行った学校寄席について・・・
兼:『私の出身校高校から、たまたま、学校寄席の依頼があり、行ってきました!メンバーは、私、先ほどの宮治さん、太神楽の師匠、マジックの師匠、総勢四人による、学校寄席です。開演前に、900人の生徒に、校長先生からあいさつ、出演者の紹介があり、【兼好さんはな、東京では、一生懸命やっている人だぁ〜!】って、全然誉めてくれてないし・・・』
そんな開演前の演者紹介の様子から・・・
兼:『先ず、私が、【落語!】ってを解説。でも、会場が、【ドンヨリ】しているんですよ!その後のビジュアル的な太神楽やマジックは、大ウケ!宮治さんに至っては、【高校生なんて!ゲロとかウンチって言っていたら、良いんですよ!】って、彼は、本当にそのままをやってて、ウケていました。その後、私の落語だったんですが・・・またまた、【ドンヨリ】なんです。』
\(>_<)/
兼:『本当に、安倍さんの解散して、やり直したい!って気持ちが、良く分かります!』
次に、ハロウィーンやクリスマス、このような、イベントは、日にちを守りましょう〜♪
兼:『クリスマスって、偉い人の誕生日でしょ?誕生日の一月半前に、【40日後の誕生日おめでとう!】って、言わないですよね♪イベント当日と数日前だけ盛り上がれば良いじゃないですが!』
先日行った、博多での落語会についての逸話を・・・
兼:『岡山での落語会が、早めに終わったので、翌日博多での落語会の為に、翌日移動するより、本日中に移動してしまえば、明日の当日が楽になるからと、予定を変更して、博多に前乗りした。時期が10月末で、ハロウィーンシーズン。私の携帯電話がガラケ〜♪の為、ホテル予約出来ず!自宅に電話して、奥さんに、博多のホテルをパソコンで予約して貰う事に、(ハロウィーンなので、ホテルを取り、着替え仮装する客が以外に多い?空室のホテルがなく、高級ホテルのスイートと普通のシングルの二部屋しか空きが見つからず!)その、予約したホテルに向かう途中、仮装したいくつものグループに遭遇!』
兼好師匠自身、普段から着物を着用。これが、逆に仮装したグループからは・・・
仮:『中途半端な仮装!!!』
って、見られているのを、ひしひしと感じながら、ホテルを目指し博多の街中をガラガラを引きながら徒歩で移動!
兼:『ハロウィーンの仮装って、色々ありまして、血まみれの看護婦のグループや口がここまで裂けたメークのグループやら・・・に遭遇しました。最後に、この交差点を渡ればホテル!って所で、信号待ち。交差点の対岸には、血まみれの新撰組のグループが・・・イヤな予感がしましたが・・・信号が青になったので、交差点を渡ろうとしていたら、私の真っ正面の新撰組の一人が、【刀】を抜くんです!着物姿の私に完全にロックオンしている様子!交差点を渡らないと、目的地のホテルにたどり着けない為、交差点を渡りはじめ、交差点の中程で、抜刀した新撰組が・・・私に立て続けに三人も斬りかかってくる!【だから、何・・・?】って訳にはいかないので、『斬られた〜♪』ってやりましたよ!』
やっとの思いで、ホテルに着き。
ホテルのフロントでホテルマンに一言言われました♪
ホ:『お着替えですか?』
これって、落語になっていません?
By HB
新宿末廣亭って、初めて行った寄席ですが・・・
結構客入りは、良いんではないでしょうか?
こんだけお客が、入っていると・・・
仲入りの時のトイレって、激ごみしない?
なので・・・
マジックの世津子さんの所で、タイムを入れました♪
天どん師匠の噺が終わり、仲入りには・・・
やはり・・・
トイレ前には、長蛇の列が・・・
寄席って、噺を聞きながら、何か食べていても、飲んでいても、トイレに行ってもOK だから・・・
縛りが無くて良いですね・・・
柳家 はん治師匠 【妻の旅行】
この噺は・・・3回目?
何回聞いても楽しい噺ですね。
噺の中に出てくる夫の台詞。
『オレは、会社に居る時より、家に居る時の方が緊張するんだぁ〜!』
『かあさんの料理、下手だぞぉ〜!』
『なにせ、買い物で、スーパーの店員に薦められるまま食材を買うだろ・・・変な味になるんだぁ〜!』
『出された料理は、かあさん、自分で食べる前に必ず『どんな味?』ってオレに聞くんだ!』
『一度な、変な味。って言ったら・・・機嫌が悪くなって、大変だったんだぞ!』
『スーパーの卵の特売で、お一人様ワンパックまでなんていうのは、一回買って荷物をオレに、かあさんは、また並ぶんだぞぉ〜!』
『そんな特売の日には、オレと同じような荷物持ち役のオヤジが一杯いるんだ、スーパーに・・・』
『毎日、卵・卵・卵・卵だろ!オレ鳥目になっちゃったよ♪』
『それから、家に体重計があるだろ!今家に有るのが、【おしゃべり体重計】っていうやつでな、かあさんが乗るとな、【いっぺんに二人乗らないで下さい!】って言うんだ!』
やはり、何回聞いても楽しい噺。
以前【一琴・喜多八おさらい会】か【小ゑん・喜多八試作品】のどちらかで、喜多八師匠から聞いたのですが、はん治師匠って、かなりの恐妻家?
『『うちのかみさんがさぁ〜』って愚痴られてもね〜・・・?』って喜多八師匠。
この【妻の旅行】って噺が面白い以上に、はん治師匠の素が出てきているのかなぁ〜?
翁家社中 【太神楽】
傘を回しながら、毬と升を・・・傘の上で、まわします。
五階茶碗
ナイフのお手玉!
ナイフのお手玉が、圧巻で、一人三本で、二人で六本のナイフが・・・
うぅ〜怖い・・・
古今亭 志ん橋師匠 【小咄?】
『お客様にお断りをしないと、お坊さんに間違われる・・・』
『ここんていしんきょうと申します。シンバシではないですからね\(^o^)/』
『噺には、バカが登場いたします。色気のバカや食い気のバカ!そのバカの中に、与太郎が・・・♪』
与:『兄やん、一年って、13か月だよね』
兄:『???』
与:『1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月そして、お正月♪』
ある晩、夜中に、与太郎が屋根に登り、棒を振り回している。
兄:『お〜い!与太郎!何しているんだ?』
与:『兄やん!この棒で、星をはたき落とそうとしているんだぁ〜♪』
兄:『バカだねぇ〜!もう一本棒を継ぎ足せ!』
そこへ、お父っあんが出てきて・・・
父:『何の為に、大学まで行かせたんだ!あれは、落ちないよ!あのキラキラは、雨の降る穴だよ!』
与太郎オンパレードで、当方大興奮!
続けての与太郎の小咄♪
街中で、知り合いに会った与太郎。
与:『そこの伊勢屋さんの倉の掃除を手伝ったら、ご褒美に、酒粕をもらった。それをかじっていたら、良い気分だぁ〜』
知:『そういう時は、酒を飲んだって言って、威張っていろ!』
そう言われると直ぐに、言われた事を実践する与太郎!
与:『おじさん、おじさん、あたいの顔赤いだろ〜!』
お:『おっ!どうしたい?』
与:『酒飲んだんだぁ〜!』
お:『どのくらい?』
与:『このくらいの、カタマリ、二つぐらい・・・』
お:『バカ!そういう時は、このくらいの、茶碗で・・・そう言え!』
またまた、教えられ、再度実践する与太郎!
与:『おばさん、おばさん、オイラ、こんくらいの茶碗で、酒を2・3杯キュッ〜と飲んだ♪』
お:『いやだね〜冷は良くないよ!』
与:『よ〜く、焼いたよ♪』
志ん橋師匠こんな与太郎の小咄で、会場を湧かせてくれました。
柳家 小袁治師匠 【紀州】
八代将軍を決めるときの、落語的な噺。
八代将軍の候補には、御三家から・・・
尾張公・・・次期将軍最有力!
紀州公
水戸公の中から♪
まず、最初に、最有力候補の尾張公から打診!
尾張公、ええ格好しい?見識を示した!
一回目の将軍職への打診を断る!
次に、紀州公へ・・・
紀州公も打診を断りかけるが・・・
『世のため万民のために』と、将軍職を引き受ける!
再度の打診が有れば・・・
将軍職を受けるつもりでいた、尾張公!
江戸城への登城途中で、聞いた鍛冶屋の『トンテンカントンテンカン』が【天下取る天下取る】と聞こえたが・・・
帰りも、同じ『トンテンカントンテンカン』と聞こえるが・・・
真っ赤に焼けた鉄を水の中へ⇒【キシュ〜!】
すず風にゃん子・金魚 【漫才】
先月10月25日上野鈴本演芸場で聞いたのと、全く同じネタ!
柳家 喜多八師匠 【明烏】
本日のメーンイベント喜多八師匠のトリです。
正直、喜多八師匠のトリ目当ての末廣亭参戦でしたが・・・
初めましての師匠方や二度目三度目の師匠方の噺もたっぷり楽しめました。
トリの喜多八師匠の【明烏】は初めて聞く・・・?
メモなど取らずに、噺に集中。
実は、(メモを取るだけの元気消滅)状態!
しかし、『喜多八師匠の噺で、また元気貰ったな!』こんな状態にしてもらいました・・・
ニコニコで末廣亭を後にしました。
普段は、ホールでの落語会ばかりですが・・・
このような寄席も良いもんですね。
\(^o^)/
by HB
11月15日(土曜日)
浅草演芸ホールと鈴本演芸場
今まで、二つの寄席に行った事が有りますが・・・
今回、初めて、新宿末廣亭にデビューを果たしました。
夜席の最初から最後まで、おなか一杯になるまで、落語を堪能してきました。
さてさて、寄席の演目は・・・
柳家 小かじ 【二人旅】
柳家 ろべえ 【チハヤフル】
笑組 【漫才】
柳家 緑太 【桃太郎】(改作)
柳家 福治師匠 【狸の札】
林家 正楽師匠 【紙切り】
橘家 円太郎師匠 【浮世床】(本)
古今亭 菊春師匠 【時そば】
花島 世津子 【マジック】
桂 南喬師匠 【鰻屋】
三遊亭天どん師匠 【老後が心配】
仲入り
柳家 はん治師匠 【妻の旅行】
翁家社中 【太神楽】
古今亭志ん橋師匠 【小咄】
柳家 小袁治師匠 【紀州】
すず風にゃん子・金魚【漫才】
柳家 喜多八師匠 【明烏】
この内、6人が代演でした。
pm17:00からpm21:00までの4時間落語をミッチリ聞いてきました。
気になった噺のみですが、いくつか取り上げてみます。
柳家 小かじ 【二人旅】
柳家三三師匠のお弟子の前座さん。
この【二人旅】の噺初めて聞きました♪
旅の途中の村の飯屋で、酒を頼む、【じき醒め】飲んだ先から醒めてしまう酒。【庭醒め】庭先に出ると醒めてしまう酒。【村醒め】村外れまで行くと醒めてしまう酒。
一番濃そうな村醒めを頼み、一口飲んでみると・・・
旅:『なんて、不味い酒だぁ〜!酒を水で薄めているんじゃないのかい?』
店:『そんな勿体無い事は、しやしませんよ♪水に酒を入れているんでさぁ〜♪』
柳家 ろべえ 【チハヤフル】
『最後に、ヤル気無さそうなオジサンが出てきますので、それまでご辛抱を・・・』
ろべえさん、大卒で出身大学が、東京農工大学。
大師匠の小三治師匠に『お前は、大学で物理学を学んできたんだから、物理を活かした落語をこさえてみろ!』って言われた。
そんな話から【チハヤフル】へ・・・
落語の【ちはやふる】の改作みたいです。
八:『先生〜!』
先:『ハミルトン君か!』
ここで、笑いをとりながら・・・
ろべえさん、『やり直しますね♪』
八:『先生〜!』
先:『八っあんかい?』
八:『うちの、あまっちょが、最近よくやっている遊びで・・・』
八:『『ちはやふる かみよもきかず たつたがわ からくれないに みずくぐるとは』この句の意味を聞かれたんだけど・・・』
この句を詠む時に、ろべえさん、ちょっと、つっかえつっかえに!
すると、高座の上で、自分で自分に、『お前、もうちょっとスラスラやれよ!』って、自分を叱咤激励。
その後、ニュートリノやら何だかが出てきます。
たつたがわも、噺本来の相撲取りの名前ではなく、本当に河川の名前だと・・・
色々設定を変えて噺が進み、オチの【とは】は?
先:『【とは】は、永遠のなぞだ!』
このオチは、古典落語の【ちはやふる】より良質なオチだなぁ〜♪\(^o^)/と感心する事しきりです!
笑組 【漫才】
電車中で見聞きしたネタを・・・
洋服に常々、お香の匂袋を入れているんですが・・・
電車の中で、高校生から、『なんか葬式臭いなぁ〜!』とか
子供から、『仏壇の匂いがする〜!』
別の話では、子供が母親に、『ママ、ママ!何で飛行機は、空を飛んでいるの?』
『お客が金を払っているから!』
漫才の相方が『僕にも、電車の中での話があるんです。聞いて下さい!』
『ごめんね。終点に着いちゃった♪』
柳家 緑太 【桃太郎】(改作?)
最近二つ目に昇進した、柳家家緑師匠のお弟子さん。
昇進祝いに、持ち時間をタップリ貰ったみたい。
しかしながら、逆に時間をもて余し?
マクラでは、後輩の噺家に『緑太兄さん、兄さんの噺、さん喬師匠が褒めていらっしゃいましたよ♪』
嬉しさを圧し殺し、『あっ!そう!』
『さん喬師匠が兄さんの【初天神】を褒めていらっしゃいましたよ!』
『オレ・・・【初天神】持っていない!』
初天神の主人公でもある金坊をたかしという名前に変えての【桃太郎】
気が付きませんでしたが、噺の途中、噺を飛ばし、噺の前後を入れ替えてしまったらしく・・・
言い訳?『これは、緊張からでの・・・これを上手に、誤魔化すのが・・・【芸】です!』
柳家 福治師匠 【狸の札】
柳家一琴師匠の代演でしたが・・・
『本来出演予定の一琴さんは、ここより、割の良い仕事が、有ったみたいで、そちらの方へ・・・』
福治師匠は、小三治師匠のお弟子さんで、まだ聞いた事のない二人の噺家さんの一人を思わぬ所で聞けました♪
マクラでは、学校寄席の話を、小学校全学年の前で落語を・・・
高学年の生徒さん達は、落語を理解してくれますが・・・
低学年の子供達が・・・
落語をするのが、やりずらい・・・!
仕方なく小咄をしたそうですが、笑いの反応が、噺家が明らかに戸惑うタイミングで・・・
『おかあさん、パンツ破けた!』『またかい?』ここで笑いが、これが通常なんですが・・・
『おかあさん、パンツ破けた』ここのオチの前の段階で、どっか〜ん♪と笑いが起きてしまう。
そりゃ〜落語やりにくいでしょうね。
\(^o^)/
【狸の札】も、楽しく聞かせてもらいました。
林家 正楽師匠
【紙切り】
『まずは、ご挨拶代わりに・・・』と紙切りスタート!一枚目は、相合い傘。
次から客席のリクエストに応えて、藤娘。
その後のリクエストは、忘年会。
その次が、SL。
紙切りをしながら、色々オシャベリが入ります。
『お客様からご注文を頂き、私が一番得意なのが・・・SL で、その次に得意なのが・・・忘年会!』
『変なお客様もいるもので、あるご婦人が高座の前まで来られて、煎餅の袋をだすんですよ♪下さるのかなぁ〜?って思っていたら、【袋を切って!】』
『朝、新聞を読んでいたら、身体がゆれるんですよ。これは、職業病ですね♪』
『このように、身体を動かしながら紙切りをしていますが、もし、身体を動かさなかったら・・・暗くなります。』
最後にミッキーマウスの紙切りをして、お時間になりました。
橘家 円太郎師匠
【浮世床】(本)
マクラで、『寄席は、10間興行で、その間同じメンバーです。今、正楽師匠の紙切りの間流れていた、お囃子。カネの音が大き過ぎやしないか?って話になり、楽屋でみんなでこうやった方が良いんじゃないか?とか、ああやった方が・・・なんてやっておりました。本日の前座の小かじさん少し成長したんではないですかね♪』
そんなマクラから【浮世床】へ
最近字を習った源ちゃんに、『お前、学者だね♪頼むよその本を読んで聞かせてくれないか?何を読んでいるんだい?』
『テーコーキ!』
『電気の本?それって太閤記じゃないの?』
その後またオダテラレテ!その気になるが・・・
本を読み始めると!
なかなか声が出てこない!
そんな源ちゃんに、『どっか痒いの?』
『一つ』と読むのに、『トトト・・・ツツツ・・・』
『モールス信号かい?』
これまた、楽しい噺を聞かせてもらいました。
古今亭 菊春師匠?
【時そば】
林家しん平師匠の代演です。
11月になり、寒くなってきた今日この頃です。
そんなタイミングで【時そば】
落語のメモを止めて、噺に集中しました?
この噺、落語好きになる切っ掛けの噺なもんで・・・
花島 世津子
【マジック】
マジシャンのダーク広和さんの代演。
紐のマジック。
席が後方なため、タネ解らず♪
桂 南喬師匠
【鰻屋】
マクラでは、『ようこそ寄席へ、落語って、実のある噺はなんにもありません!ここまで、噺を聞いてきて、心に残った物が有りますか?それが落語です!』
なんて話をしながら・・・
【鰻屋】へ・・・
【素人鰻】っう噺が有り。
その噺は、鰻屋の主人を主人公に話が進みます!
今日聞いた【鰻屋】は、お客を主人公にしての話。
ストーリーは、同じなんですけどね。
両手の親指を上手に使って、鰻を演出。
三遊亭 天どん師匠
【老後が心配!】
柳家喬太郎師匠の代演。
高座に登場すると・・・
客:『まってました!』
声がかかります!
天:『何をまっていたんだか?』
天:『君は、誰の代演だか分かっているのかね?たまたま、昨日協会の事務所に居たら電話が・・・喬太郎師匠の代演を頼まれた!普通、同じような香盤?か同じような実力のある噺家を代演にするんですがね・・・』
喬太郎師匠の代演で、かなりプレッシャーを受けている様子。
天:『初めてのお客様もいらっしゃるだろうから、自己紹介しますね。三遊亭天どんと申します。師匠の三遊亭円丈が、ただその日に食べたかった物の名前を私につけてくれました、初代です。早く円生になりたいなぁ〜!今言った事、つぶやいちゃダメですからね。今の発言で、消されるかもしれないんだから・・・』
こんなマクラから【老後が心配!】へ・・・
新作落語ですが・・・
高座の座布団の上で、三回(駄々をこねる)表現として、寝転んでいました。
期待を裏切らないですね♪
By HB
喜多八師匠、一旦舞台袖に引っ込み、直ぐに再登場!
年賀葉書が売り出され始めたそうですね。これから、年末にかけて、慌ただしくなります。
年末の大晦日といえば・・・
江戸時代には、掛け取りがありました。
この掛け取り、年に二回あったのですが。
『大晦日、首でも取ってくる気なり』
『大晦日、首で良ければやる気なり』
『大晦日、猫はとうとう蹴られけり』
『大晦日、どう考えても大晦日』
『年明けて、今年もあるぞ大晦日』
こんな句を披露して、落語【睨み返し】へ・・・
貧乏長屋の夫婦もん、年末の大晦日に売掛の回収者からどうやったら逃げ切れるか・・・
噺前半の対薪屋は、口八丁に撃破!
挙げ句に、受取までもらい、支払いを済ませた事に・・・
薪屋さんかわいそ〜!
『年明けになって、銭が出来れば、すまなかったなと言って、ちゃ〜と払うよ♪』とおかみさんに話しているところで、救われますが・・・
後半の借金の言い訳屋さんの場目では、借金の言い訳屋が登場するとき『借金の〜言い訳〜』と売り声?もどきでの登場。
この『借金の〜言い訳〜』がどうも、当方の耳に残ってしまいまして・・・
当日や翌日、このフレーズが出てきて・・・
一人ニヤニヤしてしまいます。
売掛回収者の中には、『郡山剛蔵』(小三治師匠の本名)も出てくるし・・・
喜多八師匠ならではの、【睨み返し】を楽しみました♪
仲入り
マジックジェミー
【マジック】
このマジシャンって、日本人?
舞台の上で、英語を連発!
しっかり客いじりをしながら、笑いを・・・
柳家 喜多八師匠
【妾馬】
大家さんが八五郎を探しているシーンから・・・
八五郎が居そうな処に大家が探しにくる。
悪い事をしていないのに、条件反射的に隠れる八五郎。
その場に居た若い衆に『八五郎は?』
若い衆はそろって『八五郎は、居ませんよ!』
ただ一人与太郎だけが、『ここにも居ないよ♪押入れにも居ないよ♪』なんて言うもんだから、結局大家に見つかる八五郎。
喜多八師匠の噺で、与太郎が登場する噺って初めて聞いた♪
この、ワンシーンだけでしたがね・・・
大:『大変な事になったよ!』
八:『食い逃げでもしたの?』
などと呑気な対応な八五郎。
大:『妹のお鶴が、お大名のお目に留まった!お前はこの事を承知するのか?』
八:『???』
大:『長屋からそんな者が出るなんて、大したものだ、おい!八!支度金がきっと出るぞ・・・そうだなぁ〜300両ぐれいかな?』
八:『是非行ってもらおうじゃねいか!ババアもついでに・・・』
金が貰えると分かると現金な反応になる八。
大:『もしかすると、お前・・・士分になれるかも知れないぞ!』
八:『士分?さむれえの事かい?前から腰に二本差してみたかったんだ・・・二本差したら、何か切ってみたいね!まず最初に、お前だよ・・・大家!』
そんなこんなで、お大名に請われてお鶴は屋敷に上がる。
しばらくすると、また大家が八五郎を探している。
今度は、屋敷に上がったお鶴が男の子を産んだとの知らせが・・・
お屋敷の方では、お世取りが生まれたと大喜び。
大:『お鶴が、お世取りをお産みになって、今じゃお鶴の方様だ!』
八:『???』
大:『お鶴の方様が、男子出生(ダンシシュッショウ)だ、だから・・・お世取りをお産みになったんだよ!』
八:『ダンシシュッショウって・・・戒名?』
大:『男の子をお産みになったんだ!』
八:『・・・』
大:『お殿様も、お世取りだから、大喜びだぁ〜また、お目録を頂けるぞ!』
八:『お鶴が、お屋敷に上がった時に貰った金で、大家さんとこの店賃まとめていっぺんに払っただろ!またくれるのかい?』
大:『今度は、お殿様が直接お会いしてくださるそうだぞ!』
八:『面倒くさいなぁ〜』
大:『そう言わずに・・・但し、言葉使いは丁寧にしないとダメだぞ!なんでも【お】を付けて、最後には【奉る】を付けるんだ!向こうへ行ったら、『田中三太夫様にお目もじ願いたい』そう言えば、向こうの方で万事全てやってくれるよ。』
ここまでの場目で、大家のお鶴に対する呼び方の変化?
長屋の店子の娘お鶴から、お大名のお鶴の方様へ・・・
この辺りの設定まで、細部に意識して?噺を語っている。
流石は、喜多八師匠。
お鶴が上がった大名屋敷へ、大家の紋付き羽織を借りて出向いた八五郎。
門前での門番とのやり取りや田中三太夫さんとのやり取りとコミカルに噺は進行していきます。
お殿様の前では、大家に言われた丁寧な言葉がくっついてしまい『おったてまつります♪』
これは・・・笑えました♪
噺家さんによっては、後半の八五郎とお鶴との対面、語らいで、必要以上に人情噺っぽく演出する方もいらっしゃる・・・?
喜多八師匠の【妾馬】はそのシーンはサラリと、あくまでも滑稽噺に徹した構成になっている?
やはり、喜多八師匠いいなぁ〜♪
再確認できた一席でした。
By HB